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【映画】ラッシュ/プライドと友情【F1】

PG12ってんで、何かグロいのかとビビって、ヘタレて劇場に観にいかなかった
話題になったF1映画「ラッシュ/プライドと友情」をDVDでやっと観ました。
いやー、アメリカ風にいうと「Awesome」! とんでもない、素晴らしい作品でした。
DVDレンタルも地味にヒットしている、もっと知られてほしい、この映画について詳しくいきます。



ラッシュ/プライドと友情 [DVD]ラッシュ/プライドと友情 [DVD]
(2014/08/04)
クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール 他

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レンタルでなくセルで観ると、メイキングなどかなりの特典がついてくるらしい!
それかなり羨ましい。なんというセル商法。

・70年代のF1にタイムスリップ!?
とにかくリアルだ。マジで当時のF1中継を観ているようなのだ。
エンドロールにCGのスタッフさん、スタントのスタッフさんなんか沢山出るけれど
ちゃちだったり不自然だったりする場面が見当たらない。
ピットレーン、観客席、横断幕、もうそこここが仔細に再現されている。
なかでも個人的に感激したのは、日本GPで走ったティレルのジョディ・シェクターの車が
脇役なのにしっかり「たいれる」「しえくたあ」表記されていること、
本物のわけがないのだがエンツォ・フェラーリが出てくること!
細かいことがいちいちしっかりしている。
この頃にF1を観ていた人なら尚更たまらないだろう。

・対照的な二人
ジェームス・ハントニキ・ラウダ、70年代の二人のF1チャンピオン。
本作は、この二人が熾烈に火花を散らした、1976年の世界選手権にフォーカスする。
けれど二人はその前のF3時代からやり合っていたのだ。
絵に描いたように対照的なハントとラウダ。
ラウダは、アラン・プロストやミハエル・シューマッハの先祖といったスタイルで、
冷静で意志が強く、メカにも明るく、メカニックと一緒に夜通しマシンをいじって、
たくさんテストして、「コンピューター」と例えられるほど。
現代のF1ドライバーなら当たり前だろうが、70年代のドライバーとしては異端だった。
周りとつるまない、あんまり遊ばない、言葉も容赦ない、生真面目で頑固な男。
ワールドチャンピオンを三度獲った彼が唯一のライバルと認めるのがハントなのだが、
それが、まったくもって、漫画のキャラクターのような人物なのである。
いつもTシャツにベルボトムのジーンズ。大酒を飲んで、煙草吸って、クスリやって、
酒池肉林のパーティーが大好き、目の前に女がいればすぐ手を出す。
(PG12は恐らくハントとおねーちゃんがおっぱいやお尻を丸出しにしているせい)
ヘラヘラしているが、内心は繊細で、緊張して貧乏ゆすりやライターカチャカチャが
止まらなくなったり、車に乗り込む前に吐いてしまったり(本作で三回も。多いわ!)、
陰ながら事前にコースのイメージトレーニングをしていたり、二面性のある男。
こういうヤツが創作でないところがとんでもない。
そんなハントの行くところ、必ずラウダがやって来て、追い抜いていく。
いつしか、ハントは何かにつけラウダの行動を気にするようになる。
一方で、顔には出さないが、ラウダはハントの自由奔放さに嫉妬心をちらつかせる。
F3時代から1976年まで、互いをけなし合ってばかりの二人。
それぞれにステップアップして、それぞれにパートナーと出会ったり別れたりして、
1976年の世界選手権は彼らのバトルが中心軸になる。
しかし、ドイツ・ニュルブルクリンクでラウダが生死を彷徨う大事故に遭い、
チャンピオン争いも、二人の関係性も、大きく動いていく。

・演出の効用―音楽、視界、手元・足元
F1中継にはBGMなんか付かないし、カメラの視点も限られている。
それに何の不満もこれまで抱いたことがなかった。
けれど、本作は映画だから、レースシーンは心を煽るような音楽に彩られ、
オンボードカメラも映さない、正面からの手元や足元の挙動を捉え、
バイザー越しの視界、包帯越しの視界を再現してみせる。
この上なくスリリングだ。一方で恐怖心も煽られる。
雨の視界はあまりにも危うく、そりゃ棄権しようという気にもなるもんだ。
マシンの調子が悪いとき、モロにガタガタ変な音がするのも怖い。
一年に二人はドライバーが命を落とす時代の、スリルと危険が目の前に迫ってくる。

・創作のチカラ
ノンフィクション~伝記的側面の大きい本作だが、それでも映画だから、
ディテールは創作や脚色が加わることになる。
そこで創作のチカラが物を言うのである。
例えば、ラウダのドイツでの事故後、ラウダの奥さんは、サーキットに来なくなったと
Wikipediaや、ラウダを特集したF1雑誌には書いてある。
しかし、本作では事故後も奥さんがサーキットに顔を出し、
1976年の最終戦にしてチャンピオン決定戦、日本・富士でのレースまでも見守っている。
ラウダはこの場所で大きな決断をするが、その原因は「危険だから」に加えて、
「愛する妻のため」というふうに取れる。粋な脚色だ。
この最終戦、ハントの元奥さんや、以前いたチームの監督なども
TV中継を見守っている。そんなはずはないだろうと思っても、映画だとこれがいい。
そして、創作ってすごいととりわけしみじみしたのは、ラストシーン。
ラウダは将来「ラウダ・エア」という航空会社を旗揚げするのだが、それを暗示するように
最近はまっているジェット機の操縦をしようというところ。
そこに、ハントがひょいとやって来て、ラウダとしんみり深イイ話をしたところで、
おねーちゃんをはべらせながら、ジェット機に乗り込んでいく。
乗っていくハントと、運転するラウダ。
二人の対照的な性格、そしてその後の人生を象徴している、名シーンだ。

・事実は小説やドラマより奇なり
素晴らしい創作がある一方、創作なんじゃないかと思えるような事実も多い。
ハントとラウダの人物設計自体がもう創作の粋だが、それで終わらない。
ラウダが大事故に遭ったドイツGPも、最終戦の日本GPも、ひどい大雨。
どちらも審議の末、辛うじて開催、という運びは、できすぎた偶然。
チャンピオンの行方は、日本GPでのハントの順位が全てなのだが、
最後の方になると電光表示板の順位が錯綜、まるでじらすような展開。
おぞましいのは、皮膚移植をしたり、肺の吸入をしたりといった
当時のラウダ史上最も苦しい体験のさなか、TVでF1中継をつけて、
事故前に築いていた自身のリードをハントが奪っていくのを観ているシーン。
(特に肺の吸入のシーンは観ていてかなりキツい。ある意味PG12ものだ)
ラウダは存命で、本作はラウダに長い時間をかけて取材しているので
このエピソードは信じがたいけれど事実なのだろう。
そして、サーキットに戻ってきたラウダはハントに向かって
「生きる気力をもらった」「勇気づけられた」なんて言うのだ。
ラウダ、なんという男!

・日本語吹き替え版のありゃりゃ
本作をすみずみまで堪能するのならなるべく字幕で観ることをおすすめする。
なぜなら、二度目の再生を吹き替え版で試してみて、かなりガッカリしたから・・・。
ハントの声を堂本光一、ラウダの声を堂本剛、KinKi Kidsの二人が担当しているのだが
周りの声優が洋画畑の声優さんの中、二人の声、というか存在が浮いてしまうのだ。
ハントやラウダに光一君や剛君の姿が重なって、物語への集中をちょっと妨げられる。
二人がどう演じているかも気にしてしまう。
光一君はそれなりに合っているが(意外にも)、剛君は吹き替えに向いていないのでは?
機械的な感じを出そうとしているのかもしれないがどうも「棒」に聞こえてしまう。
ラウダを演じたダニエル・ブリュールが軒並み助演賞にノミネートされたり受賞したり
しているだけに、余計に「熱演が台無し」感が強くなってくる。
何とかならなかったのか、こりゃ。

・Wikipediaや雑誌の特集がもっとおもしろくなる
ハントとラウダの物語は、情報としてなら、Wikipediaを開けばすぐに目にできる。
F1レジェンドのラウダは、キャリアを総括した特集ムックなどが売られている。
本作を観なくても、ハントとラウダの間に起こった出来事や、
ハントのエキセントリックな人物像などを、「知る」ことは簡単にできる。
実際、映画を観てからWikipediaを覗いて大爆笑したり、感慨深くなった。
でも、逆に、Wikipediaなどの基本知識を頭に入れてから再び映画を観ると、
びっくりする。こんなに再現されているのかと、こんなに素敵に彩られているのかと。
本作で描かれているのはハントとラウダのほんの一部だ。
特にラウダのキャリアは、ここがハイかもしれないが、まだあと二回も
チャンピオンを獲るし、新たな、そしていずれプロストに継承される
堅実なレース・スタイルが確立するのもこれからだ。
ハントとラウダのその後は、本作でない場所のほうが詳しくわかる。
しかし、本作でもちらりと出てくるように、あまりに対照的だ。
太く短くの人生を地でいったハント、細くはないが長い人生で活躍を続けるラウダ。
最初から最後まで、「らしい」んだから。
本作を観たらWikipediaを覗いてみてほしい、そうしたらまた本作を観てみてほしい。
「へぇぇ・・・・・・」と、感嘆がなかなか止まらなくなるから。


カー・アクションの括りの映画ですが、人間ドラマとしても青春ものとしてもよくできています。
最初「ヒューマン・ドラマ」の棚で探していたくらいです。そりゃ見つからないわけだ。
他のドライバーの物語も映画になったら面白いのに、と想像が沸き立ちます。
ナイジェル・マンセルとリカルド・パトレーゼの映画があったら愉快そう、とか
王道でアイルトン・セナとプロストは、いやゲルハルト・ベルガーもいいな、とか
ダニエル・ブリュールはネルソン・ピケも出来そうだな、とか、あれやこれやと。
でも本作を超えるF1映画はなかなか出てこない気もします。
役者がそっくりで、技術も整って、実話を実話以上にドラマティックに魅せる作品なんてのは。

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フィギュアスケート見聞録 グランプリシリーズファイナル編(後)+浅田真央「Smile」感想

12月12~14日にかけて放映された、フィギュアスケート
グランプリシリーズファイナル、略称GPF。
遅ればせながら、その感想を中心に、このところ
フィギュアスケートを地上波TVで観戦してきた見聞録をお届けします。
後編は、GPFを中心に、一連のグランプリシリーズの感想を綴ります。


・対照的なヒーロー
TV的、もしくは業界的に、羽生結弦選手が男子のヒーローということになっている。
絶対的エースでヒーロー。どんな困難も超えていく理想的な日本人男子選手。
誰にも負けたくないから、誰よりも勤勉に頑張る。健気な自己犠牲的努力は報われる。
そういうヒーローが、グランプリシリーズ中国大会で接触事故、無理を押して出場。
NHK杯では「そろそろ観ているのがしんどい。息が詰まる」と感じていたところで
真逆のキャラクターを持ったニューヒーローが颯爽と現れた。
NHK杯で優勝したダークホース・村上大介選手は、アメリカ暮らしが長く、
性格もアメリカンでポジティブ。ポジティブはコーチの影響が大きいらしいけれど。
表彰台での立ち居振る舞いには、最近フィギュアで見なかった「ネアカ」なエネルギーが
満ちあふれていた。
2位のボロノフ選手もスマイリーで、二人合わせて、とても朗らかなムードに包まれた。
さまざまな意味で運命はフィギュア男子にカウンターを当ててきたなと感じた。
これからがとても楽しみ。 
更に、ジュニアGPFでは、宇野昌磨選手が優勝、新たなスターも誕生し、
羽生以降の世代にも希望が繋がった。
楽しみは増えるばかり。

