2014-06

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【TVドラマ】2014年4月期に観たドラマ感想まとめ

現時点(2014年6月29日夕方)で、まだ最終回を迎えていない作品が2つほどあって
そのあたりは観たところまでの感想になりますが、
恒例の四半期ドラマ感想まとめです。1月期は結局さぼってしまった・・・
★=1点、☆=0.5点の採点もつけましょう。


軍師官兵衛(先週の放送まで):★★★
★☆(官兵衛幽閉前まで)→★★★★(官兵衛幽閉以後)の結果。
官兵衛幽閉前は、もう耐えられず、視聴いつ切ろうかいつ切ろうかと本気で悩んでいた。
どうして切れないんだろうと自分にヤキモキしていた頃、官兵衛が幽閉されて、
ようやく物語に弾みが出て、その後は順調に話が盛り上がっていると思う。
しかしなんかなあ、皆の感情の流れが平面的で、年表を見てるかのようなんだよな・・・
こういう所は「八重の桜」に似ていて、負ける人間(荒木村重とか)をじっくり描くあたりが
「平清盛」のよう。キャストも結構清盛とかぶっているし、白いオウムが出てくるし。
柴田恭兵さんがダンディすぎる。官兵衛がいない期間は中谷美紀さんと夫婦みたいだった。
寧ろその方がこの時代の夫婦っぽくていいような。岡田くんと夫婦にはやっぱり見えない。
岡田くんは桐谷美玲ちゃん(村重の妻・だし)と妙に似合っていて、浮気感出まくりの一方
「死神くん」を観ているせいで、いつ岡田くんが「カス!」と怒鳴られるかヒヤヒヤした(笑)。
村重役の田中哲司さん、いい仕事。さて、そろそろ明智がアップを始めたようですが・・・

俺のダンディズム(先週の放送まで):★★★★
プロモーション含めると満点、内容だけだと★★★☆の結果。
滝藤賢一さん演ずる主人公・段田一郎のブログがアメブロにあって、読者登録しているが
このブログ、ただのプロモーションかと思いきや、最終回で直接物語に絡みそう!
だからブログは物語の一部ということもできる。
斉藤和義×中村達也のユニット「MANNISH BOYS」とがっつりコラボしたエンディングは
あまりに豪華すぎるし、段田さんの通う店「マダムM」が百貨店に登場したりもするらしく
とにかく攻めまくってるメディア・ミックスなプロモーションが凄すぎる。
ただ、話は観る人を選びすぎ。
段田さんくらい(年収700万)の稼ぎがないと、今の時代、到底別世界、別次元でしかない。
滝藤さんのオーバーな顔芸やら妄想やらを面白がって観ていたけれども(苦笑)。
後半に行くほどふざけすぎて、とっちらかって見えるのも、お約束だけど残念な感じ。
まあ深夜ドラマのブログがここまで盛り上がるのも異例だろうし、果敢に挑んだ作品ではある。

死神くん:★★★★
誰もが「また大野くんが『●●くん』をやるのか」と思ったであろう本作、そもそも原作の漫画が
「怪物くん」テイストだからこういう配役になったという噂。
ドラマの雰囲気もストーリーも当然ながら何となく似ている。
しかし、これは夜11時15分からのドラマ。そういう時間帯に、子ども向けのような勧善懲悪が
根っこにある話をやっても・・・という感想がどうしても生まれる。
違うのは、死生観を色々考えさせられる設定やストーリー、
同じ「笑いあり涙あり」でもその笑いが結構ブラックであること。
「官兵衛」で書いたが美玲ちゃん演ずる監死官がひどいw「カス!」と死神くんを罵ったあげく
腹にパンチを喰らわせたりw 
そしてまさかの松重さんが美玲ちゃんにセクハラ(パワハラ)w まっしげさんさいてえwww
とどめは、大野くんが自ら「僕、ジャニーズ系っぽくないですか~」みたいなことを言ったwww
ジャニーズ事務所の力すら恐れないここの枠のスタッフは、何も怖い物ないだろうwwwww

