2017-07

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相棒 その8:Season11-1感想「期待以上の見応えがうれしい!青くて尖った"坊っちゃん"相棒の誕生と、右京さんの不気味な企み」

前Seasonみたいにgdgdだったら観るのやめようと思っていた相棒 Season11
右京さん水谷豊さん)とは親子ほども年の差がある、成宮寛貴さんの新・相棒。
「倍ほどの年齢の相棒だなんて?!設定に無理がないか?苦し紛れ??」
悪い方に想像が膨らむ一方で、成宮さんは私と同い年で、ものすごく一方的ながら
同世代として頑張って欲しいと応援したい心境もあり、なんとも複雑な気持ちで
Season11初回放送を待っていたものです。

それが蓋をあけてみればかなりの好感触!2時間があっという間でした。
アクション要素もあって画的にも見応えがありました。
新・相棒、甲斐亨=略称カイト君の人物像もオープニング10分+αで
がっつり掴めて、きっちりインパクトが残り、次回に自ずと期待が湧きます。
投げ出さないで観て良かった!
・・・といって、前Seasonみたいに初回と最終回だけ面白くて後はgdgdとかだったら
さすがにキレちゃうかも。頼みますよ、次もその次も、バトンを繋いでください・・・

昨日の初回を観て感じたことを、大きく幾つかの要点にわけながら書いてみます。


☆新しい相棒はどんな奴?
今回一番に重きをおかれ、神戸君に比べてかなり丁寧に描かれていた最重要ポイント。
最初の10分くらいを観てると別のドラマを観てるようでしたが、甲斐亨=カイト君の
人となりが魅力も弱点もはっきり描かれて、入り込みやすく感じました。
神戸君の場合、こういったキャラ付けがはっきりしないために、脚本家さんによって
キャラがブレたり深く描きにくくなり、ドラマの登場人物としては支離滅裂になったり
空気になっちゃっていたりしたので、その点をカイトではクリアできた感じ。

・え?略すの?
「甲斐亨」略して「カイト」?しかも右京さんまで「カイト君」って呼ぶの?
イマドキの若者って表現なんですかね。
どっちかというと「かおる」「たける」に続いて「とおる」の縛りのほうが気になった
ものでしたが。しかもフルネームだと、「か」で始まり「る」で終わる。
そして段々短くなっている(亀山薫7字、神戸尊6字、甲斐亨5字)。次はもうない?
ヒマ課の皆さんやカイト父関係者みたいに「坊っちゃん」のほうが絶妙でいいような。
あ、これは今後イタミン達が陰で日向で蔑称として呼ぶのか(笑)

・年上と思しき彼女がいて、普段は料理を作ったり足裏マッサージをしたりと甲斐甲斐しく
尽くす一方、事件~隠蔽に巻き込まれてテンパったら「バーカ」と八つ当たりしたり。
なんか亀山と美和子みたい。でも残念なのは、現時点ではこの彼女に美和子級の魅力を
感じられなかったこと。キャラが薄いというか、可愛げが足りないというか。
正直あまり可愛くもないし・・・まぁ好みの問題ですかね。
私が個人的に鈴木砂羽さんを好きなだけなのか。
後はいきなり「事後」の姿で二人が登場したこと。友達カップルみたいだった亀山夫妻と違い
ここはちょっぴり性愛強めの姉さん女房カップルといったところか。

・父親は警察庁次長 警視監甲斐峯秋石坂浩二さん)で、親子仲はかなり冷え切って
父親の存在はカイトの重圧。「パパの七光り」は禁句!
ヒマカたちが揶揄したり、お父さん関係の方々(今回の事件の関係者達)が親しみを込めて
呼んでいた「坊っちゃん」は言わずもがなここから。
カイトは父親のコネに頼らず、自力で所轄の刑事になった、ところで急な特命行きに。
実家が坊っちゃんなのは亀山似で、モヤモヤ屈折して育ってそうなのは神戸似の印象。
なぜあんなに不仲なのか、カイトに警察を辞めて欲しがっているのはなぜなのか、
このお父さんとの関係は何だか訳ありげで、今後の展開が気になりますね。
それにしても、「おとといきやがれ!」って、カイトはまた随分古風な捨て台詞を・・・

・絶対音感で銃声を聞き分けられたり、右京さんからの唐突な電話に混じった音声で
花の里を突き止めたり、鋭い観察眼をもっていたりと、何気にスペックが高い。
これもありあの右京さんが、「即席コンビ」結成で事件解決にあたった今回、即座に
カイトを相棒として認めた。でも、本当はお父さんの事(後述)が絡んでいるのでは?
一見、亀山的な種類の能力だけど、絶対音感は幼い頃ピアノを習わされた経験から
身についたものだったりして、天才に見える努力家。御曹司は大変ですな。

・犯人に頭突きをかまして大暴れ!右京さんが力ずくでナイスセーブ!するも、
「もうしない」とのフェイントで再びアタック!またも右京さんにセーブされて
小学生みたいに、ドアの外に立たされ、取調中に一人で立ちんぼする羽目に・・・
あれまあずいぶんと荒々しい御曹司。で、それを先生みたいに窘める右京さん。
なんか面白いもの見ました(笑)

・正義感が強くて、曲がったことが大嫌い。相手が上司でも先輩でも知り合いでも
お構いなしに噛みつき、問い詰め、ときに殴りかかる(上述)。
右京さんのような原理主義的正義とも、神戸君のような臨機応変的な正義とも違う。
亀山のそれに似ているような気がする。ただ、亀山はさすがにもう少し空気は読んだ
筈だったので、そこら辺がやっぱり坊っちゃんなのか、若さゆえか。
まあ、まだ確立していないというのが一番的確なのか。


☆警察庁とのパワーゲームの強力な切り札?
前述したように、カイトのお父さん・甲斐峯秋は警察庁次長 警視監。これは
「警察庁№2のポストで警視庁含む全国の警察組織を指揮監督する」ものだそうで。
そんなお父さんは、今回の事件で右京さんの敏腕ぶりを高くかって、突然の右京さんの
「あの子がほしい」ならぬ「貴方の子がほしい」のかごめかごめに乗っちゃった。
そこで思い出すのが、最後に大河内ラムネと右京さんとのサシ飲みの会話中のみ登場した
神戸君と、その傍にいるであろう長谷川のオッサンと、つかず離れずでいるであろう
雛子の存在。(但し雛子は、中の人=木村佳乃さんがママになり、クリーンなイメージを
つけたい印象を最近の出演作から受ける。雛子も軟化したり、卒業したりするのか・・・?)
思い返せばSeason tenの最終回で、長谷川は神戸という持ち札を右京さんから奪って
警察庁長官官房付」という長谷川に近いところに持ってきましたっけ。
そこで今度は右京さんが、警察庁No.2の持ち札を思いっきり奪ってやったように
カイトかごめかごめ劇の時に感じられたんですよね。
神戸が「腰を抜かして」驚いたのも、大河内がわざわざ右京さんを飲みに誘ったのも
その辺りに驚いたり、真意を探りたかったからなのだろうか、などとも。