・もってる、もってない
今年のグランプリシリーズのハイライトは、アメリカの町田選手、カナダの無良選手、
NHK杯の村上、そしてGPFでの羽生となった。
アメリカの町田のフリーは録画を保存しておけばよかったと後悔するくらいだった。
それにしても羽生。最後の最後に一番おいしいところをもっていけてしまうなんて。
あまりに劇的な展開。なんてことをしてくれるのか。
ロシア大会ではコフトゥン選手がショート6位から逆転優勝をやってのけて驚いたが、
羽生はグランプリシリーズ全体を通して、そんな類の大逆転優勝を果たしたのだ。
とんでもない。
GPFはグランプリシリーズ精鋭の6人しか出られない、誰もが当たり前にうまい。
しかし、その中で好調をつかみ、優勝を飾れるのは、一人しかいない。
実力だけでは勝てない。勝敗を左右するのは、運や政治力なども大きい模様。
芸能人みたいな世界だ。
その一方で、下位に沈んだ選手の演技が、上位の選手よりも胸に響くことがある。
「人の数だけ運命があってもいい」と肯定したくなる、不思議な競技だ。
運が足りなくても、政治力がなくても、素晴らしい演技ならばそれでいいと思ったりする。
勿論勝ってくれた方が嬉しいに決まっているけど、採点は如何せん不可解だ。
ところで、ロシア男子の間で、スパイダーマン風の衣装が流行っているのか?
コフトゥンといい、ボロノフといい。それともロシア男子のユニフォームか何かなのか?
そういう小さな発見をするのも楽しい。

・女子もおもしろい
ロシアで女性に生まれて、フィギュアスケートをすると想像するのは、今、あまりに恐ろしい。
GPF出場選手中、実に4人がロシア人だ。
謎めいて儚い、靄をまとったかのようなリプニツカヤ。可愛くて強いラジオノワ。
長身で優雅なパゴリラヤ。そして、エキゾチックでふとましいトゥクタミシェワ。
GPFには出られなかったけど、スポーティ美人のソトニコワも加えようか。
みんなキャラクターが全然違う、個性的で層の分厚いロシア勢。
ロシアの人気ナンバーワンはリプニツカヤらしい。ブレイクするタイミングって大事だよな。
でも私はシリーズを通して観て、俄然トゥクタミシェワのファンになった。
他の誰にもできないことをしているし、自分のことをよくわかっている。
元々私は、ど真ん中のヒーローヒロインより、斜め上をいく個性派が好きなのだ。
それにしても、ロシア勢に唯一刃向える可能性があるのはゴールドだと思っていたので
GPFに出られなくて本当に淋しかった。エキシビジョンの「Shake It Off」も観られないし。
でも、同国のワグナーがきちんと一矢報いたし、何より本郷理華選手が出られたのは
彼女の「おかげ」なのだから。
いやしかし、真央ちゃんなき日本女子はどうなるかとひやひやしていたが
村上選手でも宮原選手でもなく、本郷が救世主になるとは!
何があるか本当にわからない世界だ。GPFでの演技も堂々としたものだったし。
今回のグランプリシリーズは、女子の面白さがよくわかる、充実したシーズンだった。

・フィギュアスケートの「競技化」
今、フィギュアスケートは、綺麗なものを綺麗と崇める競技ではなくなりつつあるようだ。
スケーターが「ジャンパー」と呼ばれて、スキーのジャンプじゃないんだからと思う。
いかに4回転やトリプルアクセルを多く決めるか、いかにエッジの角度が正確か、
いかに難しい技を後半にもってくるか。
アーティストではない、アスリート。
男子はそれも似合うと思う。けれど女子にそれを求めて観ていると、違和感がよぎる。
あと、スピンやスケーティングがうまい、芸術家タイプの選手が評価されにくい。
バンクーバー五輪を観ていた時は、なぜ4回転飛んだプルシェンコが優勝できないのと
それはそれで違和感大アリだったのだけども。
やたらと細かい、しょっちゅう変わる採点基準。地元加点、贔屓加点と思えるものまで。
観ている側の感覚とかけ離れている。
一般のファンが離れてしまうよ、と言いたくなる。

・エキシビジョンにて
今までは競技しか楽しみにしていなかったが、GPFではエキシビジョンも楽しく観られた。
地上波では見向きもされないペアやアイスダンスも取り上げられて良かった。
しかし、ことごとく羽生スペシャルになるのはどうかと。
14才から足跡を追いかける羽生エキシビジョン集までやる必要はあったのか?
町田や無良や本郷のエキシビジョン集もやっていたあたり、予め用意していたのだろうが。
町田の「Don't Stop Me Now(ソチで披露して話題になっていたエアギター)」'12年版が
観られたのは素直に嬉しかった。
それにしても、羽生はもう「への字」しないんだろうか。あれ結構好きなのに。
女子は髪をおろす選手続出。リプニツカヤ、トゥクタミシェワ、ワグナー。
信成君がついつい「可愛らしい」と褒める一幕。放映後は奥さんとバトルだろうか。
ラジオノワは毎回凝ったことをしているらしい。今シーズンはホイットニー・ヒューストンの
人生を演じたという。それがインタビューでわかって、二倍楽しめた。

・フィギュアスケートはボーダレス
例えば、パゴリラヤが町田に影響されて、フリーで「火の鳥」を滑ったり。
例えば、エキシビジョンで羽生とフェルナンデスが互いを紹介し合ったり、
羽生とコフトゥン、コフトゥンとボロノフがリンクサイドで何やら談話していたり。
性別も国籍も年齢も、彼らは軽々と超えてしまう。
どこまでも自由な、広い世界が、スケーターたちの前には広がっているらしい。
眩しい。こんなところでも、また、フィギュアスケートに魅了されてしまう。

・似てる?
蛇足ながら。
テレビブロスに投稿したのだが、ゴールドってはしのえみにそっくりだと気付いてしまい
愕然とした。
ハリウッドの往年の女優さんと騒がれている顔が、案外身近にいるものだ。
宮原は小鳥に似てる、目のギョロッとでかいやつ。種類はわからない。
町田は絵本に出てくるキツネ。無良はおとなしめのオオカミ。
村上があややだったのはもう昔だな、今は似ても似つかなくなってしまった。
こんなことばかり考えながら彼らを観て、何やってんだか、でもついつい。

・Bonus Track:浅田真央「Smile」

浅田真央 『Smile』~氷上の妖精10年の軌跡~ [DVD]浅田真央 『Smile』~氷上の妖精10年の軌跡~ [DVD]
(2014/04/16)
浅田真央

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トリプルアクセルにこだわって、ストイックに練習を重ねる姿は、
今の日本男子を見ているかのよう。
しかし、バンクーバー五輪後、スランプを経験してから、
人としても充実したいという思いが強まっていく。
車の免許も取って、おしゃれにもなっていって。
それが、ラストに登場するエキシビジョン「Smile」に象徴される。
セクシーな衣装、そしてあの笑顔。訳詞つきで一曲まるまる流れる。素敵なナンバーだ。
不思議なことに、スケート以外の日常の喜びを大切にするようになるほどに、
スケートのほうでも、ステップなどの表現力が伸びていった。
感性が磨かれていったということなのだろう。
真央ちゃんの現在の展開は、来たるべくして来たものだということも
よくわかった。マイペースで、自分の道を歩んでほしい。
がむしゃらボーイの羽生も、いつかこんな境地に辿り着く日が来るのだろうか。
いろいろなことを想像しながら観ると感慨深い。


素人考えばかり述べてすみませんが、プロみたいなファンだけでなく
一般視聴者の感じ方というものも、競技の向上に反映されたらいいという思いで
あえて書かせていただきました。
このスポーツが広まって深まっていくことを祈って。
TVのニュースで速報をチラ観するだけではわからない、多面性に踏み込むほどに
面白さが深まっていくこの競技の奥深さに気付いた喜びを込めて。

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フィギュアスケート見聞録 グランプリシリーズファイナル編(前)+映画「オペラ座の怪人」感想

12月12~14日にかけて放映された、フィギュアスケート
グランプリシリーズファイナル、略称GPF。
遅ればせながら、その感想を中心に、このところ
フィギュアスケートを地上波TVで観戦してきた見聞録をお届けします。
まずは、フィギュア中継そのものに対しての積もり積もった意見を。


・実況前後のナビゲーション
あれを私は「中継テロ」と呼んで忌み嫌っている。
別名「地上波の洗礼」。実況が始まるまでの辛抱ともいう。
何とかならないか。そもそもなぜ松岡修造氏なのか?
あの実況までのつなぎタイムって何のためにあるのか?
修造+織田信成君の高テンションで、フィギュア中継はすっかり暑苦しい。
アナの子が引いてるときがたまにあるほどで・・・・・・。
しかし、この二人は元アスリートで、信成君は他ならぬフィギュアの元選手で。
当事者の心境を代理するなら彼らのテンションは正しいってことだろうか。
でも、視聴者としては、もう少し静かに観たい・・・・・・。

・実況・解説
いざ試合が始まると、音声は一気に静まる。
フィギュアの実況は他のスポーツと比べてクールだ。
解説も、技の名前を読み上げて、うまいとか惜しいとかそのくらい。
日本人選手にある程度情は入りながらも、海外選手にも優しいのでは。
まあ、最近、実況や解説に「頑張れ」などの私情が多い気もしてきたが。
ショー的側面もあることに配慮して、他のスポーツに比べればおとなしい。
観ていて、なぜこれまで八木沼純子さんばかり起用されてきたのか、わかった気がした。
選手経験があって、かつあれだけ聴きやすく喋れる人は、滅多にいない。
以前、鈴木明子さんの解説がちょっとモゴモゴして気になって、そこで気がついた。
八木沼さんが解説を担当したNHK杯の聴きやすさ。
確かに技の名前しか読み上げていないけど、それでいい。
足りない分は実況が話すし。この競技、実況や解説が邪魔しちゃいけないのだ。
音楽が鳴り響き、選手が手足全体を使って語る、競技兼ショータイムなのだから。

・羽生選手の扱い
オープニング映像をはじめ、中継全体が羽生結弦選手中心すぎる。
羽生の演技だけ最後にリプレイしたり、特別編集の映像を延々流したり。
男子を観ていて、町田選手や無良選手の親御さんが泣くぞと言いたくなった。
羽生本人の意図やスケートと関係ないところで、アピールどころか
イメージダウンになっている。これじゃ羽生が嫌われる。
羽生をヒーローに演出したいんだろうが、演出が下手だと思う。
やればやるほど胡散臭くなっていることに気付いてほしい。
他のスポーツに倣っているのだろうが、この競技は、まして今の男子は、
誰か一人だけの物語を語る競技ではない。せめて群像劇で語ってほしい。
そういう中での、NHK杯の、村上大介選手の優勝はいっそ痛快だった。
ショートも放送されない、ノーマークの選手。羽生でも無良でもなく。
TVがつくりたい物語を、リアルが完全に舌を出して裏切ってみせた瞬間だった。
まあ、その後のGPFで、羽生自身が正しくTVが望む物語を演じきってみせたのだが。

