2013-04

Latest Entries

web拍手 by FC2

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
web拍手 by FC2

Ramones:その3 ロケット・トゥ・ロシア「1-2-3-4、4-5-6-7!よりポップに、よりソリッドに、完成度の高いポップなロック~そして悲劇が・・・」

前作の方向性を一層強めて、ノリノリでポップな楽曲、チェインソーのようなギター、
ナンセンスな歌詞、時に夢見がちで時に空耳がちといった特徴はそのままに、
よりキャッチーに、そしてよりアイロニカルな作風になったのが
Ramonesラモーンズ)の3rdアルバム「Rocket To Russiaロケット・トゥ・ロシア)」。

ロケット・トゥ・ロシア+5ロケット・トゥ・ロシア+5
(2005/06/22)
ラモーンズ

商品詳細を見る

1stの時のジャケと似ていて、少し寂れたような印象でもないですが
うわばきみたいな靴を履いてるメンバーはもういないし(笑)、多少余裕が出ているかと。

ブックレットの英詩部分を開くと、アメコミ調のちょっと可笑しいイラストがついていて
彼らのテイストにぴったり。
#4「Rocket Love(ロケット・ラヴ)」という曲では、ロケット・ハートのついたネックレス、
中の写真がどす黒い男4人(しかもロケットなのに誰か1人でなく4人なのがツボ)という。
#8「Teenage Lobotomy(ティーンエイジ・ロボトミー)」の横の絵では医者が若者の頭を
カパッと開けて、中の脳みそをひとつかみ取り出したりしてますが、深く考えないように。
こんな風に、細かい所でも本作の「バブルガム・ポップ」の音楽性を強調している1枚、
早速感想~レビューにいきましょう。


・バブルガム・ポップ指向を強めて~パンク・ロックじゃなかったの?
聞き慣れない「バブルガム・ポップ」という単語。Wiki先生を参照してみる。

バブルガム・ポップ:単にバブルガムとも。
文化起源は1960年代で、最も流行したのは1967-1972年頃。
明るいサウンドのプレティーン・ティーンエイジャー向けに作られる
ポップ・ミュージック。
ポップでキャッチーなメロディー、シンプルな和音、
シンプルなハーモニーで、アップビートな曲が多い。

本作は以前よりコーラスも本格的に入っていて(uh~ってやつ)、明るい和音で徹底されて、
正に「バブルガム・ポップ」のアルバムといえる。しかし彼らは(パンク・)ロック・バンド
ではなかったのか?ポップ・ミュージックに転じるなんて日和ったのではないか?
いや、バンド・サウンドは相変わらずキリリと攻撃的なままだ。真夏の太陽がぎらつくように
ギターがジリジリと地平を焦がし、下からベースが突き上げてきて、ドラム・ビートは
休むことなく響き続け、ジョーイの歌声はヘンテコに訛っている。
そもそもはじめからラモーンズの音楽はポップなメロディーが身上だったから、
「聴きやすくなった」「楽しくなった」ぐらいしか違和感はない。
それが更に洗練されて、戦略的になって、バンドのアンサンブルがまとまっただけのこと。
因みに、この方向性を最も積極的に指向したのはジョーイ。ラジオ・ヒットや
ヒット・シングルを、喉から手が出るほど求めていた。

・笑いのテイストの変化~おバカからシニカルな風刺へ
前作でも多少はみられたが、本作では、周りをよく観察して、そのいいことや悪いことを
楽しく皮肉な方向へ解釈し直し、シニカルな笑いを誘う、といったスタイルの可笑しさ。
例えば、#2「Rockaway Beach(ロッカウェイ・ビーチ)」を聴いていると、まるでそこは
キラキラ輝く楽園みたいな素敵な海辺なんだろうなと感じられるが、現実は全く違う。
ビキニを着てハイヒールを履き、べろんべろんに酔った女どもがいっぱいいて、更には
髪を引っ張り合ったり、砂浜をハイヒールで駆け抜けたり、相手の頭をかち割るために
空き瓶を探してみたりと、およそ活気がある場所とはいえそうもない、解説文によれば
「便所のようなところ」だという。そんな場所をあそこまでロマンティックに描くことで
「人生のくだらないこと、みじめなことをすべて引き受けて、さあ、陽気にいこう!」と
解説文は愉快にまとめている。
また、#1「Cretin Hop(クレティン・ホップ)」は、ラモーンズの本拠地のクラブ、
CBGBの、クレイジーなはみ出し者たちで溢れかえっている様子を描いている。
「クレティン」とは「アホ」といった意味。アホどもが跳ね回っているせいか、
掛け声は「1-2-3-4」に続いて「4-5-6-7」、4がなぜか被っている。

・ビーチを舞台に、痛快なカヴァー曲が映える
本作はカヴァー曲が2曲。そのどちらも大いにハマっていて、オリジナル曲のようだ。
1曲目は#9の「Do You Wanna Dance(ドゥ・ユー・ウォナ・ダンス)」というロックの古典、
やいのやいのと皆で集まってバカ騒ぎするさまが目に映るようなノリノリのアレンジで。
恋のダンスというよりは、皆で集まってわいわい盛り上がるほうがこのアレンジのイメージ。
もう1曲は、#13「Surfin' Bird(サーフィン・バード)」という1964年のヒット曲。
「Bird bird bird Bird is the word」をひたすら繰り返して、転げ回るように突っ走る。
間奏では「アババババ、ニャ~~~パパ」と奇声まで披露、これは相当難しいはずだ。
ジョーイの滑稽な歌唱が壮絶なほど決まっている、聴き入ってしまうヴォーカル。

・空耳編
本作も忘れず空耳。ネタは尽きない。
まず、#1「Cretin Hop」のサビで「1-2-3-4 Cretins wanna hop some more」と
畳みかける場面、「1-2-3-4 ~はさむ!」って聞こえて「何をはさむのか?」。
折角の格好良い曲なのにサビで空耳なんだからもう困っちゃう。
否定形の歌詞ばかり書いてきた集大成#5「I Don't Care(アイ・ドント・ケアー)」
では、わかりきっているが、「Care」は「カー」としか聞こえてこない。
空耳ではないが#13「Surfin' Bird」、とりわけ間奏は阿鼻叫喚の複雑怪奇な節回し。
アドリブ?原曲に忠実?空耳とは違う意味で、一度聴いたらもう頭から離れない。

・シングル・ヒットのチャンスが遂に到来!ラモーンズ、ブレイクか?
ひときわポップで、キュート、とびきり陽気でハッピーで、目を見張るほど爽やかな
ロック・チューンが登場。それが名曲にしてラモーンズ最初のヒット・シングルになる
#6「Sheena Is A Punk Rocker(シーナはパンク・ロッカー)」である。
この曲は、ビルボード・チャート最高81位まで上昇した。
ラジオ・オンエアが期待できる順位。ラジオでヒットすれば、アルバムも数百万単位で売れて
ラモーンズにブレイクのチャンスが訪れる!
「シーナ」が果たしたことは2つある。1つは、パンク・ロックでも商業的に認められる可能性を
証明したこと。そしてもう1つは、「パンク」という言葉が一般層にも肯定的に受け取られ、
またアーティスト側でも肯定的に押し出すようになった。

・何でいつもこんなふうになるんだ~よりによって、そのタイミングで、それが来るのか
#14「Why Is It Always This Way(ホワイ・イズ・イット・オールウェイズ・ディス・ウェイ)」
の冒頭の歌詞から見出しタイトルを引用したのだが、本当、どうしてこうなってしまうのか?
図らずも、ラモーンズの近い未来、そして遠い未来をも予見してしまった曲となった。
本作は1977年11月にリリースされ、折しもそのタイミングは、在籍していたレコード会社が
ワーナー・ブラザーズとディストリビューション契約を結び、メジャーの政治力を得られた
ときだった。ラモーンズは、大いに期待され、強力な後押しを受けようとしていた。
そんなある日・・・
いつものようにライヴに勤しむラモーンズ、ジョーイはやかんを加湿器代わりにして
鼻や喉の通りを良くしていたのだが、そのやかんが仇となり、ジョーイはライヴ前に大火傷を
負ってしまい、入院。ツアーはキャンセルすることになる。
そして更なる追い打ちは、UKでライヴに来ていた観客の若者が作ったバンドだった。
ジョーイが療養している正にその間に、セックス・ピストルズが衝撃のデビュー、ブレイク。
「パンクといったらセックス・ピストルズ」という常識を作ってしまった。
パンクといったら、安全ピン、カミソリ、ツンツンヘアー、がなり立て、へどを吐く・・・と
いったものになってしまった。
こうして、本作のラジオ・オンエアの機会はことごとく忘れ去られてしまった。
そしてこうして、ラモーンズは「万人には受け入れられないカルト・バンド」になった・・・


「ブレイクのきっかけを不運にも逃してしまったターニング・ポイント」
となった作品ですが、出来は実に堂々たるもの。
「ラモーンズの初期3作は傑作」とよく言われるなか、そのトリを飾るだけあって、
1曲1曲の完成度がとても高くて、隙がなくて、傑作指数の高い一枚です。
とてもポップなので、ロックやパンクが苦手な人が最初に聴くにもいいかも?

なにせ、「ブレイクのきっかけを逃した」のはこのアルバムのせいではないのだから・・・
ここには、ラモーンズの最高レベルの仕事が詰まっています。
そして、結果としてラモーンズ自身にとっても、「一区切り」となる作品となりましたが
そこからまた新しい音が生まれます。個人的にこの新しい音はお気に入りなのです!
佇まいを大きく変化させるも、それがとても格好良い、次のステージはまた次回の連載にて。


FC2 Blog Ranking参加中。クリックで応援お願いします!
スポンサーサイト

テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

web拍手 by FC2

Ramones:その2 リーヴ・ホーム「ガバ、ガバ、ヘイ!キャッチーで迫力を増したサウンド、連日の怒濤のライヴで培われていく演奏力」

76年の衝撃のデビューから僅か半年、Ramonesラモーンズ)は77年に2ndアルバム
Leave Homeリーヴ・ホーム)」をリリース。

リーヴ・ホーム+16リーヴ・ホーム+16
(2005/06/22)
ラモーンズ

商品詳細を見る

「家を出る」とはつまり「自分自身のファミリーを持つ」ということ。
本作をリリースする頃、ニューヨークを後にしたラモーンズは、世界征服を目指して
ツアーに明け暮れる20年間の幕を開けます。東ベルリンからハノイに至るまで、街から街へ。
ギョーカイの大物にはなれなかったけれど、彼らは世界中に知られ、コアなファンを
キッズから同業者まで幅広く獲得することになるのです。

1stをリリースした頃から、ラモーンズのライヴ修行~伝道は始まっていました。
ニューヨーク・バウリーにあるホームグラウンドのライヴハウス「CBGB」から、
UK、LAへと、これから始まる、ラモーンズの音楽を伝える久遠の旅の片鱗をみせます。
76年7月、UKでライヴを行ったラモーンズ。ジョニー・ロットンジョー・ストラマーなど
未来のパンクを作る面々に大きな衝撃を与え、ピストルズやクラッシュ結成のきっかけを作り
彼らをはじめとするUKパンクバンドは、ラモーンズから多大すぎる影響を受けることに。
デビューして間もないアメリカのバンドが会場を2,000人の観客で埋め尽くす快挙を成します。
しかし、当時はパンクが市民権を得ていない時代。ニューヨークに帰り、ロング・アイランドの
「マイ・ファーザーズ・プレイス」というクラブで演奏した時は、バウリーからほんの20マイルしか
離れていないにも関わらず、反パンク勢力が客席を占拠、頭にビール瓶を食らったり
目にあざを作ったりする羽目に。まだまだ、パンクを忌み嫌う人が多い時代でした。
そこにきて、LA。ジョーイ曰く「バンドの人気があったUKに最も近かったのがあそこだよ」。
熱狂で迎えられたラモーンズ。彼らの影響を受けて、LAでは地元パンク・シーンが誕生します。

こういったハードでタフなライヴの積み重ねのなかで制作されたのが2nd「リーヴ・ホーム」。
1stから僅か半年ですが、結構変化していることがわかります。
前置きが少々長くなりましたが、以下、感想~レビューを。


・ちょっと音質が良くなった~充実した録音環境、メンバーの演奏技術の向上
1stを録音した頃に比べて予算が増え、制作の自由が確保されて、マンハッタンにある
「リヴィング・ルームのような」居心地の良い、76年当時の最先端の技術を備えた
スタジオでベーシック・トラックをレコーディングすることができた。
だからプレイヤーを再生するなり、ひとつひとつの音が1stよりクリアに響いてきて
新鮮な驚きがある。
そして、ライヴを繰り返しているお陰で、レッスンひとつ受けていないのに
メンバーの演奏技術がめきめきと向上することとなった。

・キャッチーで、ギラギラした楽曲~ターゲット層の変化
ラモーンズのホームグラウンドのライヴハウス「CBGB」はアート系のライヴハウスで
先達にはテレヴィジョンやトーキング・ヘッズといったインテリ系ロックバンドが。
しかしバンドは前衛芸術家などアート系の客ではなく、キッズ達の支持を求めた。
アート~コンセプト指向だった1stと比べ、2ndは「楽しいポップで、アートっぽさが
薄れ、より音楽性が高まった」「よりへヴィで、よりメロディアス、そしてより
エッジが効いている」とトミーは語る。
ラモーンズ・ルックでライヴ会場に現れ、ラモーンズになりたがっていた、
ラモーンズを愛していた、影響を受けていたLAのキッズたち。
彼らに届けるために、楽曲はよりポップになった。
そして「ギラギラ」した楽曲も増えた。今回のカヴァー枠はサーフ・ミュージックの定番曲
#11「California Sun(カリフォルニア・サン)」で、この曲をはじめ、陽射しがガンガン
降りそそいでくるような、爽やかで楽しくてエネルギッシュな楽曲や演奏が大半を占める。
日本人の感覚では解りづらいが、アメリカにおけるサーフ・ミュージックの影響力は凄まじく
メンバー全員、サーフ・ミュージックが大好きだったのだという。

・不適合者の団結宣言「ガバ、ガバ、ヘイ」
ジョーイによって「武装命令」と定義された「ヘイ、ホー、レッツゴー!」に対し、
「君を受け入れるよ、俺たちの仲間だ」と呼びかける#7「Pinhead(ピンヘッド)」。
ピンヘッドとは「間抜け」「バカ」といった意味。Gabba Gabba Hey(ガバ、ガバ、ヘイ)は
「何とかなるさ」といった意味合いらしい。序盤で「Gabba Gabba we accept you~」
と出てくる時の「ガバガバ」は、日本語訳では「ペチャクチャ」と訳されている・・・
ライヴのエンディングに欠かせないこの曲、ローディがピンヘッドのマスクを被り、例のでかい
「ガバ、ガバ、ヘイ」の看板を持ってきて、それを受け取ったジョーイは「Gabba Gabba Hey」の
くだりをずっと、看板を持ったまま歌う(後半のことだからそれほどの負担ではないだろうが)。
ラモーンズのドキュメンタリー映画、とりわけ「End Of The Century」で赤裸々に曝される真実は
商業的見返りを長い長い間得られずに、孤高のバンドとして20年余りを全うする悲しみと意地が
痛々しいほど滲み出ていた。そして彼らを愛する少年少女たちも、「ジュディ・イズ・ア・パンク」
に登場するジャッキーとジュディのようなはみだし者ばかり。
「俺たちは、ファンを仲間として受け入れていた、ということさ」とジョーイ。かくして、
ロック界の不適合バンドと社会の不適合者とは団結し、時間を共有するだけでなく、仲間意識で
深く繋がる。「ピンヘッド」が徹底的にナンセンスながらどこかあたたかい理由はここにある。

・ラモーンズの名曲がU2誕生のきっかけに!!
「ラモーンズ乙女編」は本作でも健在、彼ららしからぬ叙情的でロマンティックな歌詞が
ギターロックの風にのって紡がれる#3「I Remember You(アイ・リメンバー・ユー)」。
アルバムの中では小品といった位置づけ(なにせ他が濃いから)のこの曲を当時、聴いていた
アイルランドの若者達は、23年後、泣く子も黙る超大物ミュージシャンとなって、
この曲のアコースティック・ヴァージョンをライヴで披露した。
歌い出す際に、大物ミュージシャンはMCでこのように打ち明けた・・・
「ニューヨーク・シティの詩、そしてパンク・ロックを始めよう・・・我々が15か16の時に
音楽を始めたきっかけとなったのは、他ならぬ・・・ラモーンズの音楽だったんだ」

