2017-04

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【ドラマ】ドラマ見聞録 2014年10月期編

さあ、この秋冬のドラマを振り返ってみましょう。
現時点でまだ終わっていない作品もありますが、大体感想は変わらないと思うので
見切り発車でいざ進みます。
今期観た再放送ものも含めて感想を述べていきます。


・相棒 Season13
まだシーズンの半分だけど、観てきた感触は決して悪くない。
一時期(Season tenからしばらく)はどうなるか、見切ろうかと悩んだドラマだったが、
前期から復調の兆しをみせ、今期、すっかり調子を取り戻し、おもしろくなった。
脚本家の面々はすっかり知らない顔だらけ(新人?)になってしまったけれど、
内容は大丈夫。おもしろい回で「有名な脚本家のあの辺か?」と思ったら知らない人だと
いうことが何度もあった。
逆に、人気作家に「忙しいから」と手抜きをされるより、無名でも集中しておもしろい話を
書いてくれる人がやるのが功を奏したのがあるのかも。
推理ものニワカでも楽しめる、エンターテインメントドラマの楽しみがまた戻っている。
今Seasonの大テーマはカイトと父の和解のようだが、前はもっとテーマでかかったのに。
そこがスケールダウンしているようでガクッとなる。
やっと右京さん&カイトが観やすくなってきたのは、カイトが彼女と距離を置いて、
余計な足止めが入らず、物語がさくさく進むのも要因かもしれない。
仲間由紀恵が準レギュラーメンバーに加わったのは新鮮でナイスなテコ入れ。
全体的に何かが「軌道に乗った」感じがして良いのだが、ここにきて成宮君降板説が
女性週刊誌で囁かれはじめ、なんだかなぁと思う。話題作りのガセネタならいいが。

・MOZU Season2 幻の翼 & Season1 百舌の叫ぶ夜(再)
Season2放映にあたって深夜に再放送されたSeason1を一気観、大ハマリした。
とにかくすごい。映像が当たり前のように映画クオリティ。
ズガンドゴン、バキドガと、アクション大展開、人も物もぶっ飛びまくる。
話のどんでん返しもどでかい。
全体に漂う緊張感がただならない。
警察や病院から簡単に脱出できすぎたり、「お前どこから出て来たの」的場面が
ぼちぼちあったりして、オイオイと突っ込みをいれた場面もあったが、
作品の規模と猟奇性で「まあこんなこともあるのかな」と押し流されてしまった。
ただ、Season2では少し減速した印象も。期待しただけに、肩すかしを食らった印象。
話題にならないなと思っていたら、WOWOWの再放送だった。しかもたった5回きり。
謎が沢山残った・・・というラストから、映画化の告知。なるほどね。SPEC路線の展開。
単発ドラマ「ダブルフェイス」、本作に続き、次シーズンも西島&香川コンビのドラマが
TBSで作られるらしい。しかも今度はヒューマンドラマ路線。どうなる?
てか食傷しない、この二人の組み合わせ?

・深夜食堂3
ほっこりする30分。今期の運命の出会いだったドラマ。
しかし、原作漫画を読んで、漫画とドラマの違いを気にして観るようになりすぎた。
漫画の余韻が足りないとか、あの話がああ改変されたとか、気にしてドラマ自体を
楽しみ損ねることが増えていき、途中で楽しみ方がわからなくなった。
ともあれ目の前の30分に集中することに決めて、来る最終回を待つ。
春に映画化されるとのこと、こちらも楽しみ。
本作でブレイクしたのか朝ドラなのかわからないが、山中崇さん、CMに出るようになった。
なんかうれしい。
今シーズンもゲストなかなか充実していた。
松重さんとオダギリジョーをちょい出しで無駄遣いできるのはあまりに贅沢。

・みんな!エスパーだよ!(再)
園子温監督が関わるし、出演者が豪華だし、と大いなる期待を抱いて観ているのだが、
どうにもピンクすぎて、今にも気分が悪くなりそう。男女観がちょっと極端なのでは。
笑いどころらしきところでもなかなか笑えない。
物語のドラスティックな展開を待ち望んで懲りずに観るけれど、なかなかつらい。
しかも年末で終わらず、まだまだ続くっぽい。先は長いがこれからどうする?

・特命係長 只野仁(2012年度シーズンの再放送)
事前に松田優作の映画「蘇える金狼」を観たせいか、このドラマ(原作の漫画含め)が
パロディすぎるじゃないかと爆笑した。でも特に影響はないようだ。
昼は冴えない会社員のなりをして夜は本性を・・・というのはただのよくあるテンプレか。
それが判明すると、あとは、観るところを失ってしまった。
見事に中身が空っぽ、リアリティスカスカ。
こういう内容の漫画があったら受けそうだというのはわかるけれど、
映像で観るとどうにも、ままごとのようで。
同局で相棒もやっているだけに、スカスカ部分が余計に目についてガクーッときてしまう。
「みんな!エスパーだよ!」に本作、私にはピンクなお笑いドラマは合わないのかも。

・次シーズン観てみたいと思うドラマ
TV Bros.でざっとあらすじだけさらった結果。
・山田孝之の東京都北区赤羽
山田君自身の体験が基になったドキュメンタリードラマらしい。
既存のドラマの枠組みを超えてきそうな予感。
どんなものか、とっても観てみたい。
・流星ワゴン
「MOZU」の項で少し書いた、西島秀俊&香川照之コンビ再登板のドラマ。
重松清原作のヒューマンドラマ、「不思議なワゴンに乗って過去を旅する」
というSFファンタジー風味の要素もあるらしい。
「ダブルフェイス」「MOZU」とハードボイルド路線続きのコンビが人情派に転じると
はてさて、どうなるだろう?
・太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~
人気ビジネス書がまさかのドラマ化らしい。
主演の手塚とおるは「荒川アンダーザブリッジ」で観た時から何か気になっていて
「半沢直樹」でクセのある脇役、そして初めての主役ときて、観てみたい。
役に立つことと面白いこと、どちらを期待して観たらいいのか?
・風の峠~銀漢の賦~
まさかのNHK木8。渋すぎるかもしれない。
中村雅俊&柴田恭兵W主演と聞いて。
夏まで観ていた大河ドラマ「軍師官兵衛」で柴田さんのファンになったので
ついつい観たくなってしまった。
この枠の空気も実はそんなに嫌いじゃない。本当に観ちゃうかも?
・大河ドラマ 花燃ゆ
「平清盛」「八重の桜」「軍師官兵衛」ときて、大河視聴に疲れてしまい、
再来年あるという三谷幸喜×堺雅人コンビの大河のために
来年はお休みするつもりでいたのだが、なんだかんだで
大河の動向は気になる。もしかしたら観るかも??

いまラジオを聴きながらこれを書いています。
ラジオにはまったら、テレビをあまり観なくなるような気がしています。
でも多分ドラマは別腹でしょう。
ドラマとフィギュアと映画、たまにドキュメンタリーや音楽番組のために
テレビをつけて・・・・・・
あれあれ、何も変わらなかったりして。
まあ、面白い体験を求めるのは引き続きです。
わくわくしたり、ゆったりしたり、強く惹きつけられる魅力的な物語、映像を期待します。

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テーマ:テレビドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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2013年10月期に観たドラマ(再放送録画・DVD含む)振り返り

皆様、ご無沙汰してます。
息してるか?って感じだったと思いますが、何とか無事に新しい記事をあげますね。
というか、書くネタは沢山あったのですが、暇がなくなってしまって。。
それら「ストックネタ」も、時間作ってこつこつあげていこうと思います。

さて今回は、年末になり、観ている今期のドラマが全て終わったので、まとめ!
といっても1年物・半年物・前年からのシリーズ物と、新作が殆どないんですが。
過去のドラマの再放送に当たりが多かったこともあり、それらも一緒にまとめて、
思うところがたくさんあったので、総括なんかも色々書かせていただきますYo。



さあ、いざ★採点と寸評を。5点満点で★は1点、☆は0.5点。

<10月期(放映分)のドラマ>

相棒 season 12:★★☆
初回から数回は「あ、相棒よくなった」と感じたのだが、気づけば格好の「ながら観」番組に。
いつからか引き込まれなくなった、またマンネリに戻ってしまった。うーん・・・
全盛期のような「流行のドラマ」「ブレイク」はもう狙わず、そういうのはドクターXとかに
譲って、テレ朝がやってる他の定番刑事ドラマのような「マンネリ安定」枠に入るのはどうか。
続ける気があるのならね。
個人的には、水谷さんにはもっと幅広く色々な仕事をしてほしいので、終わってもいい。
※カイトについて、他のドラマを観ていて思うことがあったので、後述。

八重の桜:★★★
誰もが憂慮していたオダジョーの新島襄。しかし予想を裏切り、なかなかよかった。
たまに大泉洋に見えたけどw 死に近づくにつれ、オダジョーの本気が凄みを帯びてきた。
綾瀬もナイスファイト、いい涙。そして、風吹ジュンさんと北村有起哉さんが神すぎ。
このように、俳優さん一人一人をみていくと魅了されるポイントはあるのだが、
物語全体、いや一話全体を俯瞰で観るといまいち。あとやっぱり全体的に話が暗い。

太陽の罠:★★
「平清盛」に出てたキャストへのすみません企画みたいなドラマがコンスタントにある中、
この作品もそういう流れか、西島隆弘君、塚本高史君、尾美としのりさんが登場。
半沢みたいな企業もの・倍返し展開・ハニートラップ・殺人(未遂)・夫婦愛など、
4話しかないのにいろんな要素をぶっ込みすぎ。とっちらかったり、整ったり、回ごとの
ムラも結構あった。2chの実況スレと併せて突っ込みながら観るしかなかった。

実験刑事トトリ2:★★★☆
昨年の「1」より面白く、話のまとまりもアップ。テンポもよくなった。
三上博史さんを使って「相棒」ごっこをしている感はまだ否めないが、それも少しずつ
改善してきたのではないか。
「実験刑事」の名の通り、今シーズンは毎回「実験」による検証で謎解きしていたし。
しかし「太陽の罠」もだが、1時間CMなしは長いわー。NHKドラマのきついところ。

<再放送録画・DVDレンタルで観たドラマ>

SPEC:★★★★★
これはキター!もっと早く知ってればよかった!衝撃を受けたドラマ。
戸田恵梨香嬢と加瀬亮さんが従来のイメージと真逆の役に体当たり。
それもう放送禁止だろwwwwwっていうくらい酷い(褒め言葉)トダエリの顔芸に
度肝を抜かれたし、加瀬さんにしても硬派な映画の人っていうイメージだったので
こういう仕事受けるんだなぁっていう驚きがあった。しかもすごい脳筋野郎でw
軽いようでそこはかとなく重い、一話一話と全体の流れのコントラストが堪らない。
やっぱり自分はドラマ版の一話完結スタイルくらいの世界観が丁度良いと思う。
「天」以降、話が大きくなりすぎた。まあ最初から、こうなる伏線は張ってあるが・・・

リーガル・ハイ:★★★★☆
視聴率こそ振るわなかったが、質の評価が高く、数多くの賞を受賞した凄いドラマ
だというから+半沢の勢いで、今期の2はまるで観る気がしなかったが1は喜んで観た。
堺さんぱねえ、怪演すぎる。コミカドというキャラ自体のインパクトも半端ない。
怒濤の早口長台詞も頻出、半沢とはまた違う迫力がある。いやーこの人は本当凄いわ。
ふざけまくっているようで、時々しんみり考えさせられる、話(事件)もいいバランス。
脚本の古沢良太さんも凄い人ですな。その上あんなにハンサムなんて、世界は不平等だ!