ピンポン THE ANIMATION:★★★★★
その名の通りアニメだが一緒に入れてみる。これも実は最終回待ち、丁度今夜の深夜に。
いやー一回たりとも飽きた回がなかった。もうずっと見入りっぱなし。
原作の漫画が神だと言われていたがそりゃそうだわ。次は原作読もう。
窪塚洋介氏と井浦新(当時はARATA)氏で映画化されたけどそれとかなり印象が違う。
一人一人の事情や心情にじっくりフォーカスして、登場人物皆に感情移入できる。
中でも特に描かれ方が違ったのがドラゴン(映画で中村獅童氏がボーズで演じた役)。
映画ではただ怖いだけのヒールだったが、アニメでは沢山のものを背負っている男。
主人公のペコや親友のスマイルも、絶対的な勝者としては描かれない。
誰もが完全無欠ではなくて、誰もが完全な悪でもない、リアルでほろ苦いアニメ。
苦いけれど、いつも一抹の希望を全ての登場人物に与えてもいるのが、実に深い。
絵の使い回しがちょっと目立つシーンが軒並みあったのがマイナスだが、
難点はそのくらい。オープニング曲の爆弾ジョニーも勢いがあってよかったな。

悪夢ちゃん(再放送):★★★★☆
映画化されるので再放送されたと思われる。W杯に邪魔されていたけど・・・
子ども向けの枠のドラマだが大人もバカにできない人間ドラマに仕上がっている。
きちきちっと話がまとまっていて、安定感が半端ない。ドラマのお手本のようなドラマ。
こちらでは北川景子さんが腹黒教師になっちゃった。今まで彼女は苦手だったのだが
本作を観てちょっと好きになった。悪夢ちゃん、舌足らずでかわいいよ。
白髪頭(フサフサ)のコヒさんも妙にいい味出してる。優香が色々とズレた保健の先生w
で、実質相手役のGACKTが何だか浮いているんだよなあ。実は演技そんな上手くない?
最終回は笑いを混ぜながら、驚き、そして納得、ハッピーエンドへと難なく着地。
脚本家の人(大森寿美男さん)、素晴らしいお仕事です。

※途中で視聴放棄したドラマ
・新解釈日本史:☆
いくら何でもちょっとふざけすぎ。賑やかしでわちゃわちゃはしゃいで騒いでいるだけの
ようにしか見えなかった。ドラマ視聴を投げ出すなんて(しかも2話で)初めてのこと。

※ちょっと「観ればよかった」と後悔しているドラマ
・MOZU
西島さんと香川さんがいる時点でまごついていないでとっとと観ればよかったのだが、
いかんせん、あらすじを雑誌で見て「難しそう」と感じたのと、真木よう子が苦手で
敬遠してしまった・・・・・・話題になっているのを見聞きして思いっきり後悔・・・・・・


そしてもうすぐ始まる7月期も楽しみ!
7月期に観る予定のドラマは、ほぼ以前あったものの続き物。

・孤独のグルメ Season 4
前回(Season 3)から大分豪華になってきたなあと思っていたが、大人気御礼と
いったところか、更に豪華になるらしい!ロケも増えて、あちこち巡るという。
名所巡り、穴場ハンター的な楽しみ方ができそうで、ますます楽しみ。
さあ、また、一人ぶつぶつ頭の中で喋りながら食いまくるまっしげさんの季節だ・・・

・信長のシェフ
恐れていたことが現実になってしまった!ゴールデン枠に昇格してしまったのだ!
ミッチーのあのふざけきった信長は、4月期の「死神くん」枠だったからこそ
受け入れられたのであって、ゴールデン枠じゃチンケなまがい物にしかならない。
やりたい放題やっていたからこそ面白かったのに・・・
しかも今年は大河ドラマが大真面目に全力で信長をつくっていて、これ信長や秀吉の
大河じゃないのというくらいなので、それと比較するときついのではないだろうか・・・
あーあ、としか言いようがないが、何とか乗り切れることを切望して、観てみるつもり。

更に再来年の大河に吉報キター!
三谷幸喜さんが脚本!そして堺雅人さんが主演!
「新選組!」で大好評だった山南さんが主演で大河に戻ってくる。これはいけるのでは。
いま「官兵衛」が、低迷していた大河の視聴率を地味に回復させているので、
来年もこのくらいを維持し、再来年に一気に大河復活なるか?!
ただし心配なこともある。題材が「真田幸村」なのだ。
堺さんにそういうイメージが全くないし、三谷さんも微妙。どうなるの?
でも「清洲会議」みたいな作品を三谷さんが書くことだって、読めた人は
そんなにいないだろう。だから何とかしてくれる・・・のか?