最初は思いつきか、息子のような情からか、カイトに亀山の名残を見たのか、と
いうふうにも考えたんですけども。それらもありながらかもしれないけれども。
右京さん、たまきさんとの間に子どもいないようだったし。
ただ「相棒」シリーズが始まった当初の「奇人」の頃とは違って、昨今の右京さんは
ちょっとした演技や駆け引きなんて必要あらば辞さないですよね。
だから、カイトを思いつきで気に入ったように振る舞って、腹の中ではそういう
パワーゲームを有利にもっていこうという思惑で、カイトに対しても峯秋に対しても
華麗な演技をこなしてるようにちょっと思えて。
で、そうしているうちに右京さんの方に、カイトに対して本当の情が芽生える、
今までの亀山や神戸とは逆パターンで、というのはどうだろうと考えたんです。
どうでしょうか。これは深読みのしすぎ?みんなが思っている事?

この夏に来たばかりの峯秋が今のような背景を知っているかは何ともいえませんが
神戸、大河内、そして長谷川、その辺りは知らないはずもなく。
長谷川が黙っているとは思えません。きっとまた何か仕掛けてくるはず。
長谷川、いつ出るか?そこに神戸(や雛子)もいるのか?
右京さんと長谷川のチェスはまだまだこれから。ゾクゾクしますね。
ただ当のカイトは知るよしもなく、じきに右京VS長谷川の構図をカイトが知ったら
右京さんの真意とは関係なく、カイトは右京さんの意図を、今書いた推論のような
解釈や推察をしてしまいそう。
そのときにどんなぶつかり合いが繰り広げられ、そしてどうやって関係を修復するか
ここも個人的に今後のみどころとして楽しみです。


☆今回の事件
舞台は香港の日本領事館。何かあったら日本も中国も手を出せない。
事実上の「独立国」のような存在で、総領事はいわば絶対君主。
カイトにとっての兄貴分、根津に誘われて、カイトが独立国に足を踏み入れると、
銃の暴発とみられる死亡事故が。しかし、国の誰もがその事実を隠蔽しようとし、
死亡証明書に偽りを書き、根津は膝をついてカイトに隠蔽を頼み込む。
そのことで悶々としているところで右京さんと「運命の出会い」を果たす。
カイトにやたらと話しかける「野次馬根性丸出しの変な奴」、右京さんは
事件が「病死」と扱われていることに納得がいかないカイトの話を聞いて
唐突に、一緒に香港へ行かないかと誘いをかけ、思わぬ事実が白日に曝される・・・

カイトの兄貴分・根津がブラック化していたのはとても面白く、
総領事・小日向や、暴発事故で亡くなった女の夫である三井などとの
ドロドロ権力闘争で最後までやりきったほうが良かったのでは。
「小日向の奥さんと根津がデキてました」と言われた途端に、なんかちょっと
安っぽくなっちゃったような。
右京さんとカイトである種の意気投合をし、真実を、犯人を追いかける過程が
とてもスリリングでスピード感があっただけに、最後に一気に減速・・・
まぁでも、この手の事件だと「警察には手を出せません、警察は手を出しては
いけません」「どうして!法の無力と矛盾!」という結末になりやすいなかで
ちゃんと犯人が捕まってくれてスッキリとホッ。

信用していた「身内」がすっかり汚れてしまっていたことを知ったカイト。
彼の正義や倫理観にはどんな影響があるのでしょう。
お父さんとの関係がああな辺り、今更さしてショックでもないのでしょうか。
でも基本、挫折知らずの「坊っちゃん」だから、現時点で無鉄砲な性格のような。
亀山のように、時に彼女に甘えながら、概ねまっすぐ受け止めて進んでいくのか。
神戸のように、素知らぬ振りして、陰でダメージを堪えきれず煩悶するのか。
カイトは刑事としてはひよっ子で、人としてもまだまだ若く、真っ白な画用紙の状態。
人として刑事として、カイトは特命でどんなふうに育っていくんでしょうね。

ところで今回、右京さんが大の問題発言をしましたね。
「被疑者を問い詰めて、いたぶるのが好き」という趣旨の!
まさかの右京さんS宣言です。
みんな、「変人」「しつこい」とは常識レベルで分かっているけれど
それがサディズムだったとは・・・?!
まぁよくよく思い返してみれば右京さんの言動はMの人ではまずあり得ない
理屈攻撃と神経攻撃の繰り返しですから、言われてみれば「ああなるほど」なんですが
なんか事件より重篤な「事件」が起きちゃったような(笑)


☆いつもの皆さん
・カイトが来るまで、ヒマカことみんなの角田課長が、事実上の相棒というか
お手伝いをさせられていた様子で、それを大木・小松が右京さんに抗議する。
・角田課長と大小の3人で、特命に来るカイトについてコソコソ(このときに
「あいつを何と呼ぶか」「そりゃ、おめえ、坊っちゃんだろ」というやりとりが)。
大小が大活躍!大小づてに聞くヒマカの姿というものも面白い。
それだけいいように言っておいて、いざカイトが来たら、途端にカタコトに。
この小物っぷりが庶民にとってはたいへん愛おしいのです。

・開始50分、噂の男・イタミンが登場!相変わらず般若のような形相。
芹沢が小綺麗になった、これはあの彼女と結婚したフラグ?三浦さんは若返った?
そして、そこに米沢が加わり、やりとりは完全に「裏・相棒」然としたコント。
アッハッハッゆかいゆかい。
余談ですが、イタミン=伊丹のスピンオフ映画は、この「トリオ・ザ・捜一」で
作って欲しかった・・・田中圭君が嫌いな訳ではないんですが、イタミンの相棒は
三浦さんで、イタミンといえばトリオ・ザ・捜一であってほしいもので・・・
いや商業的に無理なのは重々分かっているんです。あの米沢でさえ、単独でなく
新しい相棒(相原=萩原聖人さん)が必要だったのだから。
さみしいけれど、何だかんだでスピンオフ映画「X DAY」も楽しみにしています。

内村刑事部長が上層部での話し合い(という名のたらい回し)に出ているために
またしても損な役回りを務める中園参事官
哀愁を誘うその腰巾着な仕事姿。でも、腰巾着だって続けていればいいことあるさ!
なんとなく前より、大勢の部下たちを率いる姿がキマってきた気がしましたよ?


