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BOOM BOOM SATELLITES:その7.5+祝・もうすぐ復帰!EXPERIENCED「退廃的な7thの楽曲が熱くなる!圧巻のライヴ」

あぁ嬉しい。ニュースを見てしばらく涙ぐんでしまいました。
BOOM BOOM SATELLITES、5月に東京ドーム公演で復帰を果たすそうです!
公式サイトBOOM BOOM SATELLITES OFFICIAL SITE(トップページ)
http://www.bbs-net.com/
にいきなり載っていました。
脳腫瘍の手術(しかも3度目)で治療と療養に励んでいるVo/Gtの川島道行さん、
手術は無事終わって、経過観察をしながら体力回復などに取り組んでいるそうです。
良かった・・・最悪の事態が何度も脳裏をかすめただけに、ホッと胸を撫で下ろしています。
でも一番安堵したのは奥さんと、相棒でBa/Progの中野雅之さんでしょうね・・・。
本来は全国各地を行脚するツアーだったのですが、東名阪以外は中止して3箇所のみ保留し、
そして結論として東京ドーム1公演のみ行い、残る2箇所は中止ということになった模様。
療養中=まだ完治していないわけで、川島さんの病状をみて慎重に判断した結果だそうです。
月並みですが「頑張りすぎないように頑張ってほしい」ですね。
うーん、ダラダラしてないで私もその努力を見習わなければいけません。

それを記念して&多少便乗して、前回のときのツアーファイナル@幕張イヴェント・ホールを
生々しく収録したライヴアルバム「EXPERIENCED」の感想です。

EXPERIENCED(DVD付)EXPERIENCED(DVD付)
(2011/02/23)
ブンブンサテライツ

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なぜ今更なのか、長期連載時になぜ取りあげなかったのか(リリースは2011年の2月)というと、
今だから言いますが、正直この時期のブンブンにいまいち馴染めず、ましてライヴアルバム
ともなると益々期待が持てず、ちょっと距離を置いていたという事情がありました。
7th「TO THE LOVELESS」はどうも内省的な方向に向かっていく、退廃的な作品という
印象が強く、これがライヴで盛り上がる姿が想像できなかったというのもありました。

しばらくチェック漏れしているうちにブンブンはかなりアグレッシブな「武者修行再び」をこの頃、
行っていたとのこと。6thでは流動的だったサポートドラムは新たに福田洋子(yoko)さんが
固定。主要都市に限らず幅広い地域をまわるライヴ・ハウス・ツアー、フジロックなどの
フェス、初のアリーナツアー(この最終日が音源となった)、そしてアメリカでベスト盤を
リリース+アメリカツアーと、2010年頃はライヴ漬けの怒濤の日々を送っていたそうです。
新加入の福田さんを馴染ませる意向もあったということですが、これは実に怒濤・・・
しかし、最新アルバム「EMBRACE」のインタビューでは、中野さんがこんな発言を。
「この先何をするのかっていうのが全く見えなかったから。
あのアルバムを作ってその後のツアーが終わったことで、
これでもうこのバンドの役割は全部果たしたんじゃないかなって思った」

もしかしたら「EXPERIENCED」を最後にブンブンは解散していた可能性もかなりあったのです。
結局二人がそうしなかったのは、同様の過程(アルバム→ツアー)を踏んだ後、しばらくして
解散したゆらゆら帝国に対する空虚な気持ちや寂しさなどがあったのだそうです。
二人はバンドの存在意義や音楽のあり方、それぞれの価値観の変化などについて考え続け、
2年半をかけて新作を世に出すという正反対の結論を出して、現在に至るわけです。
だから「TO THE~」や「EXPERIENCED」は、かなりギリギリの時期のブンブンといえそうです。

しかしそのような境地でも、だらけないのがブンブン。
聴いてみると出来は期待以上、とてもノれるライヴアルバムに仕上がっていて
嬉しい驚きでした。6th「EXPOSED」の時期にライヴに行った感動も思い出しました。

例によって付属豪華DVDが無かったため感想が抜けてしまうのですが、
CD音源だけでもかなりの迫力とカタルシスを得られます。

曲目はこちら。

BACK ON MY FEET
MORNING AFTER
DRAIN
UNDERTAKER
TO THE LOVELESS
STAY
FOGBOUND
RISE AND FALL
KICK IT OUT
DIG THE NEW BREED

因みにDVDでは、「KICK IT OUT」の後が「DIG THE~」と入れ替えで
LOCK ME OUT」「DIVE FOR YOU」「DRESS LIKE AN ANGEL」に変わっているとか。