だいぶ先の未来まで先取りして書いてしまいましたが、
ドラマライフはしばらく飽きずにいられそうです。
「あまちゃん」「半沢」といった社会現象級のメガヒットはなさそうですが、
このぐらいが、日常生活を浸食しない程度に面白くて、私には丁度良いかと。
いろいろ期待して観るので、期待に応えてくれよ、各ドラマ!


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テーマ:テレビドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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【よりぬきリラクCD】執筆の相棒になった集中系リラクゼーションCD集

現在amebaブログのほうで日々更新している短編集は、執筆に約半年かかりました。
分量も前後編20編全部合計すると30枚×20編=原稿用紙600枚分と、単行本が一冊、
いや普通に前編・後編と2冊で出しても1冊300枚分と、十分な単行本になってしまいます。
この大仕事に、常に寄り添ってくれた音楽たちを、今日は紹介したいと思います。
執筆中(2013年10月~2014年4月)、ここを随分留守にしてしまった、お詫びも込めて。


BEST MOZART 100

ベスト・モーツァルト100 6CDベスト・モーツァルト100 6CD
(2005/08/31)
オムニバス(クラシック)、ダム(ホセ・ファン) 他

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最新ヴァージョンも出ているらしい。こちら↓

ニュー・ベスト・モーツァルト100ニュー・ベスト・モーツァルト100
(2014/03/26)
オムニバス(クラシック)、ダム(ホセ・ファン) 他

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以前、知人の強いすすめで借りた。
モーツァルトといえば「頭が良くなる」とか「脳に良い」などといわれており、
知人はそれを狙いに買ったとか。頭が悪いことにコンプレックスがあるのだと。
あちこちの国のオーケストラの演奏を寄せ集めして、おおざっぱな説明で、と、
こういうちょっとジャンクなCDは普段自分では絶対に手に取らないだけあって
耳にすること、手にすることに躊躇いもあったが、貸してくれたのだし聴くことに。
商品紹介の欄にも出ているように、6枚ものCDが入っていて、
普段自分から積極的にクラシックを聴くわけではない私は、
「正直、これ全部聴けるんだろうか?」と思いながら、CD-Rにとにかく焼いた。

お馴染みの「あぁ、あれあれ!」となる楽曲から、オペラ、宗教曲まで。
モーツァルトってあんな曲もこんな曲も、あんな分野もこんな分野も、やってたんだ・・・
100曲もの楽曲をCD6枚に収めても、多分これが全てじゃないのだろう。
オーケストラが変わることによっての違いはあまり感じられない(私にはわからない)が
ジャンルによっての違いはかなりはっきり出ていて、この天才作曲家の多面性を
目の当たりにした。6枚それぞれにジャンルを分けているので、わかりやすい。
脳に良い云々は案外迷信でもないのかも? 気がつけば作業がはかどっていた。
私がクラシックに強くないのも吉と出て、曲調に引っ張られることもなく楽しめた。

最初、オペラなどの歌声が入っている楽曲だと気が散ったりしたが、段々慣れた。
こんな機会がなかったら聴けなかったかもしれない、聴かなかったであろうCD。
音楽を楽しみ有効活用し、モーツァルトという偉大な才能にひれ伏した100曲に感謝。
そして勿論、貸してくれた知人にも、感謝。