・中継のタイミング
実況が始まる前に、ニュース速報などで、先に結果がわかってしまう。
がっかり感が半端ない。
その後で始まる中継では、どれだけ編集されまくっているかと、観る前からげんなりする。
編集されすぎに関しては今回のGPFは実に酷かった。
ショートプログラム、2時間の中継に合わせて前フリが1時間とか、
何を期待して中継を観ればいいのか、途方に暮れた。
地上波はとことん舐められている。

・えらべるテロップ
テレビ朝日でリアルタイム視聴中にだけ利用できる「えらべるテロップ」。
演技内容をテロップで表示し、「注目!」なんて表示もついてくる。
Dボタンで、表示しないようにもさせられる。
これは基本的にありがたい。テロップのないNHK杯でそう実感した。
しかし、少し邪魔かも。もうちょっと小さく、右下に寄せてはくれないだろうか。
注目技についてはNHK杯のほうが選手ごとの特性に配慮してくれたように思う。
テレビ朝日では4回転ジャンプやコンビネーションジャンプに機械的についていたが、
NHK杯では、スピンやステップの得意な選手は、きっちりそこにつけられていたから。

・画面右上の煽り文句
テレビ朝日、いつもいつもせわしない。
GPFのフリー、ボロノフ選手の演技中「無良現在1位」「羽生&町田 決戦間近」って、
たった4分間の間で必死すぎる。
なんというかもう少し「今」を大事に観させておくれよ。

・エキシビジョン
テレビ朝日で、競技を「氷上サバイバル」と呼ぶのに対し、
競技後のエキシビジョンは「氷上ミュージカル」と称されていた。
それまでのグランプリシリーズでのエキシビジョン放映時は、ダラダラと各選手の演技を
流すだけで、よほどコミカルな演技をする選手以外、面白みがまるでわからなかった。
しかし、NHK杯で、日本人選手を中心にインタビューをやっている様子だったり、
選手全員で登場するオープニングやエンディング、地上波では放映されないことも多い
ペアやアイスダンスも含め全ての選手に平等に時間が与えられたりすることで、
このひとときの素晴らしさ、競技の温かさがわかってとても良かった。
GPFでもそれに倣ったのか、全体が見える放映になったが、
こちらは編集が多すぎて、半分くらい羽生のドキュメンタリーになっていた。
まあ、でも、エキシビジョンの雰囲気は伝わる内容になっていて良かった。

Bonus Track:フィギュアスケート的映画見聞録「オペラ座の怪人」

オペラ座の怪人 通常版 [DVD]オペラ座の怪人 通常版 [DVD]
(2005/08/26)
ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム 他

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世界的に大ヒットしたミュージカルを映画化したというだけあって、歌の比率が高く、
映像のスケールは圧倒的なものの、ストーリーがどうにも薄い。
Wikipediaを見なければ話がわからなかった。映画としては説明不足すぎた。
現実と非現実が交錯する部分は、映像にするなら余白をもっと埋めないと
わけがわからない。
Wikipediaで「いろんな解釈があります。原作の小説とは違います。謎の多い話です」という
事実を知るまで、わからない部分についてかなり一生懸命考察してしまい損した。
冒頭で出た劇場の元オーナーがファントムの正体なんじゃないかと勘ぐってしまったり。
映画だけ観ていたら、そんな解釈ができるのではないか、下手したら。
だって何かあると思うだろう、あんな意味深にチラチラ登場されたら。
普通の映画だったら破綻作だ。「ミュージカルの映画化」と知っていないと観られない。
でもって、ファントムの人はブラピ風のイケメンで、皆が叫んで逃げるほど醜くなく
そこも映像としては説得力が足りない。
あれこれ、脳内で補完しないとならない映画か・・・・・・。

フィギュアスケート的に観た感想としては、リフを聴いて「ああ、これか」と納得。
映画のファントムに近いのは無良君だろう、体格がよく、右眉の痣が異形といえば異形で
ファントムっぽい。よく似合っている。
映画を観た限り羽生はちょっと違う気がする。佳菜子はクリスティーヌっていうかファントム?
でも劇団四季で市村正親さんのファントムを観たら「全員違う」ってなるんだろうか。



次回はGPFを中心に、一連のグランプリシリーズの感想を書いていきます。


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【お笑い】バカリズム THE MOVIE【映画】

今クール、TVドラマ「素敵な選TAXI」の脚本を手がけている
あまりに多彩すぎる、あちこちでその姿を見かけるバカリズム
その彼が、私の知らないところで、映画を撮っていたのです!
レンタルビデオ店で「久しぶりに、ばかばかしくて笑えるものを観たい」と思って
「お笑い」の棚で借りてきた作品なんですが、これがなかなかに映画してました。
日本映画大学を出ているぐらいだから素養はそもそもあるんですよね。
でもスゴいなぁ、ということで感想です。



バカリズム THE MOVIE [DVD]バカリズム THE MOVIE [DVD]
(2012/11/21)
升野英知(バカリズム)

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コントの延長といってもいい5つの短編をひとまとめに。
シリアスものの映画みたいな作品からフルアニメーションまで幅広い。
早速、各話それぞれを振り返ってみたい。

『(株)ROCK』
本作、もしかして一貫してシリアスな映画なんだろうかと思ってしまった作品。
最後の最後にならないと不条理世界のシリアス映画だと思ってしまう。
「笑っていいの?悪いの?」と相当迷いながら観ていた。
普通の会社のはずが、中身は完全にヤクザな社員たち、
喧嘩が強い奴が社長になるというヤクザな世界。
そこでのし上がっていく主人公が、最後にお偉いさん「升野」によって
全ての世界観の前提を全否定されてしまって、ようやく笑いが出る。
笑いまでがなかなか長い。
冒頭からの長いイジメ描写はちといただけない。

『メンコバトラーM』
何とフルアニメーション!
バカリズムは1シーンごとに全部、絵を描いたってことでいいんだろうか。
すごすぎる。だってそれなりに長さがある。
ストーリーは、「巨人の星」みたいな父と息子から始まり、
息子である主人公の少年が、メンコで世界一を目指すという荒唐無稽なもの。
でも劇画調で昭和風の本格的な絵がいちいち笑いを誘い、同時に見入る。
すげ、すげえ。
最後に父と息子のベタな邂逅があるのがなかなかカタルシス。

『トップアイドルと交際する事への考察』
私が一番気に入った作品。升野さんこじらせすぎw
主人公の「俺」が、カフェでコーヒーを飲みながら、向かいのカップルを眺めて
「もし俺がトップアイドルに告白されたら」と考えはじめ、
その妄想がどんどん具体的になり、現実との境目までわからないほどになる。
本当にこんな式があるの?というような数学式だとか、図形なんかが出て、
「甲」「乙」といった契約書みたいな様式で、恋愛の法則が分析される。
おいおい頭で考えている暇があったら早く行動しろ対応しろ。
しかもこれだけ具体的な想像が全て「俺」の妄想なんだからどんだけ暇だよ。
てっきり、実際に目の前にトップアイドルが来て付き合って別れたのかと思いきや、
実は普っ通ーーの彼女が来て、真実の愛に目覚めましたなんてうまいオチがつく。
いやはや、参りました。

『魔スノが来たりて口笛を吹く』
とある高校に転入してきた魔スノは孤独な少年だが、
嫌なことをされたりするたびに、特殊能力を使って、
相手を骨に変えてしまうことができる。
何かあるたびに特殊能力を使ってムカつく奴を退治していると、
いつの間にか卒業している。
そして、最後まで特殊能力を発揮する(ちょっと変化球だけど)。
ここまでの3作の展開から、最後に魔スノに何かしっぺ返しがあるのかと
予想していたが、特に何もなかった。
痛快ではあったが、最後にはちょっと変化がほしかった。

『帰ってきたバカリズムマン』
バカリズム主演のアクションヒーロー番組があったらしく、それがこういったかたちで
復活したとのこと。だから「帰ってきた」と冠されている。
内容は至ってストレートに王道の昭和アクションヒーローもの。
「コッテコテの昭和のアクションヒーローだ」「升野さん昭和もの好きなんだなあ」
「古いテロップ(笑)」「一味唐辛子のナビ(笑)」「奥村愛子が作曲に参加してるんだ!」
などの感慨はあったが、あんまり見所や笑いどころはなかったように感じた。
よくできているなあと感心していて笑い損ねたというか。

エンディングテーマ『バカリズム THE MOVIE 音頭』
バカリズム作詞。エキストラを沢山呼んで、お祭りの音頭みたいな盛り上がり。
自虐がだいぶ入っているが、昨今の芸人の映画監督化の著しさを皮肉った
愉快なカウンターだと思った。
「映画を撮ったら文化人」(笑)
何だかんだいって本当はこの作品が大ヒットして欲しかったんだろうな。
私がまるで知らないということは、一部のバカリズム信者を除いて
要は滑ってしまったんだろうけど・・・・・・


笑ったり感心したりと忙しい映画でした。
コント集にしては余りあるほど本格的、短編集としてはうーん、それなり。
でも本作があったから「素敵な選TAXI」みたいな仕事に繋がったのだろうし。
何より、バカリズム、多才すぎ!
それに一番驚かされた映画(コント集)でした。
いやはや、天は人に二物以上を与えることがありますね。


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【フィギュアスケート】高橋大輔:D1SK【DVD】

この頃、毎週のように、フィギュアスケートのグランプリシリーズを観ています。
地上波しか観られない環境なので、第1戦のアメリカと昨日の中国戦以外、
日曜深夜のスポーツ番組での中継にかけるしかないのですが。
毎週フィギュア漬けのなかで、映画のDVDなんかも観ているうち、
「フィギュアスケートのDVDってないのかな」と思い、近所と市街地のレンタル店を2店はしご。
その結果、見つけたのが、近所だと浅田真央ちゃんのもの、そして市街地では真央ちゃんに加え
先日引退表明したばかりの高橋大輔さんのものがありました。
真央ちゃんは近所でも借りられるので、今回は高橋さんのDVDを観てみることに。
ノウハウもないなか、手探りで感想を書いてみます。



高橋大輔 D1SK [DVD]高橋大輔 D1SK [DVD]
(2014/01/29)
高橋大輔

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粋なタイトル
高橋さんのディープなファンが、「D1SK」のロゴマーク入りのタオルを手に熱烈な声援を
会場で送っているというのは、スケート好きなら有名な話。
「大輔が一番」という意味合いがあるのだとか。
これ、ロゴマークと、DVDのタイトル、どっちから来たのか気になる。
DVD発だと「DISC」にも引っかけられるから、とても納得なのだが。

過去から現在までのステップをセルフリメイク
トリノオリンピック頃から2013年までのプログラムから、
「世界一」と謳われるステップを総さらい。
2013年の高橋さんが、過去の衣装を着て、全部滑っている。
「なるほど~」と思いつつも、ここは過去の映像が見たかった。
過去の高橋さんに興味があったから。
でも、本作以前にもたくさんDVDが出ているようなので、
過去の姿はそちらでチェックしてねということなのだろう。
熱心なファンなら買い揃えているだろうし、ね。