彼の名はボノ、バンドは言うまでもなく、あのU2だった。

・空耳編~こんな譜割り無理だから!
「ピンヘッド」の序盤はこんなに長いフレーズがひとまとめに詰め込まれている。
Gabba gabba we accept you we accept you one of us.
特に「we accept you」辺りからキツキツになってきて、早口言葉の様相を呈してくる。
発音できないよ!殆ど無茶振りの領域で、これは聞き取れないわ~。
というか歌うほうが難しそうだ。
「D-U-M-B」の後も難関。「Everyone's accusing me.」と言っているのだが
「Everybody きざむ!」としか聞こえない。何を刻むのかは一切わからないが・・・
因みに、この曲は何とホラー映画からモチーフを得て全員で作った楽曲らしい。
・・・と、「ピンヘッド」は「拷問編」でもあるが、正統派「空耳編」の楽曲もある。
#10「What's Your Game(ホワッツ・ユア・ゲーム)」では、出だしからいきなり
「あの世で~」と熱唱されてつい爆笑してしまった。(正解は「I know your name」)
のどかなアレンジが台無し、失礼失礼。初期のビートルズっぽい曲。

・ムッツリスケベ編
例の如くちょっと問題のある歌詞の曲が論争を巻き起こし(#5「Carbona Not Glue
(カーボナ・ノット・グルー)」)、当時、急遽イギリス盤で「カーボナ」と差し替えられたのが
#15「Babysitter(ベイビーシッター)」。アメリカ盤では、次作に収められる
Sheena Is A Punk Rocker(シーナはパンク・ロッカー)」に差し替えられて、
ひと足はやくこの曲が話題になっている。
さて、この「ベイビーシッター」は、好きな子がベビーシッターをしていて、今夜、
主人公の青年の家にやってくると知るなり主人公が繰り広げたと思しき妄想。
しかしこの青年がまた、清純派を思わせる優しい曲調に反し、完全なムッツリスケベである。
今夜あの娘が子守りをするって
あの娘が来るんだって、やったぜ
イェー、ほら、TVもついてるよ
家族もいなくなったことだし
イェー、ほら、TVもついてるよ
家族もいなくなったことだし
(中略)
キスが始められないよ、なぜかわかるかい
キスが始められないよ、だって子供は小さなスパイなんだから

曲の終わりも「あの娘が来るんだって、やったぜ」であることから妄想と断定したわけだが
お前、想像力逞しすぎるだろう(笑)具体的なシチュエーションまで仔細に想像していやがる。
イマジンの力が強すぎるw

・潮時の恋愛のけれん味編~たった一語で「危険編」へ
陽気なメロディとサビの「go go go go goodbye」が耳に残る#1「Glad To See You Go
(グラッド・トゥ・シー・ユー・ゴー)」。ディー・ディーの移り気な元彼女について歌っており、
「さあさあ出てけよ、さよならだ お前が行けば清々するぜ、さよならだ」と吐き捨てる。
なかなか、描かれる恋愛にもけれん味が増してきたな・・・と感じられる(その分、本人達の経験が
増えたから、ともいえるが)すぐれた歌詞だが、その中のたった一語「チャールズ・マンソン」が
オンエア拒否という憂き目に遭い、せっかくのチャンスを逃してしまっている。
先程の「カーボナ」(このレビューで取りあげているヴァージョンでは収録されている)なども
そんな曲だった。
「ポップでいい曲」なのだが、放送コードや視聴者の倫理観に悪い意味で引っかかる。
パンクなバンドであることと、ラジオ・ヒットするバンドであることがうまく両立できない
不器用なバンドであった、ラモーンズというバンド、面々は。
しかしそのどちらも、彼らが追い求めたものであった。

この彼らのジレンマは、後進のオルタナティブ・バンド世代が同じ悩みにぶち当たった際に
大いに参考にされたのだが、ラモーンズには手本もなく、バランスを取る勝手がわからない。
ラモーンズはこういった不器用さゆえに後進世代のカリスマとなるが、しかし当時は
これゆえに、賛否両論を呼ぶ、中途半端な人気しか得られない結果に悩まされる。
時代のパイオニアはいつだって困難だ・・・

・ボーナストラック~こいつらどんだけタフなのか?全力疾走で走り抜ける16曲
05年リマスターのヴァージョンでは、本編の後に、ハリウッドの「ザ・ロキシー」で
76年8月に行われたライヴ・レコーディングを16曲たっぷり収録。
本編より曲数多いんじゃないのかよ!豪華すぎるボーナス・トラックが収録されている。
76年8月というと、1stがリリースされた僅か1ヶ月後。いやぁもう実に全力投球で、
腕が千切れんばかり、喉が潰れんばかりに、後先考えず爆走する、若くタフで荒々しい演奏。
パンクに理解のない時代、反パンク勢力に怪我をさせられることも頻繁だった頃。
同じアメリカに、彼らを熱狂的に求めてくれる場所があった。それがLAだった。
LAのキッズ達は熱狂をもってラモーンズを迎え、彼らは喜びを込めて素晴らしい演奏を披露した。
それが録音されたのがボーナス・トラックの16曲。1stからの曲を中心に、2ndの曲もある。
ディー・ディーとジョニーはステージ上で、決して笑顔を見せず、足を大きく開き、自分達の
楽器をとりつかれたように見つめていた。
とりわけジョニーの奏法は激しいもので、手首を暴力的に動かしてプレイし、
鮮血をネックじゅうに飛び散らして、ギターを赤く染めていた
ほどだった。
ジョーイとディー・ディーの歌声でけえ!「ワントゥースリーフォー!」が歌よりでかい
ジョーイも気合い十分なのが声でわかる。彼らの音が大きい分、ジョニーとトミーが
印象として、割を食ってしまっているかもしれない(苦笑)
疾風怒濤の16曲は、2ndのオリジナル曲と比べると粗が多いし、
4人の息が合っていない場面もみられるが、そういった細かいことを吹き飛ばす、
火を噴くような激しさと男臭さに溢れる。



独特の佇まいに加えてキャッチーさや爽やかさ、更には演奏力までつけてきた2nd
こうして世界へ向けて羽ばたきだしたラモーンズは、次作で更に疾走感を増し、
ヒット・チューンを飛ばすチャンスも遂に到来・・・!
だがしかし、なのがラモーンズ。次作、イケイケのアルバムと、因果の運命をみていきます。


FC2 Blog Ranking参加中。クリックで応援お願いします!

テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

web拍手 by FC2

Ramones:その1 ラモーンズの激情「ヘイ、ホー、レッツゴー!初期衝動とミニマリズム、荒削りながら計算されたパンクの必聴盤」

70年代、Ramonesラモーンズ)がいなければ、セックス・ピストルズもクラッシュも
U2だっていなかったかもしれない!
革ジャン、ジーンズ、ダウンピッキング、モズライトをトレードマークに、20年以上も
ひたすらにかたくなに、ライヴ中心に突っ走ったにも関わらず、全然売れず、
オリジナル・メンバーは今や4人中3人が鬼籍に入るという、あまりに非業のバンド。
ドキュメンタリー映画などで何度か取りあげてきましたが、今回からは正攻法で、
アルバムを1枚ずつレビューします。
1曲3分余りが目印だった彼らの話をするのだから、なるべく簡潔にまとめたいところです。
今までにないくらい短く(笑)
とはいえ初めのうちは、ラモーンズってどんなバンド?どこが良いの?といった話も
盛り込みたいので、しばらくはいつも通りでしょうか。
今回は、ラモーンズの1stアルバム「Ramonesラモーンズの激情)」を!

ラモーンズの激情+8ラモーンズの激情+8
(2005/06/22)
ラモーンズ

商品詳細を見る

2005年にデジタルリマスターされてボーナス・トラックも収録されたヴァージョンに
基本、準拠してこの連載をすすめます。
左から、マッシュルーム・カットがトレードマークの偉そうなジョニー(Gt)、
なぜか腹を出している、当時のリーダー格でちょっと小柄なトミー(Dr)、
身長190cm超えのバケモノで昔風のおばさんにも見える(笑)ジョーイ(Vo)、
友達にこういう奴いません?日本人にもいそうなコケティッシュなディー・ディー(Ba)。
彼らは、ビートルズのポール・マッカートニーがデビュー前の一時期に「ポール・ラモーン」と
名乗っていたのにあやかって、全員の苗字を「ラモーン」で統一、兄弟だと公言していましたが
勿論赤の他人。このように、突飛な設定もコミカルな彼らの音楽が、面白くない訳がない!
ということで早速1stの感想~レビューを開始します。1,2,3,4!


・ミニマリズムの美学~1曲は3分間程度に短く、歌詞も簡潔に
ラモーンズの作詞担当は主にディー・ディーかジョーイだが、ディー・ディーはジョーイに比べ
やや過激指数が高めの詞を書く傾向がある。
しかしながら二人に共通している、というより二人が徹底したのがミニマリズム。
特に原詩を辿っていると、その歌詞の簡潔さ、単語の少なさに度肝を抜かれる。

「ロックンロールは3つの言葉とコーラスで十分だと思うんだ。
ただし、その3つの言葉は口に出したときに
サマにならなきゃいけないが」

一見なんにも考えてないようなディー・ディーのこの言葉は、ロックの名言のひとつだと思う。
ナンセンスで可笑しいだけでなく、耳に清々しく響くのは、爽やかな曲調とこの哲学ゆえ。

・「ヘイ・ホー、レッツ・ゴー」という武装命令
あまりにも有名な、#1「Blitzkrieg Bop(ブリッツクリーグ・バップ。電撃パップとも)」
のしょっぱなに掛けられる威勢の良い掛け声。
タイトルを付けたのがディー・ディーで詞を書いたのがトミー。
張りつめた雰囲気の中、ズラリと並んだ殺気立ったガキの集団が後部座席にドカドカ乗り込み
早速喧嘩しながら準備完了で向かう先は「お気に入りのバンドのショウ」とトミー。
ファンとバンドについての歌、ファンへ宛てたラヴ・レターであるとも。
「ヘイ・ホー、レッツ・ゴー」についてジョーイはこのような名言を遺している。

「「ヘイ・ホー、レッツ・ゴー」は革命を知らせるときの声、
パンクスたちにとって行動を起こすための武装命令なんだ」


・空耳アワー編~ジョーイの計算し尽くした独自の歌い回し
#2「Beat On The Brat(ビート・オン・ザ・ブラット)」が「ヴィトンのバッグ」に
聞こえるというのはあまりにも有名な空耳。
また、電撃バップだって「ヘイ・ホー、レッツ・ゴー」だと分かったのは歌詞を見てから。
アイ、オー、レッツゴーだと思いこんでいた。
「Blitzkrieg Bop」のくだりも「バックストリート・ボンブ」か何かと勘違いしていたし。
ラモーンズにはとかく空耳レベルで聞き取れない曲が多い(これからも多い)。
それに、「歌詞にやたらとCIAが登場するな」と思っていたが、登場するのは
#9「Havana Affair(ハヴァナ・アフェアー)」くらいで、少なくとも初期4作ではほかにない。
ジョーイは訛ってるか何かで発音が悪くて滑舌がああなってしまうのか?
解説を読むと、そうではないことがわかる。
地元のクイーンズ訛りとイギリス野郎からの影響をミックスさせ、自分の声に風変わりな
フレージングを配し、「訛っていて、聞き取れず、音程も適当に歌っているようだ」という
あの独特の歌い方を「創り出した」のだ。ラモーンズは、あれで結構コンセプチュアルな
バンドなのである。

・ラモーンズは乙女編
スピーディーで痛快で全力疾走のナンバーの合間合間に、ベタなくらいロマンティックな
曲が挟まっている、それがラモーンズのアルバムだ。
1stだと#4「I Wanna Be Your Boyfriend(アイ・ウォナ・ビー・ユア・ボーイフレンド)」
なんて、それまで少年向けギャグ漫画を読んでいたのがいきなり少女漫画の恋愛ものに
変わってしまったくらいの変貌ぶりで、いっそ笑えてしまえそう。おっと失礼・・・
バンド名の由来からも想像が付くように、ビートルズなどの60年代のメロウなポップスを
彷彿させる。クレイジーな青年達の胸の中には、花びら舞い散る乙女が棲んでいるらしい。

・危険編
#6「Now I Wanna Sniff Some Glue(スニッフ・サム・グルー)」は、
「シンナーがやりてえよ 何かやらかしてえよ」と連呼するとんでもない曲。
バンドを始める前の4人は、クイーンズの団地に住む中産階級の隣人たちで、
気のいい近所の友達で、年頃も似たり寄ったり。草野球に興じ、ハンパな仕事に就き、
つるんでは酒やシンナー、ドラッグをやる、郊外の満たされない若者たちだった。
木更津キャッツアイの70年代アメリカ版といった持て余しぶり。ジョーイが言うには
「オレたちは、ただガキどものフラストレーションについて書いただけなんだ」と。
#11「53rd & 3rd」は少女売春で有名なスポットのことを描いた曲だという。
そしてこれも有名な曲、#14「Today Your Love,Tomorrow The World
(トゥモロウ・ザ・ワールド)」はナチスを引用した比喩表現を用い、レコード会社から
お叱りを受けたり、評論家の悪評をかったりした。「響きがよいから」使ったにすぎないが…
曲の趣旨としては「祖国の為に戦うのさ」「今日は愛に、明日は世界に生きる為」であって
「ファンと俺たちについての曲だ。俺たちはバンドとファンの結束について歌っているんだ」
とジョーイは述べる。(「Today Your~」と歌いだす終盤の変調が物凄くカッコイイ曲!)
ここまで3曲、全てディー・ディー作詞。そう、彼、危険なんです(苦笑)。
しかしジョーイのほうは「よげんの詞」を書いてしまっている。#3「Judy Is A Punk
(ジュディ・イズ・ア・パンク)」これも有名なポップ・チューン。ジャッキーとジュディという
イカれたラモーンズファンの命知らずな生態を歌っているのだが、この2人、後に実際に
飛行機事故で命を落としてしまうのだ。

・映画編
#5「Chain Saw(チェイン・ソウ)」、 #7「I Don't Wanna Go Down To The Basement
(ダウン・トゥ・ザ・ベイスメント)」は、前者がジョーイ、後者がジョニーの作品。
とりわけジョニーは戦争映画やホラー映画が大好きで、それらをモチーフに作詞することが多い。
テレビ、サーフィン文化、雑誌や漫画…ラモーンズの楽曲には、それらへの親しみと愛情が
たっぷりこもっている。こういう普通っぽさが親しみやすさ、ポップさに繋がるのかもしれない。

・カヴァー曲
アルバム1枚につきほぼ1曲の割合で収録されている、ちょっと昔のアーティストのカヴァー曲。
彼らが影響を受けた音楽がわかるし、アルバム内のオリジナル曲から浮くこともなく馴染んでいる。
1stのカヴァーは、クリス・モンテスの「Let's Dance(レッツ・ダンス)」、1962年の曲。
この上なく陽気なカヴァー、すっかりラモーンズのものにしてしまっている。

・ボーナストラック~キレキレの初期デモ音源
荒々しくて、トガってて、それぞれの音がキレキレな、ボーナストラックに収録されている
初期デモ音源。いくつかのレコード会社に送ったが、どこからも反応がなかったという。
しかしジョニーは1stよりこの荒削りなデモ音源のほうが良い出来だと感じていたそうだ。
この中にあると、1stでは浮いていた「I Wanna Be Your Boyfriend」も疾走感が加わり馴染み
心なしかダレていると感じた「I Don't Care」も締まって聞こえる。(でも「アイドントケア」
ではなくやっぱり「アイドントカウ」に聞こえるのは、わざとだからしかたない)
彼らが影響を強く受けた、60年代の音楽の要素をあちこちで見つけられるのもおもしろい。
最初は「デモだしこんなものか」と感じたこのデモ集だが、2回目以降からハマってくる。
ジョニーじゃないが、こっちのほうが良いと感じる曲もぼちぼちある。
その証拠か、このデモ集の中から「Blitzkreig Bop」がイギリスでシングルリリースされた。


ポップでメロディアスでハードで荒削りでシンプル、イノセントでユーモラスでポジティブ、
初期衝動溢れる、70年代後半の音楽の歴史を変えた名作!