集中力~シータ波による脳活性

集中力~シータ波による脳活性集中力~シータ波による脳活性
(2012/01/27)
メンタル・フィジック

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このブログのリラクゼーションCD特集では常連となっている、
リラク系CDを山ほど出している、Della社のCD。
「またか・・・・・・」と感じながらも、効能が気になってレンタルせずにはおれず。
またも興味本位で、Della社コレクションを増やしてしまう。
まあ、その「興味本位」のお陰で、リラクゼーションCD特集はもう15回目を迎え、
今やここの名物コンテンツとなったのだが。(シリーズ名はちょっといじった)
これまでに損は殆どなかったから、確実性を見越して手にとってしまうのだ。

「集中力」のCDということでもっと硬質な音楽を想像していたのだが違った。
絶えず水音が流れ、エレクトリック・ピアノのシンプルで柔らかい音色が
透明でふわーんとした聴き心地を醸し出している。

「リラックス用のCDの間違いでは?」いや、そんなこともなく。
余計なことを考えずまずはリラックスし、それから集中へと導くのが狙いだ。
柔らかいサウンドは、周りの雑音をマスキングする効果を考えてのもの。
ただ聴いていると眠くなりそうだが(実際、車の運転中に聴くと眠気を誘発する
おそれがあるので使用しないようにとの但し書きあり)、意外にこれが集中できる。
既存の理屈では予想のつかない音楽、商品なのかもしれない。
それにしても、このCDのみならずリラクゼーションCDの殆どがそうなのだが、
車の運転中こそ集中したりリフレッシュしたりリラックスしたりしたいと思うのだが・・・
無音も淋しいし、ロックやポップスだと歌に気をもっていかれる人も多そうなんだけど。
自分は車を運転しないから直接関係はないけど、何だかなぁとモヤモヤしてしまった。


トベタ・バジュン:アフリカン・モード

African Mode【アフリカン・モード】African Mode【アフリカン・モード】
(2010/01/13)
Bajune Tobeta【トベタ・バジュン】、Atom™【アトム・ハート】 他

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リラクゼーションというか、アンビエント・ミュージック。
超クールでオシャレな、ブックレットの写真の数々も、聴く前から期待値を上げる。
トベタ・バジュン氏の作品は、以前「空気のおんがく」という、これもアンビエント音楽で
しかし②と同じDella社からリラクゼーションCDの枠でリリースされていたのを
紹介したことがあり、この人のほかの作品を聴いてみたかったので
見つけたときは歓喜だった。因みに本作はDella社からのリリースではない。
CD2枚組。どんな展開になるのか、ワクワクドキドキしながら聴いてみる。

CD1がメインで、収録時間もこちらの方が長い。
アフリカがテーマというと、どうしてもサバンナのテーマソング的なものを想像するが
寧ろボサノバっぽい。思い切りリラックスした、リッチな空間を想起させ、
「えっこれブラジルの間違いでなくて・・・?」なんて思ってもしまうが、
どうも私の頭のなかは後進国のイメージで止まってしまっているらしい。反省。
何が豊かさなのかということを考えさせられたし、最近は進んでる国は進んでるしなぁ。
歌ものが多く、どっちかというと集中というよりリラックス向け。
集中するのによさげなのはCD2のほう。
荒涼として、寒々として、しかも曲が進むほどに寒さはどんどん増していく。
そういえばアフリカといっても南のほうは南極の近くになるんだよな・・・・・・。
なんせ曲名が「Minus 0.5℃」「Minus 85.5%」などだもの(%はなにを示してるのか?)。
エキセントリックで、どこか淋しい。そして曲数も8曲ぽっきりで、収録時間も短い。
CD1もCD2も、密度がえらく濃い。はっきり「ここではない特定の場所」を想起させる。
一聴した後の満足感が凄い。とりわけCD2は、なかなか聴けないストレンジな世界。



ここで、以前の記事で紹介したCDのなかからも、役に立った2枚を簡単にピックアップ。

究極のゆらぎ 癒しの鐘 Healing Bell

究極のゆらぎ~癒しの鐘~究極のゆらぎ~癒しの鐘~
(2006/02/25)
小馬崎達也

商品詳細を見る

以前のシリーズ第3回の記事で紹介。
持っているCDのなかで、集中効果がいちばんすごいCD。
「魔性の女」とよく言うけれど、これは「魔性の音楽」かもわからない。
引き込まれるように集中している自分に気付いて驚かされる。
怪しいCDではないのでご安心あれ。