2011年~2013年の名演技も収録
銅メダルを獲った2010年のバンクーバーオリンピックからの3年間。
その、テレビではあまり取り上げられない期間中、アイスショーなどで披露した
プログラムもいくつか収められている。
これが良かった。
伸びやかで、曲を生きているかのようなスケーティングの美しさは
ステップ集より、ショーや試合の臨場感のなかで観たほうが断然輝いていた。
色気たっぷり、存在感抜群。
「世界一」と謳われるわけがよくわかった。すっかり魅せられた。
スケーティングもいいし、ジャンプもいい、スピンもいい。
マンボやタンゴが難なく似合ってしまう、日本人らしくない曲ほどハマってしまう。
「白鳥の湖」ヒップホップバージョンまで!
これがもう現役の選手としては見られないなんて残念でならない。

あるフィギュアスケーターの一年を切り取って
時系列順に(イントロダクションとしてソチ直前のインタビューがあったが)
2013年の高橋さんを追いかけたドキュメンタリーが、ステップ集と併せて
本作の軸になっている。
特典映像のなかで荒川静香さんも言っていたが、リンク上とリンクを離れたときの
ギャップがすごい。
普段の姿は、オシャレで明るくて気さくで優しい、普通の兄ちゃんなのである。
衣装の製作の打ち合わせ。
北海道清水町のリンクに小学生たちから高橋さんまでみんなで夏合宿。
アイスショー、試合。
合間に本作の撮影スタッフさんとご飯を食べて。
フィギュアスケートをやる男性の一年弱を垣間見ることができる。
雅な世界、我々とは遠く離れたところにいるようなフィギュアスケート選手を
ちょっとだけ身近に感じられる。

勝利よりも、楽しく今を生きること
高橋さんがこう言っている場面があったわけではない。
私が本作での高橋さんを見て感じたことである。
バンクーバーオリンピックで3位を獲ったことに満足していると、
新しいコーチに「おまえはバカか、そんなもので満足するな」と
せっつかれたというエピソードがインタビューで披露されていた。
そして、たくさんの笑顔、発言から伺えるのんびりした性格。
子ども達を目にして、アイスショーで、本当に楽しそうにしている様子。
「ああ、この人にとって、スケートは勝つためじゃないんだな、
楽しむためなんだな」
「世界一になることよりも、楽しく生きることに、重きを置いているのかな」

そういう印象を持った。
だから3位止まりなんだよ、と言う向きもあるかもしれない。
でも、高橋さんは、生きることを楽しむ価値を知っていて、実践している。
3位だってとんでもないことだが。
自分が楽しむこと、人に喜んでもらうことが一番の価値。
それの何が悪い。
アスリートとしてのメンタリティでは少し弱くなるのかもしれないが、
人としては、至極真っ当だと思う。
だからこれからのプロスケーターの長い道のほうが、高橋さんは
きっと楽しく長くやっていける。
私はそう感じた。

まさかの地元の話題
極個人的な話で申し訳ないが、言わずにいられないことを。
高橋さんが夏合宿に励んだ北海道・十勝の地は、私の地元なので
黙って見てはいられなかった。
私は清水町出身ではないのだが、帯広から清水の道のりは列車で通っているし
幼少期などに親戚の家を訪れた際にクルマで通ったりしている。
だから見覚えのある景色につい興奮してしまった。
帯広名物「インデアンカレー」を巡ってああだこうだと一同が話題にしているのも胸アツ。
清水町で、高橋さん達一行がとても生き生きしていた姿もあって、
夏合宿のシーンで勝手に思い入れが強くなった(笑)。

作曲:佐村河内守
エンドロールで流れてきた残念なクレジット。
ソチオリンピックでは「作曲:Unknown」になったが、結局この曲を使い続けた。
だから演技中に曲が流れてきたのを観ていて違和感はなかったが、
実際に文字でその名前を見ちゃうと・・・・・・
高橋さんは何も悪くないのだが、つい、見てはならないものを見ちゃった気になる。
そういうオチがつくなんて。



昨日の中国戦といい、羽生結弦選手の勝利や「負けない」ことへの執念は
凄まじいもので、「これが金メダリストの振るまい」というようなプライド、
アスリートとしての強いメンタルが、町田選手や無良選手も含めた、
いま活躍している世代に漲っています。
織田信成さん、小塚崇彦選手も含めたバンクーバー世代は、
その辺がちょっと弱いというか、良くも悪くも人が好いという感じがします。
でも、高橋さんをはじめとした不器用で優しい選手たちは、
競技だけでなく、自分の人生を楽しむ術をよく知っているように思われるのです。
どちらが正しい、どちらがあるべき姿、というのはないと思います。
アスリートとしては現在の世代が好き、でも人としては前世代のほうが共感できる。
そういうことだってあってもいいような気がしてなりません。


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【映画】夏の終り【DVD】

秋も終わりに近づいた今「何を言っているんだ」って感じかもわからないですが
映画館に足を運ぼうと結構大真面目に考えていた作品を、なんだかんだで
映画館で観られず、結局、先日DVDで観ました。
意図せずに小林薫さんスペシャルウィークみたいになったのですが
ともかくも感想、いってみます。



夏の終り [DVD]夏の終り [DVD]
(2014/03/19)
満島ひかり、綾野剛 他

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「私の男」で大いに話題になった熊切和嘉監督の作品。
満島ひかり綾野剛小林薫と、役者もいいところが揃った。
さらに音楽は日本とも縁が深いミュージシャンのジム・オルーク
こんな顔ぶれを見るだけで、期待をせずにはいられないというもの。

夏の終り (新潮文庫)夏の終り (新潮文庫)
(1966/11/14)
瀬戸内 寂聴

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原作は瀬戸内寂聴が1962年に発表した自伝的短編小説で
この年、寂聴さん(当時の筆名は瀬戸内晴美)は女流文学賞を受賞している。
何度か映画化、TVドラマ化されているようだが
寂聴さんからは「もっとも生々しい」「肌に粟を生じて見た」との賛辞を贈られている。

文学的映画
音楽がほとんどなく、空間を台詞で埋めたりもしない。
小説の行間に画面を近づけようという試みか。
舞台となっている1950年代にタイムスリップしたかのような空気感もすばらしい。
衣装や町並み、家の中などのこだわりを引き立たせている。

説明不足
余白の多さは、そのまま、説明不足にも繋がっている。
あらすじを知らないと、何が何だかわけがわからない映画になっている
気がしてならない。
あらすじを知っていて観るのが前提みたいな作品である。
更に、時系列がしょっちゅう飛ぶので、あらすじを知っていて観た私ですら、
しばしば「話はどうなっているんだ?」と訳が分からなくなってしまった。
最近の説明過多なバラエティに慣れている人は見向きもしないだろうな。

空気映画?
決して大衆映画ではないだろう、この説明不足感からして。
アングラ寄りなんだろうが、居心地は決して悪くない。
精緻に再現された時代性、それに寄り添った映像美、
次第に漂う鬱々とした雰囲気や閉塞感。
さしずめ「空気映画」とでも名付けたいような印象だ。
それが最後、空が晴れるように一気に解放され、
物語はカタルシスを生む。

出演者総うつ状態
主人公の女、年上の男、年下の男。
この三人が主な登場人物だが、皆、もれなく病んでいる感じだ。
「どうしたらいいのかわからない」と家庭すら投げて恋に生きてしまう女。
普段は穏やかで狡猾なところもあるが、実は死にたがっている年上の男。
女への愛情、嫉妬、孤独に怯え、荒々しく愛を求める年下の男。
いつもというわけでもないが、要所要所でヒステリック、ノイローゼ的なのだ。
ちょっと「うわぁ・・・・・・」と引いてしまう場面もいくつかあった。
最後にはこの暗雲が一気に晴れるので、すごくすっきりするのだが。

愛のない愛
女はふたりの男の愛に引き裂かれてしまうのだが、その愛の内実が問題だ。
年上の男との関係は愛情というより、父と娘のような「愛着」、あるいは「習慣」。
年下の男との関係は愛情というより、女からすれば淋しさを紛らわせる「慰みもの」、
男からすれば孤独を埋めて、人の女ばかり欲しくなるという「依存」。
どちらにも本当の愛、女への愛がなく、結局は自己愛が勝る「愛」だった。
そのために女は袋小路に迷い込んでしまったのだろう。
そして、やがて、その事実に自分で気付き、自分を立て直していく、と。

逃げたがりの女が自立を手にするまで
「絵を描きたい」「好きな人ができた」と言って、夫と娘から逃げ出してしまう女。
年下の男とすってんてんで駆け落ちするけれど別れ、夜の女として暮らすも
行き詰まって「どうしたらいいのかわからない」と泣き崩れ、年上の男に救ってもらう。
それから、女は染色家として自立し、年上の男との中途半端な同棲生活を八年も
送るのだが、男には妻子があり、女の家と妻子の実家を往き来している。
年下の男の登場をきっかけに、その曖昧な関係が苦しくなってしまい、
再び「どうしたらいいのかわからない」と言って泣き、混乱することになる。
観ていてイライラしたり、「重たい」と感じたりする場面が続くが、
最後に女はリセットを図る。 夢見た染色家の仕事を選び、男たちからは距離を置く。
仕事を頑張り、男に頼らなくなることによって、女は本当の心の平安を得る。
そこまでの長い長い闘いの物語、自立の物語といえるだろう。

「息苦しいのよ、この部屋」
せっかく描き上げた大作を、女自ら、こう叫びながら、朱で塗りつぶしてしまう
場面が出てくる。
物語の佳境といえる場面、ここでの満島ひかりは狂気に満ちていて、怖くなるほど。
結婚したのに夫と子を捨てて駆け落ち、その男とも別れて妻子ある男の愛人に、
でもそれもうまくいかない、という、かなり奔放というか不器用な、業の深い女を、
序盤はふんわり、中盤からずっしりと、最後には力強く、演じきっている。
神経衰弱に陥る綾野剛とか、「一緒に死のう」なんて言う小林薫とか、
普段のイメージからは信じがたい姿を、役者たちは次々と、剥き出しに晒していく。
演技の見応えにこちらも思わず見入り、気が引き締まる。

女の本当が詰まっている
本作の宣伝文句でこんなフレーズがあった。
この作品の女は、心細くて、満たされなくて、年上の男曰く「わがまま」で、
最後には強い芯を持っていることが明らかになる。
本当は弱くて、本当は強くて。いつも不安で、あれもこれもと欲しくなったり、
時に自分を見失ったり、だけど最後には自分を貫く力を持っていて。

そんなところだろうか。
女の私が自分と本作の女を付き合わせてみると、こんなにわがままになんか
なれないとも、こんなに強くは生きられないとも感じた。
当てはまるような当てはまらないような。でも、こういう女いるよね。
少なくとも寂聴さんの思い切った本当を垣間見られたのはいい体験だった。


「もっとわがままになれ。自分の本当の欲望に素直になれ。
そうじゃないと、本当の強さも育っていかないままだぞ」
本作に、そんなふうに言われたような気がしました。
常に自分をかばって生きている私には難しいように思うのですが、
一歩先に踏み出すためには、これこそ最上の処方箋かもしれません。
観た直後より、こうやって振り返っている今の方が、
多くを考えさせられ、多くを教えられているようです。
映画館で観てもよかったよなぁ。


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【TVドラマ】深夜食堂 シーズン1&2とこれから【DVD】

今クール放映していて、更に来年には映画化されるという深夜のTVドラマ
深夜食堂」。
今やっているのはシーズン3ですが、どうせなら1や2も観てみたいと思い
レンタルして一気に観てしまいました。
一連の感想を。