必聴盤だと言われる所以は説明不要、頭3曲を聴けばすぐわかる。
さて、こんなキラキラした名作をひっさげて、ラモーンズはいよいよ世界へ飛び出して、
長い長いライヴ漬けの生活へと旅立ちます。
そんな強い意志のこもった2ndには、これまたバンドの看板ナンバーが登場!
ラモーンズの初期3枚は傑作だという噂に乗っかって大正解。もう、痛快すぎる体験です。


FC2 Blog Ranking参加中。クリックで応援お願いします!

テーマ:洋楽CDレビュー - ジャンル:音楽

web拍手 by FC2

I Get Up I Get Down~さよならスマホデビュー、また来たねガラケー節約生活~ +みんなでつくる音楽系新企画、構想中!

様々な情報を得て待ちかまえていたのに、1週間もしないうちに海の藻屑となりました。
3日天下となってしまったスマホデビューの夢。
いつしか、待望するようになっていた、スマホ・・・

「見積もりが出たら連絡する。多分1週間もかからない」とお店からは聞いていたのに、
今日の午後、電話があって、それは「修理が終わって携帯が店に戻ってきました」という
「オイ!」な報告でした。なんでも、修理は簡単な部品交換で済み、無料だったので
時間がある時に取りにきてくださいとのこと。

借り物の携帯も何となく落ち着かないので、その日のうちにお店へ行って、借りた携帯を返し
修理が済んだオリジナル携帯を手中に。
そして用はもう済んでしまい、店を後に・・・
って所で宣伝POPを目にします。「スマホにしたいけどお金がないあなたへ、今だけセール!」
とかなんとか。ちょっとしたお得なプランのお知らせなのでした。
後ろ髪をひかれ、未練がましくauのセール対象のスマホの機種を見たり、ソフトバンクの
ブースにあるスマホの書籍(スマホ・iPhoneに関する書籍が沢山置いてある販促コーナー)
をパラパラと読んでみたり。
何してるんだろうなと思いつつ、でもお金のめどがたたなかったのも事実だったので
やっと少しだけ安堵し、別の買い物をしに行くためにエスカレーターに乗って
取り戻したガラケー節約ライフと共に、新たな買い物に頭をすっかり切り換えたのでした。

その気だったら、携帯を修理した直後だろうと、「スマホに機種変を!」と言うこともできたはず。
でもそれをせずにいそいそとブースを出てきました。
なんだかんだで今しばらくは節約ライフ。
そして、折に触れちょくちょく勉強しておいて、今の携帯が本当に駄目になった時に
いざスマホデビューすればいいのです。とりあえずそういうことにしました。
だって巷にはスマホ派とガラケー派はまだ半々~2:1くらいなんだから。
何年も経ったら、スマホの機種や料金が今よりずっと下がっていたらいいのになあ、
地デジのテレビみたいに。それを心から祈ります。

ただ、blogでもそうですが、周りのかなりの人々に「スマホデビューの予感!」って
言いふらしてしまった
んですよね。たった数日で撤回なんて、かっこ悪っ(苦笑)
恥ずかしいけど、これまた周りの人々に折に触れ取材や観察を敢行し、いざ機会が来たら
すんなり乗り換えればいいんだもん!と開き直ろうと自分に言い聞かせている最中です。
あぁ、格好悪くて明日から人に会いたくないや(笑)

さぁて、またドヤ顔して「一生ガラケー宣言」の続きをしますか。
結局使われなかったポイント12,000円分。(新しい請求書が来て、増えた)
au携帯&PC・家電代に充てますか。それでも余るんですが。
前回の記事で致命的な誤りがあって、私の1ヶ月の携帯代金は僅か2,000円程度で、
PC代や家電代を入れた請求書の金額が7,000円前後、つまり「スマホ料金は今の料金の倍」
って言っていたのはその請求書の話で、正しい代金とスマホ料金を比較すると倍どころか
3倍、4倍・・・。これは簡単に「いいや!」って言える話じゃないですよね。
人によると、何やら色々隠れ代金節約テクがあるらしいんですけど、今の私にはちょっと
知識の容量オーバーでニンシキデキマセン。
I Get Up I Get Down(盛衰)、振り回されすぎでアップダウンの1週間弱。
Yes様(Notジーザス)、もう疲れたよ。
教会で天使に連れていかれるネロとパトラッシュみたいになって・・・いかんいかん!!


話はがらりと変わりまして、いまこのような企画がコメントスペースでもちあがっています。

「一度、燃え朝さん名義による投票制みたいな形で洋楽アーティストBest 3みたいな内容をブログ仲間さんより応募してみては如何でしょうか?」
「あと、『年代別の好きな洋楽アーティストを3組投票を求む』みたいな限定条件付きなんかも非常に面白いと思います。
もしかしたら、NHKの『日本人が好きな洋楽アーティスト50』を超えるかもしれない…」

という、マグかつさんからの企画提案です。
さて、これをどうやって実行に移すか?それが問題です。

①全年代総合して自分が好きなベスト3のみを投票してもらう

②~60年代:
  70年代:
  80年代:
  90年代:
  00年代:
  10年代:
というように、年代別に分けて投票してもらう
(分からない・特にない年代は書かなくてよい)

この①②どちらかでいきたいんですが、皆さんならどちらを考えてみたいですか?
あと、邦楽のベスト3(これは年代を分けずにベスト3)も聞いてみたいんですがいかがですか?
ご意見はこの記事か、コメントスペースhttp://northernim.blog.fc2.com/blog-entry-204.htmlにどしどしお寄せください。ご協力お願いします!

一応、企画案の〆切は4月いっぱいとしまして、ご意見が私以外2人以上集まれば企画実施、
集まらなかったら残念ながら没とします。もしくは私が勝手に決めます。(これだと投票が
集まらない可能性が高いので、なるべく他の方の意見を聞いて実施したいのですが・・・)
折角興味深い提案を頂いたので、出来る限り実現できたら・・・と考えています。
何卒宜しくお願い申し上げます。


FC2 Blog Ranking参加中。クリックで応援お願いします!

テーマ:携帯電話 - ジャンル:携帯電話・PHS

web拍手 by FC2

Takk・・・blog振り返りと好評だった記事を、感謝の気持ちを込めて(2012/12/18~2013/4/17)

「Takk」とは、アイスランド語で「ありがとう」。
このblogを見てくださった方々、拍手やコメントやトラックバックをくださった方々に
感謝の気持ちを伝え、かつこれまでの歩みを振り返り、好評を博した記事を紹介していく
不定期シリーズです。
前回までのblogまとめに倣い、今回は、2012/12/18~2013/4/17までを総括します。
文中で「検索結果」と言及しているのは、FC2のアクセス解析に拠るものです。

伊達に200以上も記事を書いていないだけあって、集計してみるとありとあらゆる記事に
おかげさまで拍手が投じられておりまして、まとめるのが大変でした(笑)
殆ど全てに何かしら、拍手なりコメントなりがあります。嬉しい悲鳴です。

今期の新たな取り組みのなかで最も画期的なものとしては、
ごあいさつ・雑談用コメントスペースの創設です。
初めて足を運ぶ方のあしあと(FC2ブロガーでない方も、blogアドレスを載せていただければ
後々遊びにおうかがいします。最近流行ってる「あしあと」ツール代わりにどうぞ)として、
日頃いらしている方で記事に関係ないけど私に個人的に伝えたい事があるという方、
そしてちょっとした雑談など。「なんでも」見聞録に相応しい(?)、ファジーな場所として
初めて書き込む方も、ブログ友達の皆さんも、気軽に利用していただければと思います。

さて、この4ヶ月で普通拍手・FC2拍手が多かった記事を、いつものようにまとめてみました。
今回も全ての記事にリンクを張っていますので、気になった記事、また見たい記事などあれば
ぜひ、飛んでいってみてください。
まずは普通拍手から。

ある朝、目覚めたらThe Mars Voltaからセドリックが居なくなっていた 6
エリオット・スミス:An Introduction to...Elliott Smith「エリオットの音楽と人生を耳で感じ取り、もっと知りたくなるセレクション」 6
これは使えるリラクゼーション系音楽CD:その13 やすらぎの音楽「楽器が人を癒す~ギター、ハープ、ピアノ 人と音楽~」 5
Syrup16g 後編:Syrup16g&2004年頃の簡易ライヴレポ&解散の謎「痛々しいほど溢れ出すバンドへの愛、本当のリアルの無情と無常」 4
ざっくり映画ライフ:その13 いつも音楽と共に!伊坂幸太郎作品の映画化(フィッシュストーリー、ゴールデンスランバー、死神の精度) 4
NHK「洋楽倶楽部」〔日本人の愛する洋楽アーティストベスト50〕に投票してみたら、60s70s専門のプログレッシャーになってしまった 4
年末年始SP!ざっくり音楽映画ライフ:その3 ジョン・レノン(イマジン、アメリカVSジョン・レノン、ジョン・レノン,ニューヨーク) 3
The Smashing Pumpkins:その2.5 Pisces Iscariot & Earphoria「スマパンの凪の部分、魅せる部分に出逢えるレア作品」 3
一生ガラケー宣言(?)~余所様に血迷ってコメントした、頑固者ならではのケータイ節約術? 3
震災と音楽について、せめて語れることを ~被災地の出身でもなければ、ボランティアも何もしてないけれど~ 3
ざっくりドラマライフ:その2 朝ドラキター!クドカンドラマReprise(木更津キャッツアイ、池袋ウエストゲートパーク、流星の絆)+あまちゃん 3
イマドキのタバコのオマケ!?ミニ小説を読んで:狗飼恭子「すべてのものに降りそそぐ」&田口ランディ「ラーレの香り」 3

<各記事振り返り(4拍手まで)>
・最近微妙に増えているニュース系記事(残念ながら、そんなに速報じゃないのだが)。
前回記事のブンブンといい、セドリック脱退といい、好きなバンド・ユニットに次々と
残念な報せが。10年単位でやってる人達を好きになるから必然なのか、それとも私が
疫病神なのか?いずれにせよショック!
・エリオットの項目が増えるのは恐らくこれから。今回得た知識なんかも参考にしながら
いろんな想いを馳せながら、コレクションを増やしましょう。・・・という段階だったけれど
まさかそれでこんなに拍手をいただけるとは。よく調べ、丁寧につくることに気をつけた。
・「これは使えるリラクゼーション系音楽CD」シリーズで初の5拍手、FC2拍手でも好評。
彼らの音楽もさることながら、三者三様の個性的な「ひと」が魅力的だったのが功を奏したか。
いつの間にもう「その13」まで来た。書いていて不思議と苦にならないので長続きしている。
・アクセス解析の検索ワードを見ると、このblogはSyrupブログと化している気がしてくる。
blog内アクセスランキングでもSyrup後編のアクセスは実質1位。ちょっとびびっている。
・書くなり次々と拍手が来た伊坂幸太郎さんの映画特集。やっぱり未だに人気なんだな。
しかし流行は変わっていく。今は有川浩、三浦しをんあたり?時代にどんどんおいていかれる・・・
・「洋楽倶楽部」も検索が凄かった。書いてないというのに、投票結果を求めてここに
いらっしゃる方が多くて心が痛んだ・・・。rikoさん→マグかつさんと知り合うきっかけに。


続いてFC2拍手ですが、上位は普通拍手と大分重複が多くなりました。
ありがたいことに、本当に様々な記事に拍手をいただいて、紹介しきれないくらいです。
(黒太字は、普通拍手などと重複しているためにリンクを張っていない記事です)

エリオット・スミス:An Introduction to...Elliott Smith「エリオットの音楽と人生を耳で感じ取り、もっと知りたくなるセレクション」 19
Takk・・・blog振り返りと好評だった記事を、感謝の気持ちを込めて(2012/8/18~2012/12/17) 18
震災と音楽について、せめて語れることを ~被災地の出身でもなければ、ボランティアも何もしてないけれど~ 17
northernimさんの拍手ページ 14(FC2拍手をした後で出てくる、私個人への拍手欄)
ZWAN:Mary Star of the Sea「トロピカルでサイケときどきNW、とにかく楽しい音のワンダーランド・・・ビリーの儚い夢と幻想」 14
NHK「洋楽倶楽部」〔日本人の愛する洋楽アーティストベスト50〕に投票してみたら、60s70s専門のプログレッシャーになってしまった 14
これは使えるリラクゼーション系音楽CD:その13 やすらぎの音楽「楽器が人を癒す~ギター、ハープ、ピアノ 人と音楽~」 14
ざっくりドラマライフ:その2 朝ドラキター!クドカンドラマReprise(木更津キャッツアイ、池袋ウエストゲートパーク、流星の絆)+あまちゃん 14

<各記事振り返りいくつか>
・かなり苦労して集計したり記録を取ったりして作成している「Takk...」シリーズ。折角だから
どんどん活用してやってください。毎回メモ帳→Excelで集計したり、記事のアドレスを
探したり、毎月17日には記録するために神経を尖らせたりと、手間と緊張感が半端ないので。
・3月~4月上旬は実はかなり忙しい時期で、なのにナチュラルハイに駆られて記事を乱発したり
現実逃避で記事書きに勤しんでいたきらいがあった(反動が3月中旬以降に来て、大分参った)。
そういう状況で震災といったデリケートな記事を書くべきではなかった。共感や配慮の足りない
記事が出来上がってしまった気がする。しかし、感情だけのお悔やみを書くのは簡単だし、何より
そんな記事はどこにでもある。自分ならではの想い、考え、ということで「震災と音楽」を書いた。
・クドカンドラマも書くなり反響がすぐに来た記事だった、その2にも関わらず。じぇじぇじぇ!
記事内で書いていた「木更津のワールドシリーズ」も記事アップ後に観て、コンプリート完了。
今度はクドカン映画の特集をするか?
実は「あまちゃん」開始当時、「あまちゃん」ファンブログをここではないどこかで立ち上げよう
と結構真面目に構想していた、余裕がなくて断念したが。ドラマは今の所、順調にきていると思う。


そして、いつも沢山の拍手を定期的にくださっている方へ、心よりのお礼を申し上げます。
まずは今期の記事。
ざっくり映画ライフ:その9 極寒の地から、温もりと情熱届けます(南極料理人、旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ、劔岳 点の記) 621(total:616)
ごあいさつ・雑談用コメントスペース 428(total:435)
2013年1月期に観たドラマを振り返る!(含む再放送&以前書き損ねた2月終了のアニメ)かってな採点&おまけつき 362(total:362)
<振り返り>
・1月期はドラマが山盛り、世間も私もドラマ視聴に明け暮れていた。やたらと忙しい気がしたのは
そのせいだったかもしれない。ドラマの感想を書くとなぜか辛口になるよな・・・
今期は大河に加えて、朝ドラ、「猿飛佐助」、「孤独のグルメ(再)」だけなので比較的楽。
6月から家を出る時間が1時間早まり、朝ドラを朝に観られなくなりそうなのが残念。


続いて以前から拍手をいただいている記事は、totalカウントがとんでもない数字になりました。
The Mars Volta:その2 Frances The Mute&Scabdates「わかりやすいだけが音楽じゃない!オマーが教えてくれた、音楽を"読み解く"ことの面白さ」 747(total:1,300)
ウルフルズ:後編 9「『アホ』を武器に、4人が一つにまとまって、この世界をサヴァイヴせよ!強靱でキレのよい、文句なしの傑作」 161(total:550)
村治佳織:プレリュード「初めて聴いたクラシック・ギターは、とても繊細で、とても優美だった・・・一つひとつの所作に、静謐な祈りを込めて」 169(total:537)
ジョン・フルシアンテ その4:PBX Funicular Intaglio Zone「新たな境地のギター、更なる進化を遂げたプログレッシブ・シンセ・ポップ」 751(total:1,095)
ざっくり映画ライフ:その6 バイオレンスからヒューマンドラマまでおまかせ、北野武映画特集!(アウトレイジ、キッズ・リターン、アキレスと亀) 269(total:577)
新記録御礼! 85(total:96)
※「コメント恐怖症~ブロガー・クライシス?コメント等に関する「感覚の違い」に傷ついたり、戸惑ったり、自分を見失ったり・・・」は、前回のTakk...直後頃に削除済みです。たくさんの票をいただいたのに申し訳ありませんが、諸事情により削除させていただきました。