オーケストラ調アレンジになったいつものテーマ曲をバックに、
手ぶらで豪雨に打たれるカイトと、傘をさして悠然と佇む右京さんの
ブルーを基調にしたオープニングは精悍でとっても決まっていますね。
この時点で、かなり「やった!」とガッツポーズものだったのですが、
2時間観て最後まで「いいぞいいぞ」が基本的に止まらないことに安堵しました。
期待半分懸念半分だっただけ、この新しいコンビが、思っていた以上に
絵になること、テンポも良いことに、安心するやら見入るやら。

半年つづくドラマは、作る側は当然ながら、観る側も結構骨が折れるんです。
そうまでして毎回のように時間通りにTVの前に鎮座するような、
昼間の再放送の録画まで使って全シリーズ制覇を目論むような、
ドラマにそこまで熱中したのは「相棒」シリーズがはじめて。
続くかぎりやっていただいて、その代わりいつでも質の良い作品を作る努力も
沢山していただいて・・・作り手の方々に願うのはそんなこと。
出逢えてありがとう」記事8つめにしてはじめて浮かんだ、あたりまえの言葉を
最後に綴って今回の記事をおしまいにします。
そのうち次に「相棒」の記事を書く時も、同じ気持ちを持てていたなら幸運です。
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相棒:その7 劇場版II感想「陰謀と欲望の渦がとぐろを巻く、見応えある映画。事件を時系列順に整理して、何が起こったのか改めて見直す」

前作の劇場版と比べ、完成度も見応えもどっしり増して、
ぜひとも一つの映画としてちゃんとリコメンドしたい作品、
相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜」。

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前作のお祭り騒ぎの喧噪がぴたりと止んで、代わりに現れたのはとぐろを巻く闇。
「警視庁VS警察庁」「絶対的正義VS相対的正義」「陰謀と欲望の渦」「人の業」と
描きたいものも非常にはっきりして、凍てついた空気、張り詰めたムードが終始漂い
画面の向こうに流れる漆黒の世界へと、どんどん深みにはまっていきます。

さて、こうした刑事もの・謎解きもので難しいのは、鑑賞にあたって
ストーリーを味わうことと事件を読み解くことの両方を同時にしなければならない点。
「官房長の死」というあまりにも大きすぎる結末に全部引っ張られそうになりますが
本記事では、右京さんと神戸が謎を解く過程や、二人や周辺の人物の心情をあえて脇に置き、
事件を読み解くことに重点を置いて、時系列を追って
「この作品の中では、一体何が起こったのか?」をまとめてみます。
既に本作を何度も観たり、前クールまでのTVドラマを観た人には「今更?」かと思いますが、
「TV放映で初めて観た」「前に観たけど、事件がよくわからない」
「相棒は好きだけど、謎解き部分がわからずにストーリーを楽しんで観ている」
といった人に向けて、少しでもお役に立てるように、書くことにしました。
勿論これは、刑事ものを「相棒」以前は全く観てこなかった、私自身のための
まとめでもあるのですが。

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相棒:その6 相棒劇場版感想+ノリにノってるSeason5周辺の感想「劇場版観るなら、S5の元旦SPを観よ!神がかった面白Season」

Season4放映後に、ドラマ「相棒」の映画化が制作サイドからアナウンスされ、
そこから、飛ぶ鳥を落とす勢いの面白さが毎度毎度続くSeason5、そしてSeason6を経て、
2008年GWに満を持して「相棒-劇場版-」が公開されるや、08年上半期No.1のヒット作に!
ノリにノってる、一番キラキラしていた頃の「相棒」を観るなら、劇場版を観よ!

・・・と言いたいところなのですが、昨日TV放映を再見してみても、そうはとても思えず。
イヤ悪くはないのですよ。アクションシーンなどは見応えがあるし、
右京さんが閉じこめられるくだりはパニックムービー的なスリルを味わえるし。
だから後半の展開は大スクリーンで観たら本当に面白かったと思うんですよ。

でも、人情やらコメディやら謎解きやらアクションやら政治のドロドロやら、
あれやこれや詰め込めるだけ詰め込んだという感じで、どうも散漫なきらいがあり
普段の回を2~3回無理矢理継ぎ合わせたような印象。
「さっき解決したのに、またどんでん返しなの?」という繰り返しも多すぎて、
どんでん返しがもはや意外に感じられず、時間の引き延ばしをしているようにも見えて。
「相棒」を映画化するノウハウが確立していない+やたら過剰に派手な演出の乱発+
普段の放送だったら「(笑)」と言われそうな展開(チェスの投了時の形が
東京ビッグシティマラソンのコースと同じというだけで警察総動員体勢とか)で、
とてもこれを、わざわざ映画館に足を運んで大スクリーンで観たいとは思えない。

にも関わらず大ヒットしたのは、やっぱり当時の「相棒」のブームが凄まじかったから
なのでしょうねぇ・・・。
西田敏行さんはいる、柏原崇さんはいる(今はどうしているのやら?)、
本仮屋ユイカさんはいる(若い、というか幼いなぁと、今となってはちょっとびっくり)、
有森裕子さんはいる岸谷五朗さんはいる(この二人は友情出演。お祭りすぎて笑える)、
雛子さまはいる瀬戸内さんはいる武藤弁護士はいる美和子の元カレの鹿手袋さんはいる、
大河内はテンパりまくる、陣川は何気に活躍する、と豪華キャスト&準レギュラーフル動員で
徹底的にお祭り騒ぎのエンターテインメント映画としてド派手に打ち上げたのも大きいはず。
こういったわかりやすさが、やっぱり亀山相棒っぽいなぁと今観ると感じます。