小林薫さん演ずる、顔に傷のあるマスターが一人でやっている店「めしや」。
深夜0時から朝の7時まで営業している、通称「深夜食堂」。
豚肉定食とビールと日本酒と焼酎しかないメニュー。お酒は三杯まで。
頼めば、作れる範囲で何でも作ってくれる、庶民派の食堂。
そこで繰り広げられる常連客の悲喜こもごもが、優しい眼差しで描かれる
基本的に1話完結のドラマだ。

深夜食堂【ディレクターズカット版】 [DVD]深夜食堂【ディレクターズカット版】 [DVD]
(2010/04/23)
小林薫

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<シーズン1を観て>
・なかなかにベタ、それを通り越して「ベタベタ」な人情劇場である。
少々時代錯誤なんじゃないのって感じの、胡散臭いくらいのやりとりも目立つ。
三十代未婚の女性三人組、通称お茶漬けシスターズが互いの顔を見合わせながら言う
「ねー!」なんかが象徴的だが、物語そのものがじめじめっと湿っている。
めしを食べながら泣く常連客、続出。ちょっと泣きすぎなんじゃないのって思うくらい。
DVDでまとめて観ると少々一本調子な印象を受けなくもない。
店に来る、悩んでいる、他の常連客やマスターとの出会いややりとりに励まされる、泣く。
このあたりワンセットな話が多いかな。
でも、このウェットさ、率直な人恋しさの発露、人と人とのうざったくも温かい繋がりに
なぜかハマって、心の隙間を埋めてくれるような気になってしまう。
そしてまた次が観たくなってしまう。そんな中毒性。
・普段、よく喰う側の(孤独のグルメがどうしても浮かぶ)松重豊さんが
原作にも出てくるという、コワモテだけど心根は至って素直なヤクザ。
強烈なインパクトがある。これで赤いタコ足ウインナーが好きなんだから。
田中圭くんの新聞奨学生があまりに切なかった。あまりに過酷な学生生活、
卑屈になって恋も自分から諦めてしまう。なんのための大学生活なんだろう。
生活が苦しくて、さまざまな困難な境遇にある人が、たくさん出てくる。
彼らを拾い上げる、ある種のセーフティネットも「めしや」の役目。
安藤玉恵さんのストリップ嬢マリリンがいい。いつも明るく「ご開帳」している人気者、
でも時には自分の職業が恥ずかしくなったり、ちぎれてしまったダンサーの夢に
胸を痛める夜もある。
常連さんは皆、何かしらワケアリだったり、貧乏だったりして、
心の底を打ち明けたり、深入りしないように気をつけたり、ほどよい距離を保っている。
・「うめ!」「たらこ!」「鮭!」と言ってやってくるお茶漬けシスターズが微笑ましい。
純愛を夢見ながらなかなか男運のない、恋バナに花を咲かせる、いい歳した女三人。
でも恋愛で引き裂かれてしまうんだなぁ。女の友情はむずかしや。
・弱っている人、社会的弱者、普段明るい人がちょっと困ってしまったとき、
そんな人たちに寄り添う「めしや」は、まるで福祉施設みたいだな。
「めしや」みたいな食堂があちこちにあったら、福祉施設なんかいらないのかもしれない。
・レンタルDVDではフードスタイリストの飯島奈美さんが出した本のCMがしつこく感じられる(笑)。
あと、なぜかシーズン1でも2でも、第3巻に最新映画やDVDの宣伝が入るのはなぜなんだ。
第1巻や第2巻には入らないのに。


深夜食堂 第二部【ディレクターズカット版】 [DVD]深夜食堂 第二部【ディレクターズカット版】 [DVD]
(2012/04/27)
小林薫

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<シーズン2を観て>
・初回のオープニング、「第66回文化庁芸術祭参加作品」のクレジットに
俄に緊張感と期待感が高まる。
・オープニングでいつも作られる豚汁はシーズン毎に少しずつ変わっていて
シーズン1では一種類だった味噌が、2では赤味噌と白味噌の二種類になった。
具もちょっと種類が増えた。こんなところを観察するのも面白い。
・エンディングで毎回、その回のゲストが出て来て、タイトルの料理の作り方の
ポイントを教えてくれる。これがなかなか良い味出しているのだが、
シーズン2では挿入歌を歌っていた女性シンガーソングライターに乗っ取られた。
確かに味がある曲(食べ物の作り方ダイジェストな歌詞)なんだが、そこはいつも通り
作り方レクチャーにしましょうよ・・・・・・
・1からちょこちょこ出ていたオダギリジョーさんが最後にまるっと持っていく。
即席短歌を詠んだ後「人生なめんなよ」と言い捨て、柿ピーでそろばんを作ったり、
卵の殻をむいて絵を描いたりする、ドラマオリジナルのインパクト強烈なキャラ。
ドラマでは、マスターの顔の傷を作った原因だと示唆されてはいるが、
はっきりどんな出来事によってマスターが傷を負ったかは明らかにならないまま。
あることがきっかけで、もう出なくなってしまう。残念。
・マスター、普段は飄々としていて、常連客の言うことに賛成も反対もしないけれど、
言うべきところではかなりガツンと言う。
「ここはめしやだ」と、飲み過ぎを諫め、警察が捜査拠点として入店するのを断る。
自殺を考えていたり、家庭を捨てようと揺らいでいる客には、「もう、ばかなことは
考えちゃいけないよ」「あんたの人生、あんただけのものじゃないんだよ」と
はっきり正したり。
「飄々」と「ビシッ」のメリハリで店を守り、切り盛りしているのがよくわかるシーズンだった。
・ストーリーはシーズン1より少し複雑になった。短い時間で二転三転する話も。
常連客が実は悪者でしたなど、ひねりの加わった展開や結末が増えてきた。

<1、2を全て観て>
・こんなめしやがあるといいな、と思う。
でも、ラーメンがインスタントだったり、ギョーザが他店への注文だったり、
食堂としてはどうなのそれ?という部分もあるから、どうかなあ。
大事なのは「人と人とを繋ぐ場所」としての機能、
そして、誰もが安心して「めし」を味わう場所(飲み屋ではなく)という機能。
「小腹も心も満たします」というキャッチコピー。うん、そんな桃源郷のような場所。
東京の繁華街の狭い路地によくある光景を切り取ったようでもあり、
一種のファンタジーでもある。
ありそうでない場所。いそうでいないマスター。絶妙な配分。
・こんなドラマが人気が出たり、高評価を得たりしているあたり、みんな淋しいんだろうな。
私もそうだけど。
現代人、特に都会で暮らす底辺寄りの人間は、淋しさと離れて生きることはできない。
かといってそう簡単に今の人生や暮らしから逃げ出すこともできない。
「めしや」で露わになる淋しさや苦しみの底、そして慰め合って寄り添って少しだけ楽になる。
人と人との繋がりは大事だよ(過干渉にはならないように)と言っているように見える作品。
福祉施設やシェアハウスなんかも増えているけれど、現代はとかく淋しい時代なのだな。
淋しさの受け皿が強烈に深刻に必要とされている。そんな現実も垣間見える。
最近ではカフェがよく「めしや」のような取り組みをしているけれど、
カフェのめしは高い、敷居も料金も。
安いめしを求めると食券を買うようなチェーン店になって、人の繋がりは生まれない。
あるいは、外食なんかせずに一人引きこもっているしかない。
そんな現代の都会の問題点を、さりげなく抉っているようにも感じられる。

<そしていま、シーズン3を観ていて>
・あれっ、お茶漬けシスターズから須藤理彩さんがいち抜けて奥さんに?
その過程がシーズン2で全く描かれなかったので、どうした?と、ちょっとモヤモヤ。
・「深夜食堂のテーマ」といってもよいこの曲がエンディングのクレジットで出なくなった。

ぜいごぜいご
(2010/12/26)
鈴木常吉

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この曲あっての「深夜食堂」だとも思っているから、せっかくオープニングで今でも
流れているのに、「音楽:鈴木常吉」でまとめられてはちょっと切ない。
湿った声に湿ったギター。豚汁定食並みに、これっきゃないのに。
エンディングテーマのほうが扱いがいいのはなぜ?
・もう作り方レクチャーはしなくなったのかとここ2回でがっかりしていたのだが、
第3回ではレクチャーが復活!嬉しい。
ドラマの感想そのものは、最終回まで観ないと何ともいえないだろうから
今期のドラマ感想まとめをやることになったら、そのときまた改めて書いてみよう。


人恋しい季節、個人的にも何かと孤独を感じることの多いいまこのとき、
エアポケットのような心の冷え冷えした部分にすんなり収まったこのドラマ。
こんな物語、こんな場所を求めているんだなと分かりました。
自分は淋しいんだなとも。
でもいまの生活から逃げ出すこともできないから、めしやのような軽い居場所や癒しを
どこかや何かに見つけて、
孤独と共存しながら何とか頑張っていくしかないのでしょう。
書きながら、そんな決意を新たにするのでした。
漫画も読んでみたいなぁ。

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南国少年パプワくん:その1 PAPUWA(アニメDVD編)「トんでる原作を更に突き抜けた、コタローのためのクレイジーな成長物語」

このblogによく来てくださるかたの大半は、うっすらとでも「んばば!」「めらっさめらっさ」
「チャッピー 餌!」といった台詞や、ドラクエ勇者似の子ども、ぬいぐるみみたいなわんこ、
網タイツを穿いたオカマの鯛、雌雄同体でオカマのカタツムリなどを覚えている世代かと。
だから漫画の名前だけでもある程度話が通じそうな気がしたりしなかったりするのですが、
そんな漫画に続編があって、しかもアニメ化までされていたことを知って(覚えて)いる人は
果たしてどれだけいるでしょう?
そんなわけで、今回の題材と出逢うまでの長いプロローグから話をはじめます。

高校時代に学園祭の古本市で5巻だけ買って、それっきりだった漫画「南国少年パプワくん」。
年月の過ぎた00年代半ば、ふとしたことでコミックスを最初から手にとったのがきっかけでハマり、
以来数年にわたり、パプワくんをはじめとする柴田亜美先生の漫画に熱中しました。
00年代半ばとなると、もう続編「PAPUWA」の連載が進み、テレ東でアニメ化もされた「あと」
だったと記憶しています。
8巻くらいまでは漫画にもまだまだ勢いがあって面白い頃でしたが、個人的に一番面白くて
腹を抱えて笑い、キャラクターや絵柄の破綻も少なく、思い入れが強いのはやっぱり1~4巻で、
アニメ化もこの時期にされています。
だから、ずっとアニメを観てみたくって・・・でもあちこちレンタルDVD店をまわっても、中古店を
まわっても、あまりに見つからないから新品まで探してみても・・・ない。
当時Youtubeにアップされていたダイジェスト風の短い動画を何回も再生しては
「ああ、ハチャメチャだ、やっぱり全話観たい・・・!」との行き場のない想いを募らせました。
しかし、終盤にかけて展開等がどうも納得のいくものではなくなっていったため
結末は少年ガンガン立ち読みで知ったものの、コミックスはもう買い揃えなくなり、
柴田先生の作品を読むことがなくなり、山のように集めたコミックスは全て処分。
(お金に困るたびに、当時の手持ちの本や漫画を古本屋に売ってしまったので、現在では
00年代に収集・愛読していた本や漫画は一部を除きほとんど無くなってしまいました)

そして月日は流れて2013年。DVDの品揃えが良いTSUTAYAの店内をぶらぶら巡っていると
あれほど求めて彷徨った幻のアイテムが!
確か以前同じ店を探してもなかったので、誰かがリクエストしてくれたのかもしれません。