ヤンキー君とメガネちゃん(観てる最中):★★★★☆
知人が「面白いよ」と言うので、再放送を使って観てみたら、あら面白い。
成宮君はこういうバカヤンキー役の方がやっぱりハマってる。
メガネちゃんの仲里依紗嬢に謎が色々あったり、他の面子もどこかで見たことある顔ぶれで
宝探し感があったり、古田新太さんや伊東四朗さんなんか出ていたりしてなかなか豪華。
登場人物皆にスポットが当たったり、しっかりキャラ立ちしていて、群像劇としても楽しい。
思春期のお悩みや葛藤について本気出して考えてみたドラマ、好感触。

新選組!(観てる最中):★★★★☆
清盛、八重と完走してきて、ほかの大河も観てみたいと思い、真っ先に手に取った作品。
慎吾ちゃんってこんなに棒だっけ・・・ヤマコーと堺さんを中心に、みんなでフォローして
何とか目立たなくなっているが。キャラも、ストーリーも、全体的にはとても面白い。
三谷さん脚本だからもっとフザケたものを想像していたが(そりゃ、フザケているけれど)
クドカンの「あまちゃん」同様、NHKスタッフが魔法をかけた模様、ちゃんと大河の世界に。
眠気を禁じ得ない序盤からペースを上げて、中盤以降、いい具合に不穏になってきたぞ・・・

ダブルフェイス:これはいい、ゾクゾクするのう。そのうち単独で記事書きます。


<概括というか、踏み込んだ各論>

「ヤンキー君とメガネちゃん」とカイトの関係?
「相棒」のSeason 11から相棒役を務めている成宮寛貴君が主演しているドラマ。
(里依紗ちゃんとW主演?)ここで成宮君が演じている「品川大地」というキャラが
どうも、かなり「相棒」のカイトを連想させる。
親が偉い人(お医者さん。古田新太さんw)で、親の後を継ごうか継ぐまいか、
出来の良いお姉ちゃんがいる兼ね合いもあって、バカなのもあって、悩んでいる。
中学まではバカヤンキーだったが、お姉ちゃんが後を継げないという話が出たため
一念発起して進学校に入学。しかし、お姉ちゃんがすぐにうまく切り抜けて、
大地の頑張りは無駄になり、再びヤンキーに逆戻り。そこでメガネちゃんと出会い・・・
という話。お父さんを尊敬しているのだが、素直になれず、対立してしまいがち。
あれっこの展開は何かに似てますねぇ?
局は違うし、カイトの場合は母やきょうだいの不在という謎も残っていたりするので
短絡的にこのドラマと結びつけて考えてはならない。ならないのだが、よく似ている(笑)
大地が大人になった姿がカイトだったりして。にしては、カイトが子どもすぎるとか、
大地とカイトの間の10年余りに一体何があったんだ??と、謎まみれになるが。
「ヤンキー君と~」は最終話までまだ少し残っている。ちょっと穿った見方をしながら
明日からの続きの放映も楽しみにしてみよう。皆さんもいかがでしょう?

これから、大河ドラマはどうなっていくんだろう
来年の岡田准一君主演の「軍師官兵衛」をどうしよっかなと考えていた矢先、再来年の
題材と主演が発表された。おいおい・・・現総理の息かかりまくりだろう・・・がっかり!!
「再来年はまず絶対観ない」のが決まり、さあどうするか来年。
「平清盛」、「八重の桜」と連続して観てきたが、さすがに疲れてきたぞ・・・休むか?
でも竹中直人の秀吉がマジックを起こすような気もするし、戦国大河は初めてになるし。
しかし「大河を観ている」と言うと笑われる。30代前半なのだが、話のネタにはならない。
大河の視聴率もじりじり下がっている。好みや世代の問題もあるだろうが、
「大河はどんどん質が下がっている」という声が、今まで大河を観てきた層から上がっている。
若い人は大河などなかなか観ないし、そもそもTVだってそんなに必要じゃない世代だし。
もう再来年で(いや、あんなのやらないで来年で)大河を止めてはどうか?と思ったりも。
現状はいわゆる「オワコン」というやつなのではないかと考えてしまったりして。
とはいえ、朝ドラにも、かつて絶望的なダメ期があった。それをコツコツ回復させて、
今年は「あまちゃん」「ごちそうさん」と、どちらもご存じの通りの絶好調。
地道にコツコツ頑張っていけば、大河もいずれ復調できるかもしれない。
だからこそ再来年みたいなことは本当やめて欲しいのだが。大河を潰す気か!?
とりあえず、昔の大河を少しずつ観てみようかなと思う昨今。次は龍馬伝かな?
来年は(今後も)、他局では観られない、骨太で豪華な作品をいっちょ、期待しますよ。

いくら何でも「あまちゃん」の引きずりすぎ
大晦日前に、また「あまちゃん」の再放送をやるんだってよ。
自分は確かに、どっぷり「あまちゃん」にハマり、いわゆる「あまロス」にも悩んだ人間だ。
わざわざ「あまちゃんと私」的な記事まで書くほどに。
私がその後殆ど引きずらなかったのは、すぐにSPECドラマ版との出会いがあったからだが、
それにしたって、いつまでたっても「あまちゃん」「あまちゃん」言い過ぎではないか。
正直、そろそろウザい。それに、今頑張っている「ごちそうさん」に失礼なのでは?
自分は「ごちそうさん」は観ていないが、流石にこの扱いの差は酷いと感じている。
それだけ、皆がハマれるような面白いドラマが新しく出ていないということの現れなんだろうか。


ドラマ(大河のみならず)は今後どうなっていくのでしょう?
ドラマなんかもう誰も観ないよ、今はみんなネットだよ、と言っていると
「あまちゃん」だの「半沢」だのといったモンスタードラマが出て来たりするし。
テレビを観ながらPCやスマホに向かって「実況」するという楽しみ方が広まりつつあるしで、
何だかんだで、案外しぶとく生き残るコンテンツのような気がします、ドラマ。
大河は何とも言えないけれど。
私は、今年はドラマにかなり開眼した年で、あれこれドラマばかり観てしまったんですが
正直そろそろこういう時間の使い方はもうキツいんですよね。他の分野に回さないと。
まあとにかく、TVをプロパガンダに使うんじゃねえ!と再び怒って、しめくくりとします。


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テーマ:2013年 テレビドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

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2013年1月期に観たドラマを振り返る!(含む再放送&以前書き損ねた2月終了のアニメ)かってな採点&おまけつき

いや~、今期(2013年1~3月)は、ドラマ視聴でやたら忙しかったですね。
普段は録画して後から観ることが多いのに、どーしてもリアルタイムで観たいドラマ、
被りがあってリアルタイムで観ざるを得なかったドラマ・・・もうクタクタでした(笑)
だから終わってくれていっそ楽になったかも・・・
そんな今期の振り返りをします!5点満点で、★は1点、☆は0.5点です。
以前書いたような書かなかったようなデジタルリマスター版ナディアも、ここで感想を。

<ジャッジ>
まずは★評価から。あくまでも個人的な感想ですのでご了承願います。
※がついているのは、最終回がまだ(大河の場合は「まだまだ」)のもの。

相棒 Season11       ★★☆
八重の桜※          ★★★★☆
信長のシェフ         ★★★★
まほろ駅前番外地※    ★★★☆
メイドインジャパン      ★★★
アテルイ伝※         ★★
ストロベリーナイト(再)   ★★★★★
ふしぎの海のナディア   ★★★★☆



<それぞれについて>
相棒・・・初回~3回目くらいと、正月SP、最後から2番目~最終話は比較的面白かった。
ほかは惹きつけられるものがなくて、家の中のちまちました手仕事をしながら目を通して
いた状態。初めの頃は新相棒・カイトのキャラ付けがはっきりして、右京さんとどういう
「相棒」関係を築いていくかが楽しみだったのだが、次第にカイトがぼやけ、右京さんが
「天才だけど変人」という初期設定も完全に忘れ去られ、物語も後に残らないものばかり。
特に、年末前の前後編を興水さん=キャラの生みの親が書いたときは前編で本当にワクワク
させられたのに、後半で失速。あの絶望感といったらなかった。
後半になるとイタミンの劇場版のPRという色合いも強くなった。イタミンの相棒となる
岩月が2回も登場するのは流石にやりすぎ。でも、このキャラ、もしかするとカイト以上に
相棒世界に馴染んでいるかもしれない・・・それが問題。カイトをもっとしっかり描かないと。
カイトパパ=甲斐次長が今Seasonからのラスボスとして確定した最終回。なのに重みがない。
相棒シリーズ最終回は甲斐次長とのバトルなんだろうか。それだったら観る気がしない。
これまでの「相棒」で好きだった要素がどんどんなくなって、新しく加わることがない。
昔のシリーズに思い入れがありすぎるのだろう。これ以上観続けても、がっかりが深まるだけ、
手に入らないものを求めて嘆くだけ。半年観続けるって負担だし、次回からはもう観ない。
「相棒シリーズファイナル!」となったら、また観るかもしれない、そのくらいで。
でも、イタミンの映画は悪くなさそう、何となく。映画館に行くほどじゃないけれど。

八重の桜・・・歴史の動乱期でどうしても政治まわりが慌ただしくなり、時々話の流れに
振り落とされそうになる。今回は予習復習もしていないので、ちゃんとわからないまま
流していることも。でもそれでもある程度観られているので、このままにしよう。
会津の自然が綺麗で、会津藩の人々は頑固だがまっすぐで素直。やりとりに心が洗われる。
すっきりした気持ちで明日へ向かうことができそうな後味が良い。前作のドロドロとは
真逆だが、これはこれで面白い。キャラクターも一人一人個性的で、見飽きない。
歴史が動き、不穏な空気が流れる、そしてあと少ししたら会津戦争、本格的なバトルシーンが
待っていることを期待している。第一話のような迫力を頼みます!
心配なのはその後、八重in京都with襄。綾瀬&オダギリが一緒に並んだ絵が浮かばない。
今というかこれからの長谷川さんとお似合いなので余計不安。今まであったものがなくなって
(主に会津藩の時代にある程よい緊張感)ぬる~いラブコメになりそうで・・・
そうなったら脱落しよう。

信長のシェフ・・・冷やかしで観るつもりが、すっかりハマってしまった、今期のヒットドラマ。
しかしこれは深夜のB級枠でやるから面白いのであって、ゴールデンタイムに放映していたら
厳しいツッコミ連発、チープさとアラが目立ち過ぎると思う。続編なり映画化なりが決まって
いるという噂を聞くが、続編をやるならその辺りを勘違いしないで欲しいところ。
ミッチー信長の振り切った悪ノリ具合に大笑い。天下統一まであと一歩だった人物、実際にも
あれくらい冷静な人だったかもしれない。ゴリ秀吉も良かった。猿之助がまぁ濃い、妖しい。
と、周りが結構濃い面子ばかりなので(志田未来ちゃんのしつこめの演技含む)、主役の
玉森君があっさりしていて丁度良かった。ゴローちゃんの明智はもっと癖が強くても良かった。
原作の漫画が今回のドラマの最終回くらいまでしか進んでいないので、続きは数年後か
オリジナルストーリー?変なオリジナルでがっかりさせられるのはごめんだが、今の勢いを
キープしたいだろうなぁ・・・。
それにしても最終話がWBC台湾戦で延びた結果、最後の最後に「中止」→「来週に延期」って
あれはないでしょ。引っ張りすぎ!WBCを観たくて夜更かししてるんじゃないんだよ!!
もっと早くに延期を告知すべき。「試合の後から放送」でなかったのはせめてもの救いだった。

まほろ駅前番外地・・・来週の最終回を残した段階。
ラスト直前回で多田が「バツイチ」の設定を話し出した。このドラマの「まほろ」は
原作や映画と違って、多田や行天のそういった設定が今まで全く出てこなかったので
最初から最後まで「正体不明の妙なふたりが営む便利屋の物語」でいくのかと思っていたが
ここにきて様相がちょっと変わってきた。最近はサスペンステイストのエピソードも増えて
最終回予告では「最後の依頼!」と多田が睨みをきかせていた。どうなる便利屋?
原作(実は読んでない)もそうらしいが、映画の「まほろ」はどことなく同性愛を
匂わせる雰囲気があって苦手だった。ドラマはそうでもなく、どちらかというと
退廃的でサブカル。自分はドラマの味付けの方が好きだが、「観る人を選んでる」という
批判もあったらしい。賛否両論か。そういや行天がいつものふにゃふにゃした調子でだが
「俺ホモなんだよね、多田の恋人なの」と嘘?本当?ぶいているシーンもあったな。
いま恋に落ちているらしい多田の様子を行天が面白くなさそうに見ていたりするし。
ん~まだまだ読めない。最終回次第で☆の数も左右されそう。
どちらにせよ雰囲気ドラマ。深夜だし、それがいいんだけど。
元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎さんによるテーマソング「まともがわからない」ハマりすぎ。