でも「あの当時の相棒の、ノリにノりまくっている感じ」を体感するには
それよりも、Season5を観て欲しいんですよ!
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とりわけ捜査一課の3バカトリオ、通称「トリオ・ザ・捜一」の勢いが凄い。
亀山も交え、やりとりが毎回毎回いちいちコントのようで抱腹絶倒。
どうしてああも体育会系の部署なのだろう(笑)
例えば、口が軽いことでお馴染みの芹沢が、また特命に軽口を滑らせちゃって
テンポ良く3ボカッ(イタミンにボカッ、三浦さんにボカッ、ノリで亀山にまでボカッ)
なんて、どこのコメディかと。芹沢、度胸も頭蓋骨も最強なんじゃないか??
イタミンと亀山の例の喧嘩もますますエキサイト、捨て台詞までバリエーション豊富。
また、ある回では、ワケアリで特命に助けを求めたいイタミンが花の里にやってきて
独り言のような間接的な「会話」を特命コンビと交わすと何も飲み食いせず逃げ去り、
たまきさんに怪訝な顔つきで「変わった方ですねぇ・・・」とこっそり言われちゃったり。
顔芸にも更に磨きがかかり、芹沢に彼女が出来たと知るや、芹沢が「彼女」と言う度に
「かぁのじょぉおおおおお!?!?!?」と、見事な般若の形相で憤ったりと、見飽きない(笑)
芹沢も芹沢で、「懲りる」とか「学習する」とか「守秘義務」といった概念がまるでない(笑)
こりゃ、「裏・相棒」なんてスピンオフが出来るくらい人気が出るわけです。
コントノリは相棒全体に広がっており、ある回では右京さんがたまきさんと二人で映画鑑賞に行って
そこで事件の第一発見者になったばかりに、会う人会う人に次々と「デート」と呼ばれて
「デートではありません!!!」といちいちプルプルキレちゃう!
また、あのこわーい内村刑事部長まで可愛い部分を見せちゃって、
例えば、殺人犯の嫌疑がかかっていた、ファンだった元女優の疑いが晴れるや否や
とってもルンルンゴキゲンになったり、「年越しは毎年餅つきをしている。おいしいぞ」と
中園参事官にススメてみたり、リスペクトする剣道の達人が殺されると本気で嘆いたり。
(これまた剣道が得意なイタミンは、死体を見るや否や泣きそうになって、顔を背けてしまう)
スミマセン、このSeasonに関しては、謎解きどうでもいいや(笑)
ただただ笑って、ちょっと「ふーむ」と言って、楽しく観ればそれでいいとすら思いそうになります。

と言いつつ、見所は笑いだけではなく、
亀山が腐敗してしまった恩師に本気の涙を流してしまう迫真のシーンや、
官房長が美和子に「特命係を動かしているのは、君の旦那さんなんだね」と
亀山を高く評価する台詞など、印象的な場面も出てきて、ハッとさせられます。
亀山相棒のハイライトと言えるSeasonではないでしょうか。

そして、「5の倍数には当たり回が来る」と噂の元旦SP、Season5は正に大当たりで、
「どうしてこっちを映画化しなかった?!」と噛みつきたくなるほどの会心の出来です。
ストーリーの雰囲気はちょっと「劇場版Ⅱ」に似ているかも。
大塚寧々さん演ずるヒロインがとても魅力的で、どっぷり感情移入して観られるし、
「主犯1」の杉本哲太さんが最後に見せる優しさも何ともいえない。
(しかし、タイタニックごっこのような演出は何とかならなかったものか)
そしてココリコ遠藤の演技が思いの他良くてびっくり。なかなかイイ役どころを見事に
務めており、ten元旦SPのザブングルが「いらね」なのに反し、かなりのグッジョブ。
グッジョブと言えば、寺島進さんのスナイパー役も機転を利かせた最高の仕事をするのですが
なにせあのコワモテルックスですから、悪役が乗り込んできたようにしか見えない(笑)
物語の終盤で、残酷な結末(と思わせておいて、ですが)に登場人物の誰もが絶望し、
悲劇を間近で見た捜一の面々、特に娘がいる三浦さんは殆ど泣き出しそうな表情で立ちすくみ
警視庁本部でその報せを聞いた家庭持ちの暇課長は上をじっと見上げてしまうなど、
おなじみの面子のあまり見たことがない表情に出会うことができます。
スピード感に溢れた、息もつけない展開で、2時間があっという間。

冒頭に立ち返って、ノリにノってる、一番キラキラしていた頃の「相棒」を観るなら、
Season5を、特に元旦SPの回を観よ!

劇場版まで観ておいてなんですが、Season5とその元旦SPを観てしまったら
こう言わずにはいられない。後悔させない自信はあります!

そうそう、先程ちらっと言った「裏・相棒」とは何か?
それは、トリオ・ザ・捜一+米沢がメインのシュールなショートコント、
いわば「アナザー・サイド・オブ・相棒」。
Season6のDVDの最終巻に「裏・相棒」という巻があって、そちらで観られます。
堅物の三浦さんがあることが原因で愉快なダンシングを披露してしまったり、
イタミンに「ヒヤリハット」な出来事が起こり、無事だと分かるなり白目むいて
へなへな倒れてしまったり、誰かが「花の里」に行くと米沢や伊丹が変な料理を出してくれたりして
ゆるく面白い。コメディ好きにはオススメです。
その4人に暇課長が加わった「裏・相棒Ⅱ」もあるようです。
内村&中園コンビに、とってもあり得ない設定で、裏・相棒Ⅲをやってほしい(笑)


TV放映の次回予告で、さっきまでの賑やかな雰囲気が見事にダークにクールに一変。
この変わり映えの「ガラッ!!!」に、いい意味でゾクッときました。
来週の日曜夜も楽しみ。「かんぼうちょおおおおおお!」来ますよー!

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相棒:その5 Season ten 最終回感想「有終の美へと着地することのないTVドラマ、救われずに去っていく"相棒"・・・大胆不敵な問題提起」

いやぁ、どす黒い幕引きでしたねぇ。相棒ten
コンビものの「相棒」の去り方としては、国内外を見渡しても史上最悪レベルというか、
ある意味画期的ですらあったというか・・・。
事実上の、相棒「失格」って。
後味は最悪だけど、度肝を抜かれたし、相棒らしいっちゃらしくもあって
TVドラマの一種マナーである「終わりよければ全てよし」に一石を投じるようで
大胆不敵ですらあって、私の中では忘れがたいドラマ(Season)になりそうです。


前回の相棒の記事で、「神戸は綺麗に去れない」と予想したんですが、
予想の斜め上のかたちで当たってしまいました。
流石に死にオチはなかったけど、警察官としては「死んだ」ようなものですよね。
ラスト少し前で、海辺に車を停めて、空高く飛び去る風船を見つめて
物思いに耽るシーンがあり、「え・・・まさか本当に死にオチいっちゃうの・・・?」と
ガクブルでしたが、すぐ例のバーが出てきて「なぁんだ」と。
大河内は占い師かカウンセラーか、はたまたオカンか!
初回から全く進展のない泣きつきはいただけませんねぇ。

