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エマーソン・レイク・アンド・パーマー:タルカス&展覧会の絵「キーボードはこんなにもロックになり得るのか!オルガンのジミ・ヘンドリックス」

初回から今週に至るまで1回も見逃さず挫折寸前ながら青色吐息で観ている大河ドラマ
平清盛」の劇中歌に「タルカス」が使われていることをきっかけに、
イエス、キング・クリムゾン、ピンク・フロイドとちょこちょこつまんできたところへ
プログレ有名どころをもうひとつ。つまむ程度ならプログレッシブ・ロック四天王
制覇したことになるっちゃなります、アルバム2枚くらいしか聴いてないものも多いので
ちゃんと「聴いた」と言えるのは、まだまだこれからなのですが。

Emerson, Lake & Palmer(エマーソン・レイク・アンド・パーマー、日本での略称EL&P)。
「凄そう」「でも、難解そう」と思って、これまで何となく避けていたのですが、
聴いてみるとこれが予想に反して「カッコイイ」!
このバンドは所謂「スーパーグループ」で、
キーボード担当のキース・エマーソンはナイスという人気グループのリーダーで
ドラムス担当のカール・パーマーはアトミック・ルースターに在籍、
そして一番驚いたのがベース&ヴォーカル担当のグレッグ・レイクで、この人は何と
クリムゾン・キングの宮殿』の頃のキング・クリムゾンに居たというではないですか!
よく考えるとこの人だけ、先に「聴いたことあった」わけですね。
因みに私が聴いたことがあるクリムゾンはというと、クリムゾン・キングの宮殿とRedのみで
あまりしげしげとレイクに注目してクリムゾンを聴く機会はなかったように思います。
ベースにしてもヴォーカルにしても、ウェットンの方が耳をそばだてる機会が多かったような。
なにせ「クリムゾン・キングの宮殿」は全体に漂うカオティックなオーラがただならないから・・・
こんな感想を持つのは私だけかもわかりませんが、「タルカス」や「展覧会の絵」を聴いていて
レイクのヴォーカルが時々、ちょっぴりジョン・レノンに似て聴こえることがあって。
特に、声にエフェクトをかけている時、シャウト気味に歌う時に。
まぁいつもの「気のせい」ですかね。


タルカスタルカス
(2008/09/24)
エマーソン、レイク&パーマー

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バンド最高傑作との呼び声高い2ndアルバム「Tarkusタルカス)」は、
20分を超える組曲「タルカス」がメインで、あとは短めの曲が何曲か。
「平清盛」で聞き覚えのある「噴火」(たまに「マンティコア」も使われることがある)のリフに
思わず「おおーーーっ」と拳を突き上げんばかりにエキサイトしました。
でも大河ドラマで聴いたことなどなくても、このリフや、攻撃的でエネルギッシュな演奏には
興奮しないはずはなかったでしょう。
イントロのスーッという音色に鳥肌が立ちそうにならずにはいられないでしょう。
(このイントロは、大河ドラマに流れるヴァージョンには無い)
キース・エマーソンは、ステージ上でハモンドオルガンを大きく揺らしたり倒したりして
いろいろな音程のフィードバック・ノイズを出したり、キーボードにナイフを突き立てたりと
破天荒なパフォーマンスで「オルガンのジミ・ヘンドリックス」と称されていたそうですが、
そんな様子でハモンドオルガンやモーグ・シンセサイザーを激しく鳴らして大暴れする姿が
目に浮かぶような演奏、楽曲。
オルガンを過剰に歪ませてエレキギターのような役割を担わせるのもエマーソンの特色とのことで
EL&Pの楽曲や演奏には、キーボード・トリオにも関わらず、ロックな破壊力を感じます。
キーボードにそのような破壊力を持たせるために、モーグ・シンセサイザーを使用したり、
さきに紹介した派手なパフォーマンスや歪ませた音を生みだした、エマーソンの情熱や
アイデアは凄いです。(但しエマーソンにモーグの導入をかなり強く勧めたのはレイクで
何気にレイクのグッジョブでもある)
こうしたアイデアに、エマーソンの激しい気性がうまくマッチしたのも成功の要因でしょう。
そして所々、エマーソンのプレイに上原ひろみが被って感じるのは私だけでしょうか?
ジャズやフュージョンがまるでわからないなりに、かなり以前から上原ひろみを聴いてきて
エマーソンの早弾きや、曲によってはフレーズや音色に、「あれ?」と感じる場面が多々。
彼女、ファンなんでしょうかね。彼女のライヴ・コンサートに一度行ったことがありますが
ギタリストが居る編成だったせいか否か、エネルギッシュで、ロックに通じるスピリットを
感じずにはいられませんでした。