PAPUWA 第1巻 [DVD]PAPUWA 第1巻 [DVD]
(2004/03/21)
くまいもとこ、山口勝平 他

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amazonの画像ではぼやけてて見づらいですが、昔の「南国」時代を知っている人からすれば
かなりハイブリッドになったパプワくんとお馴染みのキャラクターたち。
それだけでも結構斬新です。

結構ヒットしていたその「南国少年パプワくん」の直接の続編が本作「PAPUWA」なので
漫画にしろアニメにしろ、前作を漫画ラストまで知らないとわかりづらい部分があります。
(一応、回想シーン等で振り返りはしているが、アニメの回想は、漫画ラストと微妙に違う。
多分新規の人に理解しやすくするためかと)
なので念のため、Wikipediaのリンクを置いておきますので参考までに。
PAPUWA
パプワの登場人物

ではではいつものように、元ネタに馴染みのない人に一切配慮しない感想がスタート!
但し感想の一部はストーリーを俯瞰したものであるため、一応、アニメのあらすじくらいは。

<アニメのあらすじ>
本作(少なくともアニメ化までの段階では)の主人公は、コタローという10歳の少年。
殺し屋集団・ガンマ団のマジック総帥の息子で、前作の主人公・シンタローの弟。
生まれつき善悪の区別がつかない上に、一族代々伝わる能力「秘石眼」は並外れて強大。
「危険だから」とマジックなどにより幽閉されて育ち、7歳の頃に解放されると
自分を幽閉したマジックを殺そうとしたり、パプワ島で力をコントロールできなくなって暴走し
島を壊し、パプワくんをはじめ島のみんなを追い出すことになる。
その後、長い眠りについていたが、突如目覚め、「第二のパプワ島」に漂流、記憶喪失に。
パプワくんチャッピー、そして島で「秘石の番人」を務める青年・リキッドに発見される。
4年前の暴走を恐れたリキッドや島のみんなは、コタローを「ロタロー」と新たに命名、
自称「アイドル」を豪語する生意気な坊っちゃんは、かくして仲良く共同生活へ。
島で暮らす、ほのぼの時々破壊力満点なナマモノのみんなとの交流時々攻撃、
前作でのシンタローよりイマドキ残酷度がUPしたリキッド(通称「家政夫」)虐め、
コタローをガンマ団に連れ戻そうとやってきたり、ひっさらおうとやってきたりした
(元)ガンマ団の面々(伊達衆、特戦部隊)や「心戦組」(由来は書くまでも・・・)らとの
しっちゃかめっちゃか、南国の自然いっぱいな環境で、人間らしい感情を身につけていく。
そして何よりも大切なのは、初めてできた同じ年頃の強くて優しい友達・パプワくん。
しかし、総帥となったシンタローが島に救出にやってきて、パプワ島との別れのときがくる。
そんなとき起きた島の危機。コタローは、シンタローにも助けられながら、昔壊した島を
今度は救うために、一族に伝わる技「眼魔砲」を初めて放つ。
昔の記憶を取り戻し、「僕がみんなに許されるはずないよね」と自分を責めるコタローだが
パプワくん、リキッド、島のみんなは温かく見送ってくれた。「今日からお前も友達だ!」


<一貫したコタロー(ロタロー)の物語として成立したPAPUWA>
原作の漫画では、コタローがパプワくん達に別れを告げて、シンタロー達の戦艦に戻ると
心戦組の別部隊(アニメには登場しない)に戦艦がやられて、シンタローが戦艦から島へ
突き落とされて、ガンマ団は今度は一族・団員総出でシンタロー捜索をする羽目になり
さっきまでのコタローの主人公ポジションがいつの間にかシンタローに戻っている。
前作で「虐げられた不憫な子ども」として描かれたコタローの救済を意図して、続編で
あえてコタローを主役にもってきて、救済&少年漫画らしさを描きたかったとおぼしき
この漫画は、気付けばコタローは脇に追いやられ、しまいには「家政夫」リキッドが
主人公になって過去の世界まで出張る体たらく、ファンが大勢離れる結果になった。
だから、DVDを全巻観終わって「ホントいいとこで終わったなぁアニメ」という感想を
まず抱いた。ホント、ここまでの展開は、グッとくる台詞やエピソード満載なんだもの。
アニメは奇しくも、原作が劣化する前に「勝ち逃げ」することができた。
コタロー(ロタロー)で始まりコタローで終わる。
しかも、前作のサービス叔父さん(後にコタローの師匠となる)とシンタローを入れ替えると
シンタローとコタローの、兄弟によるリフレインの物語にもなっていて感慨深い。
原作では成し得なかった、一貫性のある、コタローの物語がここにはある。
とはいえこのガキャ、ワガママだわ、お姫様ぶりっこ(!)だわで、共感は確かに
しづらいキャラ・・・。ストーリーを取るか、キャラを取るか、難しいところではある。
つまり原作ではキャラを取って、アニメではストーリーを取ったかたちになる。
どちらが良いとは簡単には言いがたい。

<原作でトんでたキャラが更にトんでます、アニメスタッフさん楽しそうですね>
ネット上で噂にはきいていたが「うわぁ・・・本当にやべぇ(引き笑い)」ってなるのが
シンタローの仲間達・伊達衆の一員ながら、友達がおらず、コウモリに名前をつけたり
シンタローを「心友」と呼んで過剰に敬ったりする、孤独な男・アラシヤマの奇態。
あきらかに壊れているのだが妙に楽しそうにも聞こえる。怖いよ、中の人怖いよ!
原作と同じ台詞や行動をしていてもアニメで観ると「ヤバい人」度が更にアップ!
そんなアラシヤマには師匠がいて、シンタローの叔父・ハーレム率いる特戦部隊の一員の
マーカーといって、前作の漫画終盤では師弟対決がみられてエキサイトしたのだが、
クールなはずのこの人がナマモノの技をマトリックスのパクリで避けてみたりしてしまう。
アニメの時期に出番が多かっただけあり、特戦部隊の皆さんは一人残らず愉快度が増して
いるけれど、オープニングでも隊長より目立ってるしスタッフお気に入りだったのかも。
そして笑いを通り越してポカーンレベルなのが心戦組にいる現役女子高生・原田ウマ子
原作でもそこらの男以上に漢でしかも腐女子という相当キてる描写は十分されているが
アニメの声優さんが、女性キャラなのに「男性」しかも実に猛々しい男声という衝撃・・・
「実在したほうの」新撰組の十番隊隊長・原田左之助を下敷きにしたキャラらしい。
原作ではあまり好きではなかったがアニメで観て可愛げを感じたナマモノもいて、それは
ドクツルタケのコモロ君。悪い事ばかりする猛毒キノコで、語尾に「にゃ~」をつけて
ヘニョヘニョ喋る、ロタローの天敵。モデルは小室哲哉さんで、かつて柴田先生が
小室さんをモデルに「TK Man」という漫画を描いていたことから派生したナマモノ。
多分誰も、アニメの喋りを見てモデルが小室さんだなんて気付かない。そのくらいの
ふにゃふにゃヴォイスを、ごっついハーレムと同じ人が演じてたりするのがまた笑える。
面白いキャラ、他にもいっぱい。作ってる人たちの嬉々とした表情が目に浮かぶ。

<もう少しいい声が良かった・・・その願望を追うなら、南国まで遡るのか?>
前作のアニメの頃は、アニメそのものがものすごいブームだったという。
南国少年パプワくん、セーラームーン、レイアース、スラムダンク・・・
南国アニメ当時は小学生だったが、これらの作品はクラスの皆が知っていた。
「バブルは弾けたらしいけど、あんまりそういう気がしない」という時勢、
南国アニメには相当お金かかっていたんだろうな。声優さん、有名な人ばかり。
だってシンタローが流川だったんでしょ・・・!
転じて02年、放送局はどういう都合か、テレ朝からテレ東へ。
大人になって趣味が違う方向へ行ったせいもあり、アニメや声優さんにとんと疎いが
有名な人があんまり出ていないんだろうというのは何となくわかる。
自分がわかるのはハーレムの声優さんがエヴァの青葉だということくらいで、
そのハーレムの声も個人的にはどうもピンとこなかった。強面<はっちゃけオヤジの
両面を備えたキャラクターとしては「強面」が前に出すぎていると感じて。
(って忘れてたが、何気にチャッピー・グンマが山口勝平さんだったか)
多分、小学生の頃、なんとなく南国アニメを観ていた当時の記憶があるのだろう。
パプワくんやシンタローくらいまでは声をうっすら思い出せるので、シンタローの違和感は
書くまでもないくらいのがっかりだ。
南国アニメまで遡ったら、「そうそう、やっぱこの声!」と納得がいったりするのか?
マジック役の声優さんは、キャラソン含めてかなりの怪演らしいのだが・・・

<漫画で面白いテンポとアニメで面白いテンポは違うらしい>
漫画を読んでいて大笑いしたくだりが、いざアニメで観てみると何か違う、笑えない、
といったことがかなりの頻度であった。普段アニメを見慣れないせいも大きいのだが、
原作の漫画のテンポで各エピソードがインプットされていすぎるのが最大の要因か。
「アニメの台詞だと、何か説明的」「そこはもっとゆっくり喋ってほしい」「もっと速く」
視聴者というのは我が儘で、色々な感想が浮かんでくる。
基本的に本作は原作の漫画に忠実につくられていて、殆どの台詞も原作通り。
同じエピソードで違う台詞まわしにいじくられていると、それはそれで原作ファンとしては
違和感を拭えないだろうが、きっかり忠実にしていても問題が生じるとは。
原作の漫画にあったテンポのよさ、スピード感が、損なわれているように感じられた。
逆に、シリアスなはずの場面がそこまで感傷的に響いてこない、という部分もあった。
柴田先生の漫画はクセが強く、一コマ当たりの情報量がとりわけ当時はかなり多かったし、
あの作画、構図、コマ割りがあってこそ成り立つ独自のリズムがあった。
そして、当時の私はその独自のリズムにこそ中毒性を覚えてハマってしまったクチなので
当時ネットで「原作は糞だけどアニメはネ申」ってよく見かけたが、正直そこまでか?と
個人的には思う。まぁ、あまりに時代が経ちすぎているのもあるが(03年のアニメ)。

<アニメオリジナルエピソードが、後から読み切り漫画になっている謎>
PAPUWAのアニメはDVDで全9巻。しかし原作のストーリーではたった4巻の段階でしかない。
諸々の事情により(瓢箪から駒で、結果、一番後味もキリもいいアニメラストになったが)
原作の話数が足りないのに見切り発車でアニメ化し、アニメオリジナルストーリーや
原作+オリジナルエピソードで水増ししなくてはならなくなった。
原作のペースで読み慣れている者としては多少の違和感を覚えなくはなかったが
これはこれで「ありそでなかった面白エピソード」。噂にはきいていたがやっぱ笑えるわ。
そして「ん・・・この話は!」と不意に気付く。原作が連載されていた雑誌「少年ガンガン」の
人気投票で上位に輝いた3人を主人公に読み切り漫画が描かれるという企画があり、
(1位シンタロー、2位アラシヤマ、3位ハーレム)
それらの読み切り漫画がコミックス巻末や関連書籍に掲載されていたのだった。
しかし、人気投票→漫画掲載→コミックス等掲載はアニメ放映時期と被っていたり、
過ぎていたりするので、時系列が「???」ということになる。
アニメオリジナルエピソードが読み切り漫画化ってことだったのか?それとも実はその逆?
考え出したら止まらない気もするが、今となっては情報源も減ってしまってわからないので、
パプワ島のナマモノたちの如く、謎は謎のままで。


「悲願」「長年の夢」を達成した総評としては・・・うーん、夢を見過ぎたか、
アニメを観るという行動そのものに慣れないから反応もしづらいのか、
それとも悲願が達成されるまで時間がかかりすぎたのか・・・・・・
楽しかったし、丁寧に思い入れをもってつくってあるのもよくわかる、
けれど「悲願」を捧げるほどの大傑作!保存版!ってほどでもない、
当時大きな人気や話題にならなかったのも何となくわかる・・・
達成感と、少しの肩透かし、といったところでしょうか。
いや、でも、悲願が達成されてとってもスッキリしました。
いつか、原作や「南国」のほうの原作・アニメの話をすることがあるかも・・・と考えて
タイトルには「その1」ってつけました。
「"いつか"なんて日はないんだ!」ってパプワくんに怒られちゃうかな?


