2013-06

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The Mars Volta:その6 Noctourniquet「虚空+宇宙+デジタルビート、最後まで混沌を極めて暴れ尽くす」

Wikipediaなんかを見てもいよいよ「実質的に解散」「最終メンバー」なんて
書かれていて、淋しさがこみあげてしまうThe Mars Voltaマーズ・ヴォルタ)。
今年のセドリック脱退がなくても、このバンド(以下TMV)は多くの問題を抱えており
どちらにせよ今後身動きをとることはかなり難しい状況にあったようです。
メンバー達も、「これが(当分)最後」との覚悟をある程度していたのではないのかな、と
感じられるような、心なしか厳粛な色合いを持つアルバム。
早速、感想~レビューにいってみましょう。


ノクターニキットノクターニキット
(2012/03/28)
ザ・マーズ・ヴォルタ

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メンバーの削減~ミニマム化
一時期はホーンセクション担当のメンバーまで居る大所帯だったTMVだったが、
アルバム毎に徐々に規模縮小を図り、今作に参加しているのはこの5人。
オマー・ロドリゲス・ロペス(Gt,Syn)
セドリック・ビクスラー・ザヴァラ(Vo)
ホアン・アルデレッテ(Ba)
マルセル・ロドリゲス・ロペス(Perc,Key)※オマーの実弟
ディーントニ・パークス(Dr)
前作まで(4thと5th)ドラマーを務めていたトーマスが脱退(という名のクビ説をよく耳にするが)、
セオドア脱退~トーマス加入の間に一時期叩いていたディーントニが正式加入。
前作までどこかしらに顔を出していたオマーの親友、ジョン・フルシアンテも参加していない。
ジョンが今作に参加しなかったのは、彼の新たな方向性「プログレッシブ・シンセ・ポップ」に
専念するためであり、これがTMVの方向性とは明後日の向きなので袂を分かったのだろうと
当初は考えていたが、今作を聴いてみるとエレクトロ・ミュージックやヒップホップなどへの
接近といった、かなり近い共通点がみられ、「やっぱり友達じゃないか」と笑ってしまったが
このように、「えっこの人も離脱するの?」といった人事移動・削除が目立った。
それが如実に「シンプルな構造」というかたちで、作品に表れたのかもしれない。

装丁担当者の変更
よくオマーのソロアルバムの装丁を手がけている、昔からの盟友、サニー・ケイ氏が
今作の装丁をも担当。今までのこってりしたジャケが好きだった人には物足りないだろうが
この手のクールなデザインが大好きな私には思い切りツボ。
中の歌詞部分までクールでスペイシー。寂寞とした感じもよく出ていて、
親友は全てお見通しというところか。

基本構造は前作を踏襲しながら、「動」的な要素が加わった
「基本構造が歌もので、宇宙空間の静けさを思わせる淋しさがあって、シンプル」という
前作の構造を今作も踏襲しながら、ピンク・フロイドの「炎~あなたがここにいてほしい」
を想起させるような、淋しさにただただ浸ってさめざめしていた前作とはうってかわって、
今作では空虚を下地に大暴れしたり、暴風雨が吹き荒れたり、デジタルサウンドなどの
これまでになかった要素を新たに加えるなど、「動」の要素が加わった。

セドリックのキャッチーでストレートな歌メロVSオマーの相変わらず捻くれたアレンジ
「ヴォーカリストとギタリスト(ソングライター・プロデューサー)の性質の違い」と
言ってしまえばそれまでだが、今作ではとてもはっきりと二人の役割分担がなされている。
今作で鳴っている音や展開されている世界は、シンプルの仮面をつけた、壮絶なカオスである。
ヒップホップのバッキングを彷彿させるトラック、エレクトロニック・ミュージックへの接近。
4thにもみられた中近東を思わせるエキゾチックなムード、スペイシー~ノイジーな音色の活用。
展開もところどころ捻れている。
大抵のバンドマンがこのセッションに居たらただただ立ち尽くしてしまうであろう音楽の中に
セドリックは果敢に飛び込んでいって、メロをつけ、歌もの音楽として成立させてしまう。
今作でも鮮やかに飛翔するセドリックのヴォーカル、艶があって、憂いを含み、感情豊かで
時にはスピード感に満ちていて、変幻自在のバッキングと激しい火花を散らして競い合う。

孤独指数&スペイシー指数がアップ
前作は、とてもシンプルで、とても淋しいアルバムだった。
そこへきて今作は、音数はずっと多いし、流行の要素もちらほら織り込んで、一聴すれば賑やか。
しかし寧ろその奥にもっと深い、深淵の世界ともいえるような孤独が見え隠れする。
歌やギターやベースやドラムやキーボード、シンセサイザーの奥に、ひんやりとして出口のない
深淵、暗闇、孤独が常に存在し、彼らの音楽・・・一種の抵抗・・・を無言で見つめている。
ドラムの音の処理(後述)や、シンセによるスペイシーなサウンドで、「宇宙空間」感も増加。

ディーントニがとんでもないことになっている
ヴォーカルよりも、ギターよりも大きな音のドラム。編集の段階でディーントニの音をわざと
大きくしているのだろう。こんなバランスの音楽、なかなかお目にかかれないので、違和感が
半端ない。メッチャクチャ叩きまくっているから、なおのこと「出過ぎ!前に出過ぎ!!」と
焦ってしまう。セオドアやトーマスともまた違う、とんでもないテクニシャンなのはわかる。
オマーが彼をかなり気に入っているのもわかる。しかし、だからといってこのバランスは
どうなのだろう?このアンバランスさこそ、今作における一番のカオスのような気もしてくる。

幅広い曲調~ヒップホップやエレクトロ、ATDIへの回帰風味、アコースティック
今作でオマーがバッキングにヒップホップやエレクトロの要素を多く盛り込んだというのは
何度か触れてきた。ほかにも、「お前らはこういう曲を聴いてライヴで暴れたいんだろ、
ホレどうぞ」と言わんばかりの(ムカつくが、彼らはこういうしたたかさを隠せていない)#11は
心なしかATDI風味のハードなトラック。それから、アコースティック・ギターが深淵と対峙して
語りあっているような、前作以上に淋しさがきわだち、深まっている楽曲も数曲みられる。
静けさと激しさの配分が絶妙。初期のエモさも中期の哀愁も前作からの静寂も、全部楽しめる。

「前作の延長でつまらない」「駄作、凡作」という声もかなりきかれた今作。
なので長らくチェックを怠っていたのだが、恒星が赤色巨星になって爆発し、死んでしまった
かのように決定的な「TMVの死」をうけてようやく手に取り、却って淋しさ切なさを噛みしめた。
「これで、終わり」「死んでいく星の最期の輝き」そういうものを感じてしまった。
それが現実になってしまったのは予定通りだったのか、それとも事故か?・・・ともあれ最後まで、
彼らの創る音楽の圧倒的な情報量、高い演奏力、キャッチーさと実験精神との
ギリギリのせめぎ合い、旧いものと新しいものとのフリーキーな融合・・・といった、
いままでにありそうでなかった「異端」の魅力とクオリティは揺らがなかった。
彼らの10年を超える挑戦には、現代のロック音楽の世界において、
非常に大きな意義があっただろう。



オマーはディーントニを引き連れ「ボスニアン・レインボウズ」を結成して既に動きだしており、
(昨年のライヴのレポートですが、このバンドの姿がよく見える記事がこちら↓
オマー・ロドリゲス・ロペス・グループ @ LIQUIDROOM ebisu
一方のセドリックはホアンと共に新バンドを立ち上げるという噂で、
初期に在籍したジョン・セオドアも、今では様々なバンドに活躍の場を広げていて、
皆の「これから」が引き続き楽しみです。私も個人的に今後も追いかけていこうと考えています。
TMVを出た後のセオドアの仕事を未だ余りチェックしておらず(ONE DAY AS A LIONなど)、
まずはそのあたりか、ボスニアン・レインボウズか?
淋しさも楽しみも両方募る、10年経っても才気溢れるバンド、
彼らに会えてよかったというより、彼らが「シーンに居てくれてよかった」との思いを
ますます強くしています。

一度でいいから、ライヴに行って直接彼らの「とんでもない」インプロヴィゼーションの嵐を
浴びてきたかったのですが、これはもう叶わなくなってしまって、ひたすら惜しまれます。