本作は、他の楽曲や部分も良いけれど私としてはなんと言っても「噴火」の緊張感、不穏な感じ、
いまにも何かが起こるぞ!という"予兆"のような不気味さがたまりません。
「タルカス」にはストーリーがあり、それは
『想像上の怪物・タルカスが火山の中から現れ、地上のすべてを破壊し尽くし、海に帰っていく』
というものだとか。つまり「噴火」で怪物が現れて最後の「アクアタルカス」で海に帰ると。
そのあいだのめまぐるしく変わる展開の中で怪物が散々大暴れすると。
それを知って、この楽曲が「平清盛」という平安の怪物の物語にて、テーマソングの一つとなる
理由がよく分かったような気がしましたが、
もう一度言いますが大河なくしても、やっぱりこの組曲に自分が強く魅了されないはずはないと
自信を持って言えます。そのくらい強い衝撃を覚えました。


展覧会の絵 デラックス・エディション展覧会の絵 デラックス・エディション
(2009/01/21)
エマーソン、レイク&パーマー

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余りにも有名な3rdアルバム「Pictures at an Exhibition(展覧会の絵)」は、
私がEL&Pと聞いて何となく最初にイメージするアルバム(有名だから。ジャケットは本作か
「トリロジー」が浮かぶ)で、かしこまった印象があったのですが、聴いてみると存外ポップ。
1曲目「Promenade(プロムナード)」が流れてきて「あー、あの曲!」と分かる人は多いはず。
クラシック音楽(ムゾルグスキー)をベースにしているけれど何だか親しみやすいんですよね。
エマーソンのオルガンやシンセサイザーの音色がどことなくポップだからかも。
しかし1曲目の「プロムナード」で流れるハモンドオルガンの音色は教会で聴くパイプオルガンの
如く厳粛な雰囲気で、また同じプロムナードでも7曲目で披露されるそれは完全にロック。
同じ楽曲やモチーフがさまざまなかたちに成り代わって登場する、展開の巧みさに感服。
その一方、「タルカス」で圧倒させられた、あの躍動感やスリリングな展開も健在。
観衆の「ワーッ!」という歓声が余計に迫力を引き立たせます。
ん?「観衆」?「歓声」?
EL&Pを知っている方は「何をいまさら」の話だと思いますが、本作はライヴ録音で
しかも録音当初はリリースする予定などまるっきりなかったのだとか。
しかし、どこからか本作の海賊版が出回り、それがかなり広まってしまったために
EL&P側も手を打たざるを得なくなってのリリースだったのだそう。
にも関わらずバンドの代表作といってよいような大ヒットと、何とも皮肉。
本作はデビュー作と「タルカス」の合間のライヴでの録音なので、時期からいうと
実質2ndアルバムかも。
それにしてもとても「ライヴアルバム」だなんて思えません。40年以上前の、しかも
リマスターされた音源を「初めて」聴いているのだから、分からないのも無理はない?
リマスターは差し引いても、それでもやっぱり信じがたいです。
つまりは全員の演奏力がそれだけ確かである証拠。


イエス好きがこんなことを口走るのはとっても悔しいのですが、
EL&Pを聴いて、ものの一瞬で「私にバンドのキーボードってすげえんだぞと教えてくれた
キーボーディスト」がリック・ウェイクマンからエマーソンに代わってしまいそうになりました。