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The Smashing Pumpkins:その2.55 Viewphoria「怒濤のライヴとシュールな箸休め、いずれにしてもスマパンの春の時代を堪能」

行き慣れない地域によく行くようになったことから、そこにあるTSUTAYAの
CD・DVD棚をいつものように漁っていたら、お宝を発見!
The Smashing Pumpkinsスマッシング・パンプキンズ、以後スマパン)の
ライヴDVDなんかあるではないですか!その存在を店頭で初めて知りました。
そりゃもう即レンタル。

ヴューフォリア [DVD]ヴューフォリア [DVD]
(2002/12/18)
スマッシング・パンプキンズ

商品詳細を見る

主に「Siamese Dream」期のライヴが中心なので楽曲もサイアミーズ中心、
(だから2.55。2.5じゃないのはそれに該当する作品をこれから書こうとしてるから)
たまに「Gish」期の曲もちらり、そしてInterlude的に挿入されるインタビューや
不条理ドラマ(笑)。
色々と濃すぎるライヴDVD(+ドキュメント)の記録です。


ライヴ部
このDVDは、スマパンの88年(結成時)から94年までを収録しており、
93年~94年のワールドツアーからがメイン。各国でのTV出演時の映像も多い。
ひとつのライヴをまとめたものではないのでまとまりや流れはあまりないが
彼らが世界中を飛び回って大活躍していたこと、世界中で人気を博していく様子、
どこでも変わらず高いテンションを保持したライヴを提供していたさま
などを
窺い知ることができる。

「Siamese Dream」は音源としては素晴らしいアルバムで、個人的には一番思い入れが
あることを連載時の記事で綴ったが、そこに載せている画像から、ちょっと垢抜けない、
洗練されきっていない部分がヴィジュアル的には残っていることがわかる。
「スマパン」といえば音楽のイメージはサイアミーズだが、ヴィジュアルの印象は次作の
「メロンコリー」だったりする。ビリーはスキンヘッドで、ジェームスは黒髪セミロングに
メッシュを入れてて、ダーシーはメイクが濃くて妖艶で、ジミーは黒髪短髪で。
(ビリーは正確には、リリース時既にスキンヘッドだったわけではないが)
しかしながらここには、完成形として高評価を決定づけた「メロンコリー」以降失われる
後先考えない激情のダイレクトな表出、無尽蔵に沸き上がる初期衝動といった、
ライヴバンドとしての生々しい魅力、原点が詰まっている


音源で分かる役割分担は、当然ながらそっくりそのままライヴに直結している。
いわゆる「動」・・・激しくて、バンドの音楽の中核や屋台骨を担い、みどころ聴きどころ、
凄みを体現しているのがビリージミー
そして「静」・・・動きは少なめだが、視覚的なアクセント、清涼剤、バランスを保持する
役どころに回っているのがジェームスダーシー
スマパンのステージングは大体こんなふう。

リッチー・ブラックモアばりにギターをブン回し、壊し、
軒並み大絶叫、という大立ち回りをみせたり、MCではしゃぎすぎて出だしを外したり、
観客のカップ投げ入れに応酬してやりあったり「カップヲ投ゲルナ」と言ったり
といった、ハードだったり、面白可笑しかったりするビリーが新鮮。
ダーシーは「やる気のない様子」「けだるい姿」とよくいわれているが
その割には結構ガッツリと構えているじゃないかと感じた。
ようは衣装やベースに食われているのでは、と。昔のプリンセス・プリンセスみたいな
印象を個人的に受けた。やる気はあるけれど、動き回る余裕まではないという感じ。
ジミーはイメージ通り、ひたすら熱く叩く叩く。ちょっとカメラを振り返ったりするが。
ジェームスはダーシーより動かないじゃないか、よほどけだるいんじゃないかという
クールな立ち居振る舞い。だからビリーが引き立つようにも感じられたが。
しかしラストの「Silverf***」の終盤で大おちゃめ!戦隊ものみたいなかぶり物を
突然身につけて、銃のようなピック?で、さっきから出しているヒュオンヒュオンという
スペイシーなSEまがいのサウンドを飄々とした様子で鳴らす。何してんだよコイツ!

ジェームスといえばこんなハプニングも登場。
1992年、思い切りGish期の格好とサウンドのスマパンが日テレの音楽番組に出演している
(しかも司会が三宅裕司さん)様子が収録されているではないか!
司会側が「日本人のメンバーがいる」と誤解して情報を得ており、「日本語話せますか」
と得意げに聞かれてしまい、申し訳なさそうにぶんぶん首を振るジェームス。
ジェームスを見つけたときの司会側の嬉しそうな様子といったら・・・双方ちょっと気の毒。
このときに披露していたのが「Slunk」という、アルバム未収録曲。
三宅さん達曰く「独特の雰囲気があるバンドですねぇ」とのこと。

トーク部分を省いた演奏のみを抜粋し、DVDではチョイ出だった楽曲のフル・ヴァージョンを
収録したCD「Earphoria」が同時リリースされている。
本作収録楽曲についての詳細な感想含め、次回の記事で紹介する予定。


Interlude部
ライヴ映像をひとつふたつ、それからInterludeとしてインタビューや不条理ドラマなどを
挟んで再びライヴ映像、という展開の本作。
音源「Earphoria」では聴けない、ある意味これぞスマパン(笑)、メンバーやバンドが
よくわかる、お茶目で不思議な世界へようこそ!

ダーシーのダーシーごっこ:チープでメルヘンな音楽をバックに、お人形さんと一緒に
スマパンごっこをしているダーシーちゃん。
メンバーはみんな困ったさんばかりみたい。あれ?ダーシーちゃんも?
カウンセラー「バンドに問題があると聞いたけど」:実際にこの時期、問題ありまくり。
とりわけジミーに回ってきたときはこっちがヒヤヒヤするこのパート(苦笑)。
カウンセラーさんの親身な調子の質問に対しての回答(はぐらかし)、実に四者四様。
ジェームスと犬「少年とバグ」:ジェームス「少年」が愛犬バグを散歩に連れて行く。
語調はやけに偉そうで、「バグのお陰で理性的な大人になれた」らしい。
カウンセラーのパートでは大真面目に「靴がムカつくんだ」、素晴らしいお笑い要員。
ビリー、スマパン結成までを回想する:88年結成時からの貴重な映像を交えて
お届けする4人の出会い。
驚くべきことに、ビリーはスマパン結成前に活動していたバンドで既に
「静と動を行き来する音楽」をやっていたことが判明。そのビジョンの早さ、ブレなさ。
ジミーの本音:ジミーが他の3人の態度への秘めた不満を吐露するセラピーの様子。
ビリー「髪が長いとか馬鹿にするな」ダーシー「君を理解しようと努めてるよ」
ジェームス「お前が髪を切ったせいで俺一人が馬鹿にされるようになった。お前の策略か」
さびしげにキリッと「俺は尊敬されるべきなんだ」だそうで。
サイアミーズのレコーディングwithブッチ・ヴィグ:インタビュアーが潜入!
レコーディング風景が映るほか、プロデューサーのブッチ・ヴィグやビリーによる
レコーディング裏話を楽しめる。(例えばビリーは、一度も開けたことのないシタールを
かっこいいからと持ち歩いていたり、メロトロンを叫び声の効果音として導入したり)
そしてなぜか、インタビュアーとブッチが豚のかぶり物をかぶって楽しそうなのが
本作のジャケ(笑)。スマパンの不条理な世界に二人とも嵌り込んでしまったのだろうか。
ジミーのインタビュー、聞き手ジェームス:初めの話題には掴み所のない回答で
「ジミー、喋りは苦手か?ラリってて話せないとか?」と不安になるが、音楽やドラムの
話になると一転、熱がこもる。流石。加えてこの地味コンビ、妙にリラックスした雰囲気。
但し叔父さん(ジミー)と甥っ子(ジェームス)に見えないこともない(苦笑)
ジェームスって喋り声だけ聞くとビリーより何気に「ええ声」をしている。
マッサージされるジェームス:先ほどの日本の演奏シーンの後、旅館らしきところで
なぜかマッサージ(整体?)を受けるジェームス。肩をぐるっとまわしてもらって、
ご満悦のジェームス。凝ってる身としては、観てるこっちがマッサージされたくなってくる。
ビリーの独白「有名ってどんな感じ?」:今が一番幸せだと語るビリー。
売れてからやりづらくなると言うミュージシャンが多い中、「昔は働きながらバンドをやって
いたが、今は音楽に専念できるようになった」「僕たちが僕たちとして認められ、その願いが
現実になった。サイアミーズのツアーは最高だった」とのこと。
売れてからの苦悩は寧ろ次作以降で味わうことになっただろう。

ビリーの独白インタビューやサイアミーズレコーディングインタビューといった
わりと真面目なものと、ジェームスを中心とした(笑)不条理お笑いパートの二種類。
この時期のジェームスはホント、吉本にでもオーディション受けにいけよ。
ダーシーと駄目になったヤケか??



スマパンって案外、映像作品がないんですね。PVとかこだわってる印象があるから
PV集とか、ライヴ映像ももっと出ているのかと思いきや、このくらいしかない。
そうして、その唯一のライヴ映像をリリースしたのが、他ならぬサイアミーズ期。
次回書く予定の「Pisces Iscariot」もこの時期だし、彼らにとってこのときが
一番充実した季節だったのでしょうね。
やや後追いの自分がスマパンを好きになったきっかけがサイアミーズだったのも
少し納得。裏事情では本当に色々なことがあった時期ではありましたが、
なんせ4人とも、一番無邪気で、楽しそうに、満足げに見えるから

次回は、B-Side&Outtakes集「Pisces Iscariot」と、本作のCD版音源
「Earphoria」のW特集になる予定です。・・・2回に分かれるかも?