長らく四半期ペースで続けてきたこのまとめなのですが、今回の時点で既に、記事が増えすぎて
得票をまとめる作業がとりとめのない過酷なものになってしまいました。
そんなわけで、blog振り返り特集「Takk...」は、今回で終了、もしくは違うペース(1~2ヶ月?)
あたりでやるかと考え中です。ちょっと負担が大きいので、終了かもしれません。
でもある程度役に立っているのなら少しずつでも続けたいし、結論は保留で。

今期はブログ友達さんが沢山出来ました、特に3月。驚くほどの勢いで増えていきましたね。
アクセスUPも嬉しいけれど、友達が出来たり、反応が頂けたりするのが一番嬉しいです!
とはいえアクセスや他媒体リンクの反響もありがたくって、今期は毎月2,500アクセス
コンスタントに得ることができるようになりました。少しずつblogが育っていくのが、
作物を育てているようで楽しく、やる気、やりがいにも繋がっています。
やる気メーターにしようとFC2 blog Rankingにも登録してみました。なにせいろんなことを
散漫に書きすぎているこのblogですから、上位に食い込むのは至難の業ですが、最近少しずつ
ランキング表を見てこちらに来ていただける方も増えているので、上に行くに越したことは
ないのかなと思います。もしよろしければこちらもクリックで応援よろしくお願いします。
Facebook「いいね!」も幾つか頂いて感謝感激です。全部は把握しきれていないのですが
気がつけば「いいね!」を見つけて「よしやった!」と独りガッツポーズを作っています。

いつも書いていますが、たくさんの出会いに感謝です!
自分でもびっくりするぐらい、単なる息抜きを通り越して、エネルギーや元気をもらっています。
本当は小説を書こうとして、書けなくて「じゃあレビュー系blogでも」と始めたblog。
初めの頃の拙くまとまりのない文章には恥ずかしくなりますが、とにかく書くことでしか
前に進めないので、ヘタクソなのは承知で、書けるかぎり色々なものについて書いてきました。
今でも拙さや技巧のなさにがっかりしますが、書きながら少しずつセオリーが出来ていきました。
今後の課題は、効率化でしょうか。続けていく為にも読みやすくする為にも、よりシンプルに。
でもこだわるところは相変わらずこだわって、突飛な思いつきも登場しちゃいますよ!
密かに短歌を始めて投稿をしたり、blog開設前からときどき詩を書いたり、それから最近は
長続きしませんが小説に挑戦してもいて、それらがもう少しまともなカタチになったら、
文芸方面のblog等を開設して、ウェイトもそちらに置く日が来るかもわかりません。
私の「表現」そして「コミュニケーション」、どのような未来になるかわかりませんが、
情熱とアイデアと思いやりを原動力にしてこれからも進んでいきたいと考えています。
未熟者ですが、今後もよろしくお願いします。



このブログをもっと広めてゆきたく、FC2 Blog Ranking参加中。
今回の記事を面白いと感じていただけたなら、クリックで応援お願いします!

テーマ:みんなに紹介したいこと - ジャンル:ブログ

web拍手 by FC2

BOOM BOOM SATELLITES:その7.5+祝・もうすぐ復帰!EXPERIENCED「退廃的な7thの楽曲が熱くなる!圧巻のライヴ」

あぁ嬉しい。ニュースを見てしばらく涙ぐんでしまいました。
BOOM BOOM SATELLITES、5月に東京ドーム公演で復帰を果たすそうです!
公式サイトBOOM BOOM SATELLITES OFFICIAL SITE(トップページ)
http://www.bbs-net.com/
にいきなり載っていました。
脳腫瘍の手術(しかも3度目)で治療と療養に励んでいるVo/Gtの川島道行さん、
手術は無事終わって、経過観察をしながら体力回復などに取り組んでいるそうです。
良かった・・・最悪の事態が何度も脳裏をかすめただけに、ホッと胸を撫で下ろしています。
でも一番安堵したのは奥さんと、相棒でBa/Progの中野雅之さんでしょうね・・・。
本来は全国各地を行脚するツアーだったのですが、東名阪以外は中止して3箇所のみ保留し、
そして結論として東京ドーム1公演のみ行い、残る2箇所は中止ということになった模様。
療養中=まだ完治していないわけで、川島さんの病状をみて慎重に判断した結果だそうです。
月並みですが「頑張りすぎないように頑張ってほしい」ですね。
うーん、ダラダラしてないで私もその努力を見習わなければいけません。

それを記念して&多少便乗して、前回のときのツアーファイナル@幕張イヴェント・ホールを
生々しく収録したライヴアルバム「EXPERIENCED」の感想です。

EXPERIENCED(DVD付)EXPERIENCED(DVD付)
(2011/02/23)
ブンブンサテライツ

商品詳細を見る


なぜ今更なのか、長期連載時になぜ取りあげなかったのか(リリースは2011年の2月)というと、
今だから言いますが、正直この時期のブンブンにいまいち馴染めず、ましてライヴアルバム
ともなると益々期待が持てず、ちょっと距離を置いていたという事情がありました。
7th「TO THE LOVELESS」はどうも内省的な方向に向かっていく、退廃的な作品という
印象が強く、これがライヴで盛り上がる姿が想像できなかったというのもありました。

しばらくチェック漏れしているうちにブンブンはかなりアグレッシブな「武者修行再び」をこの頃、
行っていたとのこと。6thでは流動的だったサポートドラムは新たに福田洋子(yoko)さんが
固定。主要都市に限らず幅広い地域をまわるライヴ・ハウス・ツアー、フジロックなどの
フェス、初のアリーナツアー(この最終日が音源となった)、そしてアメリカでベスト盤を
リリース+アメリカツアーと、2010年頃はライヴ漬けの怒濤の日々を送っていたそうです。
新加入の福田さんを馴染ませる意向もあったということですが、これは実に怒濤・・・
しかし、最新アルバム「EMBRACE」のインタビューでは、中野さんがこんな発言を。
「この先何をするのかっていうのが全く見えなかったから。
あのアルバムを作ってその後のツアーが終わったことで、
これでもうこのバンドの役割は全部果たしたんじゃないかなって思った」

もしかしたら「EXPERIENCED」を最後にブンブンは解散していた可能性もかなりあったのです。
結局二人がそうしなかったのは、同様の過程(アルバム→ツアー)を踏んだ後、しばらくして
解散したゆらゆら帝国に対する空虚な気持ちや寂しさなどがあったのだそうです。
二人はバンドの存在意義や音楽のあり方、それぞれの価値観の変化などについて考え続け、
2年半をかけて新作を世に出すという正反対の結論を出して、現在に至るわけです。
だから「TO THE~」や「EXPERIENCED」は、かなりギリギリの時期のブンブンといえそうです。

しかしそのような境地でも、だらけないのがブンブン。
聴いてみると出来は期待以上、とてもノれるライヴアルバムに仕上がっていて
嬉しい驚きでした。6th「EXPOSED」の時期にライヴに行った感動も思い出しました。

例によって付属豪華DVDが無かったため感想が抜けてしまうのですが、
CD音源だけでもかなりの迫力とカタルシスを得られます。

曲目はこちら。

BACK ON MY FEET
MORNING AFTER
DRAIN
UNDERTAKER
TO THE LOVELESS
STAY
FOGBOUND
RISE AND FALL
KICK IT OUT
DIG THE NEW BREED

因みにDVDでは、「KICK IT OUT」の後が「DIG THE~」と入れ替えで
LOCK ME OUT」「DIVE FOR YOU」「DRESS LIKE AN ANGEL」に変わっているとか。

以下、感想のまとめを簡潔に。

<退廃的で内向きな7thが、ハードで踊れるチューンへと化けていくマジック>
あちこちで「Nine Inch Nailsっぽい」と言われていた7thアルバム、よく聴いていると
My Bloody Valentineの「Loveless」と似た匂いもかなりすることに気付いた。
ブンブンの二人はマイブラに影響を受けているし、ある程度狙ってつけたタイトルだとも
思うが、要するにノイジーで退廃的だということだ。
それが#1から、アレンジのマジックで変わる。長いイントロの間に、激しさが加わっていって
気付けばアリーナの観客をエキサイトさせるほどの楽曲に変身している。
#1~#6まで7thからの選曲だが、#2だけは6thの楽曲が紛れている。
半音上がったキーによって、巧い具合に7thメインの世界にハマっている。
イントロだけでは何の曲かなかなかわからないくらい。
#3では転がるように楽曲が燃えたぎる。川島さんが声を荒げる。
抑制と野性とがせめぎ合っているのが、ライヴでのブンブンの格好良さ。
#4は淡々としたりヒートアップしたりと緩急自在に翻弄される。そして曲が進むほどに、
雨にうたれたような涼しさが出てクールダウン。冷涼なサビが火照った会場に風をとどける。
#5はインスト、クールからノイジーへ一転。福田さんはしなやかながら力強く、出過ぎずに
それでいて熱く、うまい具合にメンバー2人をサポートするドラムを叩く。ナイスな人選。
平井さんも忘れがたいけれど・・・

<新境地「STAY」がライヴに新たな感動を加える>
#6「STAY」は7thの時点で、本人達からもファンからも「新境地」と呼ばれている初のバラード。
淡いシンセに、薄く包み込むように優しい歌い出し、それに寄りそうようにシンセがメロを辿る。
キー下げだが、他の曲との調和という点では突出しすぎず丁度良いかもしれない。
サビでの盛り上がりはシガー・ロスを多少、彷彿させるものを感じた。但し彼らほどの雪崩では
なくて、あくまでもブンブン流の「感無量」ではあるが。これまでになかった新しい感触だ。
優しさと激しさが交じり合う。川島さんはサビ後にハスキーなファルセットを使っている。
温かいメロディとノイジーなサウンドのせめぎ合い、サビの畳みかけ。そして長く熱く音が続いて
ドシーンと叩きつける福田さんのドラムで幕を閉じる。

<ブンブンのライヴの醍醐味、「テクノ」の部分を堪能できる感動もののひととき>
#7は2nd「UMBRA」収録の曲、サウンドメイキングが激変して「テクノモード」にスイッチON。
こうなったら中野さんの独壇場。そもそもブンブンは「テクノ」「ビッグ・ビート」を基盤に、
ロックやジャズをエッセンスとして取り入れていたユニットで、世界にその名が轟いたのもこの頃。
原点回帰で昔からのファンを喜ばせると同時に、テクノの持つ凄みをこれでもかと見せつけられる
圧巻のひとときで、6thツアー時にもこのような選曲があって圧倒され、その時の感動を思い出す。
シンプルだが高揚感のあるリフを奏でたり、ソロが踊ったりと、シンセが実にやりたい放題。
この手の曲で中野さんが踊ってる率は高い(笑)。パーカッションベースのリズムもいいアクセント。

<4th~5thのキラー・チューン連発でアガりまくりノンストップ>
そして終盤にかけて畳みかける。#8、4th「FULL OF ELEVATING PLEASURE」の幕開け。
イントロが流れるや会場は一気に大歓声!川島さんの「Fu!」というヴォイス、女性Voの
ソウルフルでシャウト混じりな歌声など、このライヴは声のSEがあちこちで効果的に効いている。
さぁ、こうなったらもう誰にも止められない。品格と野性が交錯して大暴れ、カオスへ。
#9でキラーチューン中のキラーチューン到来、イントロのリフが破壊力大幅アップ!!
5th「ON」から「Kick It Out」、無敵のキキラキキラが到来、ひときわ大きな歓声。
たった2音なのに、爆弾が炸裂したかのように強烈なインパクトのある、でかい音の塊。
5th発表当時語っていた「キャッチーとインパクトを両立した曲」という中野さんの構想が
叶った瞬間ではないだろうか、このリフを思いついた時って。震えるほどカッコイイ。
この曲の最後に「ありがとうございました」と本編終了、ライヴは延長戦にもつれ込む。
CDでの#10は、ライヴではお馴染みだが初の音源化となる曲をファンサービスで収録。
1st~2ndの流れを汲んだ曲で、クールなのにハイでダンサブル、更にロック。
隙無く構築してあるのにギリギリの隙間を縫って野性味が暴れだす。
インテリジェンス×ワイルド、止まない狂乱、そして惜しまれつつ終幕へ。


「通受け・内輪ノリ」の人気というデビュー当初の売れ方から、今はスタジアムで大観衆に
囲まれるようなバンドへ。デビューから15周年へ、時間が経過していくと共に
ここまでオープンマインドに進化したブンブンがいます。
初期や中期しか認めない派で離れていった人からは「劣化」なのでしょうが。
音楽を分かち合う喜びを素直に前に出していって、このような進化形態になったのでしょう。
それでいて音楽づくりは、Live含めてたっぷりのこだわりが健在、しかもスケールアップ。
一旦ファンを離れたものの、本作を聴いてしまったらもう一度戻って来ざるを得ませんでした。
5月の東京ドームではどんな公演が披露されるんでしょう?期待もやっぱり高まりますが
やはり「頑張りすぎないで頑張ってください」に尽きます。
有言実行、彼らは本当に強かった!!
その事実を改めて噛みしめながら、現実に立ち返り、
明日からの私ももっと強くなりたいなんて思わされちゃっていたりします。



このブログをもっと広めてゆきたく、FC2 Blog Ranking参加中。
今回の記事を面白いと感じていただけたなら、クリックで応援お願いします!

テーマ:CD・DVD - ジャンル:音楽

web拍手 by FC2

Close To The Edge~ガラケーの節約ライフは幕を閉じるのか!?スマホデビューと節約ライフ、選択の時~

半年くらい前から、自宅で、携帯電話にかかってきた電話を受けていると
普通に喋っているのに「風邪引いてる?」「聞き取りづらい」と言われたりして
何か変だなと思うも、「ケータイ」だしこんなもんなのかなぐらいに思っていました。
しかし、よく「DoCoMoやソフトバンクに比べてauは電波がいい」と聞くし、外でその恩恵に
あずかることもたびたびだったので、気付かない内に段々と広がる「あれ?」。

それがこのところ、電話の役割を果たさないほどに悪化してきました。
「すみません、お電話が遠いようですが・・・」「もう一度お願いします」をやたらと
繰り返されたり、先日はこちらの返事が聞こえないのをいいことに一方的にごまかして
喋り始めたり(セールスの電話だったので、ごまかすという誠意のない態度に腹が立って
話の途中でブツッと電話切ってやった)、使い物にならない有様に!
相手の話ははっきりと聞こえるのですが、こっちの声がまるで聞こえないようで。

一応、家電もあるのですが、親と親戚にしか番号を教えておらず、親や親戚用+こちらから
かけるとき用と決めています。(色々めんどくさいから)
ただ、数多の場面で連絡先を求められる場合、携帯の番号しか書いていないのが大半で、
実質、電話を受けられない状態。インフラ崩壊、かなりヤバい事態です。
そろそろ明日にでもauショップに相談行かなくちゃ・・・と考え出したのが昨日。

以前この件で、親戚に「部屋に盗聴器仕掛けられてるんじゃないの?」と言われたことで
どちらかというとそっちの方が心配で、電話の故障か部屋の「異常」かを確かめたいという
狙いもありました。でもいつ誰がどうやって?
そんな今日の昼、屋内(1F)で電話を受けて応対すると聞き取れないと言われ、外に出ると
問題なく聞き取れるという事件が起こったため、一概に部屋のせいとも言い切れないと考える
根拠ができました。そうして思い出せば、屋内や地下の電話、最近随分通じにくいような。


そしてやっと決心して、今日、家電量販店にあるauのブースに行ってきました。
そこらじゅうに並ぶスマホ、iPhone5、スマホ、スマホ、タブレット・・・何それ??
時代から取り残されているという疎外感から、日頃携帯類のブースの側を通った時によく、
何となくスマホやiPhoneの操作画面をいじり、メール文字入力を試してイライラしたり
他のアプリを開いて「何だこりゃあ」とのけぞってみたりしていたのですが、
今日はいつもより、文字入力ができる。もしかしてスマホも慣れられる・・・?
微かに開いた可能性の扉、そうなると蠢いてしまう好奇心という性。

しかしいかんせん高い。本体では安いものもあるけれど毎月の負担や通話料が今の倍に。
「嫌い」と言って文明に中指を立ててきたのが少し丸くなった所に、今度は経済的問題が
のしかかり・・・でも、携帯を新しく買っても本体料金は似たようなものだし、新しい買い物が
「携帯」ってちょっとがっかりしてしまうかも・・・私が行ったauショップではもう、たったの
3機種しか取り扱ってませんでした。中古の携帯ショップなんかもあるけれど、何か心配だし。
そう言っておいて自分の前の携帯は、中古に二束三文で売ったのですが。