このところ「神戸は何の為にいるの」という、空気のような合いの手役でおさまっていて
最終回でも事件そのものはいつもありそうな話、お偉いさんが都合が悪いと言って
揉み消そうとするのもよくある話で、「この流れでどうやって卒業するの?」という
前半部でしたが、長谷川と雛子が神戸を呼び出したくだりで流れが一変しましたね。
いっそ小気味よいぐらいの「転」でした。「起」「承」がなだらかだっただけに。
あの右京さんが本気で他人に動揺しているとは。
そして、ハンマーで頭を殴られるような、「結」。

右京さんのスパイとして相棒になって、右京さんを裏切って相棒を去る。
やっとツーカーで通じ合える仲になってきた矢先の、決定的な裏切り。

(視聴者目線では)同じように「卒業」した亀山の記憶もコントラストをなして、
一層、この「限りなく漆黒に近いグレー」色が引き立ちます。
新しい夢をみつけ、自分の意志で特命を出ていって、皆から惜しまれたヒーロー、亀山。
涙ぐみながら去りたいと申し出ても去れず、突然偉い人に引き抜かれて
まるでPCが強制終了するかのように、プツリと物語を断ち切られた神戸。
亀山を思い出して神戸に立ち返ると、そのあまりの業の深さに、恐ろしくなってすらきます。
神戸、恐ろしい子・・・!この帰結は神戸というキャラが誕生した当初からあった構想なのか?
もしそうだったとしたら、及川さんはよく引き受けたなぁと。
でも、演じてみるのはやり甲斐がありそうですね。

「大概のドラマは亀山のような終わり方をするし、神戸もまた何か新しい夢や目標を与えられ
新たな道へ?」という無難な結末も想像していましたが、もしそうなっていたら
もう相棒というドラマに興味を持てなくなっていたでしょう。
その点では満足のいく結末でした。
リアルよりも生々しいリアルのえぐみを、主役によって「TVドラマ」にぶち込まれる
なんて、全く予想だにしていませんでしたから。

しかしまぁ、自分が右京さんだったら、相棒を招き入れるのがトラウマになりそうです。
でも人事は右京さんには選べないわけで。
次の相棒は、神戸の登場時とは違った意味で、すんなりとは迎え入れてもらえなさそうで、
そこに次Seasonの幕を開ける「どうなる?」の種がひとつ蒔かれましたね。


さて、神戸特命卒業以外で大きな変化といえば、
「小野田官房長官に代わる人物は?」のピースが遂に埋まりましたね。
長谷川「警察庁長官官房付」とな。すっかり忘れていましたよ。
しかし、干されていたこのSeason tenの期間で、雛子を手伝いながら虎視眈々と準備して
今回の一件でまんまと官房長官ポストをゲット!とおぼしきオチは「なるほどね」でした。
道理で上の方の事情をSeason中、一貫して秘め続けてきたわけだ。

そうすると、今後は右京さんVS長谷川「新・官房長」か?
けれどもしそうなったら、官房長付になった神戸が出てきそうなものでは?
でも神戸は相棒を卒業したわけだから、出すわけにはもういかないだろうし
新官房長は、右京さんの敵には特にならないのか?
でももう一つ解釈ができますね。
右京さんと再会した時には、神戸が「長官官房付」を断って、警察庁を去った、という見方。
長官官房付は一時的な場所らしいので、あるいは新しく、全く違う部署へ異動になった、とも。
VS官房長がぼちぼち起こるようなら、そう経たない内に顔を合わせそうなものだから
「またいつか、どこかで」なんて言い方、しないような気もして。
たまきさんの後釜に幸子が来たように、小野田さんの後釜に長谷川さんが来たと
捉えるほうが妥当だろうし。
「相棒卒業」は、「神戸は特命係の右京さんの相棒を卒業して違う立場でまた出ます」
じゃなくて、中の人=及川さん自体が卒業ですもんね、順当に考えると。

色々謎を残したまま、神戸は相棒世界から姿を消していきましたね。
謎の人物として現れて、重大な謎をひとつ視聴者に委ねて去る。
今回の最終回があってこそ、神戸も亀山と同格に、視聴者にインパクトを残す「相棒」と
なれたように思います。


償う術のない罪」が、今Seasonを貫徹するテーマとなりました。
過去の「償う術のない罪」に苦しみながら、現在形でまた新たな、しかもより罪深い
「償う術のない罪」を犯し、何事もなかったかのように元の「エリート」に
戻っていくことになった神戸。
亀山のような、絵に描いたような爽やかな主人公、まっすぐな物語は、
少年漫画のように、観る人に夢や憧れを抱かせ、強く心を惹きつけます。
しかし哀しいかな、亀山のようにまっすぐに考えられたり物事が進んだりする人物は
現実にはそういません。
現実は神戸のように、昔の過ちやさっきの失敗を、ときに正しいと思って突き進んだり
ときに悔いて慟哭したりしながら、ときに右についたりときに左についたりしながら、
絵にならないリアルを、その人なりに必死に生きているはずです。
「こんな時代だから、ドラマには夢が欲しい」と言う視聴者、作る制作陣が多いのを
否定はしませんし、夢のあるドラマも楽しく観ました。
でも、寧ろこんな時代だからこそ、現実から目をそらさず、しっかり向き合って
いかなくてはならないし、それをしないからいつまでも「こんな時代」なのではないか

時々考えます。
神戸という「絵にならないリアル」を通して、目先の視聴率を落としてでも
相棒制作陣が伝えようとしたのは、もしかするとそんなメッセージだったのかもしれません。
例え、そのリアルが、今まで見たことがないほど過酷なものだったとしても。

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相棒:その4「無謀にも、最終回と今後を予想する。Season tenの時間軸はどうなっている?神戸の終幕の行方は?新しい相棒は?」

記事の「その1」「その2」と、連続してうっすら予想を当ててしまって、
神戸卒業、卒業とその時期は契約当時からの規定事項、
年始からはだんだん明るくなっていく、花の里ができたら陣川の絡み酒が
、など)
うすら怖いというか、「もしかして私のせい?!」と思わなくもないのですが
(誰でも思い付くような予想とも言う)
またしても今後を大胆不敵にも、予測してみたいと考えました。
以下、素人の戯言にしばしおつきあいください。


<Season tenの時間軸はどうなっているのか?>

初回からしばらくは、相棒ブルーが影をひそめて、黄みがかった画面で、
神戸が追い詰められたような表情でPCに向かう場面や、陰鬱な展開が多いために
(顕著な例が「逃げ水」の回のラスト、右京さんに追いつけない神戸の描写)
序盤は、初回の事件終了後=偽証自覚後の出来事なのかと。
それから少し経つとまた相棒ブルーに戻り、神戸もいつも通りの神戸になったので
中盤は初回の事件と並行しているのか、または初回以前の時期の出来事なのか、
そして最後の方でまた画面が青みを失って初回後の時間軸に戻るのか?
と深読みしていたのですが、
陣川回の前の回で、相棒ブルーのままであっさりと、初回のあの一連の場面が
ダイジェストで回想されていたので、「あれ??」と。
相棒ブルーを変えるのを忘れたままで、陣川回前回だけ時間軸が違う?
それとも時間軸は全部連結していて、「嘘の上手い子どもだった」神戸が
中盤以降あえて何事もなかったかのように振る舞っていたからうっかり騙された?