以下、感想のまとめを簡潔に。

<退廃的で内向きな7thが、ハードで踊れるチューンへと化けていくマジック>
あちこちで「Nine Inch Nailsっぽい」と言われていた7thアルバム、よく聴いていると
My Bloody Valentineの「Loveless」と似た匂いもかなりすることに気付いた。
ブンブンの二人はマイブラに影響を受けているし、ある程度狙ってつけたタイトルだとも
思うが、要するにノイジーで退廃的だということだ。
それが#1から、アレンジのマジックで変わる。長いイントロの間に、激しさが加わっていって
気付けばアリーナの観客をエキサイトさせるほどの楽曲に変身している。
#1~#6まで7thからの選曲だが、#2だけは6thの楽曲が紛れている。
半音上がったキーによって、巧い具合に7thメインの世界にハマっている。
イントロだけでは何の曲かなかなかわからないくらい。
#3では転がるように楽曲が燃えたぎる。川島さんが声を荒げる。
抑制と野性とがせめぎ合っているのが、ライヴでのブンブンの格好良さ。
#4は淡々としたりヒートアップしたりと緩急自在に翻弄される。そして曲が進むほどに、
雨にうたれたような涼しさが出てクールダウン。冷涼なサビが火照った会場に風をとどける。
#5はインスト、クールからノイジーへ一転。福田さんはしなやかながら力強く、出過ぎずに
それでいて熱く、うまい具合にメンバー2人をサポートするドラムを叩く。ナイスな人選。
平井さんも忘れがたいけれど・・・

<新境地「STAY」がライヴに新たな感動を加える>
#6「STAY」は7thの時点で、本人達からもファンからも「新境地」と呼ばれている初のバラード。
淡いシンセに、薄く包み込むように優しい歌い出し、それに寄りそうようにシンセがメロを辿る。
キー下げだが、他の曲との調和という点では突出しすぎず丁度良いかもしれない。
サビでの盛り上がりはシガー・ロスを多少、彷彿させるものを感じた。但し彼らほどの雪崩では
なくて、あくまでもブンブン流の「感無量」ではあるが。これまでになかった新しい感触だ。
優しさと激しさが交じり合う。川島さんはサビ後にハスキーなファルセットを使っている。
温かいメロディとノイジーなサウンドのせめぎ合い、サビの畳みかけ。そして長く熱く音が続いて
ドシーンと叩きつける福田さんのドラムで幕を閉じる。

<ブンブンのライヴの醍醐味、「テクノ」の部分を堪能できる感動もののひととき>
#7は2nd「UMBRA」収録の曲、サウンドメイキングが激変して「テクノモード」にスイッチON。
こうなったら中野さんの独壇場。そもそもブンブンは「テクノ」「ビッグ・ビート」を基盤に、
ロックやジャズをエッセンスとして取り入れていたユニットで、世界にその名が轟いたのもこの頃。
原点回帰で昔からのファンを喜ばせると同時に、テクノの持つ凄みをこれでもかと見せつけられる
圧巻のひとときで、6thツアー時にもこのような選曲があって圧倒され、その時の感動を思い出す。
シンプルだが高揚感のあるリフを奏でたり、ソロが踊ったりと、シンセが実にやりたい放題。
この手の曲で中野さんが踊ってる率は高い(笑)。パーカッションベースのリズムもいいアクセント。

<4th~5thのキラー・チューン連発でアガりまくりノンストップ>
そして終盤にかけて畳みかける。#8、4th「FULL OF ELEVATING PLEASURE」の幕開け。
イントロが流れるや会場は一気に大歓声!川島さんの「Fu!」というヴォイス、女性Voの
ソウルフルでシャウト混じりな歌声など、このライヴは声のSEがあちこちで効果的に効いている。
さぁ、こうなったらもう誰にも止められない。品格と野性が交錯して大暴れ、カオスへ。
#9でキラーチューン中のキラーチューン到来、イントロのリフが破壊力大幅アップ!!
5th「ON」から「Kick It Out」、無敵のキキラキキラが到来、ひときわ大きな歓声。
たった2音なのに、爆弾が炸裂したかのように強烈なインパクトのある、でかい音の塊。
5th発表当時語っていた「キャッチーとインパクトを両立した曲」という中野さんの構想が
叶った瞬間ではないだろうか、このリフを思いついた時って。震えるほどカッコイイ。
この曲の最後に「ありがとうございました」と本編終了、ライヴは延長戦にもつれ込む。
CDでの#10は、ライヴではお馴染みだが初の音源化となる曲をファンサービスで収録。
1st~2ndの流れを汲んだ曲で、クールなのにハイでダンサブル、更にロック。
隙無く構築してあるのにギリギリの隙間を縫って野性味が暴れだす。
インテリジェンス×ワイルド、止まない狂乱、そして惜しまれつつ終幕へ。