メイドインジャパン・・・多分、「90分×全3回」という枠組みで、
転覆した大企業の再建と海外企業への技術(正確には技術職の人材)の流出の問題、
日本家電メーカーの危機的状況、不採算部門として切り捨てた部門に足元を掬われる皮肉、
更には主人公の家庭内不和まで、一挙に片付けようとしたのが運の尽き。
しかも放映時は国内の家電メーカーが少し盛り返していると報じられていたので
余計に間の悪い感が出てしまって、「今頃何やってるの?」というアウェイなムードに。
壮大な硬派社会派ドラマを期待した私が間違いだった。なんか中途半端なホームドラマと
中途半端な社会派ごっこドラマが繰り広げられるばかりだった。豪華俳優の無駄遣い。

アテルイ伝・・・今週と来週の前後編を90分ずつ、来週で完結。
舞台は東北ということで「八重の桜」と並んでこちらも復興支援ドラマなのだろうか。
でもこれも結局負け戦の話。八重にしても本作にしても、復興支援になってるか・・・?
BS時代劇のドラマをNHK総合にもってきた。BS時代劇の枠ってもしかしてお年寄り向きか?
八重以上に方言(時代のことば)がきつくてちょっと何言ってるのか全然分からないです。
開始15分余りで眠くなるドラマなんて久しぶりだぞ。多分世代的にターゲットじゃない。
あれ、北海道のアイヌ民族たちも「蝦夷」って呼ばれてなかったか?北海道完全アウェイで
史実とはいえ一抹の寂しさが。役者達の演技は良いので、後編も観る。

ストロベリーナイト(再)・・・おもしろかった!!
連ドラの前にあったらしい単発ドラマ「ストロベリーナイト」(同名の事件の後が、ドラマの
スタート地点になっている)も再放送してほしかったところだが仕方ないか。
かなりグロい事件ばかりでドラマ化不可能といわれていたらしいが、そこをスタイリッシュな
映像処理で寧ろ見せ場にしてしまっているから凄い。シュールだったり、クールだったりと。
一人ひとりがいきいきとキャラ立ちして、割とすぐに姫川班のメンバーを全員覚えられた。
「相棒」でバディものに慣れすぎていたので、チーム皆で団結して事件を解決していったり
居酒屋で「呑みニュケーション」なミーティングを行ったりするのが新鮮で楽しかった。
姫川とお母さんとのこじれた関係、姫川を密かに想う菊田との恋のゆくえ、
本格派刑事ものの事件のなかにヒューマンな要素が巧みに混じって漂う切ない余韻。
いやー、これはうまくできている。バランス感覚が素晴らしい!
・・・それだけに、映画で「いろいろあって(ネットでストーリーを知って、観に行っては
いないのでこういう言い方で)」姫川班は解散、ドラマ最終回ではくっつきそうに見えた
姫川と菊田も・・・原作で既に展開は決まっている以上・・・。映画は観るの相当複雑だろうな。

ふしぎの海のナディア・・・これまた観に行ってないが、エヴァQに
ナディアで登場した宇宙船の残骸によく似た機体とナディアの劇中音楽が登場したらしい。
しかも、ナディアの世界に続くのがエヴァの世界らしい。エヴァの初期構想ではかなり
ナディアと接近した設定や展開が予定されていたようだ。興味をもたない訳がない。
昨年2月から毎週25分ちびちびと放送し、しばしば特番に潰される中、辛抱に辛抱を重ねて
1年間コンプリートした。改めて自分の根性に拍手したい。
一言で言えば「大人がしっかり大人の役割を務めているエヴァ」「ヒロインの相手役の
少年がしっかりヒーローの役目を果たしているエヴァ」「健全なエヴァ」などか。
おめでとうエンドやグロ鬱エンドが強く印象に残るなか、エヴァのスタッフがここまで
きちっとした「大団円」エンドを作れることにも大変驚いた(全く同じスタッフでも
ないだろうし、本作のような大団円エンドを作りたくなくてエヴァはああなったらしいが)
エレクトラ=リツコさん、ガーゴイル=冬月(声優さんまで同じ)、アダムやリリンを
彷彿させる存在など、エヴァを観た人ならそわそわする発見に富んでいるだろう。
諸事情で超間延び&作画も物語も崩壊した「島編」「アフリカ編」がまともだったら満点。
それでもやっぱりナディアには一瞬たりとも共感できなかった。ジャンが主役でいいジャン。
最後に、ハンソンってロリコンなの?あのラストは衝撃的すぎる。時代性だと信じさせて・・・

・観たらよかったかも・・・とちょっと後悔したドラマ:塚原ト伝、とんび
これだけ観てたらいっぱいいっぱいなのでマークしないでいたら、ヒットしてたり(とんび)
ほんとは前からどんなもんなのか気になっていたり(塚原ト伝)、ウズウズしたまま終了。
あ、塚原ト伝は最終回だけ観た。やっぱり観ながらぼんやりしてしまったが・・・


<来期の予定>
ドラマを観るのは正直もう疲れた!!現行の「八重」以外、新しいものには手を出したくない!
でも、朝ドラにクドカンが来る・・・!!!「あまちゃん」何だか面白そう。
以前昼ドラ(吾輩は主婦である)を書いたときも視聴率がケチョンケチョンだったらしく、
朝ドラの清盛状態にならないことを祈ってやまないのだが・・・だってなんか途中から
アイドルを目指すとか、あらすじに書いてあるんだけど・・・
朝ドラの主要ターゲットはクドカンのハチャメチャにはついていけないぞ??
肝心の朝にはドラマ観る時間がないと思うので、録画か、週末のまとめたものを観るのか。
心配しながら、観るかも、観られないかも。


<ドラマじゃなくて歴史だけど・・・ささやかなこぼれネタ>
・今週、一気に「歴史にドキリ」の没回?を放映していた!
聖徳太子や北条政子らが登場してた。これでもう来期はないっぽい。がっかり・・・
・密かなツボ、「青山ワンセグ開発 ナイツの言い間違いで覚える日本史」。
やばいこれ面白い。とてもくだらないんだけど笑ってしまう。しかも結構詳しい。
教科書には載ってないこぼれ話まで登場してこれは大まじめ。なんかスゲェ5分間。
深夜ですけどね。(録画で観ている。来期はあるのか?あってくれ!!)



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テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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ドラマに引っ掻き回されし日常 Helter Skelterなドラマ日記~2013年1月期編

今月はシッチャカメッチャカもいいところです、TVドラマに。
これまで何年もTVドラマなんぞ全く観ていなかった私としたことが。
新しいドラマ、数回完結のドラマ、再放送のドラマ・・・
ときに時間帯が数分バッティングするからと言ってわざわざ片方を観たりもして。
何をこんなにガンバっているのやら?
観てるものに大きく偏りがありますが、どうやら近年、これまで観てこなかった反動か
TVドラマにちょっとハマりかけているようなのです。
それにしても今期はちょっとヒドいことになりそう。
このままでは、何とかしなくては。
そんなこんなで突発的に、ドラマの感想込みの、一週間の記録をつけてみます。
その前にまずは元旦から・・・


2013年元旦:相棒eleven 元旦スペシャル→以後、毎週水曜(テレ朝)
なんだかんだ文句を言いながらも今年も相棒でスタート。
(記事も大反響の「歴史にドキリ」SPは、録画して翌日に観ておったまげたため
この日はショックにあやかっていない)
昨Seasonと同じ感想、初回はかなり面白くて元旦SPは割と面白いんだけど
普段の回がイマイチ惹きつけられなくて手元で違うことばかりやってしまう。
今Seasonは何かに決定的に馴染めない・・・何だろう?相棒が変わったことというよりも
妙に明るく繕ったような、全体的な雰囲気だろうか。
昔のSeasonの何が好きだったかというと独特の仄暗い暗さだ。それは今も変わらない。
それだったらもう昔の回だけ観て回顧ファンになればいいのではと思ったりするが
「Seasonを動かすような展開が来ないかな」「劇場版Ⅱ~ten最終回のケリ=
長谷川副総監(+神戸)VS右京さんの決戦まだかなぁ」「甲斐パパとカイトのあの
不穏な関係の原因が明らかにならないかな」という期待を捨てられず、結局観ている。

初回と元旦SPと最終回だけチェックすればいいドラマになったりして?
こういうドツボが、相棒スタッフの思うつぼなんだろうなと想像するのももう嫌だし。
イタミンスピンオフ映画もなぁ・・・といいつつ、ポロリと神戸のten後(=長谷川一派の
その後)が観られたりしないかなぁと思ってしまう。ああだめだだめだ。


そうやって始まり、日曜から土曜までを辿って書いていくと・・・
今週は6つも観ているざま。ルーティンがどんどん増えてしまっています。
タイトルが青いドラマは「まぁまぁ~微妙」、赤いドラマは「面白い!」です。


日曜:大河ドラマ 八重の桜(NHK)
ほかに「たりないふたり」再放送(もうすぐ終わり)、「THE世界遺産」、「日曜美術館」
「題名のない音楽会」などがひしめく、TV視聴的に多忙な曜日。
昨年の「平清盛」同様に、19時50分にタイマーを設置してスタンバイ、
それまでに食事をなるべく終えて鎮座して待っているという気張りぶり。
しかし今年の大河は食事しながらでも観られそう、少なくともエログロではないし。
初回が目が覚めるほど映像も内容も素晴らしかっただけに、以後はダレて感じる。
「相棒eleven」同様、何かをしながら観るドラマになっている・・・
主人公まわりのパートはダレ気味で、政局まわりのパートは駆け足気味と
走ったりダラダラしたりで落ち着かない。
人物や物語が爽やかで、月曜に向かう夜のドラマとしての後味は悪くないが、
どうしてもこれを観なきゃという必然感はどんどん薄れているような気がする。

清盛はツッコミ向きで、キャラにも物語にも強すぎるアクやムラがあったけれど、
ひねくれた私にはこれが妙にクセになって最後まで完走できたし、かなりハマった。
あと音楽が好みすぎた(だってタルカスだし、吉松隆さんだし)。
本作にはこういう「ドツボ」「中毒性」が良くも悪くも足りない。
最大のみどころと思われる戊辰戦争までは頑張りたいが、あまりにも長いなぁ・・・
綾瀬、西島、長谷川あたりのメインキャストの清々しさは良い。会津藩の人々もグッド。


月曜:なし

火曜:なし


水曜:相棒eleven(前述)


木曜:なし


金曜:信長のシェフ(テレ朝)、まほろ駅前番外地(テレ東)
時間遅いのに(0時またぎ)まさかのかぶりで、どちらかを録画してどちらかを
リアル視聴しないと観られなくなってしまった。
期待を裏切らないゆるい面白さの「まほろ駅前番外地」は当初から外せないと
決めていたので録画はガチ(それに、こっちのが時間遅い。終わるの1時とかだし)。
そうなると自ずと「信長のシェフ」の方がリアル視聴となる。
ミッチーが信長で、「特命係長 只野仁」などのネタ枠(過去にはミッチーも主演で
この枠のドラマ「民俗学者 八雲樹」をやっていた。ジャンクで面白かった)で、
ヒット漫画のドラマ化。ただ主演がジャニなのが不服で不安で、
初回をとりあえず観て、ジャンク過ぎて馬鹿馬鹿しかったら以後は捨てようと考えた。
そうしたら・・・これが意外と面白いんですな!
ちょっと強引な展開も見受けられるが、「現代のシェフが戦国時代にタイムスリップして
織田信長の料理人となり、いろいろといい仕事をして大活躍する」なんて話なんだから
細かいことは気にしない(笑)

そもそもこの枠だから突っ込み所いっぱいでジャンクなのは初めから予想の範疇だし、
そしてしっかりジャンクだし(信長が毛皮のコートみたいなのを羽織って、戦で直接
刀を振るっていたw)、なんかいきなりゴローちゃんが明智光秀で出てくるし。
主演のジャニの子(玉森裕太君だっけ、キスマイ何とかの)の発声がイマイチだったり
天才で機転の利くやり手シェフに見えないのが痛いが、表情などは良いので何とか。
先週は遂に見逃してしまった(疲れて仮眠をとったら、起きた頃には1時近くだった)のが
悔やまれるが、今週はまた観たい。