サブリミナル効果による 集中力アップ

集中力アップ集中力アップ
(2004/02/25)
小熊達弥、 他

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以前のシリーズ第1回の記事で紹介。
サブリミナルCDは周りの環境が静かであるときにより効能を発揮するという。
今回の執筆は冬~初春にかけてだったので、部屋の窓はほぼ閉めきったまま。
だからぴったりのシチュエーションだった。(これからの季節はちょっと厳しいかな)
音楽としてはそんなに心地よいとか面白いとかいうものではなく、効能重視型だが
何だか不思議なサウンドに耳を任せながら手を動かしていると、なかなかはかどる。


今回の執筆は、ある楽曲をテーマやモチーフに、その曲に沿ったイメージや内容の
小説を書くという企画だったので、モチーフ曲の入ったCDをかけながら書くことも
あったのですが、これは歌につられやすく、意外と頼りになりませんでした。
それから、執筆期間中は音楽をあまり探しに行かず、ひたすら書いていたので
同じ音楽ばかりルーティンでかけてしまい、実は今回紹介した音楽たちには
全て耳にタコが出来ており・・・(苦笑)。
長丁場の執筆期間中、とりわけ後半はかなり息が詰まっていたので、音楽探しにでも
行けばよかったです。せめて、集中効果は薄くても、持っている他のインスト作品を
聴くとか、もっと幅広くBGMをチョイスしていれば、ここまでマンネリしなかったかと。

反省は尽きませんが(肝心の小説ではもっと)、それは次回作に生かしましょう。
さぁ、明日(2014/06/20)はワールドカップ、ギリシャ戦!
・・・朝の忙しい時間帯にあるんですよねー。録画しますか。でも観られる限り観る!


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【CDレビュー・感想】John Frusciante:ENCLOSURE

もはや恒例の(笑)ジョン・フルシアンテのレビューです。
新作・・・といってももう2ヶ月も経ってしまったけど、最新作「ENCLOSURE」。
こんなに遅くなったのは、ここしばらくの集大成的作品ということで、
こちらも、頭を整理整頓するのにそれなりに時間がかかったからです。
でも、いざまとめてみると、理解が深まって、耳にする面白みも増すから不思議です。
それではどうぞ。


「プログレッシブ・シンセ・ポップ」という概念を掲げ、ギターをシンセサイザーに持ち替え
(ギターも弾いているが、ジョンの関心の中心は専らシンセだったように思うので)
これまでの彼の音楽と似つかない、しかし萌芽はずっと前からあった、
遙かなる理想郷への冒険の旅に出たジョン。
まだ概念も何も打ち出していなかった「Letur-Lefr」から繋がる長い道の、
目的地がひとまずこの作品だと捉えることにして、振り返りながらまとめていく。

Letur-Lefr

Letur - Lefr【高音質SHM-CD/解説/歌詞対訳/ポスター付】Letur - Lefr【高音質SHM-CD/解説/歌詞対訳/ポスター付】
(2012/07/04)
ジョン・フルシアンテ

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・実験のはじまり、プロジェクトの予告
・前作「The Empyrean」の音響志向から更に進み、エレクトロニクス、ヒップホップへの傾倒
・どことなく80年代っぽい ・まだ音がこなれておらず、耳障りが少々悪いきらいも

PBX Funicular Intaglio Zone

PBX Funicular Intaglio Zone【高音質SHM-CD/ボーナストラック2曲/解説/歌詞対訳/ポスター付】PBX Funicular Intaglio Zone【高音質SHM-CD/ボーナストラック2曲/解説/歌詞対訳/ポスター付】
(2012/09/12)
ジョン・フルシアンテ

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・「プログレッシブ・シンセ・ポップ」を初めて掲げた作品
・前作の違和感が減り、ポップで聴きやすくなった 個人的には4枚のなかで最も聴いている
・ギターや歌からできるだけ遠くに行こうと拘っている印象。弾いているし歌っているけれど、
それらをあえてねじ曲げたサウンド、主役はシンセサウンドとリズム
・①②とも、ジョン自身によるペインティングによるジャケット、インタビューなし