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テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

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2013年4月期に観たドラマを振り返る!(含む再放送)かってな採点&おまけつき

鬼のよーに忙しかった前クールと比べて、今クールは圧倒的に楽!・・・なはずでした。
いや基本的には楽になったんです。しかし、しかしですね。
もう書き始めちゃった方が早そうなので、早速身勝手な感想と★ジャッジを!
ジャッジは前回に同じく、5点満点で、★は1点、☆は0.5点です。

<ジャッジ>
今期は半年完結や1年完結ばかりなので凄く難しい。「4月から現時点まで」という括りで。

あまちゃん       ★★★★☆
八重の桜        ★★★★☆
猿飛三世        ★★★
孤独のグルメ(再)   ★★☆
仁-JIN-完結編(再) ★★★★☆
ラジオ(再)       ★★★★★
妻は、くの一      ★★


<それぞれについて>
あまちゃん・・・観る前から「心配」をしょっちゅうしていたのが嘘のように、まさかの大ブーム。
じぇじぇじぇ!!!嬉しい誤算。そして能年ちゃんがあまりにもかわええーーー!!!!!
初回を観たときは方言やギャグが滑っているような感じで「大丈夫?」と思ったものだったけど
アラ不思議、すぐに馴染んでしまった。そして、いつものクドカンワールドのようで、しっかり
朝ドラワールドしているのが不思議触感(クドカンがいつもの調子の脚本を書いて演出家さんに
パスすると、自ずと朝ドラテイストの味付けがされて出来上がってくるんだそうな)。
朝のギリギリな時間帯に観るのがキツイ時もあるが(録画で観ることも)、基本的に明るいから
いい気分で家を出ることができる。ただ、最近は朝から泣かされることも増えてきて困っちゃう。
アキの物語としても春子の物語としても楽しめる。個人的に感情移入してしまうのは後者か。
このドラマのせいで、連日2ちゃんのあまちゃんスレを見たり、YMOやTM NETWORKが気になり
「君に、胸キュン。」や「Get Wild」をカラオケで歌う練習まで始めた私をどうにかしてくれ!
☆が一個あるのは、時期ごとにちょっとムラがあるから。来週の予告を見た感じ、東京編が
どうも不安だったり。いやぁしかし今日(土曜、アキ東京への旅立ち)はやっぱり泣いた。

八重の桜・・・展開が展開で、最近、観るのがしんどくなりつつあったドラマ。鬱展開すぎて・・・
しかもそれが史実だっていうんだからやりきれない。正直、どの辺が復興支援なの?と、NHKに
聞きたくなるくらいの悲惨な戦争を扱っているが、福島・会津には観光客が相応に増えている
らしいから、役割は果たしているといえるのだろうか。
「平清盛」に続いてまたしても低視聴率。まさかこうなるとは・・・いや、主人公の無名さから
ある程度予測はしていたが・・・。ここ最近は「マジでもう視聴切ろうかな」と考えるほどの
陰惨さだったが、綾瀬八重がこのところ覚醒してきて、籠城戦も近づいてきて、みどころが
間近に迫ってきたのでしばらくはしっかり観るつもり。
「タルいんだろうから、気が重い」と言ってた京都編が楽しみになる日が来ようとは・・・
陰惨展開続きでお腹いっぱいなので、スイーツでもいいからパーッとした話や画面が観たい気分。
前半部で親しんだメンバーたちの「その後」も楽しめるみたいだし。
登場人物一人ひとりになんだかんだで親しみが湧いてくるのがこのドラマのいいところ。
というか、幕末面白ぇ!

猿飛三世・・・前クールの「信長のシェフ」みたいな感覚で、突っ込み所多数だけど楽しいな、と
あんまり何も考えないで素直に観るのがきっといいドラマ。
子ども向けというか、子どもも大人も観られるドラマという点では「怪物くん」にも似ている。
単純明快、勧善懲悪、アクションいっぱい、情操教育になる(大人は復習になる)、後味爽やか。
カラスみたいな格好して宿命のライバル役を演じてた波岡一喜さんマジカッケー。
藩主なのにどうも頼りないマチャアキさんは何だか可愛らしいし、水川あさみ姫は「江」の時より
綺麗になった。伊藤淳史君の主演ものは多分初めて観たけど、真面目なドジ忍者が似合いすぎ。
誰もがラストで忍者と姫がくっつくと予想するところで、分を弁えて去るのが新鮮、清々しかった。

孤独のグルメ(再)・・・来月からSeason 3がスタートということで再放送してたみたい。
「八重の桜」で松重豊さん演ずるおとっつぁまには何度も泣かされてきたし・・・ということで
観てみた、噂には聞いていたけど・・・なドラマ。観てみると、ほぼずっと松重さん演ずる五郎の
モノローグ、モノローグ、モノローグ、「腹が減った」、そしてひたすら喰いまくる。
東京住みじゃないから物語に登場する店舗が実在するって紹介されても行けないんだよなあ。
そこら辺がもどかしくはあるが、食べ歩きの楽しみ、うまいものを食べる喜びをよく伝えている。
録画しておいたこれを観ながら食事にとりかかると、何となくはかどるような。つられている?
とはいえ自分は少食の胃弱だから、大食いの早食いの五郎を観ていると時々しんどくなる・・・
「個人事業主はつらいよ」な前半部が結構面白い。この手の仕事の裏側を見るという楽しみ方も。
原作者の久住さんが何かと器用すぎ。テーマソングの作曲をしたり、毎回お店紹介で出演したり。

仁-JIN-完結編(再)・・・何で今頃再放送したのか?しかも「八重の桜」の再放送をやってる
時間帯にぶっつけるかたちで。八重と、来年の大河ヒロインに決まった中谷さんにかこつけて?
TV離れ明け~「相棒」でドラマに目覚めたばかりの時期で、気になりつつも前半JINを観てないしと
本放送では見逃していた。未だ前半のJINを観ていないが、回想が辛うじてカヴァーしてくれた。
キャストがあまりにも平清盛すぎて大笑い!(Wikipediaあたりで見比べてみてください)
ホントもうあの人もこの人も「清盛」に出ていた。八重ならわかるが、なぜに清盛なのか・・・
しかしおかげさまで幕末の知識を改めて整理できて、「八重」の理解が今一度深まった。
相変わらずグロは苦手で、手術シーンは全て目をそらして乗りきった。医療ドラマって初めて
観たのだが、他のもこれだけグロいのか?
なぜか、かわぐちかいじ氏の漫画だと思いこんでいたが、全然別の女性漫画家さんが原作。
タイムスリップものはラストがやっぱり気になる・・・仁が戻ってきたのは正統派だが、その後の
1時間、謎解きタイムがリアルで良かった。自分達のことを必死で図書館で調べる姿なんかが。
咲さんの強さにグッとくる。泣き虫仁さん、アホタレ龍馬、サバサバ勝さん、みんないいキャラ。

ラジオ(再)・・・宮城県女川町で今も放送されているコミュニティFM局のパーソナリティ、
そしてブロガーとして、被災地の本音、ティーンエイジャーの本音を語った「某ちゃん。」が
引きこもりから抜けだして自分の殻を破り、番組を卒業して東京へ進学するまでの物語。
衝撃的だった被災地のリアル、以前の記事で「震災を遠くに感じる」などと書いていたのを
これを観た後、詫びたくなった。
震災から1年も2年も経っているのに未だに仮設住宅で多くの人々が暮らし(某ちゃん。一家も)
街には瓦礫の山がうずたかく積もり、他の地域に受け入れてもらえず、復興が進んでいない。
私は比較的被害が少なかったり、ある程度復興が進んだ地域の姿ばかり観てきたのだろう。
某ちゃん。の両親の彼女への接し方がまるで幼児に対するようだったのが気になったが(特に
お父さん)、パーソナリティ仲間にいじめられることもなく平和に過ごせてハァーよかった。
「モテキ」に負けず劣らずの邦楽ロックドラマ。某ちゃん。、とにかくロックが好きで、
引きこもり期には家で爆音でギターを鳴らしている。テーマソングにもなっている「応援歌」を
歌っていたTHE イナズマ戦隊、今どうしてるんだろうなぁ。熱い感動を誘われずにいられない曲。
被災地の現状を痛切に訴えるドラマでもあり、一人の少女の成長を繊細に描いた物語でもある。
考えること、感じることが、あまりにもたくさんありすぎた、とても濃いドラマだった。満点。

