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【ライヴレポ】access TOUR 2014 S@札幌PENNY LANE 24【だいぶ辛口】

久々のライヴレポは、某T2N氏と約束した通り、先月行ったaccessのライヴです。
先月って・・・おっせーよ!って言わないでください。色々忙しかったもので。
だからその、細かなところ(セットリストとか)は覚えていないんですが、
もともとオールスタンディングの最後列でひっそり佇んでいたので、
メンバー2人の姿かたちだとか、動きだとか、そういうのは全然見えなかったし、
予習不足で強行して行ったので(後述)、元々曲目わかんないってのもあります。

え?まだaccessってやってたのかって?90年代で解散したんじゃなかったのかって?
いえいえ、私も去年ぐらいに初めて知ったんですが、2002年に再始動したんです。
そして、インディーズレーベルになっちゃってますが、現在でも新曲をリリースしたり、
こうやってライヴをしたり、してるんです。
浅倉大介さん(以下、公式の渾名の「大ちゃん」で)はしょっちゅうTVで観ますが、
相方の貴水博之さん(以下、同上「ヒロ」で)もバリバリ活動中ですよ!

去年あたりにようやく音源を集めたり動画を観たりするようになったという新参者、
大変おっかなびっくりながら、初めてライヴに行ってきました。
そんなわけでレポです。最初のライヴレポ(Salyu)から約5回目になるのかな。

最初に言っときますが、私はこのユニットを割と外側から観ているライトなリスナーです。
ドライなこと、外側から見えた客観的な景色について、結構書いちゃってます。
コアなファンの方々のお怒りを買うかも・・・・・・




○ええっ、アイドルみたいなノリなの?どうしよう?
大きな掲示板のスレを見ながら、彼らについて色々と基本知識や予備知識は得ていた。
「ここに来る!ライヴ行ってみようかな?」そう思い立ったはいいが、逡巡が半端なかった。
だって・・・
・振り付けがあるの?みんなでやるの? 
・ペンライト?タオル?黄色い歓声?みんなで歌うの?
・えっそれってまるでアイドルのコンサート・・・そんなディープなファン、ディープな空間に
ついていける自信、全然ない・・・つか引くわ・・・どうしよう・・・ついていける?
・全国津々浦々で行なわれるライヴをいくつも参加する強者ばかりなの?それ無理・・・
・90年代(いわゆる、みんなが知ってるあの頃)なら音源全部持ってるし曲もかなり覚えてる。
でも再始動後は、アルバム3~4枚+オールタイムベストで止まってる=10年代ノーチェック。
いいの、そんなライトファンが行っちゃって?

しかしここは勇気と賭けで、行ってきちゃった。チケットは7000円近くしたので本当に賭け。
ところが始まる前から、思わぬつまずきを・・・

○10円も100円も500円もある、でも200円だけがない!
ロッカーの鍵である。
昨今は、友人達の小規模な会場で行なわれるライヴしか行っておらず、荷物をロッカーに
預けるんだから小銭は持ってるのが常識!という常識をすっかり忘れていた。
でもギリギリで行ったから(ぼっち参加で、待ち時間が苦痛だったため)もう5分もない!
そばにあるジュースの自動販売機に500円を入れるが、なぜか返ってきやがる。
千円入れるという手があると今になって気付いたが、勿論後の祭り。
完全にテンパって、鍵をかけられないままロッカーを離れ、貴重品持って会場へ。
皆さんは気をつけましょう。って、常識か。