続いて「まほろ駅前番外地」。以前公開されていた映画の続編に・・・なるのか?
先にテレ東(ドラマも放映している局)で同シリーズ「まほろ駅前多田軒」の映画を観て
瑛太×松田龍平の腐女子向け映画みたい」と少々引いてしまったのだけど
ドラマからは腐女子向け臭がすっかり抜けて(そりゃ男性監督だもの)、
その代わりバカバカしくて乾いていてどこかうらさびれた空気感が加わった。
「モテキ」で知ってハマった大根仁監督、本作もいい感じのドラマを生みだした。
生真面目(だが無気力。映画や原作ではその理由もある)な瑛太演じる多田と、
子どもがそのまま大人の姿をしているような変人、松田龍平演じる行天
あまりにもいい加減すぎる行天の言動がおかしい。たまに真を突いているのもいい。
但し笑い方が「平清盛」の松田翔太そっくりで、なんだこのそっくり兄弟wと
変な気分になるが。生真面目なんだかゆるいんだかわからない多田の、中途半端な
お人好しキャラもいい。ボケツッコミで、何となくうまくまとまっているコンビ。
ドラマでは描かれていないが、映画では、中学の同級生だったふたりがある日
ひょんなことから再会し、行天がなんとなく多田のやっている便利屋に居候を始めて
このコンビが生まれる。こういった事情を知っていると納得して観られるが、
あえてなんにも情報や理由を与えず、見たままを楽しむドラマ演出も、
気楽に観られてなかなか乙なのではないか。
便利屋の範疇を超えているような気がする破天荒な依頼も、楽しいのに加えて、
哀愁や、時代の皮肉がある。笑いながらちょっと考えさせられるドラマ。



土曜:(先週から全3回)メイドインジャパン(NHK)
「寿命3ヶ月」のとある日本企業が起死回生を模索する。しかしそこには
ある中国企業が立ちはだかり、鍵になっている男と彼の持つ技術は、
かつてその日本企業が不採算部門として切り捨てた部署のものだった・・・
「相棒」すぎるキャスト(会長に岸辺一徳さん、その息子で社長がミッチー、
企業再生のメインメンバーの一人に國村隼さん、中国企業にてライバル役に
まわる準主役の高橋克実さんも準レギュラーで、メインキャスト以外にも
「相棒」に出たことのある顔が多く、相棒すぎていっそ笑える)に
ちょっと冷やかし気分で見始めてしまった。
というか、観ていないのだが「不毛地帯」「白い巨塔」すぎるといったほうが
正確らしい。どちらも主演が唐沢寿明さんで他もキャストが被るため。
テーマ、物語、なかなか硬派。あまり観てこなかった路線で自分には新鮮。
番宣で唐沢さんが「やさしいドラマ」と言っていたのが印象的だったが
確かにそうで、唐沢さん・國村さん・吉岡秀隆さんのメイン3人の家族生活まで
あたたかに(但し唐沢さん家には1話時点で大いに問題があるが)描いている。
初回しか観ていないのでまだ何とも言い切れないし、大きな掲示板の感想では
「中途半端」「リアリティ不足」といった声も多くみられたが、
現在の日本企業の憂鬱を正面から描く試みと、
メインの男たちのそれぞれの生き様が交錯していく骨太な物語に期待。

見慣れないが新たにふれる分野にあと2回、チャレンジしてみたいと思う。


今日から月~金で再放送を録画で視聴:ストロベリーナイト(フジ)
大河で西島秀俊さんの演技に思い切り惹きつけられてしまった結果、つい手を出した
映画化されるという大ヒット刑事ものドラマ。
初回を観ただけだからまだまだ何ともいえない。竹内結子の刑事、きまってる。
あからさまにトラウマあり、ワケアリで気が強い女性刑事。
刑事ドラマ体験が「相棒」ぐらいだから、本作のワイワイガヤガヤみんなで解決!
みたいな、明るいんだか暗いんだかはっきりしない感じにまだちょっと馴染めない。
観ていくうちに馴染んでいくのかどうか。


今月はほかに、1年間見続けた「ふしぎの海のナディア」(Eテレ)が最終回を迎え、
エヴァを作ったスタッフとは思えない見事な大団円(+ロリ婚エンド)に感無量。
それも書こうとしましたが、もう長いし、もう疲れたのでこの辺で。
長くしぶとく観てきたぶん、思うところが色々あるアニメなので
そのうち感想を書くかもしれないです。どっちにせよ別の機会に。
因みにこれは毎週土曜夕方(基本、録画で)の「義務」でした。長かった~~・・・



今月のまとめ:TVドラマに人生乗っ取られないようにしよう!
当たり前の事だけど、現状結構ヤバいよ!!
気をつけようと思います。月曜と火曜と木曜は出来るはずだと思うけれど・・・・・・

テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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2012年に観た連続ドラマ・アニメ振り返り(再放送視聴含む)

一昨年にテレビを地デジに替えてから一気にTVっ子になってしまいました。
ましてTVドラマなんて全然観なかったのに・・・
去年は再放送を通じて「相棒」にハマり、Season tenで初のリアルタイム視聴デビュー。
Eテレで10回完結で放映していた「もしドラ」のアニメも前のめりで観させてもらったし
映画化記念「モテキ」の再放送には、毎回ワクワクしたり本気で落ち込んだり(笑)。
クドカンの「11人もいる!」はゲラゲラ笑いながら時にほっこり心が温まり、
江國香織さん原作ということで観た「カレ、夫、男友達」には心底がっかりさせられ・・・

そんな感じで昨年のドラマライフは過ぎていきましたが、振り返れば今期はもっと
立て込んでいました。昨年観まくっていた「相棒」シリーズをある程度観たので
「相棒」の再放送を観ることが減った分、他の再放送をチェックするようになったのと
あとはやっぱ大河ドラマを観てしまったこと。1年連続って本当キツいです。
番組が被ると、ドラマばっか観る日々ができてしまったりして、目が重たい重たい(苦笑)。
観る幅も広がったような狭まったような・・・
あんまり他人とシェアできないのが悩みの、マニアック気味の今年のドラマライフを総括です!


※●は1クール以上連続のもの。

相棒 ten
相棒 eleven
(再)相棒(Season1~3,各回SPなど)
神戸ソンが去って甲斐カイトぼっちゃんがやってきた、(週刊誌などでも)話題のSeason。
しかしtenは初回と最終回しか面白くなかったし(正月SPはまぁまぁ)、elevenに至っては
熱心に観ていたのは初回だけで、気がつけばリアルタイムで視聴を見逃す回も増えてきて。
まぁ録画で翌日以降に観るんですが、どうしても観たい、頭に残る、といった話が少ない。
先日は久しぶりに前後編やったから期待したのに、感想書こうかと待ちかまえていたのに
肝心の後編がつまんなさすぎて企画ボツの有様でした。
あれが生みの親が書いた脚本だなんて、絶望した!Season ten以降の相棒に絶望した!!
その一方、亀山時代の初期の話をようやく放映してくれたのでかじりついて観ていました。
ドロドロしていたり、キャラが立っていたり、かじりつきたくなるだけの魅力が
この頃の「相棒」にはあったのに・・・
うーんどうすんでしょ。とりあえず長谷川(+神戸)VS右京さんの決着は
Season elevenなりその次なりで、きっちりやってもらいたい。
なんか最近はそれすら忘れてしまいそうなムードで・・・・・・

大河ドラマ 平清盛
歴代最低視聴率を記録した等で悪いほうに話題になってしまった、初めて観た大河・・・。
Wikiで清盛はじめ主要登場人物の出来事を一通りさらうことを清盛+相棒blogの方に
勧められ実行して臨んだ初視聴。一年間、ほぼリアルタイムで、姿勢正して観てました。
キャラは立っているし、三上博史さん・山本耕史さん・井浦新さんなどの熱演はもはや
笑えるほどだったし、若手でも窪田正孝君・中川大志君・西島隆弘君との出会いになった。
優男のイメージの玉木宏さんがあんなにワイルドな武士になれるなんて驚きだったし、
藤木直人さんが歳くった坊さんを若い頃とあんなに巧みに演じわけられるのも予想外で。
上川隆也さんや神木龍之介君は無駄遣い感もあったが安定した演技がスパイスになったし。
しかしこの(大河)ドラマは面白い回と面白くない回のムラがちょっと激しかったのが・・・。
また、話が所々支離滅裂気味だったり、女性キャラがぞんざい・出番少ないという欠点も。
壇ノ浦に入水する直前のフカキョンの美しさはこの世のものとは思えないほどだったけど
その他の場面であんなに出番が少ないとか。棟梁の妻の出番が30秒あるかないかなんて!
高橋愛ちゃんや二階堂ふみちゃんも少なめの出番ながら、健気な妻として健闘してました。
ちゃんもあの北条政子を嫌味なく演じていてよかった。子ども時代のわんぱく姿最高。
肝心のマツケン松田翔太は可もなく不可もなく。ハマり所は随所あったのだけど・・・。
一本記事が書けそうなほどなのでもうこの辺にしときます(笑)
とりあえず1年間毎週同じ時間に熱心にTV観て疲れてしまいまして、来年の大河はお休みしたい
ところ・・・綾瀬ちゃんごめん!でも「八重の桜」予告観たら何気に面白そうにも見えてなぁ・・・・・・。

テンペスト
NHKのBS時代劇でやってたというのを地上波へ。大河に色々モヤモヤしていた1~3月期、
「清盛も色々あるが、テンペストよりはマシだ」と思って清盛視聴を我慢していたかも。
仲間由紀恵さんが英語や中国語などを華麗に操る姿くらいしかまともな見どころがなく、
完全にB級グルメならぬB級ドラマだった。無茶だらけで、もう笑うしかなかった(苦笑)
最後に出てくる息子さんが、平家最後の棟梁・宗盛になるというオチまで結果的についた。

デカ黒川鈴木
お笑い芸人だけど俳優としてそういや映画でもあちこちで見かけた板尾創路さんが何と
刑事ドラマの主演に!(但しお笑いノリで、製作に吉本ががっぷり絡んでいるが)
「11人もいる!」のヘタレ(だけど芯は強い)大家族パパの次にヘタレバカ刑事になって
田辺誠一さんは、もうヘタレ専門にしか見えなくなってきてしまって困る(笑)
奥さん役の鶴田真由さんがかなりSい。笑い所は多かった、刑事ものとしてはB級C級。

荒川アンダー ザ ブリッジ
映画化に先立っての、キャラ周知目的での深夜ドラマだったらしい。
この原作漫画をずーっと愛読してきた人間としては・・・絶望した!こんなはずじゃない!
いや小栗旬山田孝之コンビが着ぐるみだのお面だの顔塗りだの「何やってるんだお前ら」
には大いに笑わせてもらったし情熱も分かったんだけど、それでもちょっとねぇ。
林遣都君や桐谷美玲ちゃんが意外に嵌ってたので気が向いたら映画のほうも観てみますかね。

スープカレー
大泉洋さんを輩出したことで有名な北海道の5人組の劇団、TEAM NACS(チームナックス)
による群像劇。因みにスープカレーは北海道(札幌)発のご当地グルメ。
これはもう時間返せレベル。一つ一つの話は面白くないわ、回想ばかりだわ。
渡辺満里奈は無駄遣いだし、峯岸みなみはウザいし。ホントどうしてこうなった。

実験刑事トトリ
「平清盛」での三上博史さんの熱演にハマってしまったために観てしまったB級刑事ドラマ。
というかB級「相棒」。なんか最近こんな感じのドラマばかり。二番煎じ精神つまんないよ。
犯人役や関係者役などのゲストで大河ドラマや朝ドラの面々が出てくるのがちょっと美味しい。
相棒役の高橋光臣さんがチュートリアル徳井に似ていると感じたのは私だけなんだろうか。

(再)怪物くん
映画化に先がけて平日午前に再放送されていたのを録画。うん、これは面白かった。
子どもにはもちろん素晴らしい情操教育になるし、大人にもじんとくる。
大野智君はこういうクズ的キャラをさせると本当にハマるな(笑)
映画前SPや、地上波放映の映画も観た。展開は読めるが、そのお約束もまた乙なり。
原作の「怪物くん」も読んでみたいなぁ。

(再)魔王
大野君VS生田斗真君のW主演。中二病も混じりながら、かなりの鬱ドラマ。
登場人物ほぼ全員に救いがない。そしてどんどん殺されていく。
話の進み方に強引さがあるが、大野君、生田君、他キャストが迫真の演技をしているので
そこに乗っかってしまえば何とかなる。
相棒elevenでも嫌な父ちゃん役の石坂浩二さん、あなた嫌な父ちゃん役が似合いすぎですよ!