有り余る怪物的なエネルギーを発しているのがまず好みだし、キーボードの音色そのものが
ここまで「カッコイイ」と感じる体験は初めてだったと思います。ギターだとよくあるんですが。
・・・でもウェイクマンの煌びやかな演奏も大好きなので、ここは1位タイで(笑)。
レイクのワイルドさと哀愁を併せ持つヴォーカルや流麗なベース、パーマーのタイトなドラムも
勿論併せて、「何とカッコイイものに出逢ってしまったんだ」と、感動に胸が熱くなります。
EL&Pの作品は案外そんなに多くないようですが、「トリロジー」や「恐怖の頭脳改革」や
デビュー作など、もう少し色々聴いてみたいと思います。
でももう暫くは「タルカス」と「展覧会の絵」を聞き込んでみたい気分・・・
いきなり、バンドの一番美味しい所をつまんでしまったわけですから。


「平清盛」の他の劇中音楽には興味がないけど、「タルカス」のオーケストラ・アレンジは
気になる・・・ということで、こんな作品があるようで要チェック対象に。

タルカス~クラシック meets ロックタルカス~クラシック meets ロック
(2010/07/21)
吉松隆

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音楽担当の吉松隆さんはこのアルバムから「タルカス」を大河ドラマに持ってきたようで。
どんなもんかと気になりますね。
その一方、オープニング曲(これも勿論吉松さんの曲)で3ヶ月くらい毎回泣いていたのも
事実でして(おかげで、ドラマ本編前で既に力を使い果たしてしまった)、
「平清盛」サントラや他の吉松さんの作品にも興味が出ている今日この頃です。


大河ドラマ繋がりでこんなものまで試しに聴いてみちゃったことはナイミツニナ!ナイミツニナ!

#AAABEST(CD)#AAABEST(CD)
(2011/09/14)
AAA

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「ナイミツニナ」ネタが分かる人は恐らく大河ドラマを観ている人だけでしょう(苦笑)。
清盛の弟・頼盛を演じていた俳優くんが上手だなぁと思って調べたら、どうやらこういう
ユニットのヴォーカリスト&ダンサーが本業らしい。(西島隆弘くんというそうです)
Every Little Thingで作詞作曲をしていた五十嵐充さんや、あの小室哲哉さんが
ぼちぼち楽曲提供していて、90年代の邦楽が好きな人には懐かしく聴けたりして?
それにしてもイマドキの若い子のノリにはついてゆけない・・・
あぁ、こんなこと口走ってしまうということは、自分もすっかり歳をとってしまったらしい。
分かっていたけど、ちょっとだけ哀しくなりますね。
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コメント

こんばんわ♪

燃える朝やけさん

こんばんわ。
キース・エマーソンはおいらの大好きなキーボーディストなんですよね~。
だから、じっくり読ませていただきました♪

リック・ウェイクマンも最高なのですが、
おいらはキースさんです。

3人組というのもGOODポイント。

おいらはアルバムは、
「展覧会の絵」が一番ではありますが、
2番目は「トリロジー」が好きです♪


たける

只今、キースに心が揺れ動いております

たけるさん、こんばんわ♪
たけるさんの好きなキーボーディストに思いっきり紹介されていますよね、キース・エマーソン。
だからこんな素人感想を読んでいただけるとはヒヤヒヤもんなのです・・・

「いけない、いけない!自分はYESファンだったじゃないか!あれだけリックのキーボードに
びっくりしたじゃないか!」と原点に返るため「危機」を聴き直してみたりしました。
リックはポップでキースはロックですかね。
まぁ、YESに関してはクリスのベースとスティーヴのギター(とジョンの歌)がメインで好きだから
キーボードプレイヤーのフェイバリットの座はキースに譲っても・・・・・・
・・・って「Heart of the Sunrise」というblogで何をのたまっているのでしょう私は(笑)
最後の脱線ですが、YESはリックもいいけどパトリック・モラーツも好きです。リレイヤーしか居なかったけど。

「トリロジー」これから聴こうとしているものの一つですが、やはり傑作なんですね。
よーーーし!
プログレは嵌ると止まりませんね・・・おそろしや。


※只今、クリムゾンとフロイドももっと色々聴き進めていこうと考えているんですが
あまりにも作品が多すぎて立ち往生中です。
(聴いたことあるのは「クリムゾン・キングの宮殿」「Red」「原子心母」「狂気」「炎~あなたがここにいてほしい」)
「次のオススメ」がある方はどしどしタレコミお願いします。

お元気ですか?