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サラリーマンNEOゴールド&総集編DVD「景気は悪いけど、たまにはgdgdな会社模様や人間関係をシニカルに観察して笑おう!」

サラリーマンNEO」は、生瀬勝久さんや沢村一樹さんなど、俳優がメインの
コント番組なもんで、「お笑い番組」と呼んでいいものか迷うところですが
一応お笑い番組として見ていました。
「いました」と過去形なのは、昨年、マンネリを理由に番組が終了したから。
加えて、不景気、採用難、震災、また働き方の多様化(起業が増えるなど)等で
あの「あるある」を笑っている気分にはなれない、リアリティ不足、といった
要因もあるのではと、昨年の最後のSeasonを苦笑しながら観て考えていました。

ところで今年に入ってから久々のスペシャル特番が、先日、ゴールデンで放映されましたね。
その名も「サラリーマンNEOゴールド」(笑)
後ろに(笑)ってつけると映画版のタイトルみたいですが。(映画観てないなぁ)
1時間強、あのNEOワールドが復活。
苦笑したりニヤッとしたりしながら久々の皆さんを味わいました。ゴールド!
スペシャルらしくゲストもお迎え。順不同ですが、ちょっと思い出してみましょう。


○NEO EXPRESS(ゲスト:立川志の輔
世界でいちばんサディスティックな女子アナ、中山ネオミさん(中田有紀さん。この人は
普段、フリーキャスターをしているのだ)と、彼女にいつも冷たく虐げられて心が折れる
報道男さん(生瀬さん)のニュース。
今回はイントロダクションの他、スポーツコーナーでも登場。
イントロダクションでは、志の輔さんが本人役で登場。そしてなんと、
「レギュラー放送が終了した事を番組を代表して視聴者の皆さんに謝ってください」
ネオミさんが無茶振り!
当然戸惑う志の輔さんに、報さんは日頃の経験から「この人に逆らう事は出来ないので
お願いします」とボソリと懇願、謝罪が見事実現。
スポーツコーナーでは、原史奈さん演ずるアナウンサーのスカートの丈の短さが
とっても面白くないネオミさん。散々クレームを言ってます。
この番組に出てくる中田さん、大概の役がキツい女性。こわいこわいこわい。

○「戦国サラリーマン・ヒデヨシ」(ゲスト:稲垣吾郎
多分今回のメインコント。「超大河ドラマ」と銘打った壮大なプロジェクトが
今、始まる。主人公は豊臣秀吉で、主演は稲垣吾郎さん(役名もそのまま)で、
超大河だから3年間放送、超大河だから1回3時間放送にしちゃいましょう!
あれ、草なぎ君が秀吉やってた大河なかったっけ・・・?
そして撮影が始まると監督(女性)のその場の思いつきで演出も台詞も衣装も変更。
スタッフ皆イエスマン。結果、3時間×3年分のそれなりの量、撮影したのに、
全ー部撮り直し!ゴローちゃんもタジタジ、我々もタジタジ。
そうしていざ放送されたのは、屋敷の女性たち全員を恭しく褒めまくるヒデヨシ、
時代的におかしい華美な衣装やら屋敷やら、
「サラリーマン」は「ビジネス・パーソン」に言い換え。しかもOLさん賛美付きで。
なんか最近のNHKのドラマその他は女性賛美が多すぎ。
NEOも例外ではなく、昨年は特に酷かった。
その反映と、昨年の大河「江」の自虐のジョイント。しかもよりによってすぐ次のゲストが。

○「愛娘の結婚」(ゲスト:水川あさみ
水川さん演ずる女性が結婚を考えている恋人を家に連れてくる。
生瀬さん演ずるお父さんは、愛娘の晴れ姿に今から嬉しそう。
しかし麻生祐未さん演ずるお母さんが面白くない。いや、不安・・・?
恋人への難癖から始まって、話はいつのまにかお父さんへの罵詈雑言。
「本当に好きな人がいて、諦めて、お父さんで妥協してしまった」
「あなたが産まれる前、お父さん、浮気してたのよ・・・!」
「どうしてこんな人と・・・!」
愛娘は完全にマインドコントロールされ、恋人をその場でフッて去る。
ついでにお母さんもお父さんをその場でフッて去る。
アレレってなる恋人さんとお父さん、と我々。
麻生さんがいつからか(白石夫妻のあたりからか)鬱憤爆発奥さんになって
本作はその真骨頂。
普段こんな人じゃない人(美熟女)たちがどんどん壊れていく
NEOになったのはどうしてか。美熟女ageのコントが半数を占める印象があった昨年。

○「そうだ、セクスィーで行こう。」
沢村さんが大きくぶっ壊れた+ブレイクした、おなじみ「セクスィー部長」が
はんなり京都へ。CMふうで、コントの合間に何度か挿入された。(←コレわざと)
シュールで一番良かったと思う。京都のはんなりとした風景にちょこんと佇む
セクスィー部長
。但し、最後には、その辺の女性をいつもの調子で陥れたりと暴走。

○サラリンピック
4年に1度のサラリーマンたちの祭典「サラリンピック」の中継。
今回の競技は「男子腹踊り重量挙げ」。日本代表が見事優勝を飾った。
付き人の田中要次さんがとってもそれっぽすぎた(笑)

○「博多よかばい食品物語」(ゲスト:水川あさみ)
常識に欠け、強引なテンションの高さを誇る、博多の老舗メーカー「よかばい食品」の
爆裂コンビと若社長と彼らに巻き込まれる相手先の担当者の悲哀。よかばいよかばい!!!
福岡で28位のシェアを誇る会社、看板商品は卑猥な形状をした「3Dまんじゅう」。
他にも迷商品をたくさん開発して、いざ突撃売り込み売り込み!
よかばい食品にインターンの学生(水川さん)がやってきた。しかし、あのコンビ
入江雅人さん&田口浩正さん)にはインターンなんてわからんわからん!
いつでもとりあえず笑ってる若社長(野間口徹さん)も相変わらず。
今日は大手コンビニチェーンでのプレゼンと大舞台で、部長始め担当者3名の前で
いつもの調子でよかばいよかばい、部長(生瀬さん)も社員2人もあきれ顔。
天然KY社員が強烈すぎた(そしてウザかった)中越典子さんのクール社員ぶりが美しい。
ここでインターン生が業を煮やして、コンビを押しのけ渾身のプレゼンを披露。
コンビには「でしゃばるな!」とヤジられるが、担当者達の表情が変わっていく。
部長が「決めた。君をぜひ採用したい!」インターン生が奇蹟のヘッドハント。
しかしインターン生は「変な会社だけど、まだもう少しここで働いてみたい」って。
ちょっと胸が温まるお話になりましたとさ。

○「世界の社食から」とタニタとNEO EXPRESS
今をときめく、「体脂肪計タニタ食堂」ことタニタ。書籍やデザートでお馴染み。
それは、この番組の「世界の社食から」というコーナーで取り上げられたことがきっかけ。
まぁ確かに事実のようですが、一般にはあまり知られていないのでは?
そこでネオミさんが暴走してタニタに殴り込みで関係者にインタビュー。
タニタ食堂のブレイクはNEOのおかげ」と強引に言わせてしまう展開に。
やりたい放題暴走しまくるネオミさんと、それを止められずオタオタする報さん。

○会議最前線(ゲスト:稲垣吾郎)
gdgdな、しかも実際にありそうな会議でのひとこまが繰り広げられるコントに
ゴローちゃんが挑戦。ない話ばかりして、全員から顰蹙を買う。
ちょっとこのコント自体も流れgdgdだったかな。

○一人、外れる(ゲスト:立川志の輔)
シリアスなムードの男たち。「チームから一人抜けなきゃならない」と、思い詰めた調子で
独りごちたり、誰かを糾弾したり。そのピリついたムードを作っている原因は、
これから行われる合コン。相手先のメンバーが来られなくなったので、こちら側からも
一人、外れなくてはならないのだ。
ああだこうだ議論した挙げ句に落ち着いた先は・・・年くった上司(志の輔さん)。
「何でいるのかと思った」との声、連発。「行きたかったんだもん・・・!」悲痛な叫び。
そこに一本の電話。よかった、相手先が一人を補充して、みんな行けるようになったよ!
みんなでワーイワーイ。念願叶ったよ!


うーんやはり一時期(セクスィー部長が流行っていたころ)に比べると散漫な印象。
そのなかに面白いものがぼちぼちあったかなと。
メインだったはずの「戦国サラリーマン・ヒデヨシ」が不発で、本放送では空騒ぎみたいで
あまり楽しめなかった「博多よかばい食品」が、ラストで人情ものでほっこりして、
一番さりげなーく挿入されていた「セクスィー部長」の京都行脚が一番面白かったとは。
「マンネリ」は今回の特番でも感じたのですが、一方で愛すべきキャラが沢山居る事を
思い出すことができて、そうしたら今回みたいに不定期のスペシャルで放送するのが
良いんじゃないですかね。



あの頃のNEOが蘇る!大分前に観たDVD。

NHK DVD サラリーマンNEO ザ・ベスト 爆笑コント29連発!!NHK DVD サラリーマンNEO ザ・ベスト 爆笑コント29連発!!
(2011/10/05)
生瀬勝久、沢村一樹 他

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出演者たち(というか、名キャラたち)を描いたイラストが可愛い上に似ている。
まずはそこで見所です。
全てのコントの「初回」が収められているのは「マンネリ」を見せないためと、結構
続き物展開が多いために途中の面白い回を見せては訳が分からないためか。
個人的ツボだったコントはこのあたり。

テレビサラリーマン体操 段々、ゲストを呼んではめちゃイケの加藤みたいにぐるんぐるん
回したりして、脱線しつつあったが、やはりベーシックにバカバカしい体操を見るのが一番。
いつ見ても安定した面白さ。今回のスペシャルで見られなくてあまりにも残念。

セクスィー部長 小池栄子と宿命のライバルになる→結婚する、という時期も面白かった。
まずは基本の部長から。役柄だけでなく、実際にエロ男爵になるんだもんな、沢村さん・・・・・・
未来の世界でおばあちゃんが孫に読み聞かせる、ブラックな「セクスィー名作シリーズ
も良い。特に最後の、孫とおばあちゃんのやりとりがえげつなさすぎる。

就活一直線 相棒の「暇か?」でもお馴染みの山西惇さんが大変なことになっている。
就活をするのが生きがいの、ネオ山工業大学柔道部出身のハイカラで熱すぎる男と後輩。
腹が痛くなるほど笑える。気合いが入りすぎ(笑)。でも、なんでも後輩に取られてしまう。
後半は新卒の就職難の時期になって、「不謹慎では?」と感じていたところで終了した。

サラリーマン歌舞伎 オフィスでよくあるひとこまに、生瀬さんの神業顔芸が炸裂。
見事な歌舞伎役者の決め顔。一見の価値あり!とんちのきいた野次にも注目。

ウザいコントとかもありますが(というか、かなり好きずきだと思いますが)
あんなヤツやこんなヤツをこっそり観察するのはなかなか愉快です。
世の中がNEOを受け入れられるかどうかは、日本の経済が元気かどうかの
試金石になっているような気がちょっぴりしてしまったり。

まぁ、「マンネリ」したのはそのせいじゃないのだから、関係ないっちゃないけれど、
マンネリが無くなった高クオリティのNEOが出来たとして、それを笑う余裕がない世相では、
個人的にはまずい気がするわけです。

テーマ:お笑い番組 - ジャンル:お笑い

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プロフィール

燃える朝やけ

Author:燃える朝やけ
・音楽、映画、漫画・・・雑多な題材をとりあげ、レビューのような感想のような、「好きなものの話」をしています。音楽寄りの題材が多めかも。
・コメント・トラックバック・拍手・
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・なぜかFC2拍手ボタンが各記事の上部に表示されているなど、変な箇所もぼちぼちありますが、お気になさらずご利用ください。

 

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