とにかく修理の相談をしにカウンターへ。
店員さんの事情聴取をうけ、話すのですが、「いつから」がイマイチはっきりしないし
普通に受信できるときもあるし、もしかして部屋にある盗聴器のせいかもしれないし。
煮え切らない態度で必死に話しますが、店員さんが苛ついているのが分かるし、
これから何がどうなるのかわからないしで、殆ど泣きそうになりながら聴取に協力。
店員さんが簡単に見てみた結果、多分携帯側に故障があるのでは?と。
思い返せばこのところしょっちゅう、携帯を床にバターンと落としてしまっていました。
そういう「うっかり」の積み重ねも良くなかったらしいです。
「修理に出すか、それとも、新しい携帯(=実質スマホ)に機種変更するか?」
大きな命題をつきつけられたまま、代わりの携帯を貸してもらって帰路につきました。
とりあえず携帯はショップを通して修理の業者にいき、そこで見積もりを出してもらい、
金額等次第で判断しようということで。
♪白と黒で答えろという 難題を突きつけられ~
今なら少~し分かります、ミスチルが表現しようとした五輪アスリート達の苦しみ。


スマホを持つことが結構現実的になってきた今、興味本位で録画しておいてよかった。
Eテレの、堀内孝雄さんと堀ちえみさんが講師の大学教授さんにスマホやタブレットを
教えてもらうという番組の録画が丁度2本溜まっていたので、この機会に視聴。
スマホやタブレットで何ができるの?という1回目、メールを打ってみようという2回目。
2回目では文字入力の裏技(長押しで花びらのように文字選択画面が広がる
が登場、これなら私でも文字入力できるかも?!また可能性が広がります。

さて、今度は「我が家に異常があるのか疑惑」を確認しなければ。
借りてきた携帯で実家に電話をかけます。普段は、割高なので家電でかけるのですが
今回は実験。この通話でも「よく聞こえない」と言われたら、それが意味するものは・・・
恐怖との闘いですが、セーフ。原因はやはり修理に出している携帯にあるようです。
先程の番組を観ていたという母は堀内孝雄さんや堀ちえみさんと同世代ですが、スマホなんて
持ってないんだそうです。携帯でいっぱいいっぱい。というか、スタート地点のお二人だって
似たようなこと仰っていたんですけどね。シニア層に近づくほど個人差が大きくなるなあ。
お金がかかることを悩んでいる子どもに向けて、母親は「スマホにしちゃえば?」と言います。
今時の若い子はみんな使っているみたいだから、修理しないで買い換えれば?と。
簡単に言ってくれるんだから、生活に関わることを・・・・・・うちの母はいつもこんな調子です。

しかしそれで少しまた考え直します。今の携帯代は4~5000円前後で、スマホにすると大体
倍くらいになるという試算をされたことがありました。そうすると4~5000円の増額。
これを多いとみるか、季節によってガスが値上がりするように、仕方ないとみるか?
「4~5000円くらいの増額で、もう殆どの人がスマホに変えてて、ネットとか色々やり放題の
パックに入ることになるらしくて、他にも色々出来るんだったら・・・」
何だか、考えるのにもう疲れてしまい、「4~5000円くらいいいや」となって投げやりです。
ああ忘れてた、機種そのものの代金の支払いもあるんでした。そしたらもっと増額してしまう。

部屋の奥に携帯のパンフがあったので見ると、「このカタログは2008年8月現在のものです。
と書いてありました。これには独り思わず爆笑。2008年?!もう6年近くも今の携帯を
使っているという衝撃の事実です。
まだ、携帯を買うのに携帯本体の代金を支払わなくて良かった頃だったと記憶しています。
しかも、色々な機能があるのに、メールとアラームと電話帳、そしてたまに電話や電卓しか
使いこなしていないのです。おサイフケータイも登録したのに全然使っていないのです。
音楽も聴けるしワンセグも観られるというのに、このザマです。めんどくさいのと、お金が
かかると困るから(電気代含む)質素に暮らしているのです。宝の持ち腐れともいいますね。


いま、auのポイントが10000円分くらいあって、それは修理にも機種変更にも充てられます。
修理の代金がポイント未満~倍額だったら修理して、それを超えるようだったらスマホへ?
倍額でも高い?とにかく修理?寧ろ時勢に乗ってとにかくスマホデビュー??
見積もりの返事は「1週間もかからない」といいます。急務です。早く決めないといけません。
後悔はしたくないけれど、どちらにもリスクは付きまといます。さぁ、どうしよう!?
まさにClose To The Edge(危機)、崖っぷちです。だけどBGMはラモーンズだったという・・・
Yes様(Notジーザス)、マジでどうしたらいいのでしょうか。悩みすぎて脱退しそうです。
♪ケータイ(スマホ)なんか~ごめんだ~ ケータイ(スマホ)なんか~Cry Cry Cry~
すみません、悩みすぎて何かトんでます。

テーマ:携帯電話 - ジャンル:携帯電話・PHS

web拍手 by FC2

南国少年パプワくん:その1 PAPUWA(アニメDVD編)「トんでる原作を更に突き抜けた、コタローのためのクレイジーな成長物語」

このblogによく来てくださるかたの大半は、うっすらとでも「んばば!」「めらっさめらっさ」
「チャッピー 餌!」といった台詞や、ドラクエ勇者似の子ども、ぬいぐるみみたいなわんこ、
網タイツを穿いたオカマの鯛、雌雄同体でオカマのカタツムリなどを覚えている世代かと。
だから漫画の名前だけでもある程度話が通じそうな気がしたりしなかったりするのですが、
そんな漫画に続編があって、しかもアニメ化までされていたことを知って(覚えて)いる人は
果たしてどれだけいるでしょう?
そんなわけで、今回の題材と出逢うまでの長いプロローグから話をはじめます。

高校時代に学園祭の古本市で5巻だけ買って、それっきりだった漫画「南国少年パプワくん」。
年月の過ぎた00年代半ば、ふとしたことでコミックスを最初から手にとったのがきっかけでハマり、
以来数年にわたり、パプワくんをはじめとする柴田亜美先生の漫画に熱中しました。
00年代半ばとなると、もう続編「PAPUWA」の連載が進み、テレ東でアニメ化もされた「あと」
だったと記憶しています。
8巻くらいまでは漫画にもまだまだ勢いがあって面白い頃でしたが、個人的に一番面白くて
腹を抱えて笑い、キャラクターや絵柄の破綻も少なく、思い入れが強いのはやっぱり1~4巻で、
アニメ化もこの時期にされています。
だから、ずっとアニメを観てみたくって・・・でもあちこちレンタルDVD店をまわっても、中古店を
まわっても、あまりに見つからないから新品まで探してみても・・・ない。
当時Youtubeにアップされていたダイジェスト風の短い動画を何回も再生しては
「ああ、ハチャメチャだ、やっぱり全話観たい・・・!」との行き場のない想いを募らせました。
しかし、終盤にかけて展開等がどうも納得のいくものではなくなっていったため
結末は少年ガンガン立ち読みで知ったものの、コミックスはもう買い揃えなくなり、
柴田先生の作品を読むことがなくなり、山のように集めたコミックスは全て処分。
(お金に困るたびに、当時の手持ちの本や漫画を古本屋に売ってしまったので、現在では
00年代に収集・愛読していた本や漫画は一部を除きほとんど無くなってしまいました)

そして月日は流れて2013年。DVDの品揃えが良いTSUTAYAの店内をぶらぶら巡っていると
あれほど求めて彷徨った幻のアイテムが!
確か以前同じ店を探してもなかったので、誰かがリクエストしてくれたのかもしれません。

PAPUWA 第1巻 [DVD]PAPUWA 第1巻 [DVD]
(2004/03/21)
くまいもとこ、山口勝平 他

商品詳細を見る

amazonの画像ではぼやけてて見づらいですが、昔の「南国」時代を知っている人からすれば
かなりハイブリッドになったパプワくんとお馴染みのキャラクターたち。
それだけでも結構斬新です。

結構ヒットしていたその「南国少年パプワくん」の直接の続編が本作「PAPUWA」なので
漫画にしろアニメにしろ、前作を漫画ラストまで知らないとわかりづらい部分があります。
(一応、回想シーン等で振り返りはしているが、アニメの回想は、漫画ラストと微妙に違う。
多分新規の人に理解しやすくするためかと)
なので念のため、Wikipediaのリンクを置いておきますので参考までに。
PAPUWA
パプワの登場人物

ではではいつものように、元ネタに馴染みのない人に一切配慮しない感想がスタート!
但し感想の一部はストーリーを俯瞰したものであるため、一応、アニメのあらすじくらいは。

<アニメのあらすじ>
本作(少なくともアニメ化までの段階では)の主人公は、コタローという10歳の少年。
殺し屋集団・ガンマ団のマジック総帥の息子で、前作の主人公・シンタローの弟。
生まれつき善悪の区別がつかない上に、一族代々伝わる能力「秘石眼」は並外れて強大。
「危険だから」とマジックなどにより幽閉されて育ち、7歳の頃に解放されると
自分を幽閉したマジックを殺そうとしたり、パプワ島で力をコントロールできなくなって暴走し
島を壊し、パプワくんをはじめ島のみんなを追い出すことになる。
その後、長い眠りについていたが、突如目覚め、「第二のパプワ島」に漂流、記憶喪失に。
パプワくんチャッピー、そして島で「秘石の番人」を務める青年・リキッドに発見される。
4年前の暴走を恐れたリキッドや島のみんなは、コタローを「ロタロー」と新たに命名、
自称「アイドル」を豪語する生意気な坊っちゃんは、かくして仲良く共同生活へ。
島で暮らす、ほのぼの時々破壊力満点なナマモノのみんなとの交流時々攻撃、
前作でのシンタローよりイマドキ残酷度がUPしたリキッド(通称「家政夫」)虐め、
コタローをガンマ団に連れ戻そうとやってきたり、ひっさらおうとやってきたりした
(元)ガンマ団の面々(伊達衆、特戦部隊)や「心戦組」(由来は書くまでも・・・)らとの
しっちゃかめっちゃか、南国の自然いっぱいな環境で、人間らしい感情を身につけていく。
そして何よりも大切なのは、初めてできた同じ年頃の強くて優しい友達・パプワくん。
しかし、総帥となったシンタローが島に救出にやってきて、パプワ島との別れのときがくる。
そんなとき起きた島の危機。コタローは、シンタローにも助けられながら、昔壊した島を
今度は救うために、一族に伝わる技「眼魔砲」を初めて放つ。
昔の記憶を取り戻し、「僕がみんなに許されるはずないよね」と自分を責めるコタローだが
パプワくん、リキッド、島のみんなは温かく見送ってくれた。「今日からお前も友達だ!」


<一貫したコタロー(ロタロー)の物語として成立したPAPUWA>
原作の漫画では、コタローがパプワくん達に別れを告げて、シンタロー達の戦艦に戻ると
心戦組の別部隊(アニメには登場しない)に戦艦がやられて、シンタローが戦艦から島へ
突き落とされて、ガンマ団は今度は一族・団員総出でシンタロー捜索をする羽目になり
さっきまでのコタローの主人公ポジションがいつの間にかシンタローに戻っている。
前作で「虐げられた不憫な子ども」として描かれたコタローの救済を意図して、続編で
あえてコタローを主役にもってきて、救済&少年漫画らしさを描きたかったとおぼしき
この漫画は、気付けばコタローは脇に追いやられ、しまいには「家政夫」リキッドが
主人公になって過去の世界まで出張る体たらく、ファンが大勢離れる結果になった。
だから、DVDを全巻観終わって「ホントいいとこで終わったなぁアニメ」という感想を
まず抱いた。ホント、ここまでの展開は、グッとくる台詞やエピソード満載なんだもの。
アニメは奇しくも、原作が劣化する前に「勝ち逃げ」することができた。
コタロー(ロタロー)で始まりコタローで終わる。
しかも、前作のサービス叔父さん(後にコタローの師匠となる)とシンタローを入れ替えると
シンタローとコタローの、兄弟によるリフレインの物語にもなっていて感慨深い。
原作では成し得なかった、一貫性のある、コタローの物語がここにはある。
とはいえこのガキャ、ワガママだわ、お姫様ぶりっこ(!)だわで、共感は確かに
しづらいキャラ・・・。ストーリーを取るか、キャラを取るか、難しいところではある。
つまり原作ではキャラを取って、アニメではストーリーを取ったかたちになる。
どちらが良いとは簡単には言いがたい。

<原作でトんでたキャラが更にトんでます、アニメスタッフさん楽しそうですね>
ネット上で噂にはきいていたが「うわぁ・・・本当にやべぇ(引き笑い)」ってなるのが
シンタローの仲間達・伊達衆の一員ながら、友達がおらず、コウモリに名前をつけたり
シンタローを「心友」と呼んで過剰に敬ったりする、孤独な男・アラシヤマの奇態。
あきらかに壊れているのだが妙に楽しそうにも聞こえる。怖いよ、中の人怖いよ!
原作と同じ台詞や行動をしていてもアニメで観ると「ヤバい人」度が更にアップ!
そんなアラシヤマには師匠がいて、シンタローの叔父・ハーレム率いる特戦部隊の一員の
マーカーといって、前作の漫画終盤では師弟対決がみられてエキサイトしたのだが、
クールなはずのこの人がナマモノの技をマトリックスのパクリで避けてみたりしてしまう。
アニメの時期に出番が多かっただけあり、特戦部隊の皆さんは一人残らず愉快度が増して
いるけれど、オープニングでも隊長より目立ってるしスタッフお気に入りだったのかも。
そして笑いを通り越してポカーンレベルなのが心戦組にいる現役女子高生・原田ウマ子
原作でもそこらの男以上に漢でしかも腐女子という相当キてる描写は十分されているが
アニメの声優さんが、女性キャラなのに「男性」しかも実に猛々しい男声という衝撃・・・
「実在したほうの」新撰組の十番隊隊長・原田左之助を下敷きにしたキャラらしい。
原作ではあまり好きではなかったがアニメで観て可愛げを感じたナマモノもいて、それは
ドクツルタケのコモロ君。悪い事ばかりする猛毒キノコで、語尾に「にゃ~」をつけて
ヘニョヘニョ喋る、ロタローの天敵。モデルは小室哲哉さんで、かつて柴田先生が
小室さんをモデルに「TK Man」という漫画を描いていたことから派生したナマモノ。
多分誰も、アニメの喋りを見てモデルが小室さんだなんて気付かない。そのくらいの
ふにゃふにゃヴォイスを、ごっついハーレムと同じ人が演じてたりするのがまた笑える。
面白いキャラ、他にもいっぱい。作ってる人たちの嬉々とした表情が目に浮かぶ。

<もう少しいい声が良かった・・・その願望を追うなら、南国まで遡るのか?>
前作のアニメの頃は、アニメそのものがものすごいブームだったという。
南国少年パプワくん、セーラームーン、レイアース、スラムダンク・・・
南国アニメ当時は小学生だったが、これらの作品はクラスの皆が知っていた。
「バブルは弾けたらしいけど、あんまりそういう気がしない」という時勢、
南国アニメには相当お金かかっていたんだろうな。声優さん、有名な人ばかり。
だってシンタローが流川だったんでしょ・・・!
転じて02年、放送局はどういう都合か、テレ朝からテレ東へ。
大人になって趣味が違う方向へ行ったせいもあり、アニメや声優さんにとんと疎いが
有名な人があんまり出ていないんだろうというのは何となくわかる。
自分がわかるのはハーレムの声優さんがエヴァの青葉だということくらいで、
そのハーレムの声も個人的にはどうもピンとこなかった。強面<はっちゃけオヤジの
両面を備えたキャラクターとしては「強面」が前に出すぎていると感じて。
(って忘れてたが、何気にチャッピー・グンマが山口勝平さんだったか)
多分、小学生の頃、なんとなく南国アニメを観ていた当時の記憶があるのだろう。
パプワくんやシンタローくらいまでは声をうっすら思い出せるので、シンタローの違和感は
書くまでもないくらいのがっかりだ。
南国アニメまで遡ったら、「そうそう、やっぱこの声!」と納得がいったりするのか?
マジック役の声優さんは、キャラソン含めてかなりの怪演らしいのだが・・・