(再)流星の絆
以前のざっくりドラマライフで「観てみたいが怖い、微妙」と言っていた、東野圭吾さんの
小説を原作にしたクドカンのドラマ。中盤あたりから馴染んで、無事完走。
茶化しが過剰すぎるように感じていたが、そこには「被害者遺族に対する過度に重すぎる扱い、
重すぎる人生」に対するメッセージ、カウンターがあったとは。
三浦友和さんがサイテーなのだが、この姿がまさか「アウトレイジ」に繋がるとは(笑)

(再)妖怪人間ベム
こちらもやはり映画化に先がけての再放送。再放送はジャニーズ多いなぁ。
面白いんだけど、路線が完全に怪物くんそのまんま。怪物くんを観ていなかったら、
素直に感動できたかもしれないけれど、ちょっとパターン化されているように感じて。
でも妖怪人間たちの悲哀や、北村一輝さん演じる刑事の理解ある態度にはグッときた。
柄本明さんの「名前のない男」流石不気味。妖怪人間3人が全体的に棒読み気味??

ふしぎの海のナディア ※アニメ
あと数回で終わりだからどうかネタバレしないで!!!うっかりネットでネタバレを
開かないよう、細心の注意を払っている。蛇足続きの展開を経て、ここまで本当に長かった・・・!
12月末時点、話が宇宙にまで飛んできた。新ヱヴァの世界がナディアに似ているという
感想を時々目にするから余計に気になる。ナディア完走するまでヱヴァQも観るもんか?!
ジャンの素直さに胸を打たれる一方、ナディアの我が儘ぶりになかなか共感できない。
グランディスさん一味ってヤッターマンのドロンボー一味と構造がまんま同じでは。
「エアトン」というキャラが出てくるが、これって時期的にアイルトン・セナのパロディ?



うん、こんだけ観てれば疲れますね!
これに加えて日々の様々な音楽を聴いて、映画を観て、映画やドラマのDVD借りてきて
観ていたんだからねぇ。
とりあえず相棒と大河が重なっている時点でもう他のドラマはやめるくらいで良いかも。
このふたつを見続けるのって、そのくらいやっぱ労力が要るから。
しかしまぁ見返してみるとなんかほとんど愚痴ばかりになってますね(苦笑)。
大河と一部の再放送ドラマにハマり、あとはハマれなかった、という感じですね。
なぜこれを選ぶ?っていうセレクトばかりな気もしますが・・・何でなんだろう?

来年はどうしましょうねぇドラマライフ。
大河は観るかどうか。相棒は今期はともかく次期からはどうするか。あと他の新しいドラマ。
クドカンの朝ドラもあった!ただこちらは時間をとるのが難しいかも。週末のまとめで?
みんなの話についてくために、とりあえずその時流行っているドラマを観ておいて
話をあわせておくのが良いのでしょうかねぇ?
うーん、複数ジャンルエンタメ好きとしては、一日の時間には限りがあるのだから
取捨選択をしないと身体がもたない
ですからねぇ。
楽しく苦く、しかし大事な悩み事です。

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相棒 その8:Season11-1感想「期待以上の見応えがうれしい!青くて尖った"坊っちゃん"相棒の誕生と、右京さんの不気味な企み」

前Seasonみたいにgdgdだったら観るのやめようと思っていた相棒 Season11
右京さん水谷豊さん)とは親子ほども年の差がある、成宮寛貴さんの新・相棒。
「倍ほどの年齢の相棒だなんて?!設定に無理がないか?苦し紛れ??」
悪い方に想像が膨らむ一方で、成宮さんは私と同い年で、ものすごく一方的ながら
同世代として頑張って欲しいと応援したい心境もあり、なんとも複雑な気持ちで
Season11初回放送を待っていたものです。

それが蓋をあけてみればかなりの好感触!2時間があっという間でした。
アクション要素もあって画的にも見応えがありました。
新・相棒、甲斐亨=略称カイト君の人物像もオープニング10分+αで
がっつり掴めて、きっちりインパクトが残り、次回に自ずと期待が湧きます。
投げ出さないで観て良かった!
・・・といって、前Seasonみたいに初回と最終回だけ面白くて後はgdgdとかだったら
さすがにキレちゃうかも。頼みますよ、次もその次も、バトンを繋いでください・・・

昨日の初回を観て感じたことを、大きく幾つかの要点にわけながら書いてみます。


☆新しい相棒はどんな奴?
今回一番に重きをおかれ、神戸君に比べてかなり丁寧に描かれていた最重要ポイント。
最初の10分くらいを観てると別のドラマを観てるようでしたが、甲斐亨=カイト君の
人となりが魅力も弱点もはっきり描かれて、入り込みやすく感じました。
神戸君の場合、こういったキャラ付けがはっきりしないために、脚本家さんによって
キャラがブレたり深く描きにくくなり、ドラマの登場人物としては支離滅裂になったり
空気になっちゃっていたりしたので、その点をカイトではクリアできた感じ。

・え?略すの?
「甲斐亨」略して「カイト」?しかも右京さんまで「カイト君」って呼ぶの?
イマドキの若者って表現なんですかね。
どっちかというと「かおる」「たける」に続いて「とおる」の縛りのほうが気になった
ものでしたが。しかもフルネームだと、「か」で始まり「る」で終わる。
そして段々短くなっている(亀山薫7字、神戸尊6字、甲斐亨5字)。次はもうない?
ヒマ課の皆さんやカイト父関係者みたいに「坊っちゃん」のほうが絶妙でいいような。
あ、これは今後イタミン達が陰で日向で蔑称として呼ぶのか(笑)

・年上と思しき彼女がいて、普段は料理を作ったり足裏マッサージをしたりと甲斐甲斐しく
尽くす一方、事件~隠蔽に巻き込まれてテンパったら「バーカ」と八つ当たりしたり。
なんか亀山と美和子みたい。でも残念なのは、現時点ではこの彼女に美和子級の魅力を
感じられなかったこと。キャラが薄いというか、可愛げが足りないというか。
正直あまり可愛くもないし・・・まぁ好みの問題ですかね。
私が個人的に鈴木砂羽さんを好きなだけなのか。
後はいきなり「事後」の姿で二人が登場したこと。友達カップルみたいだった亀山夫妻と違い
ここはちょっぴり性愛強めの姉さん女房カップルといったところか。

・父親は警察庁次長 警視監甲斐峯秋石坂浩二さん)で、親子仲はかなり冷え切って
父親の存在はカイトの重圧。「パパの七光り」は禁句!
ヒマカたちが揶揄したり、お父さん関係の方々(今回の事件の関係者達)が親しみを込めて
呼んでいた「坊っちゃん」は言わずもがなここから。
カイトは父親のコネに頼らず、自力で所轄の刑事になった、ところで急な特命行きに。
実家が坊っちゃんなのは亀山似で、モヤモヤ屈折して育ってそうなのは神戸似の印象。
なぜあんなに不仲なのか、カイトに警察を辞めて欲しがっているのはなぜなのか、
このお父さんとの関係は何だか訳ありげで、今後の展開が気になりますね。
それにしても、「おとといきやがれ!」って、カイトはまた随分古風な捨て台詞を・・・

・絶対音感で銃声を聞き分けられたり、右京さんからの唐突な電話に混じった音声で
花の里を突き止めたり、鋭い観察眼をもっていたりと、何気にスペックが高い。
これもありあの右京さんが、「即席コンビ」結成で事件解決にあたった今回、即座に
カイトを相棒として認めた。でも、本当はお父さんの事(後述)が絡んでいるのでは?
一見、亀山的な種類の能力だけど、絶対音感は幼い頃ピアノを習わされた経験から
身についたものだったりして、天才に見える努力家。御曹司は大変ですな。

・犯人に頭突きをかまして大暴れ!右京さんが力ずくでナイスセーブ!するも、
「もうしない」とのフェイントで再びアタック!またも右京さんにセーブされて
小学生みたいに、ドアの外に立たされ、取調中に一人で立ちんぼする羽目に・・・
あれまあずいぶんと荒々しい御曹司。で、それを先生みたいに窘める右京さん。
なんか面白いもの見ました(笑)

・正義感が強くて、曲がったことが大嫌い。相手が上司でも先輩でも知り合いでも
お構いなしに噛みつき、問い詰め、ときに殴りかかる(上述)。
右京さんのような原理主義的正義とも、神戸君のような臨機応変的な正義とも違う。
亀山のそれに似ているような気がする。ただ、亀山はさすがにもう少し空気は読んだ
筈だったので、そこら辺がやっぱり坊っちゃんなのか、若さゆえか。
まあ、まだ確立していないというのが一番的確なのか。


☆警察庁とのパワーゲームの強力な切り札?
前述したように、カイトのお父さん・甲斐峯秋は警察庁次長 警視監。これは
「警察庁№2のポストで警視庁含む全国の警察組織を指揮監督する」ものだそうで。
そんなお父さんは、今回の事件で右京さんの敏腕ぶりを高くかって、突然の右京さんの
「あの子がほしい」ならぬ「貴方の子がほしい」のかごめかごめに乗っちゃった。
そこで思い出すのが、最後に大河内ラムネと右京さんとのサシ飲みの会話中のみ登場した
神戸君と、その傍にいるであろう長谷川のオッサンと、つかず離れずでいるであろう
雛子の存在。(但し雛子は、中の人=木村佳乃さんがママになり、クリーンなイメージを
つけたい印象を最近の出演作から受ける。雛子も軟化したり、卒業したりするのか・・・?)
思い返せばSeason tenの最終回で、長谷川は神戸という持ち札を右京さんから奪って
警察庁長官官房付」という長谷川に近いところに持ってきましたっけ。
そこで今度は右京さんが、警察庁No.2の持ち札を思いっきり奪ってやったように
カイトかごめかごめ劇の時に感じられたんですよね。
神戸が「腰を抜かして」驚いたのも、大河内がわざわざ右京さんを飲みに誘ったのも
その辺りに驚いたり、真意を探りたかったからなのだろうか、などとも。

最初は思いつきか、息子のような情からか、カイトに亀山の名残を見たのか、と
いうふうにも考えたんですけども。それらもありながらかもしれないけれども。
右京さん、たまきさんとの間に子どもいないようだったし。
ただ「相棒」シリーズが始まった当初の「奇人」の頃とは違って、昨今の右京さんは
ちょっとした演技や駆け引きなんて必要あらば辞さないですよね。
だから、カイトを思いつきで気に入ったように振る舞って、腹の中ではそういう
パワーゲームを有利にもっていこうという思惑で、カイトに対しても峯秋に対しても
華麗な演技をこなしてるようにちょっと思えて。
で、そうしているうちに右京さんの方に、カイトに対して本当の情が芽生える、
今までの亀山や神戸とは逆パターンで、というのはどうだろうと考えたんです。
どうでしょうか。これは深読みのしすぎ?みんなが思っている事?