「通受け・内輪ノリ」の人気というデビュー当初の売れ方から、今はスタジアムで大観衆に
囲まれるようなバンドへ。デビューから15周年へ、時間が経過していくと共に
ここまでオープンマインドに進化したブンブンがいます。
初期や中期しか認めない派で離れていった人からは「劣化」なのでしょうが。
音楽を分かち合う喜びを素直に前に出していって、このような進化形態になったのでしょう。
それでいて音楽づくりは、Live含めてたっぷりのこだわりが健在、しかもスケールアップ。
一旦ファンを離れたものの、本作を聴いてしまったらもう一度戻って来ざるを得ませんでした。
5月の東京ドームではどんな公演が披露されるんでしょう?期待もやっぱり高まりますが
やはり「頑張りすぎないで頑張ってください」に尽きます。
有言実行、彼らは本当に強かった!!
その事実を改めて噛みしめながら、現実に立ち返り、
明日からの私ももっと強くなりたいなんて思わされちゃっていたりします。



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コメント

祝・復帰!

復帰、嬉しいですね。
BOOM BOOM SATELLITESのことは、名前を聞いたことがあるくらいで、
知らなかったので、試聴したり、リンク貼ってくれたインタビューの記事を読んだりしてから、
このコメント書いています。
演奏が半端なく上手すぎるバンドなんですね!
「頑張りすぎないで頑張ってください」僕もそう思いました。

おぉ、朝焼けさん、ブンブンにも通じてるんですか。。

正直、これだけ多くの支持を得たのはびっくりだったんですが、

「いいものはいい」ので、これからもほんと、

「頑張りすぎないで頑張って」いい作品、いっぱい出してほしいですね(*^_^*)

1stの衝撃が今も…

燃え朝さん、ご無沙汰でした。

Boom Boom Satdllitesの1stは、当時気に入ってて聴いてました。

とても日本人とは思えないサウンドがとても衝撃的でした。

因みに1stアルバムの収録曲『Push Eject』が好きですね。

それと、燃え朝さん。

Yahoo!ブログも復活したので、こちらも引き続き宜しくお願いしますね~

マイペースで息の長い活躍を続けてほしいですね

たっつんさん、こんばんは。
以前、1st~7th、それに過去のライヴレポやベストアルバムまで連載記事をやっていて、
今やブンブンは邦楽のみならず音楽カテゴリで一番多い記事数と、結構ファンです(笑)
4thからどんどん音楽性が変わっていきましたからね・・・それ以前が別物のように。
1stを聴いて現在の「スタジアムツアー」「多数のCMタイアップ」なんて事態は
およそ予想がつきませんよね。
「無理しないで頑張る」のも難しいとは思いますが、まだまだ活躍を続けて欲しいと
切に思います。

あとは実際のライヴが無事成功するのを祈るかぎり

かげとらさん、こんばんは。
わざわざ未知の音楽を色々と調べていただいて頭が下がります。
生で演奏するというよりは、シンセサイザーで巧みに基盤を構築して、ギターやベースやドラムを乗っけてるというほうがこのユニットには合う形態かもしれません。最近はどんどんロックっぽくなっていますがね。
初期の頃は本当に打ち込みサウンド!って感じでした。(その中に生の音も交えつつ)
音をつくっている中心人物が中野さん(脳腫瘍から復活した川島さんの相棒)で、この人が
やたらと凄いんですよね。そこに川島さんのロックな声が乗ってキャッチーになってます。
なにせ「3度目の脳腫瘍の手術」の後ですから、無理してライヴ中にお空の上へ・・・っていうのも
嫌ですし(それはそれで伝説になりそうですが)、川島さんはホント無理せずほどほどに、
でもいいとこ魅せていただきたいです。

そういや、1stのジャケってクルマジャケだった気が・・・!

マグかつさん、こんばんは。Yahoo!のほうもAmebaの下にリンク張りました!

またしてもマグかつさんの守備範囲の広さに驚いた今回のコメント。
あなたが読めません(笑)そうか、だから人気者なのか・・・
1stは向こうの人の作品と言われたら全く疑いもしないはず。
あんなのが日本から出るんだからとんでもないですよね。
>『Push Eject』が好きですね。
おお、なんとクールなチョイス。冷たい中に躍動感もあって、ドロリとしていて。
私はPush Ejectのシングル(実質ミニアルバム)に入っていた『Oneness』が
1stアルバムを知るまでずっと好きでした。やっぱ直球ロックが好きなのかも。

ブンブン、現時点では1stが人気ですね~。皆さんコアだなぁ。

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