<漫画で面白いテンポとアニメで面白いテンポは違うらしい>
漫画を読んでいて大笑いしたくだりが、いざアニメで観てみると何か違う、笑えない、
といったことがかなりの頻度であった。普段アニメを見慣れないせいも大きいのだが、
原作の漫画のテンポで各エピソードがインプットされていすぎるのが最大の要因か。
「アニメの台詞だと、何か説明的」「そこはもっとゆっくり喋ってほしい」「もっと速く」
視聴者というのは我が儘で、色々な感想が浮かんでくる。
基本的に本作は原作の漫画に忠実につくられていて、殆どの台詞も原作通り。
同じエピソードで違う台詞まわしにいじくられていると、それはそれで原作ファンとしては
違和感を拭えないだろうが、きっかり忠実にしていても問題が生じるとは。
原作の漫画にあったテンポのよさ、スピード感が、損なわれているように感じられた。
逆に、シリアスなはずの場面がそこまで感傷的に響いてこない、という部分もあった。
柴田先生の漫画はクセが強く、一コマ当たりの情報量がとりわけ当時はかなり多かったし、
あの作画、構図、コマ割りがあってこそ成り立つ独自のリズムがあった。
そして、当時の私はその独自のリズムにこそ中毒性を覚えてハマってしまったクチなので
当時ネットで「原作は糞だけどアニメはネ申」ってよく見かけたが、正直そこまでか?と
個人的には思う。まぁ、あまりに時代が経ちすぎているのもあるが(03年のアニメ)。

<アニメオリジナルエピソードが、後から読み切り漫画になっている謎>
PAPUWAのアニメはDVDで全9巻。しかし原作のストーリーではたった4巻の段階でしかない。
諸々の事情により(瓢箪から駒で、結果、一番後味もキリもいいアニメラストになったが)
原作の話数が足りないのに見切り発車でアニメ化し、アニメオリジナルストーリーや
原作+オリジナルエピソードで水増ししなくてはならなくなった。
原作のペースで読み慣れている者としては多少の違和感を覚えなくはなかったが
これはこれで「ありそでなかった面白エピソード」。噂にはきいていたがやっぱ笑えるわ。
そして「ん・・・この話は!」と不意に気付く。原作が連載されていた雑誌「少年ガンガン」の
人気投票で上位に輝いた3人を主人公に読み切り漫画が描かれるという企画があり、
(1位シンタロー、2位アラシヤマ、3位ハーレム)
それらの読み切り漫画がコミックス巻末や関連書籍に掲載されていたのだった。
しかし、人気投票→漫画掲載→コミックス等掲載はアニメ放映時期と被っていたり、
過ぎていたりするので、時系列が「???」ということになる。
アニメオリジナルエピソードが読み切り漫画化ってことだったのか?それとも実はその逆?
考え出したら止まらない気もするが、今となっては情報源も減ってしまってわからないので、
パプワ島のナマモノたちの如く、謎は謎のままで。


「悲願」「長年の夢」を達成した総評としては・・・うーん、夢を見過ぎたか、
アニメを観るという行動そのものに慣れないから反応もしづらいのか、
それとも悲願が達成されるまで時間がかかりすぎたのか・・・・・・
楽しかったし、丁寧に思い入れをもってつくってあるのもよくわかる、
けれど「悲願」を捧げるほどの大傑作!保存版!ってほどでもない、
当時大きな人気や話題にならなかったのも何となくわかる・・・
達成感と、少しの肩透かし、といったところでしょうか。
いや、でも、悲願が達成されてとってもスッキリしました。
いつか、原作や「南国」のほうの原作・アニメの話をすることがあるかも・・・と考えて
タイトルには「その1」ってつけました。
「"いつか"なんて日はないんだ!」ってパプワくんに怒られちゃうかな?


このブログをもっと広めてゆきたく、FC2 Blog Ranking参加中。
今回の記事を面白いと感じていただけたなら、クリックで応援お願いします!

テーマ:アニメ・コミック - ジャンル:アニメ・コミック

web拍手 by FC2

ざっくりドラマライフ:その2 朝ドラキター!クドカンドラマReprise(木更津キャッツアイ、池袋ウエストゲートパーク、流星の絆)+あまちゃん

先週から遂に、宮藤官九郎さん(以下クドカン)による朝ドラ「あまちゃん」キター!
第一週だからまだなんともいえませんが、主演の能年玲奈ちゃんとんでもなくかわいいし
OPテーマから明るくて楽しげで朝からいい気分。実はクドカンは朝ドラマニアとのことで
「クドカン流・理想の朝ドラ」を観られると期待しちゃってますよ!
母親の小泉今日子さんVSお祖母ちゃんの宮本信子さん(特にママ)はどうもワケアリだし、
脇のキャラも相変わらず濃くてファンキー。特に、杉本哲太さん演ずる幼なじみ・大吉さんが
がんばりやさんで空回りしててウザカワイイ(笑)
一方で、田舎の美しさの裏側にある息苦しさや、過疎、観光などによる町おこしの難しさ
といった硬派なテーマも同時に描かれ、笑うだけでなく考えさせられるドラマになりそう。
物語が2008年からスタートするのも気になりますね。今は2013年。この5年の間にどんな展開が
待っているのか、どういう狙いか?劇中の2011.3.11に震災が起こるのか?
まだまだ読めないけれど、いつも通り楽しいクドカンワールドが幕を開けました。


というわけで、ざっくりドラマライフ・クドカン編、まさかの(?)その2です。
こんな王道を見落としていたなんて信じがたいのですが、本当についこないだまで
観てなかった、書いてなかったので・・・


木更津キャッツアイ

木更津キャッツアイ 5巻BOX [DVD]木更津キャッツアイ 5巻BOX [DVD]
(2002/06/28)
金子文紀、片山修 他

商品詳細を見る

若い男5人が野球のユニフォーム姿で円陣組んで「木更津!ニャー!」ってやってる姿が
あまりにも有名な、おバカで痛快な青春活劇。
舞台は千葉県木更津市、東京から近いような遠いような、お世辞にも都会とはいえないまち。
このまちの高校の野球部出身で元同級生(例外もいる)の5人は、しょっちゅう集まっては
昼は草野球、夜は盗み(主に数百万単位の大金)とビールの、しょーもない青春を垂れ流す。
野球部時代のキャプテンでリーダー格のぶっさん(岡田准一君)、県大会決勝でのミスプレーや
思い人・モー子(酒井若菜さん)を巡ってぶっさんとは何かと因縁の仲のバンビ(櫻井翔君)、
学年は1つ上で謎が多く言動も挙動不審な不思議キャラすぎるうっちー(岡田義徳さん)、
夜な夜な皆が集う飲み屋のマスターを務める妻子持ちの爆弾ヘアー・マスター(佐藤隆太さん)、
優秀すぎる弟・純(成宮寛貴さん)の存在にモヤモヤ中のギャンブラー・アニ(塚本高史さん)が
飲み屋の常連客、草野球の仲間、更には憧れのヒーローや地元の星を巻き込んではっちゃける。
そんななか、ぶっさんに「悪性リンパ腫のため余命半年」との宣告が。
ぶっさんは、ビールで薬を飲みながら(苦笑)、元気いっぱい毎日を過ごしながらも、
確実に迫る死への恐怖に怯えたり、最後の半年をどう過ごすか考えたりし始める。
しかし残酷にも、半年はあっという間に過ぎていって・・・

クドカンファンを自称しておいて、社会現象にまでなった本作を全然観てないとか有り得ん!と
「あまちゃん」の勢いでDVDを一気レンタルし、一気観してしまった。
2002年の作品だけあって皆若い。かなり細眉の岡田君(V6のほう)、オレンジ髪の櫻井君。
ほかの3人はあまり変わらないかも。哀川翔さんや氣志團がフィーチャーされて(特に氣志團は
映画(日本シリーズ)でも前面に出る)、豪華かつ時代を感じる。懐かしい(笑)
密かに淡い恋心を抱く、恩師の美礼先生(薬師丸ひろ子さん)との交流も甘酸っぱい。
青春ものの王道ともいえるおバカでモラトリアムな青年たちの群像劇を溌剌と描きながら、同時に
「余命半年」「死」というシリアスなテーマとも結構、正面から向き合っている。
田舎町のどうにもならない実情を「あまちゃん」とは真逆の角度から見つめているのも興味深い。
おもいっきり笑えてところどころ泣ける、青春ドラマの金字塔といってもよい作品。
「日本シリーズ」「ワールドシリーズ」と題して映画化も2度されている。
ドラマの延長線上の世界「日本シリーズ」と、さよならぶっさんの「ワールドシリーズ」。
まだ前者しか観ていない。後者は淋しくなっちゃうらしいけど、必ず観よう。

★ここにも注目!
公助(小日向文世さん)
お父さんなのになぜかぶっさんから呼び捨てにされている。逆にぶっさんのことは
「公平"くん"」と呼ばないと怒られる。ずっと男手ひとつでぶっさんを育ててきた。
理容店を営むが腕前は壊滅的で、しかも無免許。元妻=ぶっさんの母の免許でやっていて
腕とセンスの良いぶっさんの助けを借りて何とか経営している。
ぶっさんとの仲は良好。アニづてで余命を知ってしまった時は、動揺を隠そうと
ものまね教室で教わった「あの鐘を鳴らすのはあなた」をコスプレつきで披露しちゃう。
街の看板ストリッパー・ローズ(森下愛子さん)が年齢とヘルニアのため引退すると
勢いで押し倒し、まさかの再婚(「日本シリーズ」では子どもを授かる)。
色々すっとぼけててかなりいい加減だが、息子想いでとても優しいとうちゃん、もらい泣き注意。


池袋ウエストゲートパーク

池袋ウエストゲートパーク DVD-BOX池袋ウエストゲートパーク DVD-BOX
(2000/10/25)
長瀬智也、加藤あい 他

商品詳細を見る

マコト(長瀬智也さん)は通称「池袋のトラブルシューター」。
地元・池袋の工業高校を卒業後にプータローとなり、実家の果物屋を手伝ったり
賭けボウリングで小遣いを稼ぎながら、池袋西口公園=池袋ウエストゲートパーク (IWGP) で
過ごしている。元は有名な不良だったが、性格は意志の強い正義漢。
池袋では名の知れた存在で、彼の家にはしばしば困難な依頼が持ち込まれるが、
持ち前の好奇心と人の良さから首を突っ込む羽目になり、相棒のマサ(佐藤隆太さん)や
友達のシュン(山下智久君)・森永(高橋一生さん)・電波くん(須藤公一さん)などと共に
破天荒な方法で解決する。
池袋を勢力下に置くカラーギャング集団「G-Boys」の通称「キング」・タカシ(窪塚洋介さん)
をはじめ、マコトに一目置く「その筋」の曲者も多い。
マコトの彼女・ヒカル(加藤あいさん)の親友・リカ(酒井若菜さん)が惨殺されたり、
シュンがカラーギャング抗争に巻き込まれて死亡したりと、身近な人物を失うこともある。
マコトを何かと気に掛ける東大卒のキャリアで池袋署の署長、横山(渡辺謙さん)も
頼もしいけど少し不気味だ。
のっぴきならないマコトとその仲間のトラブルシューティング、無事に遂行できるのか?!

00年代に大活躍した面子が大集合した恐るべきドラマ。
脚本をクドカンが手がけ、チーフ演出はあの堤幸彦さん。
そして原作は、のちに「4 TEEN」で直木賞を受賞する石田衣良さんのデビュー作(のシリーズ)。
これで化学反応が起きないはずもなく、本作は00年代で最高のドラマだとしばしば言われ
とりわけクドカンと堤さんは以後、八面六臂の大活躍。(衣良さんも十二分に活躍したが)
「長瀬智也さん×クドカン」という高確率はずれなしの最強タッグも本作で誕生した。
他のキャストもすごい。世界の渡辺謙さんが出ているなんて・・・!
それに加えて、窪塚洋介さん、山下智久君、妻夫木聡さん、坂口憲二さん、小雪さんときた。
木更津にも出演した佐藤隆太さん、阿部サダヲさん、酒井若菜さん、森下愛子さんは本作から
クドカン作品の常連になった。(妻夫木さんもチラリと。窪塚さんは映画中心で常連に)
原作とは大分キャラクター設定が異なり、コミカルな要素も顔を出すのは
クドカンらしさとも堤さんらしさとも感じられる。似たもの同士のコンビなんだろうか。
初めて本作を観た時、ほぼ同時に原作のシリーズ本を知人から沢山貰い受けて読み漁った。
原作はシリアスでハードボイルドな色が強め、引き込まれるように次々と読破した。
でも、こっちはこっちでまた別の面白さがある。パラレルワールドとでもいうか。
笑えるけどスリリング、この配分が絶妙にうまい。

★ここにも注目!
真島リツコ(森下愛子さん)
ドラマでマコトが呼ぶところの「ババア」で、お母さんにして「最終兵器(原作より)」。
女手ひとつで元ヤンのマコトを育て上げただけあって、ちょっとのことじゃ動じず、
寧ろ堂々と威嚇するほどで、マコトは完全に頭が上がらない様子。
ドラマオリジナルのエピソードだが、「ドリームコネクション」というネズミ講にはまって
いたことがあり、弱点といえばそのくらいか。結構テンションが高い。
因みに原作では「おふくろ」と呼ばれ、名前は登場しない。
クドカンドラマの常連中の常連だが、前クールの朝ドラに若年性認知症の母親として(!)
出演してしまったために「あまちゃん」には出(られ)ないだろうな。つくづく悔やまれる。


流星の絆

流星の絆 DVD-BOX流星の絆 DVD-BOX
(2009/04/15)
二宮和也、錦戸亮 他

商品詳細を見る

功一(二宮和也君)、泰輔(錦戸亮君)、静奈(戸田恵里香さん)の三兄妹は、
神奈川県横須賀市にある洋食店「アリアケ」の子供。
彼らが夜中に家を抜け出して流星群を観に出掛けている間に、両親は何者かにより惨殺される。
彼らは身よりが無く養護施設で幼少期を過ごした後に相次いで詐欺などに襲われ、
強く生きるため、復讐を遂げるため、いつしか彼ら自身も、裕福な男性を詐欺で騙していく。
功一が脚本と演出を手がけ、泰輔と静奈が変装や身分詐称などで実行する。
事件から14年経過した時効を迎えようとしていた時期に、洋食チェーンの御曹司である
戸神行成(要潤さん)をターゲットにした3人は、彼の父親である政行(柄本明さん)が
両親が惨殺された時間に家から出てきた人物に似ていることに気付く。
店の名物であるハヤシライスの味から、3人は政行が両親を殺害しレシピを盗んだ犯人であると
確信し、行成に接近して政行を陥れるための罠を張るり作戦は順調に進む。
一方、静奈は行成に恋心を寄せてしまい…。

今度は、今をときめく東野圭吾さんの大ヒット推理~サスペンス小説をクドカン流に味付け。
初めのうちは、サスペンス場面に無理矢理お笑いを盛り込んで茶化しているようで
いささか不謹慎に感じられて違和感・悪ノリ感を覚えたのだが、
展開が進んでいくと慣れていく。また、段々シリアスモードが多くなっていくので
違和感はかなり減る。
行成がでかいリュックをしょって毎日ハヤシライス食べ歩き行脚をしているかなり変な人
(真面目ともいう)で、カレー店で働く功一の店にいつも来てハヤシライスを頼むが
店はカレー店なので、「明らかにハヤシライスじゃない料理」をいつも出すくだりは可笑しい。
兄妹で詐欺を働く際、対象者と静奈(泰輔は知人役)が演じる「ドラマINドラマ」も
クドカンらしく、あまりにばかばかしくて笑ってしまう。
かっこつけの功一、アホの子気味の泰輔、わがままお姫様の静奈もぶっちゃけ中の人らしくて
ククク・・・となる。
バナナマン設楽が刑事役に挑戦、事件の大きな鍵を握る刑事役の三浦友和さんと共に
いい味を出している。
中島美嘉さんの挿入歌『ORION』がなかなか涙腺に響くので要注意。急に泣きたくなる。
そして、原作と大きく異なる結末(真犯人は原作と同じ)はまさにどんでん返し。
加えてこれも原作にない、独自のエピローグでは、ちょっとほっと、じわっとする。
ただ全体的に、クドカン本来の強みが生かし切れていない、むしろ邪魔になっているという
印象が最後まで拭えない。駄作ではないが、先に紹介した2作と比べるとやはり出来は落ちる。
因みに当時、ドラマのことを知らずに買った、ハウス食品のタイアップ製品のハヤシライスは
普通に美味しかった。

★ここにも注目!
高山久伸(桐谷健太さん)
静奈に嫌がらせをした元上司で、悪口を書いた紙を静奈の顔に貼り付ける。
通称「ポストイット」で、静奈の演じる女性と交際する一方、静奈にも未練が残る。
完全にネタキャラを極めており、ドラマINドラマの常連。原作からは遠く遠く離れているだろう・・・
「妄想係長 高山久伸」「妄想係長 高山久伸は二度死ぬ」「幸福の黄色いポストイット」と
堂々たる3作品の主演!!!(何もめでたくない)
「行成と惹かれ合う静奈」「静奈に惹かれてしまう泰輔(・功一)」の悲哀をうっかり
通りすぎてしまいそうな破壊力。クドカンはこういうのがいいんだよ。


今回紹介した3作は、いずれもTBSのドラマで、磯山晶プロデューサーという相棒がいて
「木更津」と「流星の絆」(「タイガー&ドラゴン」も)は同じ時間帯でした。
原作のあるものとないもの、クドカンのウェイトの高いものと低いものという大きな違いは
あるとはいえ、長いこと同じ環境をメインに作品をつくり続けてきたといえます。
しかし近年のクドカンは、「11人もいる!」はテレ朝で、「あまちゃん」はNHK。
吾輩は主婦である」で昼ドラに挑戦し、「流星の絆」で原作もの+推理~サスペンスという
原点回帰のようで全く異分野の大きな冒険をしましたが、そこからまた環境をどんどん変えて
今、さらなる冒険に出ている印象です。そのこころは?
「あまちゃん」は構想・制作7年だといいます。NHKというあまりにもアウェイな環境で
思い入れの深い朝ドラを絶対成功させるために、実験的な取り組みを繰り返して
「慣れない環境」「慣れない枠」でも、IWGPや木更津といった代表作に並ぶような、
あるいは超えるような、名作を作ろうという意気込みのようにも感じられてきます。
もしくは、面白いものを追求してきた人らしく、もっと面白い環境を求めて
マンネリを打ち破り、躊躇なくチャレンジを繰り返しているのかも。
何はともあれ、今は踏ん張りどき、正念場ですね。一層頑張れ、クドカン!!!