この夏に来たばかりの峯秋が今のような背景を知っているかは何ともいえませんが
神戸、大河内、そして長谷川、その辺りは知らないはずもなく。
長谷川が黙っているとは思えません。きっとまた何か仕掛けてくるはず。
長谷川、いつ出るか?そこに神戸(や雛子)もいるのか?
右京さんと長谷川のチェスはまだまだこれから。ゾクゾクしますね。
ただ当のカイトは知るよしもなく、じきに右京VS長谷川の構図をカイトが知ったら
右京さんの真意とは関係なく、カイトは右京さんの意図を、今書いた推論のような
解釈や推察をしてしまいそう。
そのときにどんなぶつかり合いが繰り広げられ、そしてどうやって関係を修復するか
ここも個人的に今後のみどころとして楽しみです。


☆今回の事件
舞台は香港の日本領事館。何かあったら日本も中国も手を出せない。
事実上の「独立国」のような存在で、総領事はいわば絶対君主。
カイトにとっての兄貴分、根津に誘われて、カイトが独立国に足を踏み入れると、
銃の暴発とみられる死亡事故が。しかし、国の誰もがその事実を隠蔽しようとし、
死亡証明書に偽りを書き、根津は膝をついてカイトに隠蔽を頼み込む。
そのことで悶々としているところで右京さんと「運命の出会い」を果たす。
カイトにやたらと話しかける「野次馬根性丸出しの変な奴」、右京さんは
事件が「病死」と扱われていることに納得がいかないカイトの話を聞いて
唐突に、一緒に香港へ行かないかと誘いをかけ、思わぬ事実が白日に曝される・・・

カイトの兄貴分・根津がブラック化していたのはとても面白く、
総領事・小日向や、暴発事故で亡くなった女の夫である三井などとの
ドロドロ権力闘争で最後までやりきったほうが良かったのでは。
「小日向の奥さんと根津がデキてました」と言われた途端に、なんかちょっと
安っぽくなっちゃったような。
右京さんとカイトである種の意気投合をし、真実を、犯人を追いかける過程が
とてもスリリングでスピード感があっただけに、最後に一気に減速・・・
まぁでも、この手の事件だと「警察には手を出せません、警察は手を出しては
いけません」「どうして!法の無力と矛盾!」という結末になりやすいなかで
ちゃんと犯人が捕まってくれてスッキリとホッ。

信用していた「身内」がすっかり汚れてしまっていたことを知ったカイト。
彼の正義や倫理観にはどんな影響があるのでしょう。
お父さんとの関係がああな辺り、今更さしてショックでもないのでしょうか。
でも基本、挫折知らずの「坊っちゃん」だから、現時点で無鉄砲な性格のような。
亀山のように、時に彼女に甘えながら、概ねまっすぐ受け止めて進んでいくのか。
神戸のように、素知らぬ振りして、陰でダメージを堪えきれず煩悶するのか。
カイトは刑事としてはひよっ子で、人としてもまだまだ若く、真っ白な画用紙の状態。
人として刑事として、カイトは特命でどんなふうに育っていくんでしょうね。

ところで今回、右京さんが大の問題発言をしましたね。
「被疑者を問い詰めて、いたぶるのが好き」という趣旨の!
まさかの右京さんS宣言です。
みんな、「変人」「しつこい」とは常識レベルで分かっているけれど
それがサディズムだったとは・・・?!
まぁよくよく思い返してみれば右京さんの言動はMの人ではまずあり得ない
理屈攻撃と神経攻撃の繰り返しですから、言われてみれば「ああなるほど」なんですが
なんか事件より重篤な「事件」が起きちゃったような(笑)


☆いつもの皆さん
・カイトが来るまで、ヒマカことみんなの角田課長が、事実上の相棒というか
お手伝いをさせられていた様子で、それを大木・小松が右京さんに抗議する。
・角田課長と大小の3人で、特命に来るカイトについてコソコソ(このときに
「あいつを何と呼ぶか」「そりゃ、おめえ、坊っちゃんだろ」というやりとりが)。
大小が大活躍!大小づてに聞くヒマカの姿というものも面白い。
それだけいいように言っておいて、いざカイトが来たら、途端にカタコトに。
この小物っぷりが庶民にとってはたいへん愛おしいのです。

・開始50分、噂の男・イタミンが登場!相変わらず般若のような形相。
芹沢が小綺麗になった、これはあの彼女と結婚したフラグ?三浦さんは若返った?
そして、そこに米沢が加わり、やりとりは完全に「裏・相棒」然としたコント。
アッハッハッゆかいゆかい。
余談ですが、イタミン=伊丹のスピンオフ映画は、この「トリオ・ザ・捜一」で
作って欲しかった・・・田中圭君が嫌いな訳ではないんですが、イタミンの相棒は
三浦さんで、イタミンといえばトリオ・ザ・捜一であってほしいもので・・・
いや商業的に無理なのは重々分かっているんです。あの米沢でさえ、単独でなく
新しい相棒(相原=萩原聖人さん)が必要だったのだから。
さみしいけれど、何だかんだでスピンオフ映画「X DAY」も楽しみにしています。

内村刑事部長が上層部での話し合い(という名のたらい回し)に出ているために
またしても損な役回りを務める中園参事官
哀愁を誘うその腰巾着な仕事姿。でも、腰巾着だって続けていればいいことあるさ!
なんとなく前より、大勢の部下たちを率いる姿がキマってきた気がしましたよ?


オーケストラ調アレンジになったいつものテーマ曲をバックに、
手ぶらで豪雨に打たれるカイトと、傘をさして悠然と佇む右京さんの
ブルーを基調にしたオープニングは精悍でとっても決まっていますね。
この時点で、かなり「やった!」とガッツポーズものだったのですが、
2時間観て最後まで「いいぞいいぞ」が基本的に止まらないことに安堵しました。
期待半分懸念半分だっただけ、この新しいコンビが、思っていた以上に
絵になること、テンポも良いことに、安心するやら見入るやら。

半年つづくドラマは、作る側は当然ながら、観る側も結構骨が折れるんです。
そうまでして毎回のように時間通りにTVの前に鎮座するような、
昼間の再放送の録画まで使って全シリーズ制覇を目論むような、
ドラマにそこまで熱中したのは「相棒」シリーズがはじめて。
続くかぎりやっていただいて、その代わりいつでも質の良い作品を作る努力も
沢山していただいて・・・作り手の方々に願うのはそんなこと。
出逢えてありがとう」記事8つめにしてはじめて浮かんだ、あたりまえの言葉を
最後に綴って今回の記事をおしまいにします。
そのうち次に「相棒」の記事を書く時も、同じ気持ちを持てていたなら幸運です。

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相棒:その7 劇場版II感想「陰謀と欲望の渦がとぐろを巻く、見応えある映画。事件を時系列順に整理して、何が起こったのか改めて見直す」

前作の劇場版と比べ、完成度も見応えもどっしり増して、
ぜひとも一つの映画としてちゃんとリコメンドしたい作品、
相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜」。

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前作のお祭り騒ぎの喧噪がぴたりと止んで、代わりに現れたのはとぐろを巻く闇。
「警視庁VS警察庁」「絶対的正義VS相対的正義」「陰謀と欲望の渦」「人の業」と
描きたいものも非常にはっきりして、凍てついた空気、張り詰めたムードが終始漂い
画面の向こうに流れる漆黒の世界へと、どんどん深みにはまっていきます。

さて、こうした刑事もの・謎解きもので難しいのは、鑑賞にあたって
ストーリーを味わうことと事件を読み解くことの両方を同時にしなければならない点。
「官房長の死」というあまりにも大きすぎる結末に全部引っ張られそうになりますが
本記事では、右京さんと神戸が謎を解く過程や、二人や周辺の人物の心情をあえて脇に置き、
事件を読み解くことに重点を置いて、時系列を追って
「この作品の中では、一体何が起こったのか?」をまとめてみます。
既に本作を何度も観たり、前クールまでのTVドラマを観た人には「今更?」かと思いますが、
「TV放映で初めて観た」「前に観たけど、事件がよくわからない」
「相棒は好きだけど、謎解き部分がわからずにストーリーを楽しんで観ている」
といった人に向けて、少しでもお役に立てるように、書くことにしました。
勿論これは、刑事ものを「相棒」以前は全く観てこなかった、私自身のための
まとめでもあるのですが。

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相棒:その6 相棒劇場版感想+ノリにノってるSeason5周辺の感想「劇場版観るなら、S5の元旦SPを観よ!神がかった面白Season」

Season4放映後に、ドラマ「相棒」の映画化が制作サイドからアナウンスされ、
そこから、飛ぶ鳥を落とす勢いの面白さが毎度毎度続くSeason5、そしてSeason6を経て、
2008年GWに満を持して「相棒-劇場版-」が公開されるや、08年上半期No.1のヒット作に!
ノリにノってる、一番キラキラしていた頃の「相棒」を観るなら、劇場版を観よ!

・・・と言いたいところなのですが、昨日TV放映を再見してみても、そうはとても思えず。
イヤ悪くはないのですよ。アクションシーンなどは見応えがあるし、
右京さんが閉じこめられるくだりはパニックムービー的なスリルを味わえるし。
だから後半の展開は大スクリーンで観たら本当に面白かったと思うんですよ。

でも、人情やらコメディやら謎解きやらアクションやら政治のドロドロやら、
あれやこれや詰め込めるだけ詰め込んだという感じで、どうも散漫なきらいがあり
普段の回を2~3回無理矢理継ぎ合わせたような印象。
「さっき解決したのに、またどんでん返しなの?」という繰り返しも多すぎて、
どんでん返しがもはや意外に感じられず、時間の引き延ばしをしているようにも見えて。
「相棒」を映画化するノウハウが確立していない+やたら過剰に派手な演出の乱発+
普段の放送だったら「(笑)」と言われそうな展開(チェスの投了時の形が
東京ビッグシティマラソンのコースと同じというだけで警察総動員体勢とか)で、
とてもこれを、わざわざ映画館に足を運んで大スクリーンで観たいとは思えない。

にも関わらず大ヒットしたのは、やっぱり当時の「相棒」のブームが凄まじかったから
なのでしょうねぇ・・・。
西田敏行さんはいる、柏原崇さんはいる(今はどうしているのやら?)、
本仮屋ユイカさんはいる(若い、というか幼いなぁと、今となってはちょっとびっくり)、
有森裕子さんはいる岸谷五朗さんはいる(この二人は友情出演。お祭りすぎて笑える)、
雛子さまはいる瀬戸内さんはいる武藤弁護士はいる美和子の元カレの鹿手袋さんはいる、
大河内はテンパりまくる、陣川は何気に活躍する、と豪華キャスト&準レギュラーフル動員で
徹底的にお祭り騒ぎのエンターテインメント映画としてド派手に打ち上げたのも大きいはず。
こういったわかりやすさが、やっぱり亀山相棒っぽいなぁと今観ると感じます。


でも「あの当時の相棒の、ノリにノりまくっている感じ」を体感するには
それよりも、Season5を観て欲しいんですよ!
相棒 season 5 DVD-BOX 1(5枚組)相棒 season 5 DVD-BOX 1(5枚組)
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水谷豊、寺脇康文 他

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とりわけ捜査一課の3バカトリオ、通称「トリオ・ザ・捜一」の勢いが凄い。
亀山も交え、やりとりが毎回毎回いちいちコントのようで抱腹絶倒。
どうしてああも体育会系の部署なのだろう(笑)
例えば、口が軽いことでお馴染みの芹沢が、また特命に軽口を滑らせちゃって
テンポ良く3ボカッ(イタミンにボカッ、三浦さんにボカッ、ノリで亀山にまでボカッ)
なんて、どこのコメディかと。芹沢、度胸も頭蓋骨も最強なんじゃないか??
イタミンと亀山の例の喧嘩もますますエキサイト、捨て台詞までバリエーション豊富。
また、ある回では、ワケアリで特命に助けを求めたいイタミンが花の里にやってきて
独り言のような間接的な「会話」を特命コンビと交わすと何も飲み食いせず逃げ去り、
たまきさんに怪訝な顔つきで「変わった方ですねぇ・・・」とこっそり言われちゃったり。
顔芸にも更に磨きがかかり、芹沢に彼女が出来たと知るや、芹沢が「彼女」と言う度に
「かぁのじょぉおおおおお!?!?!?」と、見事な般若の形相で憤ったりと、見飽きない(笑)
芹沢も芹沢で、「懲りる」とか「学習する」とか「守秘義務」といった概念がまるでない(笑)
こりゃ、「裏・相棒」なんてスピンオフが出来るくらい人気が出るわけです。
コントノリは相棒全体に広がっており、ある回では右京さんがたまきさんと二人で映画鑑賞に行って
そこで事件の第一発見者になったばかりに、会う人会う人に次々と「デート」と呼ばれて
「デートではありません!!!」といちいちプルプルキレちゃう!
また、あのこわーい内村刑事部長まで可愛い部分を見せちゃって、
例えば、殺人犯の嫌疑がかかっていた、ファンだった元女優の疑いが晴れるや否や
とってもルンルンゴキゲンになったり、「年越しは毎年餅つきをしている。おいしいぞ」と
中園参事官にススメてみたり、リスペクトする剣道の達人が殺されると本気で嘆いたり。
(これまた剣道が得意なイタミンは、死体を見るや否や泣きそうになって、顔を背けてしまう)
スミマセン、このSeasonに関しては、謎解きどうでもいいや(笑)
ただただ笑って、ちょっと「ふーむ」と言って、楽しく観ればそれでいいとすら思いそうになります。