先日はありがとうございました。

毎日暑いですが、
体調は崩されていらっしゃいませんか?



EL&Pはワタシの一人目の結婚相手が好きでした。

懐かしいですね。

……二人共、子どもだったので
終わってしまいましたが……。




お身体に留意なさってくださいね。

これからもよろしくお願いします。

復活されて何よりです

mikaさん、こんばんは。
いえいえこちらこそ、普段何かとお世話になってますし。
元気になってまた記事を書かれているお姿を拝見(記事を通してですが)して、ホッとしました。

昔の恋愛絡みのアーティスト(に限らず、ヒト、モノなど)って
懐かしくてほろ苦いですよね。
私は基本「音楽には罪はない」と言って、関係なく聴いていますが(モノは捨ててしまう)
苦手になってしまった音楽もありますねぇ。

暑いながらも何とか今年は夏バテせずやっています。
でもまだ夏は続いていくので油断大敵ですね。なるべくしっかり食べるようにしています。
あとは寝不足や夜更かしを・・・
mikaさんも気をつけてください。
そして、こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします!

そういうことだったのか!

燃える朝やけさん!こんばんは!
お忙しそうですね!体調など崩されていませんか?

ジョンが「Shadows~」を作っていた時に「タルカス」を聴いていた、と言ってたのを思い出して、私、聴いてみましたよ~♪

そしたら、全然難しくなかった!私が考えていた“プログレ”とちがいました。
曲の区切れがないのは、逆に私はi-234

「Mass」かっこいいですね~!←初心者っぽい?!

こちらこそ未知の情報を・・・!!!

なみっぺさん、(そして他のお仲間さん、)無精になっており申し訳ないです。
今月は遂に更新一桁かもしれません。
そんなペースのほうがいいかもわかりませんね。

> ジョンが「Shadows~」を作っていた時に「タルカス」を聴いていた
何ですと?!そんなインタビューありましたっけ?少なくとも自分の
知ってる範囲では完全に未知情報です!
確かに何かのジョン特集でフェイバリットな音楽(案の定、山のようにあった)
のなかに、EL&Pの「トリロジー」が入っているのは記憶していましたが、
シャドウズとタルカス・・・!
あのアルバムの躍動感と力強さがここからも来ていたとは、思いもしませんでした。
でも言われるとなんか分かるような。

曲の区切れに関していうと、例えば
> 「Mass」かっこいいですね~!
と言われたときに、それがどの部分か分からなくて会話しにくいとか、
blogで論じにくいとか、そういう都合によるものです(笑)
聞く分にはまあいいかと・・・

Mass(ミサ聖祭)はレイクの歌が冴え渡り、軽快でキレのあるパートで
私も好きです。
そして私も初心者なので、何が初心者で何が玄人好みかまではさっぱりです。
あしからずです。

EL&P

ジョンの「タルカス」インタビューは、
http://www5b.biglobe.ne.jp/~b-bo/johnsays1_html/johnsays1.html
(Fragile Guitarist )こちらの“CLASSIC ROCK”のところに載っていましたよ。ちょっとだけですけど。

「『Shadows~』を作った頃は、キーボードに興味があった。」って言ってましたから、それでかな?!

ありがとうございます

そちらのサイトさんは何度となく通っていたはずでしたが、忘れちゃっていたようです。
それかそこの項をちゃんと読んでいなかったか。
どっちにせよ、そちらに通っていた頃は、プログレって分からなかったので
記憶に入らなかったのかも・・・

当時、キーボードに興味があったのなら、キーボードが花形のEL&Pが
気になるのは確かに筋が通っていますね。

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