このブログをもっと広めてゆきたく、FC2 Blog Ranking参加中。
今回の記事を面白いと感じていただけたなら、クリックで応援お願いします!

テーマ:テレビドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

web拍手 by FC2

これは使えるリラクゼーション系音楽CD:その13 やすらぎの音楽「楽器が人を癒す~ギター、ハープ、ピアノ 人と音楽~」

前回に続き、今回も世界旅行の名残を残してリラクゼーション系音楽を追いかけます。
但し今回の主役はすべて「楽器」という、このシリーズでは初の試み。
そしてこれらの楽器を奏でる奏者たちのプロフィールを見ると、見事に曲者ばかり。
そこで、今回は音楽に言及すると共に、ユニークな各楽器の名手たちの辿ってきた道も
併せてとりあげていきます。


やすらぎの音楽 The Heart of the Celtic Guitar/Andrew White

やすらぎの音楽~ケルティック・ギターやすらぎの音楽~ケルティック・ギター
(2011/03/25)
アンドリュー・ホワイト

商品詳細を見る

呼びました?どこかのblogで見たことがあるようなサブタイトル(笑)

<ひと>
本作の主役、アンドリュー・ホワイト氏は、「旅人」。ギタリストにこの手の人が
心なしか多いのはどうしてなのだろう。
イギリスに生まれ、10歳で独学でギターを学び、16歳で最初の旅に出る。
ニュージーランドに渡り、ストリート・ミュージシャンとして演奏活動に励んだ。
それから、彼の「旅と音楽」の怒濤の人生に拍車がかかる。
オーストラリアを横断し、インド、ヨーロッパの国々へ、広く世界をまわりながら
同時に演奏の技術を学び、音楽性の源となる記憶や経験を積み重ねていった。
アメリカにて、ニューエイジ・レーベルと契約し9作品をリリース。このうち、
グラミー賞ノミネートアーティスト、デヴィッド・アーカンストーンとの
コラボレーションアルバム「アイランズ」がUSビルボード・ニューエイジ部門で
最高6位にチャートイン、アンドリューはトップギタリストとして注目を集める。
その後イギリスやカナダでもレコード会社と契約を結んでCDをリリースするが
興味深いのは、どちらも「ライヴ」「ラジオ」の二つとの縁が深いこと。
カナダでリリースしたライヴCDはカナダのミュージック・アワードにノミネート。
彼のオリジナル・アルバムは、世界で100万枚以上のセールスを記録している。

<おんがく>
自分はギターに深い造詣を持っている人間では決してない。そのような者であっても
彼の技巧がとんでもないことがわかる。しかも風のように、さらりとやってのける。
収録されている楽曲の幾つかは、彼が実際に旅したなかで出逢った自然の光景が
モチーフとなっている。テクニカルながらもホッとやすらげるのは、これゆえだろう。
流麗でキレがある、ダレのこないアコースティック・スタイルの奥の奥には、
ケルト音楽への傾倒があるのだという。
懐かしくて新しい。ギターの音色の一粒一粒に透明感があって聞き惚れてしまう。
ライヴから音楽の道が幾度も開けていったほどのアンドリュー、いつか来日したなら
ぜひとも生でその演奏を耳にしてみたい。そして、彼の中に常に流れる情感ゆたかな
自然や伝統の経験を共にしたい。


やすらぎの音楽~ケルティック・ハープ/Celia Briar

やすらぎの音楽~ケルティック・ハープ~やすらぎの音楽~ケルティック・ハープ~
(2009/02/27)
Celia Briar

商品詳細を見る

「ケルティック~」ものの2度目。一体、その「ケルト音楽」とは?後ほど考えてみる。

<ひと>
本作の主役、セリア・ブライアー氏は、何と「大学講師」とケルティック・ハープ奏者という
まるでかけ離れた二つの仕事をかけもちしている、かなり異端な経歴の持ち主。
イングランドに生まれ、両親揃っての音楽一家で、就学前から母と一緒に歌っていた。
十代後半の頃は、地元のアイルランド音楽家達に認められ、パブでジグやリールの
バグパイプやフィドル、アコーディオンに合わせて歌って日々の大半が過ぎていたという。
転機は27歳。当時セリアは、社会科学の博士号を取得するために勉強に勤しんでいたのだが
ハープの美しさに魅せられ、大学の学業とハープの勉強の両方を見事にやってのけてしまう。
そして1983年、アイルランドでのコンクールで優勝。以来、世界各地で称賛を得るように。
セリアの人生は更に広がっていく。1988年、ニュージーランドに移住し、現在は作曲や演奏、
レコーディングなどの活動を行う傍ら、大学で社会政策学の教鞭もとっており、さらには
熱心な社会問題、環境問題の提唱者でもあるという。驚異的な才覚とエネルギーの持ち主だ。

<おんがく>
丁寧に紡がれる旋律は、絹で出来た織物のように繊細で、高価な菓子のように甘美。
同じケルティック・ハープでも、以前紹介したセシル・コルベルともまた違う。
このCDの企画が「やすらぎの音楽」という趣旨であることも関係あるのだろう、
セシルの音楽が「泣き」を誘うのに対し、本作はそこまでメランコリックではなく、
もっとフラットに聴くことができる。でもメランコリーな部分もちゃんとある。
どことなくインテリジェンスを感じるのは音楽や楽器の性質だろうか、
それとも彼女の「ひと」ゆえだろうか。甘さに溺れず、理知的に奏でている印象。
だからこそさめざめとせずに、爽やかに聴くことができる。


やすらぎの音楽~ピアノ Pray for a peace of mind/LIN HAI

やすらぎの音楽~ピアノやすらぎの音楽~ピアノ
(2012/04/27)
リン・ハイ

商品詳細を見る

本作はケルト音楽でも中国音楽でもない、比較的普通のヒーリング・サウンドの作品。

<ひと>
本作の主役、リン・ハイ(林海)氏は、さしずめ「そらのプロデューサー」といった所か。
普通に「プロデューサー」あるいは「必殺仕事人」などでも良いが、そらのプロデュースの
エピソードがなかなかほかにはみられないと感じて。
中国生まれ。4歳よりピアノを学び6歳で作曲を始め、7歳で初ステージ、小学校も音大付属と
幼い頃より才能を発揮し、研鑽を積む。中学の頃からジャズに傾倒、テクニックを習得。
90年代になると自身のオリジナル・アルバムを積極的にリリースするようになり、やがて
数多くのアーティストや歌手のプロデュース、中国映画やテレビの音楽プロデュースなど
プロデューサーとしての仕事が増え、音楽家としての存在を確立する。
有名どころでは「女子十二楽坊」の1stアルバムへ1曲を楽曲提供、アレンジ・演奏も担当。
そして04年~11年の8年間にわたり、ANA国際線全線における機内音楽番組「天上飛歌」を
プロデュースし、世界に向けて多くの中国音楽を発信・紹介するなかで、
自身によるオープニングテーマ曲「空の記憶」は搭乗客から多くの問い合わせが寄せられ
反響を呼ぶ。仕事人として名を馳せながら、初心を忘れずアーティストでもあり続けている。
そんななか04年、ロシアで小中学校銃撃占領事件が起こる。林氏は、傷つきトラウマを抱えた
子どもたちを中国に招待し、自身のピアノ演奏をプレゼント、希望を与えようと試みた。
この模様が中国全土でテレビ放送され、既に知れ渡っていた音楽性に加えて、彼自身の人間性が
クローズアップされ、多くの称賛の声が寄せられたのだという。
音楽趣向としては癒し系寄りで、プロデュース業メインに大活躍というと、日本人でいえば
小林武史さんのようなイメージか。色黒で髪にメッシュなんか入れているあたりも被る。

<おんがく>
何も付加情報を知らずに音楽だけ耳にすると、女性の作品だと信じ込んでしまうだろう。
売れっ子プロデューサーだけあり、聴きやすさ、キャッチーさが特徴で、老若男女問わず
誰にでも受け入れられそう。シンプルに、最小限の音数で、ピアノという楽器が持つ
繊細で優しい音色を最大限に引き出して、安らかで淡い光のような世界へと連れて行く。
クラシック~ニューエイジ~現代音楽を取り込むなどオリジナリティに溢れながら、
その感触はいたって自然体で力みがない。とても親しみやすく、それでいて気高い。


<ケルト音楽とはなんぞや?>
3作中2作に登場した「ケルティック」というキーワード。
以前セシル・コルベルの記事を書いた時はうやむやなままで突っ切ってしまったのですが
前回の概略で「~(の国)のケルト音楽」と書くくだりを入れたために、気になりだして
今回の記事を書く際はうやむやにできないと、Wiki、Yahoo!知恵袋、その他個人サイト等を
巡って調べたのですが、どうも釈然としません。
参考までにWikiより。(全文はWikiリンクへ)

「レコード会社、CDショップおよび音楽雑誌などによって西ヨーロッパのケルト人達の民族音楽から発展し、継承されていった幅広い音楽のジャンルを総称する際に作られた言葉」
「地域的にはブリテン諸島(アイルランド、スコットランド、ウェールズ、コーンウォルなどを含む)から、フランスのブルターニュ、スペインのガリシア地方、アストゥリアス地方、北東ポルトガル、そしてカナダ(特にケープ・ブレトン島)やアメリカなどに住む、民族的にケルト人と区分される区域からの移住者が行う音楽まで広がりを見せる」


・・・ややこしや!知恵袋や個人サイトさんなどでは「主にアイルランドの伝統音楽」と
言っているところが多いですね。十分な説明ができず、申し訳ありません。


今まで登場したCDでの、シンセサイザーで構成した音の塊や、自然音などとは
全く違う角度、普段聴いている音楽と近いところからの「やすらぎの音楽」があることを
改めて知り、楽器の力、奏者の人柄や感性の力も実感させられました。
アコースティック/クラシック・ギターをはじめ、今回聴いた系統の他のアーティストも
今後もっと追いかけてみたいと興味をひかれています。


このブログをもっと広めてゆきたく、FC2 Blog Ranking参加中。
今回の記事を面白いと感じていただけたなら、クリックで応援お願いします!

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

web拍手 by FC2

これは使えるリラクゼーション系音楽CD:その12 世界旅行Ⅱ~初めての沖縄、オシャレなフラ・ジャズ、リズムが決め手のエスニック~

前回の特集では、「世界一周旅行」と題して、ハワイのフラ、インドのシタール、
そしてアイルランド~スコットランドのケルト音楽をとりあげました。
久しぶりとなる今回のリラクゼーション系音楽CD記事では、フラは一層進化して、
エスニックテイストの音楽にはひとひねり。また、日本国内で神秘の文化をもつ場所・
沖縄の伝統音楽を今回初めてとりあげます。
さぁ、世界をぐるっと、ひとまわりしましょう!


Spirit ot Healing Okinawa

スピリット・オブ・ヒーリング~沖縄スピリット・オブ・ヒーリング~沖縄
(2006/03/25)
V.A

商品詳細を見る

かつて「自然音」のみのCDでは、慶良間・久米島をとりあげたこともあったが
今回はかなり正面から、ワールド・ミュージックともいえそうなほどどっぷりと
沖縄音楽に焦点をあてた一枚。
プロデューサーは、以前とりあげたウォーキングの音楽CDと同じ、Pecker氏。
しかしウォーキングCDの時と違い、今回、Pecker氏はパーカッションを手がけるも黒子に徹し
現地ミュージシャンの演奏や楽曲と我々の仲介者となっている。
波音と入り交じるような三線の独奏あり、歌詞に起こせないような琉球最古の古謡あり、
沖縄や八重山の民謡あり、歌い手さん(島幸子さん)が作詞作曲を手がけた恋歌のような
「島うたポップス」と称される現代音楽あり(元ちとせさんの歌い回しを更に複雑にした感じ)。
歌も、島さんの独唱があれば、歌い手2~3人のユニット2組が皆で歌うものもあり、
歌詞では五穀豊穣、子孫繁栄に始まり、八重山の月の美しさ、島民の自然に根ざした日常、
友達を遊びに誘う歌、そして切ない恋歌と、歌詞を読みながら聴くのも楽しい。

宮廷音楽から民謡、そして現代音楽(島うたポップス)へと、形を少しずつかえながら
時代に寄りそいながら、伝統は脈々と歌い継がれている。
そのことを肌で感じられ、畏怖の念すら生まれるが、不思議と違和感や恐怖にはならず、
暖かく湿った風をうけながら、安らぎにだんだん包まれていく。
沖縄のお家もしくは民宿で、食事どきに目の前で歌と演奏が繰り広げられているような
臨場感があるので、歌が通りすぎていかず、心に深く響いたり、考えさせられたりする。
かなり濃い一枚。



Hula Jazz relax&slow

フラジャズ~リラックス&スローフラジャズ~リラックス&スロー
(2008/04/25)
スティーブン・ジョーンズ&ブライアン・ケスラー

商品詳細を見る

スティーブン・ジョーンズ氏とブライアン・ケスラー氏の、鉄壁の名コンビが
フラ音楽にジャズのテイストを取り入れて、最高に気持ちいいアルバムを完成!
今のところ私の中ではこの二人の作品にハズレなし。以前の久保田麻琴さんの特集のように
アーティスト単位で特集すればよかったと後悔しているぐらい。
スティーブン氏曰く「1930年代や40年代のような古いハワイのサウンド」をイメージして
制作したという。ロック・ポップスでいえばオールディーズにあたるわけだが、それを
何気なく、本当に気軽に耳にすることができるのはとんでもないことだと思う。
レパートリーも幅広く、ハワイの伝統曲、二人のオリジナル曲をはじめ、
ノラ・ジョーンズの大ヒット曲「Don't Know Why」や、あの「Over the Rainbow」
といった誰もが知っていそうな名曲を盛り込んでキャッチー度もアップ。
以前の記事の頃は正直まだ、フラ音楽の「緩慢さ」を受け入れきれないところがあり、
聴きながら馴染んでいくようなところがあった。日頃、激しくてタイトな音楽が好きだから。
ジャズのエッセンスが加わったことで、程よく締まり、最初の一聴で惚れ込んでしまった。
この「フラ・ジャズ」というジャンル、他にもかなりCDがあり、本作を聴いて良かったら
もっと色々聴いてみようと考えていた。今後、フラ・ジャズ特集をする日が来るかも?