○初心者・ぼっち・予習不足・振りわからない、超アウェイですが大丈夫でしょうか
オールスタンディング、最後尾にちょこんと佇む。ワンドリンク、水のペットボトル。
ものすごく緊張しながら最初の曲を迎えた。何と1stアルバム収録曲「BE NUDE」。
PAがうまくいってなくて、「かつてアリーナでやってたユニットがこんな音響でorz」っていう
瞬間があり、余計に不安になったが、周りに合わせて振りをしてたら段々ほぐれてきた。
前方に、accessのライヴに来慣れてるっぽい女子二人組がいて、ノリノリで踊ってたので
彼女達をガン見しながら、見よう見まねでそれっぽく振る舞ってみる。
お、何とかなりそうかも! あ、結構楽しいかも!
MOONSHINE DANCE(accessで一番好きな曲)とかもう完璧!
次来たときは、皆と一緒に歌っちゃってもいいかな?(でも多分うるさいと苦情くるな)
結構何とかなるもんだった!
どちらかというと、体力がきつかった。。酸欠にもなりかけたし、最後尾で正解だった。
前~中列で最初から最後まで歌いまくっていた皆さん、物凄い体力と情熱だよ・・・

○暑い
札幌、4月末、なのにお昼の気温は20度超えというありえない天気。
ステージ上のふたりは当然、下で観ている我々も暑い。
脱水気味でもあった。ペットボトルで頻繁に水を飲むが、あたまいたい、きつい。

○実は同じ会場で私もライヴしたことがあるけど、プロとの差はやっぱり大きいわ
そう、大学時代、サークルの定期演奏会で、バンドのヴォーカリストとして
今回観に行った会場の、全く同じステージに立ったのである!
でもやっぱこのおふたりは全然違う、あたりまえだけども。
それを何より実感したのが、ステージの使い方。
上手へ下手へとにかく動け。「お立ち台」らしきスペースが上手・下手両方にあったけれど
そういうのをフル活用して魅せろ。
衣装、アクション、それらもパフォーマンスのうち、恥ずかしがらないで鮮やかに。
後ろの席までも煽っていこう!
うーん、あの頃出来なかったことばかりで、一瞬だけ苦々しい思い出と向き合うも、
プロになれて、続けていけるのってこういう人たちなんだな、と納得、あとは楽しく鑑賞。

○ついBoom Boom Satellitesと比べてみてしまう悪い癖――音楽的魅力を探れ!
この会場に最後に来たのは丁度、ブンブンサテライツの6thアルバムのツアーだった!
いや、sleepy.abか?
ともかく両方の兼ファンとしては、ついつい比べて観てしまうんだな。
そこから図らずも、accessというユニットの音楽性について、凝視することと相成った。

<サウンド>
これは名勝負だった。中野さんVS大ちゃんの直接対決を観てみたい気がした。
もはやイントロ当てクイズと化した超アレンジ、歌い出しまで曲が全然わからない。
時々いきなりピタッ!と静止して、何事もなく続いたりするのには驚かされた。
それに合わせられるヒロもぱねえ。グルーヴというより、シンセVS歌のバトル。
一個一個の音の密度がすげえ。歌もないのに、間奏やアウトロで踊っていたのは
きっと私だけではなかったはず。
大ちゃんすげえ。完全に圧倒された。
このツアーでのアレンジは例年以上に気合いが入っていたという。いいもん観た!

<歌>
えーと、ブンブンの場合、川島さんに歌唱力ってあまり求めていないから・・・
声質は川島さんのほうが好きで、ギター持ってちょっと退廃的な佇まいしてるのが
クールでかっこいいと思って「鑑賞」してるわけで・・・楽しみ方が全然違うんです。
accessは歌ものである以上、やはりヒロには歌唱力を期待して聴くし、観る。
音源から、ヒロ=ビブラートを使わないヴォーカリスト、という図式があったのだが
今回は随所で揺らしていた。ターザンの雄叫びのような、どこかエスニックな
(但し音程がちょっと不安定だったかも)フェイクもところどころ。
体の奥から物凄い声量が出ていて、マイクいらないんじゃないかと思う場面も。
ただ、リズムがあやしい?息が切れてる?という節もところどころ。
まあとにかく、90年代の音源と比べても経年劣化は少ないほうではないだろうか。
これからまた歌い手をする予定のある私にとって、学ぶものは余りに多かった。