OUTSIDES 

Outsides【ボーナストラック+1、高音質Blu-spec CD2、30,000文字ロングインタビュー、解説、歌詞対訳付】Outsides【ボーナストラック+1、高音質Blu-spec CD2、30,000文字ロングインタビュー、解説、歌詞対訳付】
(2013/08/14)
ジョン・フルシアンテ

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・ギターの手癖を抑えぬいているとはいえ、再びギターに焦点が移る
ギターらしからぬギターサウンドの誕生
・サウンドも、アートワークも、スタイリッシュに変身
・10分超えの曲など、曲のかたちもフリーフォーム
・自身のHPで、RHCP時代のツアースタッフで急逝した人物に捧げた「Wayne」発表
この曲で、故人のためにギターを弾き倒したことが影響したか?
・ウータン・クラン所属のグループ「ブラック・ナイツ」のプロデュースを始める

ENCLOSURE

Enclosure【ボーナストラック+2、高音質Blu-spec CD2、超ロングインタビュー、歌詞対訳付】Enclosure【ボーナストラック+2、高音質Blu-spec CD2、超ロングインタビュー、歌詞対訳付】
(2014/04/08)
ジョン・フルシアンテ

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・「集大成」というテーマのせいで、後ろの帯で浅田真央ちゃんみたいな扱いにされてしまう
書いた奴ソチの見過ぎだっただろ「!!!!!!!」
・遂に歌も戻ってきた、「ギター×歌」という従来の基本フォーマットにある程度立ち返った。
そこに「プログレッシブ・シンセ・ポップ」が完全な融合を果たした。
歌ものを基軸に置いてリズムで遊ぶというスタイルなので、従来よりメロディアスになり
圧倒的に聴きやすくなった。予備知識などの構え抜きで「ロック」としても聴けるかもしれない
・これまでは自分のなかで完結させて満足させていたような印象があった、音にしても、
アーティストとしての姿勢としても。しかし本作は、明らかに「外」を向いていて、風通しが良い。
過去作と比べても、「聴かれる」ことを強く意識してつくられているように感じる。
・ジョンといえば「もの悲しい曲」だった。いままではそうだった。しかし本作はひと味違う。
最初の曲からボーナス・トラックまで「格好いい曲」がずらりと並んでいる
もの悲しいメロディであっても、アレンジで格好良く加工されていたり。
・あちこちで、まるでRHCPの「Stadium Arcadium」の頃に戻ったかのような、
アグレッシブなギター演奏が沢山登場する。スタンスはずばり「ロック」だろう。
付随するうんちくは山ほどあれど、本作は、何も考えずかっこよさに身を委ねるのがいい。
・ブラック・ナイツのプロデュース、奥さんのプロジェクトにちらっと参加(オマーも)、
デュラン・デュランのレコーディングへの参加など、外部の人間との絡み仕事が多い時期で、
こうした仕事が、ジョンの意識を外へと向けさせたのでは。
但しジョンのソロ作品はしばらく出す予定はないのだとか・・・
・「Outsides」から、超長いインタビューが付くようになった。音源はおまけでこちらがメインかと
疑うほどに(苦笑)。それが発展して(?)、音楽に関する自身の考えをまとめた本を発表しようと
作業中とのこと。何やかやと忙しく、さしずめ今は「何でもやってみよう」期?

これまでの作品が情報誌や音楽雑誌のレビューで冷たい扱いを受けていたのに対し
本作は軒並み好評でほっとした。
なにせGuitar Magazine 5月号にも表紙で出ているんだから。

Guitar magazine (ギター・マガジン) 2014年 05月号 [雑誌]Guitar magazine (ギター・マガジン) 2014年 05月号 [雑誌]
(2014/04/12)
ギター・マガジン編集部

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しかし、インタビューは大半がアルバムに付いているものと被り、写真は「PBX」の時と
同じ格好をしているような・・・使い回しか?
買う価値はどれだけあったのか、ちょっと疑問である。
それでも、ようやっと表に出て来たという感じがして、素直に嬉しかった。

さて、直近の予定はジョン自身がアルバム付属のインタビューで語っているが
それから先の予想や要望、その他諸々を勝手に書いてしまおう!