<オマケ>妻は、くの一・・・ついこないだ始まったばかりなので「オマケ」で。
市川染五郎さんが、藩士なのに星にしか興味がない、ぼんやりした変わり者の武士をしている。
そこにある日、瀧本美織ちゃん演ずる謎の女性が嫁に来て、夢のような結婚生活を送るけれども
たった一ヶ月で妻が姿を消してしまい、武士は、妻捜しに江戸にやって来て、そして妻の正体は
幕府のスパイ、くの一でした・・・というイントロダクション回。武士が天体の知識を活かして、
市中で起こっている事件の謎解きに貢献したり、くの一妻が本当は夫を愛していたようだったり。
やりたいことがどうもはっきりしない。ラブストーリーなのか、推理ものか、アクションなのか。
染五郎さんの間抜けぶりを指さして笑って楽しむドラマ・・・なのだろうか??(苦笑)


「あまちゃん」「八重の桜」が次期も引き続きで、新しいドラマ紹介を観る限り「孤独のグルメ」
以外にとりたてて観たいものがなかったので、また今期みたく長期もの+再放送のシーズンと
なりそうな7月期です。従ってワクワクはありませんが、バタバタしなくって楽かも。
少数精鋭でもなかなか濃くて充実していたシーズン、効率よくたっぷり楽しめました。


最近、小説やらエッセイやら詩やらを書いて投稿しているせいで、全体的にblogのほうに
なかなか力を注げていません。その前後に腰を痛めたりもして、どちらにしろなかなか
PCに向かうことがうまくできないここ2~3ヶ月です。
小説や詩を書くのも楽しいし、作品が溜まったらそっちはそっちでblogを作ろうとも考えたり
していますが、こうやってレビューを書くのも全く違った楽しみがあります。
レビューは段々まったりペースになるかもしれませんが、ときにオリジナル作品を創る以上に
自分を表現できたりすることがあってやり甲斐のあるこのblog、できるだけ両立していきたい
と考えながら、机やPCの前で未熟な小説や詩やレビューと格闘している、充実した毎日です。
広くて深い表現の海、浅瀬のほうで今日も泳ぐ練習をバシャバシャ。
どうかこれからも応援してやってくださいませ。
新たに設置したランキング↓にポチッとしてくださっている方々にも、心よりの感謝とお礼を!!


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BOOM BOOM SATELLITES:その8 EMBRACE「力強くしなやかに、希望のダンス・ビートを鳴らせ」

7thとそれに続くツアー、幕張での大規模なライヴを経て、やりたいことをやりきってしまい、
真っ白になってしまったBoom Boom Satellitesブンブンサテライツ)。
「このまま、解散するか」そういうムードもやぶさかではなかったようです。
同じようにやり尽くした、同じように長いキャリアの、ゆらゆら帝国は解散を選びました。
彼らの音楽に一目置いていたブンブンの二人は、ファンとして寂しさを感じると同時に、
自分達が同じ選択をすると、周囲に同じような寂しさや喪失感を体験させることに気づき、
なんとか解散は思いとどまり、まっさらなところから音楽を産みだしていく決心をします。
スタジオも引っ越して心機一転。イヴェントに出演しようと準備していると、大きな揺れが!
2011.3.11、東日本大震災です。
二人は東北出身で、親や親戚が被災してしまいました。また、他の多くのミュージシャン同様に
音楽に出来る事や、音楽の意義など、「なんのためにやっているんだ」と悩みにも駆られます。
しかし二人を救ったのもまた音楽、とりわけライヴでした。
何本かライヴをすることを通して、観客の喜ぶ顔を通して、音楽の力や意義をもう一度実感し、
そこで得た想いが新しいアルバムへと繋がっていきました。
現時点での最新作「EMBRACE」。

EMBRACEEMBRACE
(2013/01/09)
ブンブンサテライツ

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初回限定盤はCD+DVD+「USB」って・・・。そろそろ、音楽を持ち運ぶ形態も変わっていますから。

EMBRACE(初回生産限定盤)(CD+DVD+USB)EMBRACE(初回生産限定盤)(CD+DVD+USB)
(2013/01/09)
ブンブンサテライツ

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最近のブンブンは、ニコニコ動画と手を組んだ企画も多くなっています。
ニコニコ生放送に出演したり、先日の東京ドーム公演は360°ぐるりと回るカメラによる
生中継をしたり。地上波のTVに出演してキャラの安売りをするといったベクトルでないのが
いかにも彼ららしいし、彼らのファン層~ファン層候補をよく理解しています。

2012年に発表された「BROKEN MIRROR」の段階では、アルバムの構想は全くの白紙。
しかし、ある楽曲を作ったことがきっかけで、一気に全体の構想が出来上がっていきます。
そうして、前作の流れを汲みながら、これまでには無かった作品が完成しました。
以下、さっと感想~レビューをしてみます。


攻撃性が減り、ゆったり、優しさ、温かさ、ついには楽しさまでも
今作で最も著しく感じられる変化。
半分は前作の進化系といえるクールで所々ハードな楽曲だが、残る半分にこういった傾向が
はっきりとみられる。中野さん曰く「やっと青春が終わった」と(苦笑)。
いままでは世の中に中指を立てて、ここが悪いあそこが間違ってる、だから世界は忌々しい、と
噛みつくばかりだったが、今作では、受容し、許し、包みこむ彼らの姿がある。
「許し」は今作の大きなテーマとなっており、今やアラフォーの二人が、大人として
若い世代にアピール、メッセージを伝える作品となった。

近年の作品の中では、ダンスビートの要素が強い
4thから「ロック化」「キャッチー化」が始まり、アルバムを追う毎にその傾向は強まって
いって、6thや7thからはひしひしと、激しい「怒り」が伝わってきて、7thはとても踊れる
アルバムではなかった。アレンジもNine Inch NailsやMy Bloody Valentineなどのロックを
彷彿させ(インダストリアルだったりシューゲイザーだったりして、エレクトロニックな
傾向の強いロックではあるものの)、例えば初期から比べてまるで別のバンドの音楽だった。
そこを少し原点回帰したかもしれない。相変わらず退廃的なロックを下地にはしているが
ビートは1stの頃の、音を出すのが楽しくてたまらないといった軽快さを思い出させる。
「ワクワク」「ドキドキ」するビート、楽曲が増えている。

柔らかく、冷たい、スペイシーな質感でロックする
それを一番顕著に示しているのは川島さんの歌声とその処理であろう。
例えば#1では、Aメロは低音で囁くように歌い出し、Bメロで徐々にテンションを上げ
サビで清々しく飛翔するように盛り上がり、しかし熱くはならない。
爽やかで少しエスニックなコード使いが印象的なこの曲は、今作のシンボリックな楽曲の1つ。
また、まさかのビートルズカヴァー、#2「Helter Skelter」は正直不安しかなかったが(笑)
先行でYoutubeで公開されたPVを観て「こんなにクールな解釈があるなんて」と驚き、痺れた。
今までのしゃくり上げ、がなり立て一辺倒なスタイルのアプローチとはかなり違っている。
1年前にリリースされた#3「BROKEN MIRROR」も、この新しいアプローチと自然に繋がる。
近年特有のねちっこさやしつこさが無くなってとても聴きやすく、入り込みやすくなった。
歌を取り囲む色とりどりのクールな、ダイナミックな、メタリックな音もたまらない。

絶望を乗り越えて辿り着いた、儚く強くしなやかな境地
#4「SNOW」の、一度終わってまた始まる展開が出来てから、この展開が今作のアレンジの
テーマとなった。実は#2でも登場するが、特に#4、#9といった、バラード調の曲で目立つ。
#4「SNOW」は絶望や死から再生し生へと向かっていくような、壮大な楽曲。
そして#9「EMBRACE」の歌詞は、どうも死者の立場から描かれているようだ。新境地。
「自分自身のカケラをすべて拾い集めてる」主人公はこのように歌う。