初回の事件って、大河内に手紙が届く~真の被告達の裁判が始まるまで、
すごく色々な段階を踏んでいて、時間がかかる事件のはずです。
だから相棒世界の時間軸は一体どうなっているのかな?と。
初回の事件と並行して他の事件達に取り組んでいたって、おかしくない
長さだと思うんですよ。

Season9の官房長関連の前例がなかったら、時間軸を疑うなんて
まずしなかったのですが(笑)
相棒ブルーがない時点でもかなりの違和感があったので、何か裏付けが
あるのではないか?と訝って。
細かいことが気になる、相棒ファンの悪い癖ですが、
でもその「細かいこと」が重要だったりするのが相棒ですから・・・

「相棒その3」終盤で書いた「最終回で、初回の続きを観たい」という願望が
前回の最終回予告であっさりと打ち砕かれ、赤っ恥をかくことになりましたが
この展開から、少なくとも陣川回前回の時点で、初回の事件は過去の出来事に
なっていると取っていいのでしょう。
そのとき神戸は右京さんに「覚悟ができた気がします」と意味深な発言をしているし、
最終回は、やはり初回の出来事に裏打ちされた展開になるのか?


<神戸の終幕の行方>

「相棒その3」終盤でちらりと、
「神戸は亀山のような綺麗な去り方はできないと思う、死にオチすらある気がする」
と書いたんですが、最終回予告を観た限り、そちらは幾分望みが繋がりました。
なぜそう思うのかを今回書くと予告した通り、予想の理由を書いてみます。

1:相棒はエリートに厳しいドラマ
往々にして、企業や行政のトップやエリートの腐敗を容赦なく批判する場面が
みられます。事件の直接の加害者にならなくとも、腐敗や怠惰な態度を
右京さんに正される(相手は反省するとは限らないが)こともよくありますよね。
反して、社会的弱者や、辛い過去、事情を抱えた普通の人には"比較的"穏便。
このドラマを制作・放送しているテレビ局を考えると、当然かもわかりませんが(笑)

亀山は一介の巡査部長で、ヘマしてリストラ対象として特命係に飛ばされ、
体力戦闘力は申し分ないながら、おひとよしで、更には物事を深く考えるのが苦手で
「刑事に向かない」と美和子に言われるほど。要は割と普通の人です。
(本当は、警視庁本庁の捜査一課に配属される時点で凄いんだけど・・・)
ご存じの通り、亀山卒業時には大々的に宣伝され、メディアでも大騒ぎになり
亀山最終回では「さらば亀山!」というフレーズがつくほど。
新天地にて、自分なりの正義のかたちを追求するため、特命を去った亀山。
最初から最後まで、亀山はおひとよしでまっすぐな正義漢でしたね。
亀山の決断を称える右京さん、寂しさを隠せない右京さんの姿もとても印象的。

一方、かつて神戸は「警視」という、右京さんやイタミンよりはるか上の階級
(ヒマ課長と同じ階級、といったら凄みが薄れる・・・?)。
ノンキャリアながら目に見える挫折なく、上手に世渡りしてここまでやってきた
いかにもなエリート。仕事もそれなりにできて、口達者で、プライドも高くて。
右京さんと面識をもつ機会がなく、何かの事件で加害者に加担していたら
容赦なくお灸を据えられそうなキャラクターです。

特命係に送られる→真相は元いた部署の裏切り(そのため、自ら退路を断った)
→法で裁かれることはないけれど、警察官としてあるまじき行為をとったことを
自覚し、上司にもバレてちょっと特命係に居づらくなる(偽証)というように、
ある意味、神戸を通して、エリートの没落を描こうとしているのか?
その流れ(+最終回予告)でいくと、亀山のように新たな道を見つけて
朗々と右京さんから旅立っていく神戸がどうしても想像つかないのですよ。

2:引責「卒業」?
亀山の時は、最初から「卒業!」と制作側が売りにするほどでしたが
Season tenのOP映像は右京さんと神戸の二人がしっかり居て、
神戸の卒業は2月頃になって、ひっそりと発表されるのみ。
最終回予告でも、「最終回2時間SP!」のほうが前に出ていて、
画面の上の方で「神戸が卒業!」ってささやかに宣伝されている程度。
また相棒が卒業となるとファンが「またか」となるのを避けたかったとも
考えられますが(現に私、すっかりなりました。またか!)、
卒業発表の時に「この時期の卒業は当初から決まっていたこと」と言うならば
初めから「神戸卒業」を売りにしないなんてソンじゃないの?とも思えて。

となると、今回の神戸の卒業は、もしかすると真相は
やむを得ない事情による、予定外の措置なのでは?と。
女性週刊誌の書くことを鵜呑みにするなら、神戸の中の人が相棒婚の報告を
右京さんの中の人に報告するのが遅れたので中の人の機嫌を損ねた、みたいな
「怖い内部事情」があるのかもしれませんが、流石に我々視聴者にはそんな
楽屋ネタなんて関係ありません。
でも、今シーズンの異様な視聴率低下が理由だと言われたら、
視聴者でも納得せざるを得ないのでは・・・。
「神戸(もしくは中の人=及川さん)のせいで散々な目に遭った」という理由だとしたら
制作陣が、神戸に綺麗な卒業をさせてくれるとはとても思えません。

しかし、辛抱強く半年欠かさず観てきたいち視聴者から言わせれば、
「いまいち面白くない」理由は神戸より寧ろ、話そのものにあると感じました。
またヤクザかよとか、またお偉いさんの腐敗かよとか、また研究施設かよとか、
身近に感じられる舞台が少なかったり、蓋を開ければ裏にはこうした組織がらみだったりで
推理しにくいし共感もしにくい。懐かしのキャラや大物ゲストが出てきても
話そのものがいまいちでは、面白いのは最初の15分くらいだけ。
その上、大概のことは右京さん一人でやれてしまうので、神戸がいてもいなくても
あんまり変わらない展開続き。それで「神戸が悪い」って言われても・・・
切りやすい人を切ったんですかねぇ。