このアルバムを聴く時、理屈は一切必要ない。
とにかく心地良く、かなりオシャレで、とんでもなくカッコイイ。
ギターの名手・ブライアン氏のソロがたっぷり聴けるので、ギター好きにもオススメ。
一人でゆったり過ごす時に聴いてもいいけど、陽気でスタイリッシュなこの感じは
友達や恋人を家に招く時にかけて、思い切り格好つけたくなる。
音楽に詳しくない人でも心地良さがわかるはずだから。最高の時間を約束するBGM。



Asian Healing

アジアン・ヒーリングアジアン・ヒーリング
(2000/09/11)
ヒーリング

商品詳細を見る

いままではある国や地域の音楽を紹介してきたが、本作のモチーフは「アジア」。
最近のこの不定期連載は「これは面白いワールド・ミュージックCD」化していたけれど
本作はもっと人為的なもの。効能ありきで作ったサウンドに「アジア」テイストを加えてみたら
化学反応が生まれた、というような。
手がけたのはRumors Ambient Projectという日本人ふたりのユニット。
最近の連載の流れで本格的ワールド・ミュージックを期待していると肩透かしを少し喰らうが
奇しくも久しぶりに、この連載で本来取りあげるべき音楽に辿り着いた。
中国をイメージさせる曲が多い気がするが、楽曲解説を読むと、
モンゴルやインドなど、もっと広い範囲の「アジア」も範疇に入っているとわかる。
リラックス効果を求め、結構難しそうなこともやっている。(以下、解説文より)

自然音(地球上に存在する音空間)が特有する周波数帯域を、
リラックス効果が高いと言われる女性の歌声の周波数音域に合わせ、
さらに心落ち着くテンポに調整し、エスニック・サウンドと融合させました。
従来の環境音楽にあるような「静」の部分ばかりではなく、
リズムによる「動」の部分との両方で心と身体を解放し五感を癒す、
究極のネイチャー・アンビエント・ミュージックです。


本作で繰り広げられる音楽の最大の特徴はリズム。
不思議なことに、穏やかな旋律を奏でる周りのパートよりも、リズム部分に耳をそばだてて
聴いているほうが、眠くなるほど落ち着く。
胎動がもし生まれて何十年経った今になって聴くことができたら、こんな音なんだろうか。
胎動を想起させるような包み込むリズム、躍動感のある鼓動や振動のようなリズム。
それら多彩なリズムと、アジア各地域の自然や人々の暮らしを想起させるサウンドが
絶妙に調和し、奥行きのあるアンビエント・ミュージックとして心身に深く訴えかける。



癒しだけではなく古よりの歴史の重みまで感じさせるアルバム、
リラックスとスタイリッシュを両立させた大人のためのアルバム、
「静」だけでなく「動」の部分にもこだわった新しいリラクゼーション・アルバム。
リラクゼーション系音楽CDを掘り進めていくと、どんどん「深い」作品が出てきました。
この鉱脈、まだまだ途切れそうにありません。



このブログをもっと広めてゆきたく、FC2 Blog Ranking参加中。
今回の記事を面白いと感じていただけたなら、クリックで応援お願いします!

テーマ:音楽のある生活 - ジャンル:音楽

«  | ホーム |  »

プロフィール

燃える朝やけ

Author:燃える朝やけ
・音楽、映画、漫画・・・雑多な題材をとりあげ、レビューのような感想のような、「好きなものの話」をしています。音楽寄りの題材が多めかも。
・コメント・トラックバック・拍手・
リンクなど、お気軽にどうぞ。
でも荒らさないでね?
・なぜかFC2拍手ボタンが各記事の上部に表示されているなど、変な箇所もぼちぼちありますが、お気になさらずご利用ください。

 

カテゴリ

ごあいさつ・雑談用 (1)
blog振り返り&好評だった記事 (4)
音楽(洋楽) (76)
At The Drive-In (1)
The Beatles (1)
Yes (1)
Carpenters (1)
Chickenfoot (2)
Deep Purple&Rainbow (1)
Elliott Smith (1)
Emerson, Lake & Palmer (2)
James Iha (2)
Jeff Buckley (3)
John Frusciante (8)
Jonsi (1)
Led Zeppelin (2)
Lou Reed (2)
The Mars Volta (7)
My Bloody Valentine (2)
NICO (3)
Omar Rodriguez Lopez (1)
A Perfect Circle (1)
Ramones (9)
RIDE (1)
Sigur Ros (5)
The Smashing Pumpkins (8)
Sparta (1)
Tim Buckley (1)
Warpaint (2)
ZWAN (1)
洋楽雑記 (6)
音楽(邦楽) (39)
access (1)
Boom Boom Satellites (11)
BUGY CRAXONE (1)
FLiP (3)
LUNA SEA (1)
Salyu (7)
SPEEDWAY (1)
Syrup16g (4)
TM NETWORK (1)
ウルフルズ (1)
大貫妙子&坂本龍一 (1)
古明地洋哉 (2)
ゴンチチ (1)
橘いずみ (1)
はっぴいえんど (1)
松崎ナオ (1)
矢野顕子&上原ひろみ (1)
音楽(ジャズ、クラシック、etc) (9)
Nadeah (1)
Willie Nelson & Wynton Marsalis Feat. Norah Jones (1)
ZAZ (2)
Keiko Lee (1)
辻井伸行 (1)
村治佳織 (1)
山中千尋 (1)
吉松隆 (1)
音楽雑記 (5)
映画音楽 (3)
Jonny Greenwood (1)
Vincent Gallo/John Frusciante (1)
V.A. (1)
音楽映画 (11)
The Beatles(Movies) (2)
John Lennon (2)
Ramones(Movies) (3)
The Rolling Stones (2)
Cocco (1)
山崎まさよし (1)
映画 (28)
小説×映画 (5)
映画雑記 (1)
書籍(小説その他) (9)
読書雑記 (1)
漫画&アニメ (11)
小説×漫画 (1)
リラクゼーション (15)
ネイチャー&教養系 (8)
TVドラマ (25)
お笑い&バラエティ (13)
世界は言葉でできている (2)
IPPONグランプリ (3)
F1 (12)
フィギュアスケート (4)
雑記 (8)
詩を書いてみた (2)
未分類 (0)

 

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

リンク

ブロとも一覧

ブロとも申請フォーム

検索フォーム

 

 

検索用ユーザータグ

 よく取りあげるテーマやキーワードからの簡単検索をどうぞ。

感想 レビュー CD 洋楽 映画 邦楽 TVドラマ 邦画 ライヴ DVD ジョン・フルシアンテ リラクゼーション 相棒 ラモーンズ F1 ブンブンサテライツ スマッシング・パンプキンズ 中野雅之 書籍 川島道行 FC2動画 ジェームス・イハ 漫画 お笑い番組 ビリー・コーガン 水谷豊 マーズ・ヴォルタ 雑記 セドリック・ビクスラー・ザヴァラ オマー・ロドリゲス・ロペス ビートルズ ジミー・チェンバレン Salyu 杉下右京 洋画 レッド・ホット・チリ・ペッパーズ アニメ ダーシー・レッキー シガー・ロス 及川光博 ウィリアムズ ホアン・アルデレッテ リカルド・パトレーゼ ドキュメンタリー ジョン・レノン アイルトン・セナ 八重の桜 小林武史 神戸尊 又吉直樹 あまちゃん blogまとめ Eテレ 若林正恭 アット・ザ・ドライヴイン 寺脇康文 Syrup16g 亀山薫 フィギュアスケート ナイジェル・マンセル アンケート ミハエル・シューマッハー キース・エマーソン 歴史にドキリ ミック・ジャガー バカリズム 深夜食堂 ヴェルヴェット・アンダーグラウンド ジョージ・ハリスン 宮藤官九郎 坂本龍一 夏目漱石 NICO クラシック IPPONグランプリ キタダマキ 中畑大樹 世界は言葉でできている エマーソン、レイク&パーマー FLiP トラックバックテーマ チャド・スミス 五十嵐隆 ケヴィン・シールズ ジェフ・バックリィ 教養番組 孤独のグルメ ジョン・セオドア 香川照之 宮崎駿 加瀬亮 自作詩 生瀬勝久 ビートたけし 岡田准一 二宮和也 安藤サクラ カール・パーマー 木南晴夏 平清盛 いしわたり淳治 松雪泰子 阿部寛 ポール・マッカートニー グレッグ・レイク 藤井哲夫 かわぐちかいじ 僕はビートルズ 成宮寛貴 長瀬智也 小泉今日子 田辺誠一 サウンドトラック 小説 谷中敦 キース・リチャーズ ローリング・ストーンズ アラン・プロスト ゲルハルト・ベルガー ロン・ウッド チャーリー・ワッツ サミー・ヘイガー マイケル・アンソニー ジョー・サトリアーニ チキンフット THE世界遺産 インド ジョン・ポール・ジョーンズ ジミー・ペイジ ロバート・プラント レッド・ツェッペリン ジョン・ボーナム ロッキー 集中力アップ サブリミナル効果シリーズ シルヴェスター・スタローン Warpaint 深津絵里 オードリー ZAZ F1総集編 ジャン・アレジ オノ・ヨーコ 南海キャンディーズ カーペンターズ 山里亮太 山崎静代 F1中継 川井一仁 設楽統 エヴァンゲリオン スパルタ ジム・ワード 秋山竜次 サンマリノGP 鈴鹿GP マクラーレン ドイツGP 蒼井優 松山ケンイチ ルー・リード 安倍夜郎 木根尚登 Cocco まほろ駅前番外地 小林薫 満島ひかり 小室哲哉 メイドインジャパン SPEC デヴィッド・ボウイ 信長のシェフ 古明地洋哉 妻は、くの一 ラジオ ブライアン・ケスラー スティーブン・ジョーンズ 堺雅人 ミュージカル 宇都宮隆 NHK 中村獅童 ハワイ ケルト音楽 ベネトン 木更津キャッツアイ ヨーロッパGP 今宮純 沖縄 三宅正治 ブラジルGP フラ・ジャズ メキシコGP ニキ・ラウダ 阿川佐和子 川島明 B'z 柳楽優弥 樹木希林 浅越ゴエ 福田充徳 チュートリアル ハリセンボン 徳井義実 千原ジュニア 夏川結衣 ムロツヨシ 南国少年パプワくん 流星の絆 ロン・デニス 羽生善治 有吉弘行 ヒメナ・サリニャーナ 是枝裕和 池袋ウエストゲートパーク エリオット・スミス 裏・相棒 山崎まさよし 長谷川宗男 後藤久美子 RAILWAYS 三浦貴大 中井貴一 高島礼子 本仮屋ユイカ フェラーリ ティレル  アンヴィル ミッキー・ローク アテルイ伝 ジャック・ヴィルヌーヴ デイモン・ヒル ふしぎの海のナディア エルヴィス・コステロ フィール・ザ・ネイチャー・シリーズ 久米島 エディット・ピアフ 狗飼恭子 リラックス ストロベリーナイト 田口ランディ 城達也 モナコGP 絶対に抜けないモナコモンテカルロ 塚本晋也 春日俊彰 オードリー春日のカスカスTV ネイチャー・サウンド・ギャラリー 屋久島 慶良間 パワーアップ アナウンサー 森山春香 さわやか自然百景 あなたに会いたい マンちゃん 女の子ものがたり シンジ 芥川賞 柴崎友香 ジャズ 大島渚 SPEEDWAY バリ アジア 世界ふれあい街歩き グランプリ天国 鉄人 モーツァルト アンビエント 貴水博之 トベタ・バジュン 松本大洋 サドレーゼ 教授 山中千尋 ワールドミュージック 久保田麻琴 谷口ジロー 久住昌之 LUNASEA ブージークラクション ゴンチチ オペラ座の怪人 アイスショー MOZU 浅田真央 お笑い 高橋大輔 イエス TM-NETWORK プラス思考 サントラ ヴィンセント・ギャロ 綾野剛 瀬戸内寂聴 熊切和嘉 リリィ・シュシュ 浅倉大介 ヨンシー ジョン・アンダーソン バカリズム辞典 フットンダ スティーヴ・ハウ クリス・スクワイア ケイコ・リー アラン・ホワイト リック・ウェイクマン 読書雑記 ビブリオバトル ディーントニ・パークス JIN-仁- 猿飛三世 ボスニアン・レインボウズ ノンフィクション 西原理恵子 フランソワーズ・サガン 小西真奈美 大貫妙子 上原ひろみ 居酒屋もへじ ヤンキー君とメガネちゃん 松坂慶子 リーガル・ハイ 小山田圭吾 access 西島秀俊 新選組! 実験刑事トトリ 太陽の罠 夫婦善哉 半沢直樹 矢野顕子 ナイツの言い間違いで覚える科学の法則 マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン 堤幸彦 戸田恵梨香 マーティン・スコセッシ フリー 斉藤和義 松崎ナオ 辻井伸行 ウルフルズ トータス松本 リンゴ・スター ヒャダイン ア・パーフェクト・サークル トゥール メイナード・ジェームス・キーナン ウルフルケイスケ ジョン・B・チョッパー 玉山鉄二 マイコ 宮崎あおい イ・ジュンギ 溝端淳平 村治佳織 サンコンJr. 橘いずみ 教育番組 リッチー・ブラックモア レインボー クリント・イーストウッド 唐沢寿明 木村拓哉 渡辺謙 桜井和寿 鈴木おさむ 中田有紀 笑福亭鶴瓶 バラエティ番組 振付稼業air:man 中居正広 宮崎美子 山下和美 ディープ・パープル ヤン・ヨンヒ 井浦新 仲間由紀恵 ウォーキング 前山田健一 北野武 ブライアン・ジョーンズ 小出恵介 快眠 斉藤由貴 竹下景子 西村賢太 タナダユキ 森山未來 豊川悦司 富司純子 たりないふたり 広末涼子 東野圭吾 吉松隆 ローラ 堀内健 吉田修一 松本清張 中谷美紀 妻夫木聡 寺尾聰 佐藤元章 園子温 ウィリー・ネルソン ノラ・ジョーンズ ウィントン・マルサリス レイ・チャールズ 樋口可南子 國村隼 三浦友和 久米田康治 椎名桔平 チャールズ・ブコウスキー マット・ディロン 甲斐亨 ゆらゆら帝国 西島隆弘 さよなら絶望先生 腹式呼吸 ヨガ BGM ストレッチ 大東駿介 加藤浩次 ポール・ヒノジョス メリッサ・オフ・ダ・マー ニュース ソフィア・コッポラ トニー・ハジャー ナデア マイ・ブラッディ・バレンタイン エミネム ZWAN ブライアン・レイツェル はっぴいえんど 立川志の輔 ティム・バックリィ 山崎ナオコーラ 永作博美 水川あさみ 稲垣吾郎 サラリーマンNEO セクスィー部長 沢村一樹 ビーディ・アイ オアシス 中村光毅 アップルシード 須藤理彩 平井直樹 もう中学生 伊坂幸太郎 黒谷友香 高良健吾 伊藤淳史 中田ヤスタカ ベクシル ライド アンディ・ベル マーク・ガードナー リチャード・ギア ジュリア・ロバーツ 村上龍 コメントスペース ヨンシー&アレックス 榎本ナリコ 岡田将生 松本隆 細野晴臣 大瀧詠一 鈴木茂 ガス・ヴァン・サント ロビン・ウィリアムス ハーレイ・ジョエル・オスメント マット・デイモン ベン・アフレック 西田敏行 市川猿翁 イチロー 日テレ 本郷奏多 重松清 ジェームス・ハント 若杉公徳 佐田大陸 TSUKEMEN プロフェッショナル仕事の流儀 ブルース・ウィリス ディズニー・ピクサー Radiohead 村上春樹 CAN 絲山秋子 ジョニー・グリーンウッド RZA 北乃きい 鈴木保奈美 ウータン・クラン セシル・コルベル 内田有紀 浅野忠信 松岡昌宏 中村靖日 神木龍之介 塚本高史 金子修介 フラ 宮崎吾朗 金城武 

 

月別アーカイブ

RSSリンクの表示

メールフォーム

 

名前:
メール:
件名:
本文:

 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。