誰だってどこかが必要だ
誰だって泣けばいい
誰にでも どこかが必要だ
誰にでも どこかが必要なんだ
誰だって傷つけばいい
誰にだってどこかが必要なんだ

僕は世界を受け入れるように自分自身に言いきかせて
遠くへと漕ぎだして 自分の夢を終らせるんだ

このくだりを読んで私は思わず涙を禁じ得なかった。前半のあたたかさといったら、
そして後半のやるせなさといったら。
この曲にすぐ続き、アルバムのラストを飾る#10「NINE」は、#9を受けるような内容や
曲調で、今までに全く聴いたことのない、軽やかで跳ねるようなメジャーコード。
再生とその先の希望を描いている。あるいは来世かもしれない。

来いよ
オレはまたやってみるよ
高く引き上げるんだ
オマエの心を高く引き上げるんだ
(略)
オレは答えを探し続けるだろう
まるで暗闇から鳴り響く稲妻のように
今もう一度火を起こそう
もうすぐ新しい1日がふたりに巡ってくるから

「ふと目が覚めたらダンスフロアで横たわってた」男が「オレは今またゆっくりと
呼吸をし始め」、「オマエ」と共に新しい日々を始めようとする。
震災であったり、また別の個人的な危機であったり・・・さまざまな絶望や苦難を超えて
未来へと踏み出そう、かならず出来る、という二人からの力強いメッセージが感じられる。


今になって気になるのは「もしかしてこのアルバムを作った時点で、歌詞を書いた時点で
川島さんの3回目の脳腫瘍が判明していたのではないか?」という疑問です。
分かっていても、いなくても、今作が表現した温かく逞しいメッセージは不動なのですが
もし分かっていてこの世界観の楽曲を作ったのだとしたら、この詞を書いたのだとしたら
なんという残酷さと覚悟なのだろうと、身を切られるような思いで一杯になって。
あるいは、今作を作り上げて、意気揚々のところへやってきた容赦ない不意打ちだったのか。
どちらにせよ、川島さんの(そして中野さんの)脳腫瘍との闘病の事実が明らかにしたのは
彼らの打たれ強さと反骨精神、希望に向かって繰り出す力の、あまりの逞しさでした。
今後のふたりの表現形態は、これまでのようにはいかないかもしれませんが
今作を改めて聴いて、いくらでも新しい表現をみつけていくのだろうな、と確信できました。

かつて、溢れんばかりの才気で世界中を圧倒した彼ら(というか中野さん)でしたが
いま私達を惹きつけているのは、感性、頑固さ、そしてしなやかで揺らがない意志の強さ。
許されるかぎり長く、「ふたり」に希望が照りつづけることを願って、この記事を終わります。


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Cocco×塚本晋也:KOTOKO「個性派同士のガチンコ勝負!生々しい生き様はCocco自身の体験?」

シンガーソングライターのCoccoが映画に主演、監督が塚本晋也さんという
かなり期待の高まるタッグによって作られた映画「KOTOKO」。
昨年公開され、ヴェネツィア国際映画祭でオリゾンティ賞を受賞。
DVD化されたので、それを観てみました。
雑誌の広告では、星野源さんやリリー・フランキーさんの絶賛コメントも載っていたし
「愛のむきだし」を超えるハードなインパクトと後味を!と、超期待していましたが・・・

KOTOKO 【DVD】KOTOKO 【DVD】
(2012/09/05)
Cocco、塚本晋也 他

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まず注意!グロです。この監督にはよくあることのようですが、結構キツイ。
繰り返されるリストカット、それによる血まみれ、殴打され血の塊みたいになった男(恋人)、
他さまざま。しかし「繰り返されるリストカット」はCoccoの事実だからなぁ・・・
画像も大河どころでなく揺れる(小型カメラによるものか、手ぶれがひどい)ため画面酔い注意。
うーん、結構注釈が必要な映画ですね。
これに耐えられて、興味がある人は、感想~レビューを読んでみてください。
感想~レビューには血や手ぶれはありませんので(苦笑)


理性でできている現代の日本社会の中に、感情だけで生きている人間をぶち込む
現代、個人的な感情や心、身体の感覚は軽視され、集団主義的な理性が社会を統治している。
しかし本作の主人公・琴子(Cocco)は激しい感情、子どものようなあけすけの感情表現、
「世界が二つに見える」=自分や息子に関わろうとする人間の善と悪、虚構と現実の双方が
同時に見えてしまう(幻覚?)現象などの鋭敏な感覚に支配されて生きている。
彼女に理性はない。過剰に喜びはしゃぎ、近所の迷惑を忘れ泣き叫び、不安に翻弄される。
「感情はどこにいった?感覚はどこにいくのか?」そんな問題提起に感じられるふしがある。
社会不適応状態の琴子を通して、共存し得ないこのふたつの要素の齟齬をも描いているが。

愛が琴子を苦しめるが、愛を自ら捨てることはできない
琴子は、自分や愛する一人息子に関わろう(ここに彼女の被害妄想が加わり「危害を加えようと」
という一節が混じる)とする人間が二人見える。現実の興味本位で親切な他人と、妄想の危害を
加える他人の二人。これに怯えるあまり、琴子は人に危害を加え、町にいられなくなってしまい
引っ越しを繰り返している。
息子を片時も手放したくないと思うあまり、赤子である息子を抱いたまま炒め物を作り、
泣き叫ぶ息子をベッドに置いてくると料理を焦がし、料理を盛りつける際にフライパンごと
落として「熱い!!」と叫び、癇癪を起こして大暴れするという痛々しい場面も登場する。
琴子はシングルマザーで「結婚したことはない」という。友人もいない様子で(引っ越しして
ばかりだし、人は皆怖いし)誰にも手伝いや援助を求められない。
すがりつくように息子を「守ろう」とする、その姿は母性に似ているがやはり少し違う。
しかし、どれだけひとりぼっちの子育てに絶望しても、愛しい息子を離すことなどできない。

琴子を救うのは「歌」であって「息子」や「恋人」ではないのか?
「世界が二つに見える」琴子だが、ただひとつ、歌を歌っているときだけは、世界は
琴子を脅かさない。(ほかに、塚本監督演ずる恋人と同居している時期も、安定していた)
琴子にとって、歌=本当に好きなもの・安心できるもの、息子=すがっているもの、
守らないとならないという強迫観念のために守っているもの、なのかもしれない。
偶然琴子の歌を耳にして以来、琴子をストーキングしてきた男がやがて恋人になるが
琴子のリストカット癖、S癖といった、いきすぎた感情と感覚、愛情表現についていけなくなり
気付けば姿を消してしまう。
結局のところ「歌いちず」「アーティスト」のような琴子。「それなら歌手になればいいじゃん」
「場末のバーでもクラブでもいいから、歌うことを生業にすればいいじゃないか」と思えてくる。
「息子への愛情」というのも、とても脆いもの、悪くいうと恋人と似たような「縋りつく対象」、
「とってつけた義務感」、「息子そのものでなく、息子に尽くす自分を愛している」のように
感じられてしまう。自分をコントロールしない・できない女性は、子どもをもつべきではないと
思わざるを得ない。アーティストに専念するか、大人になるか、どっちか選ぶ必要があった。

精神科もよしあし?!入院して「もぬけの殻」になった琴子
繰り返されるリストカット、悪化する幻覚・妄想、度重なる大騒ぎ。「琴子が息子にDVを働いて
いる」と近隣住民から通報され、保健所の職員がやってくるも「死ね」「黙れ」などの暴言。
琴子を見かねた姉が、息子を引き取って育て、そこに琴子がたびたび通うという時期を経て、
「安定してきた」とのことで息子と琴子は再び一緒に暮らせるようになる。
奇しくも、息子との二人暮らしと、恋人との二人暮らしは丁度行き違いになるのだが。
そしてついには、息子に手をかけようとしてしまう(幻覚では「手をかけてしまった」)。
はっきり言って観ながらずっとイライラしていた。とっとと精神科に行きなさいと。
近隣住民の迷惑になっている辺りの描写はリアルで、だからこそ「早く病院行け」と憤った。
「ピュアな魂」じゃ済まないだろ、みんなの迷惑になってるだろ、それ虐待だろ、と。
息子を殺したと思いこんだ瞬間、琴子の世界は一転、「まっしろで、なにもない世界」と化す。
精神病院に長期入院している様子で、外に出られるのは一日に一度、煙草を一服する時のみ。
豪雨の中で煙草を吸って、傘にも入らずに薄着でバレエダンサーのように踊る(DVDジャケ)。
10年近くの月日が経っており、成長した息子が琴子のもとに時々面会にやって来て近況を話して
くれるのだが、琴子には目の前の少年が息子なのかもわからず喜びも、会えない不安もない。
こころは、やすらかなのか、それともからっぽなのか。やりきれない気持ちになる。
彼女は一生このまま廃人のままなのか?色彩を取り戻し、暴れ、入院・・・を繰り返しているのか?