<「テクノ×ロック」と「テクノ×ポップス」>
近年のブンブンは、テクノユニットの体裁をとったロックバンドだと自分は捉えている。
ただ彼らの根本はあまりにもテクノで、歌メロが弱く、ロックになりきれておらず、
そこに私は「押しの弱さ」を感じてしまい、こうして軽微な浮気をしている(苦笑)。
一方でaccessは、ポップユニットの体裁をとったテクノユニットなのかもしれない。
一般には逆だと思われているだろうし、私も「シンセを多用したポップス」と捉えているが
今回のライヴに関しては「テクノ」「EDM」が歌とバトルするほど前面に出ていて、
それがとても格好良かった。
accessには私の好物である「ロック」はあまりない。にもかかわらず、魅せられたのは、
「シンセサウンドのおもしろさ」そして「ベテランの底力」が素晴らしかったからだろう。
ギターサウンドと反骨精神だけが「刺激的で面白い音楽」じゃないよ、と、
このところ、ふたり(をはじめとする多くのミュージシャン)に教えられている気がする。

○帰り道――これがマジもんのaccessファン(ヲタ?)だ
鍵を閉めてないロッカーのために、一番に飛び出して、ロッカーに向かう羽目に。
特に何も買わず会場を去る。会場のスタッフだかaccess側のスタッフだか不明だが、
スタッフさん達、愛想とか言葉遣いとか、態度悪いよ。やる気ある?
ふと見ると、外に人だかり。逆側を見ると、灰色のバンが停めてある。
・・・これって、ひょっとして「出待ち」!?アイドルかヴィジュアル系バンドみたい。
引いてしまい、逃げるように地下鉄駅へと歩を進める。
駅のホーム、車内、ライヴ帰りの年季が入ってそうなファン(ヲタ)さんでいっぱい。
2~3人くらいの女の子の集団が多く、感想をダベり合っている。
女の子1人の場合、凄い速さでスマホに何か打ち込んでいる。セトリだろうか?
普段街中ではあまり見ないような、服装にそんなに構わない感じの女性が多め。
そういえばカップルも歩いてた、やたらとおしゃれさんのぼっち女性もいたなー。

○アイドル商売っ気を抜いてくれないと、楽しくても友だちを誘えないよ
このユニットがいまいち「地上」に再浮上できないのは(例えば彼らの先輩にあたる
TM NETWORKは、ばかでかいホールを何日も連続でいっぱいにしているのだが)、
やはり、音楽そのものに特化せず、いわゆる「ヲタ商売」、アイドル商売のノリや
馴れ合いを引きずってしまっているが故だろう・・・。
40過ぎたら(いや、本来なら30過ぎたら)、アーティストに移行・進化してくれないと、
見てる側がキツイんです。
かつてのaccessは、「アイドルに間違えられながら」、革新的な音楽を打ち出して、
それは後続のアーティストに小さくない影響を与えた。
つまりふたりはあくまで「アーティスト」のつもりで音楽を作っていたということ。
それがいつから「停止」あるいは「退行」してしまったのか?
本人達もファンも、時代に取り残されてしまった者同士、だから今でも辛うじて
成り立っているんです、なんてちょっと哀しすぎる。
せめてかつての気概だけでも取り戻してくれないだろうか。
その兆しが、今回の意欲的な取り組みだったなら、願ってもないのだが。
だって現状では、友だちに堂々と好きと言えないし、ライヴにも誘えない。
「色々と残念なユニット」としか言いようがない。あれこれ瀬戸際なのだろうけど。
厳しい言い方をしたが、冷静にこのユニットを見た印象は、どうしてもこうなる。




にわか気味なのに偉そうですみませんでした。
「ライヴはとても楽しかった。思っていた以上の音楽性を見せつけられて
感動した、圧倒された」

一言でまとめるならこれが感想なのですが、
現状、「accessが好き」と言うと、周りに引かれるか失笑されます。
女性ファンだけでなく、男性ファンも少しずつ増えているいま、
もうちょっと彼らを取り巻く環境が良くなったらなぁと思うのです。
難しいかもしれないけれど・・・



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