さて、最終回予告を観て推察できる展開は、神戸の暴走グセが出て、
右京さんからも大河内からも届かないところまで走りつづけ、そして・・・と。
「神戸さんは?」「さぁ。どこへ行くのでしょうねぇ」と話す幸子と右京さん、
とどめは最後の映像が、一人で立ち去る右京さんの後ろ姿。
最終回の題材はクローンらしいですが、それが神戸の何らかの問題意識や
トラウマ、コンプレックスに火をつけてしまうんでしょうか。
謎が多く、子どもの頃のこと、特に両親のことを語りたがらない神戸ですが、
まさかその秘密がクローンに・・・!?
及川さん+クローンとくると、及川さん主演の映画「クローンは故郷をめざす」が
連想されますが(「嘘が上手い子ども」というエピソードもちょっと重複している)
それもデッドエンドともとれる終わり方で。(ぼかす形で終わっている)
だから、生きて終わる展開を予測すること自体個人的には難しいんですよね。
あるいは失踪、生死不明といった結末。「最初から最後まで」を神戸にも徹底させるなら、
謎めいた登場で始まったのだから、謎めいた終幕がお似合いかもしれません。

でも、右京さんというか「相棒」というドラマは、
「罪は法のもとで裁かれ、生きて償う」がモットー。
法で裁かれない罪状の犯人にも、出来る償いをするように諭したり、
自殺しようとする犯人を諫めたり(そりゃそうか)して。
そうすると、W主演の相棒が死んでは元も子もないような・・・。
偽証の件を悔い改める念から、警察以外の職で被害者や加害者を守る役割の仕事
(例えば、弁護士など)に転身するとか。
・・・と、最終回予告を観るまでは「予想2」として考えていたんですが
あの展開で「新しい道を踏み出す神戸」を連想するのは難しくて。
雛子さまなど、どす黒いお偉いさんたちも再登場するようですから、
「スター・ウォーズ」よろしく、焦りを逆手に取って雛子たちに騙され、
暗黒面に墜ちていく展開のほうが、同じ「生きる」でもマッチしそうかも。

白神戸(+及川さん)が好きな人には申し訳ない限りの予想なんですが、
あの最終回予告に、一瞬たりとも希望的観測の余地がある神戸が居ないんですもん・・・。


<新しい相棒>

Season "ten"=「区切り」とのことですから、
何かドラスティックな変化、リセットを期待したいところですよね。

右京さんの中の人こと水谷さんの出身地、北海道では年明け以降
Season7の一人相棒→Season8、が再放送されたらしいです。
それがもし関係あるとしたら、次Seasonからは一人かも?と当初思いました。
しかし、一人相棒の話が「スピンオフ企画」として小説化されたそうで、
そうしたら基本はやはり二人=また新たな相棒を迎えることになるのでは、と。

相棒の初期は最終話でよく特命係が廃止に追い込まれ、二人が別部署に飛ばされ
その間、右京さんは休職してイギリスに居たなんてこともありました。
最終話で新しい相棒が出現しない限り、次シリーズに右京さんの相棒はいない訳で、
何話か、一人相棒があるのか?それとも初回が新相棒との出会いの回?
そんな辺りも見所ですね。
右京さんもそろそろ定年が見えてきているはずですから(三浦さんも卒業が近い?)
「相棒自体小休止するのか?はたまた、おしまい?」とも考えたんですが、
もしそうならとっくにニュースになっているはずですし。

Season tenでは、たまきさんの代わりに幸子が花の里を継ぎましたが
今のところ、官房長に代わる人間は現れていませんね。
公式HPで秘かに昇級して、中園参事官と同格になった大河内はどうか?と
予想していたんですが、官房長と縁のある雛子がその座を取って変わる可能性も
最終話予告で再浮上してきました。雛子、今回は何を企む・・・?
映画版Ⅱであれだけぐちゃぐちゃになった、警視庁上層部関係も語られませんでした。
官房長が亡くなった時点で、全てチャラになり、今まで通り平穏無事なのでしょうか。
最終話か、新Seasonに、そのあたりが解明される期待がかかります。


新しい相棒はどんな奴でしょう?亀山とも神戸とも被らないのは間違いないはず。
おひとよしの筋肉バカではなく、イヤミなインテリキャリアでもないキャラ。
となると、どんな・・・?
普段チャラチャラふざけていて掴み所がないが本当は切れ者な、マーロウ矢木タイプ?
はたまた、右京さんの子どもくらいの年齢の、ジェネレーションギャップ甚だしい、
いわゆる「ゆとり」タイプ?

色々考えられそうなところですが、そうやって考えていたときに、
興味深い情報を目にしました。
スマッシュヒットし、アカデミー賞でも数々の賞を獲った映画「探偵はBARにいる」に、
軒並み「相棒」の主要スタッフが顔を揃えているそうで。
もしかするともしかして、その縁で、大泉洋さんや松田龍平さんが
抜擢されたりしないか・・・?
大泉さんは前者のタイプにぴったりで、演技力にも定評があります。
そして松田さんの亡きお父様、松田優作さんは、水谷さんと無二の親友だったそうで
そんな繋がりから、後者のタイプ、またはぼんやり系(笑)で来たりして?
(因みに、大河に出ている弟くんは、系統でいうとちょっと神戸と被るし
他に「LIAR GAME」もあるし・・・の為、イマイチなのでは)
まぁ、俳優さんは星の数ほどいますから
我々が「当てっこ」しても、無謀なのは百も承知なのですがね。


神戸がどのように去るか、官房長の去った穴は誰が埋めるのか、
あれから上層部はどうなったのか、新しい相棒候補が顔をちらつかせるのか、
神戸が去った後、右京さんはどうするのか・・・

こうまとめると、俄然見所が多くなってきた最終回。
まだまだ先ですが、再来週の水曜日が楽しみです。
20時から!間違えないようにしなくっちゃ。


今までのTVドラマ記事だけ取り出すと、「相棒」しかドラマを観てないように
思われても仕方がないのですが、
今クールでは「平清盛」、「デカ黒川鈴木」、
前クールでは「11人もいる!」、「カレ、夫、男友達」と
一応他にも観てますんで、そこんとこヨロシク(笑)
しかし「平清盛」、これから1年間欠かさず見続けられるかどうか・・・
「相棒」を1Season=半年観るのもなかなか努力が要ったというのに。
大河ドラマの難しいところですね。はてさて、どうしましょうか。

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相棒:その3「今頃観たpre seasonの感想。"相棒"経験者なら一度はチェックしておきたいプロトタイプ!」

神戸君さよならカウントダウンが始まったり、イタミンの中の人に春が来たりと
何かと慌ただしい相棒周辺ですが、これからどうなっていくのか・・・?
そんな今日この頃、ずーーーっと観たかった「pre season」のDVD3作を
ようやっとコンプリート!
後はSeason3&5と、亀山時代のスペシャル回を残すのみ。
なかなか思うように再放送してくれないんだよなぁ。

相棒 pre season DVD-BOX相棒 pre season DVD-BOX
(2006/10/06)
水谷豊、寺脇康文 他

商品詳細を見る

色々と面白かったので、観て「へぇぇ」と唸った点、「!」と驚いた点、
今まで抱いていた疑問が解決した点を、ぼちぼち羅列していこうと思います。
テーマ曲はもちろん、「明日、春が来たら」でキマリ!
おっと、私としたことが。それ、妹さんの曲だった~♪
ごめんね川原さん。テヘッ!