と言いつつ、見所は笑いだけではなく、
亀山が腐敗してしまった恩師に本気の涙を流してしまう迫真のシーンや、
官房長が美和子に「特命係を動かしているのは、君の旦那さんなんだね」と
亀山を高く評価する台詞など、印象的な場面も出てきて、ハッとさせられます。
亀山相棒のハイライトと言えるSeasonではないでしょうか。

そして、「5の倍数には当たり回が来る」と噂の元旦SP、Season5は正に大当たりで、
「どうしてこっちを映画化しなかった?!」と噛みつきたくなるほどの会心の出来です。
ストーリーの雰囲気はちょっと「劇場版Ⅱ」に似ているかも。
大塚寧々さん演ずるヒロインがとても魅力的で、どっぷり感情移入して観られるし、
「主犯1」の杉本哲太さんが最後に見せる優しさも何ともいえない。
(しかし、タイタニックごっこのような演出は何とかならなかったものか)
そしてココリコ遠藤の演技が思いの他良くてびっくり。なかなかイイ役どころを見事に
務めており、ten元旦SPのザブングルが「いらね」なのに反し、かなりのグッジョブ。
グッジョブと言えば、寺島進さんのスナイパー役も機転を利かせた最高の仕事をするのですが
なにせあのコワモテルックスですから、悪役が乗り込んできたようにしか見えない(笑)
物語の終盤で、残酷な結末(と思わせておいて、ですが)に登場人物の誰もが絶望し、
悲劇を間近で見た捜一の面々、特に娘がいる三浦さんは殆ど泣き出しそうな表情で立ちすくみ
警視庁本部でその報せを聞いた家庭持ちの暇課長は上をじっと見上げてしまうなど、
おなじみの面子のあまり見たことがない表情に出会うことができます。
スピード感に溢れた、息もつけない展開で、2時間があっという間。

冒頭に立ち返って、ノリにノってる、一番キラキラしていた頃の「相棒」を観るなら、
Season5を、特に元旦SPの回を観よ!

劇場版まで観ておいてなんですが、Season5とその元旦SPを観てしまったら
こう言わずにはいられない。後悔させない自信はあります!

そうそう、先程ちらっと言った「裏・相棒」とは何か?
それは、トリオ・ザ・捜一+米沢がメインのシュールなショートコント、
いわば「アナザー・サイド・オブ・相棒」。
Season6のDVDの最終巻に「裏・相棒」という巻があって、そちらで観られます。
堅物の三浦さんがあることが原因で愉快なダンシングを披露してしまったり、
イタミンに「ヒヤリハット」な出来事が起こり、無事だと分かるなり白目むいて
へなへな倒れてしまったり、誰かが「花の里」に行くと米沢や伊丹が変な料理を出してくれたりして
ゆるく面白い。コメディ好きにはオススメです。
その4人に暇課長が加わった「裏・相棒Ⅱ」もあるようです。
内村&中園コンビに、とってもあり得ない設定で、裏・相棒Ⅲをやってほしい(笑)


TV放映の次回予告で、さっきまでの賑やかな雰囲気が見事にダークにクールに一変。
この変わり映えの「ガラッ!!!」に、いい意味でゾクッときました。
来週の日曜夜も楽しみ。「かんぼうちょおおおおおお!」来ますよー!

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相棒:その5 Season ten 最終回感想「有終の美へと着地することのないTVドラマ、救われずに去っていく"相棒"・・・大胆不敵な問題提起」

いやぁ、どす黒い幕引きでしたねぇ。相棒ten
コンビものの「相棒」の去り方としては、国内外を見渡しても史上最悪レベルというか、
ある意味画期的ですらあったというか・・・。
事実上の、相棒「失格」って。
後味は最悪だけど、度肝を抜かれたし、相棒らしいっちゃらしくもあって
TVドラマの一種マナーである「終わりよければ全てよし」に一石を投じるようで
大胆不敵ですらあって、私の中では忘れがたいドラマ(Season)になりそうです。


前回の相棒の記事で、「神戸は綺麗に去れない」と予想したんですが、
予想の斜め上のかたちで当たってしまいました。
流石に死にオチはなかったけど、警察官としては「死んだ」ようなものですよね。
ラスト少し前で、海辺に車を停めて、空高く飛び去る風船を見つめて
物思いに耽るシーンがあり、「え・・・まさか本当に死にオチいっちゃうの・・・?」と
ガクブルでしたが、すぐ例のバーが出てきて「なぁんだ」と。
大河内は占い師かカウンセラーか、はたまたオカンか!
初回から全く進展のない泣きつきはいただけませんねぇ。

このところ「神戸は何の為にいるの」という、空気のような合いの手役でおさまっていて
最終回でも事件そのものはいつもありそうな話、お偉いさんが都合が悪いと言って
揉み消そうとするのもよくある話で、「この流れでどうやって卒業するの?」という
前半部でしたが、長谷川と雛子が神戸を呼び出したくだりで流れが一変しましたね。
いっそ小気味よいぐらいの「転」でした。「起」「承」がなだらかだっただけに。
あの右京さんが本気で他人に動揺しているとは。
そして、ハンマーで頭を殴られるような、「結」。

右京さんのスパイとして相棒になって、右京さんを裏切って相棒を去る。
やっとツーカーで通じ合える仲になってきた矢先の、決定的な裏切り。

(視聴者目線では)同じように「卒業」した亀山の記憶もコントラストをなして、
一層、この「限りなく漆黒に近いグレー」色が引き立ちます。
新しい夢をみつけ、自分の意志で特命を出ていって、皆から惜しまれたヒーロー、亀山。
涙ぐみながら去りたいと申し出ても去れず、突然偉い人に引き抜かれて
まるでPCが強制終了するかのように、プツリと物語を断ち切られた神戸。
亀山を思い出して神戸に立ち返ると、そのあまりの業の深さに、恐ろしくなってすらきます。
神戸、恐ろしい子・・・!この帰結は神戸というキャラが誕生した当初からあった構想なのか?
もしそうだったとしたら、及川さんはよく引き受けたなぁと。
でも、演じてみるのはやり甲斐がありそうですね。

「大概のドラマは亀山のような終わり方をするし、神戸もまた何か新しい夢や目標を与えられ
新たな道へ?」という無難な結末も想像していましたが、もしそうなっていたら
もう相棒というドラマに興味を持てなくなっていたでしょう。
その点では満足のいく結末でした。
リアルよりも生々しいリアルのえぐみを、主役によって「TVドラマ」にぶち込まれる
なんて、全く予想だにしていませんでしたから。

しかしまぁ、自分が右京さんだったら、相棒を招き入れるのがトラウマになりそうです。
でも人事は右京さんには選べないわけで。
次の相棒は、神戸の登場時とは違った意味で、すんなりとは迎え入れてもらえなさそうで、
そこに次Seasonの幕を開ける「どうなる?」の種がひとつ蒔かれましたね。


さて、神戸特命卒業以外で大きな変化といえば、
「小野田官房長官に代わる人物は?」のピースが遂に埋まりましたね。
長谷川「警察庁長官官房付」とな。すっかり忘れていましたよ。
しかし、干されていたこのSeason tenの期間で、雛子を手伝いながら虎視眈々と準備して
今回の一件でまんまと官房長官ポストをゲット!とおぼしきオチは「なるほどね」でした。
道理で上の方の事情をSeason中、一貫して秘め続けてきたわけだ。

そうすると、今後は右京さんVS長谷川「新・官房長」か?
けれどもしそうなったら、官房長付になった神戸が出てきそうなものでは?
でも神戸は相棒を卒業したわけだから、出すわけにはもういかないだろうし
新官房長は、右京さんの敵には特にならないのか?
でももう一つ解釈ができますね。
右京さんと再会した時には、神戸が「長官官房付」を断って、警察庁を去った、という見方。
長官官房付は一時的な場所らしいので、あるいは新しく、全く違う部署へ異動になった、とも。
VS官房長がぼちぼち起こるようなら、そう経たない内に顔を合わせそうなものだから
「またいつか、どこかで」なんて言い方、しないような気もして。
たまきさんの後釜に幸子が来たように、小野田さんの後釜に長谷川さんが来たと
捉えるほうが妥当だろうし。
「相棒卒業」は、「神戸は特命係の右京さんの相棒を卒業して違う立場でまた出ます」
じゃなくて、中の人=及川さん自体が卒業ですもんね、順当に考えると。

色々謎を残したまま、神戸は相棒世界から姿を消していきましたね。
謎の人物として現れて、重大な謎をひとつ視聴者に委ねて去る。
今回の最終回があってこそ、神戸も亀山と同格に、視聴者にインパクトを残す「相棒」と
なれたように思います。


償う術のない罪」が、今Seasonを貫徹するテーマとなりました。
過去の「償う術のない罪」に苦しみながら、現在形でまた新たな、しかもより罪深い
「償う術のない罪」を犯し、何事もなかったかのように元の「エリート」に
戻っていくことになった神戸。
亀山のような、絵に描いたような爽やかな主人公、まっすぐな物語は、
少年漫画のように、観る人に夢や憧れを抱かせ、強く心を惹きつけます。
しかし哀しいかな、亀山のようにまっすぐに考えられたり物事が進んだりする人物は
現実にはそういません。
現実は神戸のように、昔の過ちやさっきの失敗を、ときに正しいと思って突き進んだり
ときに悔いて慟哭したりしながら、ときに右についたりときに左についたりしながら、
絵にならないリアルを、その人なりに必死に生きているはずです。
「こんな時代だから、ドラマには夢が欲しい」と言う視聴者、作る制作陣が多いのを
否定はしませんし、夢のあるドラマも楽しく観ました。
でも、寧ろこんな時代だからこそ、現実から目をそらさず、しっかり向き合って
いかなくてはならないし、それをしないからいつまでも「こんな時代」なのではないか

時々考えます。
神戸という「絵にならないリアル」を通して、目先の視聴率を落としてでも
相棒制作陣が伝えようとしたのは、もしかするとそんなメッセージだったのかもしれません。
例え、そのリアルが、今まで見たことがないほど過酷なものだったとしても。

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相棒:その4「無謀にも、最終回と今後を予想する。Season tenの時間軸はどうなっている?神戸の終幕の行方は?新しい相棒は?」

記事の「その1」「その2」と、連続してうっすら予想を当ててしまって、
神戸卒業、卒業とその時期は契約当時からの規定事項、
年始からはだんだん明るくなっていく、花の里ができたら陣川の絡み酒が
、など)
うすら怖いというか、「もしかして私のせい?!」と思わなくもないのですが
(誰でも思い付くような予想とも言う)
またしても今後を大胆不敵にも、予測してみたいと考えました。
以下、素人の戯言にしばしおつきあいください。


<Season tenの時間軸はどうなっているのか?>

初回からしばらくは、相棒ブルーが影をひそめて、黄みがかった画面で、
神戸が追い詰められたような表情でPCに向かう場面や、陰鬱な展開が多いために
(顕著な例が「逃げ水」の回のラスト、右京さんに追いつけない神戸の描写)
序盤は、初回の事件終了後=偽証自覚後の出来事なのかと。
それから少し経つとまた相棒ブルーに戻り、神戸もいつも通りの神戸になったので
中盤は初回の事件と並行しているのか、または初回以前の時期の出来事なのか、
そして最後の方でまた画面が青みを失って初回後の時間軸に戻るのか?
と深読みしていたのですが、
陣川回の前の回で、相棒ブルーのままであっさりと、初回のあの一連の場面が
ダイジェストで回想されていたので、「あれ??」と。
相棒ブルーを変えるのを忘れたままで、陣川回前回だけ時間軸が違う?
それとも時間軸は全部連結していて、「嘘の上手い子どもだった」神戸が
中盤以降あえて何事もなかったかのように振る舞っていたからうっかり騙された?