●かってに予想&要望
・次にジョンが自身の音楽作品をリリースするとき、それは再び「ギター×歌」に
戻っている可能性が結構高いように思う。
ソロ3rdくらいから少しずつ萌芽がみられ、着実に育ってここまで大きくなった
「プログレッシブ・シンセ・ポップ」の流れが、今回のアルバムで、ひとまわりして
戻ってきたように感じられたため。
カヴァー曲集を出してみて欲しいのだが。ジョン的にRHCPを連想させそうでダメ?
それこそ、ソロ3rdのライヴ~RHCPのライヴで披露していた曲を新録したり、
いま現在興味のある曲をまとめてくれたら絶対発売当日買いにいく。
・急死したルー・リードが、生前ジョンについてちらりとツイートしていたようだが、
一緒に何かやる計画があったのか?ルーはジョンにオファーくらいはしていたのか?
今後、その幻の音源の発表があるかな? と、淡ーい期待をかけてみる。
RHCPに再々復活する可能性もあるのかなーと思ってインタビューを読んでいた。
ただそれは、実際にやったとしたら、もう「大ヒンシュク」にしかならないだろうが。

●ちょっと気になった
・インタビュー中で、RHCP脱退の時期や理由が脱退当初と全然違うのはどういうこと?
(当初:The Empyreanが出来た後で「ソロに専念したい」と気づき、辞める決意。
現在:Stadium Arcadiumツアー後にフリーがやめたいと言いだし、「それなら俺も」と
ジョンも脱退。その後、フリーは脱退撤回(フリーにはよくあること)、ジョンのみが
抜けることに・・・)
すぐに真相を話すとフリーがジョンヲタにフルボッコにあいそうだったから?
何だかRHCPのイメージがますます悪くなってしまう。どうなるのRHCP??

●一世を風靡したアーティストの宿命
・ジョンがここ数年打ち込んでいる試みは、音楽誌のレビューなどを見るかぎり、
世間の音楽リスナーや、評論家、以前からのファンに十分理解されているとは
言いがたいだろう。
ジョンは「他人なんて」と言いながら、「他人に媚びない姿勢込みで評価してほしい」
とも願っているから、「リリース」をして、インタビューを受けているのだろうけれども。
自身がヘビーな音楽リスナー、音楽信者であるなら、「栄枯盛衰」の定めの前例を
よく知っているだろうし見てもいるだろう。
00年代を中心とした絶頂期を過ぎ、10年代は、「前時代のもの」として、敵扱いされ、
理解されないことも多いかもしれない。
だが、時代の流れは繰り返す。人だって流行って廃って、また盛り返す。
それは、どん底から蘇ったジョンがいちばん知っていること。
私たちファンは、5年、10年単位で、かなり気長に見守っていくのが、
今~これからのジョンとの、ベストな付き合い方なのかなと思っている。


かつての隆盛が嘘のように、RHCPの株が大暴落していて、
いま「好きなバンドはRHCPです!」と公言するのは、かなり勇気が要りますね。
時代の荒波というやつでありましょう。
そこから抜けて全く違う動きをしているジョンは、まだ少し暴落は堪えているけど
かつてほどの神通力はなくなっているように思います。
私も「ついていけないな」と感じることが増えてきていたし・・・。
正直「ENCLOSURE」がなかったらファンを脱落していたと思います。
しかし、これは、長くやっているミュージシャン、アーティストの定め。
ここから更に第一線でやっていけるか、やっていくのか?
ジョン・フルシアンテ、10年代が正念場でしょう。
賽は投げられて、どの目に転ぶ?


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燃える朝やけ

Author:燃える朝やけ
・音楽、映画、漫画・・・雑多な題材をとりあげ、レビューのような感想のような、「好きなものの話」をしています。音楽寄りの題材が多めかも。
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