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F1:その2 ナイジェル・マンセル「かっこよくておもしろい!世界最速のマリオ、我が家をF1ライフに招待する」
我が家のF1ライフは、最後を録り損なった90年日本GPで幕を開け、
本格的なスタートは91年開幕戦からでした。
車という車は何でも好きな弟の為に、父が録画してくれたのです。
小さな車オタク坊やが夢中になったのは、セナでも中嶋や亜久里でもなく
ナイジェル・マンセル、通称マンちゃんでした!
それからというもの、毎戦欠かさず録画、総集編も忘れずに。
弟を中心に、我が家の「F1のある生活」がスタートしました。
写真もいっぱい載った、豪華なマンセル自伝が家にありましたっけ。
しかも、父の知人にマンセルファンの方がいて、弟のために
額縁に入った、マンセルの大きな写真を譲っていただいたことも!
ちなみにマンセルINDY転向後は、ヒルを応援していたようです。
普通はプロストに行きそうな所ですが、弟は英国紳士が好きみたい。
チャップリンとか、Mr.ビーンとか、今でもよく観てますからね。
このような熱狂的マンセルファンの弟に、これから書くような
お笑い要員扱いを私がしていると知られたら、一体何されるか…
でも、やる!だって面白いんだもん!!!
とりあえずまずは、普通にかっこいいマンちゃんを観てみましょう。
伝説になった92年モナコGP。
「ここはモナコモンテカルロ、絶対に抜けない!」
という、三宅アナの神実況が生まれた闘いでもあります。
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この年のウィリアムズはFW14Bという怪物マシンを投入、無双状態。
マシンの性能は圧倒的に不利なマクラーレンホンダですが、
セナのモナコマイスターぶりと、マンセルのモナコ苦手ジンクスは
マシン差をもってしても返上できない。(鈴鹿にもこれがあてはまる)
どっからでも抜きにかかるマンセルを、セナが絶対に抜かせない!
普通なら接触かスピンでもしそうな激しすぎるバトルが、最後まで
続いちゃう時点で、もう2人とも神の領域ですね。
激しすぎる残り8周に魂を全て注いでしまったマンちゃん、疲労困憊で
コクピットから出られず、セナとパトレーゼでそれぞれ片手を持って
2人がかりで引っ張り出されている画像をどこかで見ました(笑)
そこのシーンの動画を探しているんですが、見つからない。
在りかを知ってるあなた、今すぐ教えてください、お願いします!
さーて、いよいよ本題?の、マンちゃん伝説だーい!
ウィキペディアのおふざけ版「アンサイクロペディア」にて
マンちゃんは「髭ダルマ」として紹介されています。
何だか漱石の「坊っちゃん」の登場人物に出てきそうで
文化的な響きさえ感じます。
書かれてること結構ひどいけどwダルマ型のミサイルwww
ちなみにセナは「セナ教の預言者」なんだそうですw
トリビュート動画でさえ、ほとんど珍プレー集とか!
でも、こんな愛され方こそ、マンちゃん。
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本家(笑)ウィキペディアに数々のマンちゃん伝説は十分載っていますが
ここで出てきたものの内訳。
・キルスイッチ(1位走行中の最終ラップ、観客に手を振っていたら
うっかり緊急時のエンジン停止スイッチ押しちゃった、本人は認めてない)
・タイヤポロリ(これはマンちゃんのせいではなくピットクルーのミス)
・360°ターン(ベルガーと接触して一回転、しかし何事もなかったかのように
コースに舞い戻るという、ネタだけど実は神業でもある)
・スタート失敗で2回も黒旗出しといて自分はちゃっかり優勝してしまう、
そしたら天罰が頭にズガーン、表彰台でもかなり痛がってるw
・セナ撃墜後、逃亡(なぜに柵をよじ登る?→「逃亡」になったらしい)
・タイヤ交換しようとピットインしたらクルーを追い越しちゃった
・ピットアウトしたらマシンがスローダウンして出られないよ!
怒って、ボカッ!ボカッ!ボカッ!しかも一定のリズムw
最後がワールドチャンピオン獲得レース、涙の表彰台だったのが
せめてもの救い。
そして、ここに入ってない伝説がある!
「マンセルにシケインはない」だ!
残念だったから、自分で編集してうpした!
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実はこのドイツGP、同年モナコと同じくらい充実したレースとの評も。
ここはドイツホッケンハイムなんだけど、なぜだかセナを抜けない。
で、「何とかして」とりあえず抜いたけど、
マンちゃん伝説に新たな1ページが加わった瞬間でもあり・・・
その後、僚友パトレーゼがセナと2位争いで「どんなにしても抜けない、
絶対に抜けないドイツホッケンハイム」を繰り広げるのですが。
後は「引退すると言った時は絶対引退しない、
本当に引退する時はなぜか引退を表明しない」といったものが
ありますね。フェラーリ、ウィリアムズ、2回も引退会見しといて
結局戻ってきてるw辞める辞める詐欺www
で、マクラーレンにちょこっと乗った後はもうF1をドライブしない、と。
マンちゃんは不思議なことばっかりだw
そして、大ざっぱな部分とナーバスな部分があったり(ベルガー談)
皆の注目が自分に向いていないと気が済まなかったり(パトレーゼ談)
ちょっと気難しい性格でもあるようで、
チームメイトと険悪になってしまうことも多くありました。
90年フェラーリ時代、プロストとは元々ゴルフ友達だったのに、
チームがプロスト中心に回っていることが不満で引退宣言しちゃったりと。
その一方、一度よくしてくれた相手には感謝を惜しまない人でもあり、
92年のチャンプ獲得に大きく貢献したパトレーゼは、マンセル自伝にて
1ページ使って、大きな写真つきで誇らしげに紹介されていたりします。
この頃のウィリアムズは「チームプレイ」感があって、そこが好きでした。
「俺たちふたりで」「みんなで」勝った、っていう雰囲気が。
コンストラクターズチャンピオンも獲った92年、
ふたり笑顔で仲良く並んだマンセルとパトレーゼの、セピア色の写真。
そして近年、また一緒に大笑いしたり、同じ景色を見たりしている
ほほえましい画像が、前回うpした「ビフォーアフター」で観られます。
この2人のくだり(+プロスト)で、私はいつも泣きそうになってしまう。
胸がすくような豪快なドライブ、だけど肝心な所でいつも勝てない、
苦労人で家族想いな、イギリスのワーキング・クラス・ヒーロー。
極太の髭と眉毛がトレードマークの、マリオによく似たおっちゃん。
ちょっぴり気難しいけど、本当は素直で単純でやさしいやつ。
時に笑いのめしながら、単純に感動したり、敬愛したり、
懐かしがったりできる、かっこよくておもしろいヒーロー。
なかなかいないんじゃないか、こんなドライバー、こんなチャンピオン。
おまけ。マンセルの気持ちがよくわかるってもんです。
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さぁて、次は誰を書こうかな?
少しずつ動画を探したり、ダウンロードしたり、編集したり、
ここにうpするためにFC2動画へうpしたり、している最中です。
マンセルで始まったなら、次はパトレーゼといきたい所ですが
思い入れが深すぎて、動画やエピソードの整理がなかなか進まない。
セナプロの方が素材がまとまってきたので、先にあげられるかも?
ここは楽しくしてくれた人やものを紹介するblogなので、作る側も
楽しく気張らずに、気ままにやっていくことにしましょう。
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