琴子=Cocco? だとしたら壮絶なうえに、空白の年月と出来事が符合する
Coccoは2010年に「ポロメリア」という小説を書いているが、インタビューなどで本に関する話を
聞く限り、これは限りなく私小説に近いもののようだ。
これまでのCoccoの表現(たとえば、歌の歌詞)は、自身の人生と分かちがたく結びついており、
寓話タイプの楽曲も多くみられるが、そこには彼女の内的世界・妄想が著しく反映されている。
本作は、原案=Cocco、脚本=塚本監督とのこと。そうするとこのストーリーがCoccoの実際で
ある可能性はかなり高いのではないか。少なくともリストカットは本人が語っているし。
リストカットや拒食の治療のためにイギリスの専門の病院に入院していた時期があったというが
その時期、息子さんはどうしていたのか?息子さんが生まれた時期は音楽活動休止の時期で
明らかに情緒不安定だっただろうに、自力でひとりで育てることができたのか?
こういった疑問に、本作のストーリーをあてはめると見事に符合してしまう(流石に「あちこち
引っ越しを繰り返す」などまではないだろうが)。なんと壮絶な年月か。
演技にそんなに慣れていないであろうCoccoが琴子自身を生きるかのように、あまりに自然に
笑い、泣き叫ぶ姿(これが映画祭の審査員には「凄い演技」と映ったのだろう)も合点がいく。

・そのほか
Cocco、ちょっとイメチェン。眉を太く描き、髪にレイヤーを入れ、篠原涼子っぽくなっている。
歳相応の色気と清潔感が出て、綺麗。
塚本監督は映画「猛獣VS一寸法師」でリリーさんと共に推理をする探偵役で観たことがあるが
(10年強前)、当時の姿と比べて・・・老けすぎた。頭髪だってもっと・・・これじゃ監督自身が
グロじゃないか、失礼ながらそう感じる場面がちらほら。
劇中歌なのでストーリーの展開上どうしても痛々しいが、Coccoの囁くような歌、力強い歌、
エンディングテーマ含め何曲か歌を聴ける。どれも安定して、見事な歌唱。

「Coccoの世界観を忠実に表現」したいのなら、「大丈夫であるように」の是枝監督のように
自己主張より、Coccoの世界観を全面的に尊重する人がメガホンをとるべきだった。
逆に、「塚本監督の世界観で刺激的な人物を撮る」のなら、外見にはインパクトがあるけれど
自己主張は余り強くないとか、監督の色に染まる、といったタイプを題材にすべきだった。
ハマりのコンビかと思ったが、どうも互いの良さを殺し合ってしまったフシがある。
自己主張の強い個性派同士が、悪いかたちでぶつかり合ってしまった映画という
残念な後味が残った。

Coccoの生々しい演技(自身の再現?)、赤を効果的に用いた監督のセンスは見ものだが。


ん~これは好みが大きく分かれるでしょうな。自分は塚本監督の作風がきっとあまり
好みじゃなかったんでしょう。その逆に、塚本監督は好きだけどCoccoが有り得んと感じる
長年のファンの方もいるでしょう。
でも、二人の本作にかける並々ならぬ情熱が、映画祭で高く評価されたのはわかります。
火花の散るようなエネルギー、強烈なインパクトが、観る者を圧倒し、魅きつけるから・・・



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ジョン・フルシアンテ:その0 Niandra LaDes and Usually Just A T-shirt「メロウで美しい多面体~闇も憂いもそのままに歌って」

「ジャンキー時代の音源は絶対聴かない。あんなおぞましいもの、あり得ない」
いつぞやYoutubeで1stや2ndを視聴したとき、あまりのインパクトからこうした「決意」をし、
あんなものを崇めているコアな一部の方々は、正直、狂信者だと思っていました。
2chでオイーオイーとか言ってるキモい人達にもついていけないし、いきたくないし、
「自分のジョンソロ史は3rdから」と線引きをして最近までやってきました。
でも、レッチリ世界最強時代(笑)のライヴDVD「Off The Map」中で普通に1stの曲をやってるし
しかも最近「再発された」という噂を入手したために、2ndはともかく、1stはコレクションに
加えてみてもいいんじゃないかと考えが変わり、紆余曲折を経て先日、やっとゲット!

再発といっても日本盤があるわけではなく、輸入盤が再リリースされたということで
解説や訳詞をちょっぴり期待していた分、がっかりもあったのですが、
これを日本盤発売するというなら、まず歌詞を「聴き取る」ところから始めなくちゃ・・・
本国でも聴き取り難しいんじゃないのか??というレベルの気がちょっとします。

Niandra Lades & Usually Just a T-ShirtNiandra Lades & Usually Just a T-Shirt
(2013/05/02)
John Frusciante

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存在を知った当初はこのジャケだけで「一生無理」だったのですが(苦笑)
絵画に造詣が深いジョンだけに、とある絵画のオマージュとしてこの構図、この格好と
なったようです。で、一説にはこれを撮ったのは当時の恋人、トニ・オズワルドだったとも。
彼氏の女装姿を撮影してアルバムのジャケットにするとか、彼女の感覚もかなりキてますが
どうせ一緒にヤクやってたんでしょうねぇ・・・

中を開くと、歌詞カードや曲目メモらしき幾つかのメモが載っているのですが、
黄色くて汚くて、あちこちで消してあって、ちょっと不安になってきてしまいます。
ついていけないんじゃないかって・・・
しかし意外や意外、このアルバム、不思議な美しさがあり、
しかも復帰後~現在のジョンの作風ともしっかり地続きになっていて、
3rd以降の作品で感じられる魅力の原石がゴロゴロ転がっています。

いったい、どのあたりが?というわけで、感想~レビューを書いてみます。


あの「美メロ・泣きメロのジョン」はこの頃から既に確立されていた~ジョンの業(ごう)
一番最近の作品で、エレクトロ路線を前面に出したはずの「PBX Funicular Intaglio Zone」
ですら、最後にはギターが、そして自らの声が、美メロを奏でてしまう、深すぎるその業。
本作に収録されている楽曲はレッチリ加入前~名盤「Blood Sugar Sex Magic」制作の合間に
4トラックで作った曲(つまりジャンキー前)だというが、ということはそんな若い頃から
あの「美メロ・泣きメロ」の芸風を確立していたというのか。大変驚いてしまった。
しかしよく考えてみれば「母乳」で加入してすぐ「Knock Me Down」などのメロ曲をレッチリに
もたらしていたではないか、納得といえば納得ではある。
曲によってばらつきが激しいが、比較的安定した時期に作られたと思しき曲は、復帰後の作品とも
そんなに乖離がなく、#18などは「ジョンの最新作です」と言われても信じてしまいそうだ。
特に前半部分(Niandra)は、不安を抱いていた人ほど、入りやすさに呆気にとられるはず。

完成度の高めな「Niandra」と実験~サイケ要素高めな「Usually Just A T-shirt」
本作は、前半部「Niandra Lades」と後半部「Usually Just A T-shirt」という
二枚のアルバムをジョイントさせたかたちの作品である。
それゆえか前半部と後半部では作風が幾分違う。前半部は先程書いたように、美メロがあって
歌ものとしての完成度が高め、ややキャッチーな作品だ。(あくまで後半部と比較しての話だが)
そして後半部はタイトルのない13曲によるもので、インストものが半分以上を占めている。
ギター逆回転の多用、そしてもっと目立つのがコード進行やリズムの著しい転調の多用
(多分2曲に1曲くらいの割合で登場していると思う)、ヴォーカルやギターの早回しや遅回し、
大絶叫、フランク・ザッパの作品に出てくるようなハイテンションな騒ぎ声におしゃべり。
5分超え、10分超えの曲も多くみられる。
若気の至りともいえる、実験精神・サイケ要素がたっぷり詰め込まれた作品となっている。
・・・ん?ソロアルバムで実験するのは6連続アルバム頃のジョンだってそうだったのでは?
そうなのだ、ジョンの根本はこの頃と何一つ変わっていないのかもしれない。