初回の事件って、大河内に手紙が届く~真の被告達の裁判が始まるまで、
すごく色々な段階を踏んでいて、時間がかかる事件のはずです。
だから相棒世界の時間軸は一体どうなっているのかな?と。
初回の事件と並行して他の事件達に取り組んでいたって、おかしくない
長さだと思うんですよ。

Season9の官房長関連の前例がなかったら、時間軸を疑うなんて
まずしなかったのですが(笑)
相棒ブルーがない時点でもかなりの違和感があったので、何か裏付けが
あるのではないか?と訝って。
細かいことが気になる、相棒ファンの悪い癖ですが、
でもその「細かいこと」が重要だったりするのが相棒ですから・・・

「相棒その3」終盤で書いた「最終回で、初回の続きを観たい」という願望が
前回の最終回予告であっさりと打ち砕かれ、赤っ恥をかくことになりましたが
この展開から、少なくとも陣川回前回の時点で、初回の事件は過去の出来事に
なっていると取っていいのでしょう。
そのとき神戸は右京さんに「覚悟ができた気がします」と意味深な発言をしているし、
最終回は、やはり初回の出来事に裏打ちされた展開になるのか?


<神戸の終幕の行方>

「相棒その3」終盤でちらりと、
「神戸は亀山のような綺麗な去り方はできないと思う、死にオチすらある気がする」
と書いたんですが、最終回予告を観た限り、そちらは幾分望みが繋がりました。
なぜそう思うのかを今回書くと予告した通り、予想の理由を書いてみます。

1:相棒はエリートに厳しいドラマ
往々にして、企業や行政のトップやエリートの腐敗を容赦なく批判する場面が
みられます。事件の直接の加害者にならなくとも、腐敗や怠惰な態度を
右京さんに正される(相手は反省するとは限らないが)こともよくありますよね。
反して、社会的弱者や、辛い過去、事情を抱えた普通の人には"比較的"穏便。
このドラマを制作・放送しているテレビ局を考えると、当然かもわかりませんが(笑)

亀山は一介の巡査部長で、ヘマしてリストラ対象として特命係に飛ばされ、
体力戦闘力は申し分ないながら、おひとよしで、更には物事を深く考えるのが苦手で
「刑事に向かない」と美和子に言われるほど。要は割と普通の人です。
(本当は、警視庁本庁の捜査一課に配属される時点で凄いんだけど・・・)
ご存じの通り、亀山卒業時には大々的に宣伝され、メディアでも大騒ぎになり
亀山最終回では「さらば亀山!」というフレーズがつくほど。
新天地にて、自分なりの正義のかたちを追求するため、特命を去った亀山。
最初から最後まで、亀山はおひとよしでまっすぐな正義漢でしたね。
亀山の決断を称える右京さん、寂しさを隠せない右京さんの姿もとても印象的。

一方、かつて神戸は「警視」という、右京さんやイタミンよりはるか上の階級
(ヒマ課長と同じ階級、といったら凄みが薄れる・・・?)。
ノンキャリアながら目に見える挫折なく、上手に世渡りしてここまでやってきた
いかにもなエリート。仕事もそれなりにできて、口達者で、プライドも高くて。
右京さんと面識をもつ機会がなく、何かの事件で加害者に加担していたら
容赦なくお灸を据えられそうなキャラクターです。

特命係に送られる→真相は元いた部署の裏切り(そのため、自ら退路を断った)
→法で裁かれることはないけれど、警察官としてあるまじき行為をとったことを
自覚し、上司にもバレてちょっと特命係に居づらくなる(偽証)というように、
ある意味、神戸を通して、エリートの没落を描こうとしているのか?
その流れ(+最終回予告)でいくと、亀山のように新たな道を見つけて
朗々と右京さんから旅立っていく神戸がどうしても想像つかないのですよ。

2:引責「卒業」?
亀山の時は、最初から「卒業!」と制作側が売りにするほどでしたが
Season tenのOP映像は右京さんと神戸の二人がしっかり居て、
神戸の卒業は2月頃になって、ひっそりと発表されるのみ。
最終回予告でも、「最終回2時間SP!」のほうが前に出ていて、
画面の上の方で「神戸が卒業!」ってささやかに宣伝されている程度。
また相棒が卒業となるとファンが「またか」となるのを避けたかったとも
考えられますが(現に私、すっかりなりました。またか!)、
卒業発表の時に「この時期の卒業は当初から決まっていたこと」と言うならば
初めから「神戸卒業」を売りにしないなんてソンじゃないの?とも思えて。

となると、今回の神戸の卒業は、もしかすると真相は
やむを得ない事情による、予定外の措置なのでは?と。
女性週刊誌の書くことを鵜呑みにするなら、神戸の中の人が相棒婚の報告を
右京さんの中の人に報告するのが遅れたので中の人の機嫌を損ねた、みたいな
「怖い内部事情」があるのかもしれませんが、流石に我々視聴者にはそんな
楽屋ネタなんて関係ありません。
でも、今シーズンの異様な視聴率低下が理由だと言われたら、
視聴者でも納得せざるを得ないのでは・・・。
「神戸(もしくは中の人=及川さん)のせいで散々な目に遭った」という理由だとしたら
制作陣が、神戸に綺麗な卒業をさせてくれるとはとても思えません。

しかし、辛抱強く半年欠かさず観てきたいち視聴者から言わせれば、
「いまいち面白くない」理由は神戸より寧ろ、話そのものにあると感じました。
またヤクザかよとか、またお偉いさんの腐敗かよとか、また研究施設かよとか、
身近に感じられる舞台が少なかったり、蓋を開ければ裏にはこうした組織がらみだったりで
推理しにくいし共感もしにくい。懐かしのキャラや大物ゲストが出てきても
話そのものがいまいちでは、面白いのは最初の15分くらいだけ。
その上、大概のことは右京さん一人でやれてしまうので、神戸がいてもいなくても
あんまり変わらない展開続き。それで「神戸が悪い」って言われても・・・
切りやすい人を切ったんですかねぇ。


さて、最終回予告を観て推察できる展開は、神戸の暴走グセが出て、
右京さんからも大河内からも届かないところまで走りつづけ、そして・・・と。
「神戸さんは?」「さぁ。どこへ行くのでしょうねぇ」と話す幸子と右京さん、
とどめは最後の映像が、一人で立ち去る右京さんの後ろ姿。
最終回の題材はクローンらしいですが、それが神戸の何らかの問題意識や
トラウマ、コンプレックスに火をつけてしまうんでしょうか。
謎が多く、子どもの頃のこと、特に両親のことを語りたがらない神戸ですが、
まさかその秘密がクローンに・・・!?
及川さん+クローンとくると、及川さん主演の映画「クローンは故郷をめざす」が
連想されますが(「嘘が上手い子ども」というエピソードもちょっと重複している)
それもデッドエンドともとれる終わり方で。(ぼかす形で終わっている)
だから、生きて終わる展開を予測すること自体個人的には難しいんですよね。
あるいは失踪、生死不明といった結末。「最初から最後まで」を神戸にも徹底させるなら、
謎めいた登場で始まったのだから、謎めいた終幕がお似合いかもしれません。

でも、右京さんというか「相棒」というドラマは、
「罪は法のもとで裁かれ、生きて償う」がモットー。
法で裁かれない罪状の犯人にも、出来る償いをするように諭したり、
自殺しようとする犯人を諫めたり(そりゃそうか)して。
そうすると、W主演の相棒が死んでは元も子もないような・・・。
偽証の件を悔い改める念から、警察以外の職で被害者や加害者を守る役割の仕事
(例えば、弁護士など)に転身するとか。
・・・と、最終回予告を観るまでは「予想2」として考えていたんですが
あの展開で「新しい道を踏み出す神戸」を連想するのは難しくて。
雛子さまなど、どす黒いお偉いさんたちも再登場するようですから、
「スター・ウォーズ」よろしく、焦りを逆手に取って雛子たちに騙され、
暗黒面に墜ちていく展開のほうが、同じ「生きる」でもマッチしそうかも。

白神戸(+及川さん)が好きな人には申し訳ない限りの予想なんですが、
あの最終回予告に、一瞬たりとも希望的観測の余地がある神戸が居ないんですもん・・・。


<新しい相棒>

Season "ten"=「区切り」とのことですから、
何かドラスティックな変化、リセットを期待したいところですよね。

右京さんの中の人こと水谷さんの出身地、北海道では年明け以降
Season7の一人相棒→Season8、が再放送されたらしいです。
それがもし関係あるとしたら、次Seasonからは一人かも?と当初思いました。
しかし、一人相棒の話が「スピンオフ企画」として小説化されたそうで、
そうしたら基本はやはり二人=また新たな相棒を迎えることになるのでは、と。

相棒の初期は最終話でよく特命係が廃止に追い込まれ、二人が別部署に飛ばされ
その間、右京さんは休職してイギリスに居たなんてこともありました。
最終話で新しい相棒が出現しない限り、次シリーズに右京さんの相棒はいない訳で、
何話か、一人相棒があるのか?それとも初回が新相棒との出会いの回?
そんな辺りも見所ですね。
右京さんもそろそろ定年が見えてきているはずですから(三浦さんも卒業が近い?)
「相棒自体小休止するのか?はたまた、おしまい?」とも考えたんですが、
もしそうならとっくにニュースになっているはずですし。

Season tenでは、たまきさんの代わりに幸子が花の里を継ぎましたが
今のところ、官房長に代わる人間は現れていませんね。
公式HPで秘かに昇級して、中園参事官と同格になった大河内はどうか?と
予想していたんですが、官房長と縁のある雛子がその座を取って変わる可能性も
最終話予告で再浮上してきました。雛子、今回は何を企む・・・?
映画版Ⅱであれだけぐちゃぐちゃになった、警視庁上層部関係も語られませんでした。
官房長が亡くなった時点で、全てチャラになり、今まで通り平穏無事なのでしょうか。
最終話か、新Seasonに、そのあたりが解明される期待がかかります。


新しい相棒はどんな奴でしょう?亀山とも神戸とも被らないのは間違いないはず。
おひとよしの筋肉バカではなく、イヤミなインテリキャリアでもないキャラ。
となると、どんな・・・?
普段チャラチャラふざけていて掴み所がないが本当は切れ者な、マーロウ矢木タイプ?
はたまた、右京さんの子どもくらいの年齢の、ジェネレーションギャップ甚だしい、
いわゆる「ゆとり」タイプ?

色々考えられそうなところですが、そうやって考えていたときに、
興味深い情報を目にしました。
スマッシュヒットし、アカデミー賞でも数々の賞を獲った映画「探偵はBARにいる」に、
軒並み「相棒」の主要スタッフが顔を揃えているそうで。
もしかするともしかして、その縁で、大泉洋さんや松田龍平さんが
抜擢されたりしないか・・・?
大泉さんは前者のタイプにぴったりで、演技力にも定評があります。
そして松田さんの亡きお父様、松田優作さんは、水谷さんと無二の親友だったそうで
そんな繋がりから、後者のタイプ、またはぼんやり系(笑)で来たりして?
(因みに、大河に出ている弟くんは、系統でいうとちょっと神戸と被るし
他に「LIAR GAME」もあるし・・・の為、イマイチなのでは)
まぁ、俳優さんは星の数ほどいますから
我々が「当てっこ」しても、無謀なのは百も承知なのですがね。


神戸がどのように去るか、官房長の去った穴は誰が埋めるのか、
あれから上層部はどうなったのか、新しい相棒候補が顔をちらつかせるのか、
神戸が去った後、右京さんはどうするのか・・・

こうまとめると、俄然見所が多くなってきた最終回。
まだまだ先ですが、再来週の水曜日が楽しみです。
20時から!間違えないようにしなくっちゃ。


今までのTVドラマ記事だけ取り出すと、「相棒」しかドラマを観てないように
思われても仕方がないのですが、
今クールでは「平清盛」、「デカ黒川鈴木」、
前クールでは「11人もいる!」、「カレ、夫、男友達」と
一応他にも観てますんで、そこんとこヨロシク(笑)
しかし「平清盛」、これから1年間欠かさず見続けられるかどうか・・・
「相棒」を1Season=半年観るのもなかなか努力が要ったというのに。
大河ドラマの難しいところですね。はてさて、どうしましょうか。

テーマ:相棒 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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