流麗なギター~失ったものの大きさ
流石、あの「ブラッド・シュガー」と同時期に録音した作品だ、ソロにせよバッキングにせよ
そのギターは流麗そのもので、がっつり安定している。#12では、テクニックを完全に取り戻して
ギタリストとしての高評価をものにし、ラウドで激しいプレイが眩しい「Stadium Arcadium」や
The Mars Voltaの2nd「Frances The Mute」の客演で披露した痛烈なソロを連想させる。
ローテク・ローファイな曲でも、プロダクションがよく整っている曲でも、それは基本的に同じ。
どんなに曲や歌が不安と憂鬱に揺れて壊れそうになっていても、ギタープレイは確かなテクニックに
裏打ちされていて、安定感がある。
1992年の唐突のレッチリ脱退劇~抑うつ、引きこもり~ドラッグに依存し破滅の道を辿る数年間で
ギターに全く触らない数年間、腕が壊死しそうになっていても構わない様子の恐ろしい状態を経て
レッチリ復帰後の「Californication」のギターはかなり危ういものだった(しかし、個人的には
それがかえって好きだ)。心身の健康を取り戻し、追い風に乗っていた4thなどソロ乱発時代には
「死を恐れない」とすら豪語する一方で、「失ったもの」について嘆く姿がある。
「Stadium~」までに努力で腕前を取り戻すとはいえ、「天性の才能」というべき若い頃の才気は
どうしてももう戻ってくることはない。命よりも惜しい、失ったものの大きさ、といったところ。

若く切れのある歌声の貴重な記録
歌もの要素の高い「Niandra」部分での歌声は、「ブラッド・シュガー」やそのメイキングビデオ
「Funky Monks」で披露していたあの甲高くなかなかうまい、ちょっと外れた歌声そのまんま。
96年頃に酒場で喧嘩して(?)鼻を折り、その前にはドラッグが原因で歯茎が溶けて歯を失い、
「カリフォルニケーション」の印税が入った後は失った歯を差し歯やインプラントで補ったが、
それが不自由だったのか3rdは何だか歌いずらそうだし、以降の作品でも本作のようには
すんなりと声は響かず、どうしても鼻にこもり、アクの強い声となってしまった。
もっと単純に「声が若い!」という第一印象も個人的に大変衝撃的だった(笑)。
そして恐ろしいことに、もうこの頃から、地声とファルセットをかなりスムーズに行き来して、
かなり高いキーを出している。歌声には情感が籠もり、緩急も綺麗につける。
なんだ、ボイトレしなくてもなかなかうまいじゃないか。そんな若い頃の貴重な記録。

幅広い曲調を楽しむ~狂気だけでも、儚さだけでもない
凍り付くように冷え切った「One,Two,Three,Four」で始まる#1に代表される、痛々しい楽曲。
すっきりした景色すら思い起こさせる安定したプロダクションの#18などの、メロウな楽曲。
3rdや映画「Brown Bunny」サントラ提供曲にも通じる、#19をはじめとする、美しい憂鬱。
そして大絶叫や異様なハイテンション、酩酊感漂う歌唱など、#11にあるような、実験と狂気。
本作の作風を概括すると大体このくらいにまとまるだろう。
ほかならぬ、このレビューを書いている私自身がそうだったように、4つめのイメージが
「ジョンの1st~2nd」のパブリック・イメージとしては広まっているように思う。
しかしそれゆえに、実際に本作を購入などして手に取り、最初から最後まで聴き終わって
それだけじゃない、1つめ~3つめの楽曲も少なくなく、強い魅力も放っているという事実を
実際に知るとかなりのショックになる。ジョン本人の意図しないところでの戦略勝ち、か??
「痛々しい」「壊れそう」これもあちこちで1stの感想として言われていることだ。しかし
予想に反して、それだけでもなかった。録音時期を考えると妥当だが、憂鬱だけでもなかった。
憂鬱がちなメロウ、痛みが走るメロウ、実験的なメロウ、ジョン節ともいえるおセンチなメロウ。
あるいは、メロウの入り込む隙のないほどの、憂鬱、痛み、狂気が強い楽曲たち。
さまざまな曲調があって、それだけさまざまなジョンの心象風景が見える。
因みに、#20ではリヴァー・フェニックスのものと思われる笑い声が聞こえる。
ジョンに本作を発表するように勧めたのはリヴァーだったり、リヴァーの死にジョンが号泣した
というのは比較的有名な話。悲しいかな、ジャンキー繋がりの同世代の二人だった。

ジョンの消えない"闇"、"憂い"はどこからきたんだろうか
本作が、脱退という名のバックレ劇の後で制作されたというなら、精神がぶっ壊れていて
抑うつ状態から鬱々としていて、若くして夢破れて自分に負けて心が折れて絶望でいっぱい・・・
そりゃそうだろうなぁと合点がいく。逆にジャンキー中やリハビリ中~直後あたりというなら
それでもやっぱり絶望感や罪悪感でいっぱいになって、深い闇や憂いや痛みが発露するだろう。
(実際、レッチリ復帰後の3rdはメロディアスながらも、かなり痛々しい作品になった)
でもそうじゃない。各種インタビューを読む限りでは希望に溢れていた時期であるはずの
レッチリデビュー前~ブラッド・シュガーの制作の合間に、これだけの憂いが漂った楽曲を
こんなにもたくさん作っているのだ。
(実験精神に関しては、ジョンが聴いてきた音楽には前衛音楽が結構多いから、それに影響
されて自分も試しに作ってみました、といういきさつではないかと考えている)
子どもの頃に両親が離婚した、友達から虐めにあっていた、ミュージシャンになりたいと
学校でも宣言していたこともあって皆から変人扱いされていた、等々、闇や憂いや怒りを
抱え込むようなつらい幼少期~少年期のエピソードがたくさんある人物ではある。
過去のエピソードや現在に至るまでの言動から、発達障害があるのか?と感じたりもする。
また、そもそも10代後半~20代前半の青年、ましてミュージシャンで芸術全般に造詣の深い
感性の鋭敏な青年が、不安定や不安、センチメンタルを内包しないほうがおかしいだろう。
見ず知らずの外国のミュージシャンについて、つらい過去だとか障害のあるなし云々を
ほじくっても仕方がないし、今更それが何だっていう話だろう。
とにかく、ジョン・フルシアンテという人物は、人生のどこかで・あるいはたびたび、
深く傷ついたり、自分の殻に籠もる性質をもったりして、消えない闇や憂いを刻み込んだ。
そこに幸いにして、音楽を作る・演奏することという、感情を表現するツールを得た。
つまりはそういうことなんじゃないか。


天才肌でエキセントリックな「青年:ジョン・フルシアンテ」の心象風景。
歌とギターを手にし、類い希な演奏能力と作曲能力で天才の名をほしいままにしながらも
繊細な部分をもつ人間なら誰でもが感じうる、壊れる手前の想い、痛みや怒りや苦しみ、
自分の中にある消えない闇や憂鬱を「他人の顔色の為ではなく自分の為に」
キャッチーでない部分も含めて、包み隠さず愚直なまでに露わにしており、
人はその不器用さに共鳴したり、手を差し伸べたいという気持ちになったりして
エキセントリックだと首をかしげつつも、耳を傾けずにはいられない・・・
聴き手は少し選ぶけれど、一度ハマったらなかなか抜けられない、厄介で愛しい一枚。

魔性の女や魔性の青年を音楽に変換したら、こんな感じになるのだろうか。
気がつけばこのCDばかりを再生している日々のなか、おかしな想像が浮かびました。

レッチリを再び脱退して、自閉がちではあるけれど好きな音楽を作り、結婚し、
悠々自適に暮らしている、40過ぎのリア充になったオッサンのジョンは、
この頃ほどの尖った作品はもう作らないようだけれど、代わりに闇や憂鬱さが消えて
カラフルな作品を作り、楽しそうに奏でて歌っている姿が浮かびます(「PBX」から)。
個人的には、そういう穏やかな環境の中で、マイペースでこの先も生きていってくれれば
それが何物にも代えられない幸せだよなあと思います。


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Ramones:エピローグ  Last Show We're Outta Here!「不変のラモーンズ・スタイルという普遍・・・最後は楽しいお祭り騒ぎ」

1976年にデビューしたRamonesラモーンズ)は、それからちょうど20年後に
故郷以上にホームグラウンドとなったL.A.で、解散コンサートを開きました。
この様子がCDに収録されています。

ラスト・ショウ (ウィ・アー・アウタ・ヒア)ラスト・ショウ (ウィ・アー・アウタ・ヒア)
(1997/12/03)
ラモーンズ

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微妙にグロなイラスト、にがて・・・8作目「Too Tough To Die」でヒットなんて吹っ切れて以来
やりたい放題になったといったけれど、こういう方向にいくのは勘弁・・・
まぁまぁ、これで終わりってことで。
ところで、どこまで狙ったのか、それとも只の偶然なのかもしれませんが、この青年って
どことなく当時のC.J.に似てみえるのは気のせいか・・・?
腕にタトゥーないけど。

そしてこのアルバムを聴いてみました。
ブックレットに、ジョニーの20年来使い古したモズライトの写真が掲載されていて
これはなんかグッときました。塗装なんてボロッボロで、哀愁と貫禄があって。
既に脱退していて、ゲストの一人としてライヴに参加したディー・ディーが
歌っている姿と共に、「五人目のラモーンズ」のようにメッセージが載っているのも
ちょっと胸アツ。
驚きなのは、メンバー写真などに写っているジョーイに全然歳くった感じがしないことで
うら若きシャイな乙女みたいに見える写真すらありましたよ!!
クソガキ悪ガキ丸出しのC.J.、オッサン丸出しのマーキー(ジョーイとマーキーは
髪型とグラサンのせいで時々被って見えるけど、その写真では全然被らない)、
相応に年を取ったジョニーの中で、肌の色も雪みたいに真っ白だし、びっくりしました。
ライヴではデカいダボ服を着て、声もぶっとくなったので、太ったかと思っていたのに。

さてさて、ブックレットにもある程度このライヴの雰囲気や内容が反映されていますが
聴いてみた感想~レビューを軽く書いてみましょう。


オールタイム・ベストのような選曲
1stの曲から90年代にリリースした曲まで。オリジナルからカヴァー曲まで。
バンド名義クレジットの曲、もういないメンバー(ディー・ディー、リッチー)の曲、
ジョーイやジョニーの曲、このライヴ・アルバムのプロデュースとミックスを担当した
ダニエル・レイもクレジットされている曲、などなど・・・
最後だし、幅広く選曲されている。曲順もリリース時期バラバラで、シャッフルみたい。
何が出てくるかわからないびっくり箱のようなセットリスト。
さしずめこれはオールタイム・ベスト。音質が微妙なのがちょっと惜しい、まぁライヴだし・・・

後半はゲストいっぱいのお祭り騒ぎ
アルバムにクレジットされているSpecial Guest Musiciansは以下の通り。
Dee Dee Ramone,Chris Cornell,Ben Shepard,Eddie Vedder,
Lemmy Kilmister,Tim Armstrong,Lars Frederiksen

豪華。2004年のジョニー闘病を励ますライヴ(企画当初は「ラモーンズ30周年記念ライヴ」)
「Too Tough To Die」と雰囲気が似ているし、そちらにも登場するメンバーも
ぼちぼち居る。前半でもシリアスというよりメンバーもファンもかなり吹っ切れていて、
それを更にヒートアップさせる役割を果たした面々。それぞれ個性的で楽しい。
なかでも、トリでジョーイと一緒にカヴァー曲「Anyway You Want It」を歌った
パール・ジャムのカリスマヴォーカリスト、エディ・ヴェダーがいい。
エディは後にジョニーの親友となり、ジョニーの最期を看取るほどの仲となる。
ブックレット内の写真でも、エディとジョニーが一緒に写っていて、粋な計らい。

C.J.が居てくれてよかった~バンドの若返りと活性化に成功
最初に彼を見た時、その印象はきわめて悪かった。
「何だこのチンピラみたいな、ヘラヘラした頭弱そうなガキは」
連載を8回もやるうちに、ディー・ディーのバンドへの貢献度の高さを知り、彼への思い入れが
強くなり「ディー・ディーのいないラモーンズなんてラモーンズじゃないやい」と思うに至って
いたタイミングで、メンバーの一人としてしれっとメッセージを書いているC.J.の姿があって。
(似たような「イラッと」をマーキーにも感じたかもしれないが、気のせいだろう)
しかし、このライヴ・アルバムを何度も聴いて気付いたのは、「これ、C.J.がいないと駄目だ、
老害すれすれのグダグダバンドになりかねない」ということだった。
とにかく必死でひたむきだ。89年のディー・ディー脱退を受けて後釜として加入して以来、
私が書いたようなバッシングの声もたくさんある中で、他のメンバーより一回りも二回りも
年下の彼は、メンバー達に追いつこうと奮闘した。その若さが結果的に、バンドの若返り、
テコ入れ、活性化に成功したのだと思う。ハイトーン・ヴォイスもディー・ディーと同じで、
「ワン、ツー、スリー、フォー!」に始まりよくコーラスしよく歌い、なかなか歌もうまい。
正直、他のメンバーが歳をくってダレがち(マーキーが同じ曲で何度もトチったり、
ジョーイが歌い回しを弄りすぎていたり、サビの繰り返しをサボったりしている)で、
彼らだけでは「これは肩を叩かれても仕方ないかも」と感じていたところを、うまいこと
C.J.が救っている。彼を選んだのはジョニーなのか?あまりにもナイスな人選である。
ディー・ディーもいいけれど、彼もまんざら悪くないじゃないか。そう思えるようになった。

高速、MCほぼなし、ハイテンションのスタイルは不変~激動の中、変わらないもの
ラモーンズのライヴは、2ndや4thなどのボーナス・トラックに収録されているように
原曲より速く、MCを殆ど挟まずに次々と「ワン、ツー、スリー、フォー!」と畳みかけ、
最初から最後まで全力投球、ギターやベースはずっとダウンストローク一辺倒。
そのデビュー前からのスタイルが解散ライヴに至っても殆ど変わらない(一部、キー下げ、
簡単なMC、後期あたりはジョニーもストローク数を半分に減らしたりしていた、などの
変化もあるが)のがなんとも彼ららしいし、凄い。
半数以上のメンバーの加齢に比例して、ハイテンションと力みのなさの両立が図られており
各々が無理なく演奏を続けられ、聞き手も心地良く聞ける、見られるようになっていながら
原点のスタイルは変えない。恐らくこれも、同じギターに同じ髪型というスタイルを貫いた
ジョニーの意図だと思われる(彼にしてみれば、ジョーイやマーキーはダラけているように
映ることが多かったかもしれない)。やっぱり、ラモーンズはスタイルを貫くほうがいい。
5th~7thで迷走したのはスタイルを不必要に弄ったからで、8thで元のスタイルに戻してから
また彼ららしさを取り戻すことができたと本人達も語っているではないか。
メンバーも半分は変わった(ベーシストは2人、ドラマーは4人もいる)し、言うまでもなく
時代も変わった。ジョーイも見た目や歌い方をかなりワイルドに変えて華が出たし、
ジョニーも・・・そりゃあ何かしら変化があるはずだ(笑)。
けれど基本のスタイルは不変。それはきっと「普遍」にも繋がっているのだろう。

ミスも含めてありのままを収録した潔さも、これぞラモーンズ。まだ当時(リリース時は
1997年)は、今のようにオーヴァーダヴや差し替えの技術が発達していなかったのも
あるだろうけど、そういうちょっとアンラッキーなところも彼ららしい。


お疲れ様でした、ラモーンズ。
連載では彼ら史上最も辛かった80年代初頭をどうしてもフィーチャーしなくてはならなくて
(リマスターがリリースされている都合)「辛いことばかりで報われないバンド」という
印象をつけてしまったかもしれませんが、90年代になると彼らをリスペクトするバンドや
バンドマンがたくさん表れて、状況は一気にアウェイからホームに転じています。
「ロックの殿堂」に選ばれたり、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組の
アーティスト」の第26位にランクインしたりと、今では揺らがぬ評価と根強いファンを
獲得して、マーキーは今年アンドリューW.K.と一緒にツアーをするなど、活発に活動中。
C.J.も2010年に来日。リッチーも来日すると聞いたことがありましたがどうなったのか?
あまりにも生き急ぎすぎたのか、オリジナルメンバーの3/4は天に召されてしまいましたが
空の上からメンバーやファンを見守ってくれていることでしょう。
ジョニーは、駄目出しかな?

とっつきやすい入門編としてはこのアルバムがオススメ。私もここから入りました。

ラウド&ファスト:ザ・ベスト・オブラウド&ファスト:ザ・ベスト・オブ
(2003/02/19)
ラモーンズ

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ジョニーが選曲を担当。
私情を挟まず、ファンに人気のある曲をいつでも演奏してきたジョニーならではの、
時期ごと、アルバムごとの名曲を選りすぐったセレクションで、個々のアルバムにも
入りやすいと思います。

途切れながらではありましたが、洋楽バンドでは最長連載になりました。
長いあいだ読んでくださった方々に感謝します。


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<結果発表!!>みんなでつくる!好きな洋楽ベスト3

皆様こんばんは。先月いっぱいで募集していた、オールタイム&年代別アンケート
「みんなでつくる!好きな洋楽ベスト3」の集計を終えました。
まずはじめに今回の企画に投票してくださった方々へ。
皆さんのおかげでこの企画は成り立ちました。
心よりお礼を申し上げます。

それでは、結果発表!

①全年代総合して自分が好きなバンド・アーティストのベスト3を投票してください
同率1位
Led Zeppelin 2
Carpenters 2
これもう絶対纏まらないだろうと予想していましたが、2つのバンド・グループが
2票をそれぞれ集めて1位になりました。他は勿論、バラバラですが、それはそれで良しと。
Zep選んだお二人同士、カーペンターズ選んだお二人同士、きっといいお友達になれそう!

②各年代ごとの自分が好きなバンド・アーティストのベスト3を投票してください

~60年代
同率1位
The Beatles 3
The Rolling Stones 3
同率3位
Bob Dylan 2
The Velvet Underground 2
Jimi Hendrix 2
Cream 2

ビートルズとストーンズ、この年代の鉄板バンドが同率1位。予想通りでした。
それに続いてディラン、VU、ジミヘン、クリームが同率3位。
だいたいベタな落としどころに皆さん集中している印象です。
まぁこうなりますわな。私の投票も全部このなかに収まっています。
     
 70年代
1位
Led Zeppelin 4
同率2位
Emerson,Lake & Palmer 3
Black Sabbath 3
Deep Purple 3
5位
Queen 2
※Deep Purpleは60年代での投票が一票あったのですが、70年代で2票いただいたので
多数派に従うという募集当初のルールに則り、70年代としてカウントした結果です

ZepとEL&Pの一騎打ちでしたが、期せずして私の〆切日22時の3位入れ替えによって
1位と2位が一転してしまいました。。
私などは年齢詐称レベルの完全な後追いですが、今回投票いただいた方には
リアルタイムだったり、リアルちょっと前だったりと、大変思い入れの強い方が多く、
一票一票に熱がこもっているように感じられました。
他にはYesとRamonesに投票したんですが、いいんです、理解されがたい私の趣味・・・・・・

 80年代
同率1位
R.E.M. 2
Metallica 2

例えば私などは80年代は1票も投じていないのですが、70年代に思い入れの
深い人が多いだけに、この年代にはちょっと70年代ほどは・・・という方も
少なくなかった、難しい年代。
票自体にもバラつきがかなりあって、HR/HMバンドにいくか、MTV系シンガーにいくかで
ばっくり大きな二分化がまずあり、その中でも選ばれるアーティストがばらばらだったので
こうした結果になったと思われます。
だから逆にいえばR.E.M.とメタリカすげええ。

 90年代
1位
Red Hot Chili Peppers 3
同率2位
Smashing Pumpkins 2
Rage Against The Machine 2
Soundgarden 2
※レッチリは80年代での投票が一票あったのですが、90年代で2票いただいたので
多数派に従うという募集当初のルールに則り、90年代としてカウントした結果です

私の投票したアーティストが全てここに・・・って、票の操作とかしたわけではありませんよ?!
でも他の人から頂いた投票を見て、「オッ気が合うなぁ」って嬉しかったです。
そういうのが年代問わず、今回参加された皆さんにあるのではと思います。
そんでもってこの年代も70年代ばりにひしめき。ニルヴァーナやレディオヘッドなんかが
1位なのかなぁと見ていたら、1票だけだったりして、普通の音楽誌などでの結果とは
似ているようでちょっと違う結果が出ていることが面白いです。

 00年代
同率1位
Coldplay 2
Eminem 2
Arctic Monkeys 2
The Mars Volta 2

70年代の次の80年代のように、情熱不足の年代になるかな?と思いきや
この年代って90年代と多少地続きの感があるからか、いい意味でカオスになりました。
個人的には、シガー・ロス(2位に投票)が私以外いないのが意外で、誰も入れないだろうと
思っていたマーズ・ヴォルタ(3位に投票)がランクインしてしまったのが驚き・・・でもないか。
因みに1位はジョン・フルシアンテ(ソロ名義)にしたのですが、こういう投票もアリだと
もっと大々的にアナウンスしておけば、もしかすると投票の幅が広がったかも・・・と思ったり。

 10年代
1位
Vampire Weekend 3
同率2位
James Blake 2
Skrillex 2
Bruno Mars 2

10年代ってまだ3~4年くらいのこと。なのに皆さんの詳しいこと詳しいこと・・・!
「音楽なんてオワコン」という声も目立ってきた(特に洋楽)中でも勢いは止まりません。
昔を追いかけることが楽しい今の私は、正直「新顔の洋楽に何を求め、何を聞いたらよいのか
わからん」と、この年代もZAZ以外投票できなかったのですが、今回の投票の集計で
皆さんに「コレいいよ!」って教えて頂いたような気分がします。
そんなにいいなら、聞いてみよっかもVampire WeekendとかJames Blakeとか、ね。


皆さんから頂いた声も、一部になりますが紹介します。
<オールタイム>
「Zepは、全アルバム好んで聴ける唯一無二のアーティスト)なので、ランクインは必然。」
(投票1位:Led Zeppelin)
「宝モノですわ。。」(投票1位:Elliott Smith)
「以前、大黒摩季さんがラジオで紹介してくれたのがきっかけで、聴いてみました。
「YOU'VE GOT A FRIEND」が好きです。「A NATURAL WOMAN」もお気に入りですね。」
(投票1位:Carole King)
<~60年代>
「ボブ・ディランは気がついたらアルバムを沢山持っている、ってことは好きなんですね~」
(投票1位:Bob Dylan)
<70年代>
「ブラック・サバスはブレイク時期がわかりにくいのですが、80年代のロニー(Vo)時代もいいけど、オジー(Vo)時代の方が好きだから」
(投票2位:Black Sabbath)
<80年代>
「DURANは自分史全体の中では少し弱くなるけど、自分を洋楽の世界に引きずり込んでくれた人だから入れた(笑)」
(投票3位:Duran Duran)
<90年代>
「80,90は自分にとって激戦区やな。。かなり迷った。」
(投票1位:Pearl Jam)
<00年代>
「タヒチ80に出会ったとき、やっと「出会えたわ~♪」って思った(´▽`)笑 センス抜群。」
(投票1位:Tahiti80)
<10年代>
「One Directionはめざましどようびで知りました。昨年10月から今年3月までのめざましどようびのテーマソングがOne Directionの"Live While We're Young"でした。」
(投票1位:One Direction)

信念、迷い、邦楽からの出会い、普段観ているTVからの出会い、洋楽との出会いのきっかけ・・・
投票からもそうですが、とりわけこうしたコメントから、皆さんの音楽(洋楽)への深い愛情、
思い入れを読み取ることができて、いざまとめてみるとなんだかアツイものがあります。


大事なのは順位が何位かじゃないという、不思議なランキング企画として
今回の少々大がかりな企画の幕を閉じようと思います。
音楽への愛情の強さ深さ、自分の知らない・避けてきた音楽を愛する人の声、
趣味が合う嬉しさ、新しいものを教わるおもしろさ・・・
仕上がってみれば、そういったもので溢れた「みんなの声」が出来上がりました。

協力してくださった皆さんに、いま一度ブラウザの向こうから頭を下げています。
ありがとうございました!!これからも音楽(洋楽)好きでいきましょう♪


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