初回の右京さん、かなりヤバい。理屈は通っても感情の機微が全然わからなかったり、
空気を本気で読めなかったり、人が不快がることをしても気づかなかったり、
奇行的行動がみられたり。不気味。
でも回を重ねるごとに普通めになっていって、3回目にはたまきさんに
「亀山さんのおかげで変わったのかしらね」と言われるまでに。
右京さんが煙草を吸っている!!!(本シーズンでは全く喫煙するシーンはない)
・3回目で右京さん、救急車で運ばれて盲腸で入院する。それがある事件と同タイミングだった為
TV画面に、運ばれながらギョロッとこっちを見る右京さんが大写しになって、
Mr.ビーンを彷彿とさせる不気味可笑しさ。奇人そのものです・・・
右京さんの亀山に対する扱いが冷酷。嫌味を通り越して侮蔑になっている。
「部下の扱いが酷すぎて、みんな辞めていく」と言われている通り、これはキツイ。
・亀山、来たばかりのpre seasonではさすがに右京さんに対して嫌悪感を露わに。
美和子に「あいつが・・・」みたいに愚痴っている。
・右京さんの厳しい言葉に自信喪失し、警察を辞めようと考えてしまった亀山を見て
エレベーターで乗り合わせた美和子、右京さんに「いじめないでねって言ったじゃない!」と
足を踏んづける!右京さん、まともに歩けないほど本気で痛がり、以後はちょっと自粛。
(その前に、亀山の特命係行きを聞いた美和子は、亀山に内緒で右京さんに挨拶に行き
「いじめないでね?」と釘を刺し、亀山と喧嘩になっていた)
・主に事件後、亀山&美和子がいちゃいちゃして、その後は夜の戯れを繰り広げていると
おぼしき描写がある(本シーズンでは、こういった場面はあまりみられない)。
官房長がいない。よって、右京さんの捜二→特命係への島流しの理由も単に、
「切れ者すぎて上から疎まれたため」となっている。
初回では捜一に課長がいた。本Seasonの官房長にあたる位置づけか。
右京さんを「君ももう少し器用だったら、今頃は間違いなくもっと出世しているのに」と
評価する。感情の動きが見えにくい右京さんが、素直に尊敬の念を表す先輩だった。
のちに、ある事情で職を辞すことになった為、現在のような「課長はいないの?」な設定に
なったと思われる。
内村刑事部長が中園参事官に敬語を使っている!!!!!
・初回のみ、イタミンの部下に現在の芹沢のような立場の後輩がいて、役名もあるのだが
2回目からは全く登場しなくなってしまった。彼はいずこへ・・・
・亀山とイタミンのこどものけんかは当時から。
亀山が捜一で不手際をしでかしてしまったのは、「人の手柄を横取りしようとする
ハイエナみたいな奴が約一名」いることで、手柄を取られないよう焦ってしまったため。
・初回は三浦さんの中の人が三浦さんでない役で登場している。
2回目からは、何食わぬ顔で三浦さんとして出てくる(笑)。3回目は出演なし。
(本Seasonで、芹沢も始めは芹沢でない役として登場し、後に芹沢としてレギュラーになった)
・米沢の中の人は初回で一瞬登場するが、役名のない監察医で、
右京さんに「邪魔しないでもらえますか」と邪険な態度をとる。
しかも、髭が生えている!!!
2回目に始めて米沢として登場。特命部屋を訪れ、段々現在のような親しい関係へ。
Season1でもそうだが、容姿は現在とは比べものにならないほどヲタくさい(笑)
大小が初回から出ている!当時から特命部屋を覗いている。
・ヒマ課長は2回目からの出演。「ヨッ、暇か?」の口癖は既に確立。
しかし特命係に手伝いを頼んだとき、特命係の仕事ぶりに激しい口調で不平を怒鳴り散らし、
亀山が「何だぁあの態度?!」と憤る。
3回目では、亀山にズバリ「暇なのは、課長なんでしょ?」と言われてしまう。
・たまきさんの小料理店の屋号が「花の里」ではなく「新ふくとみ」。そして店がかなり広い。
Season1でもそうだが、他の客も来ている。
pre seasonを含め、初期のたまきさんは右京さんに対して敬語でしゃべらない。
・初回で特命係に飛ばされてヤケ酒する亀山、陣川を彷彿させる絡み酒・・・!
・Season1で既に罪人となっていて、何があったのか分かりづらかった浅倉の事件
2回目に出てくる。亀山と美和子と3人で、ビルの屋上で空を見上げたりして、あぁ青春。
親友を疑われて、亀山は右京さんに対して相当反目する。
しかし変わり果てた浅倉を見て、幼い頃犯した罪やその他数知れない真実の姿を聞かされ、
「お前、俺の親友だった浅倉なんだよな・・・?」と、本気で怯えてしまう。
いやぁ生瀬さん、マジで怖かったです。
・本Seasonになかなか登場しない、「造り酒屋の息子で父親は市会議員のボンボン、
大学はスポーツ推薦」といった亀山の設定が、初回と2回目で明かされる。
・pre season時は土曜ワイド劇場だった。そのため各回が大体100分程度ある。
DVDの特典でPR映像が観られて、初回では「お父さんもお母さんも皆揃って」とか言ってる(笑)
・DVDで観ると、クレジット欄でモザイク処理がなされている箇所がある
しかもpre season3回共だから、なおのこと気になって調べてみたら、
主題歌のDVD版での差し替えがあって、そのための処理だったらしい。

こんな感じでした。ずっと気になってモヤモヤしていたので、疑問が明らかになって
スッキリできました。現在との色々な違いも面白かったし。
亀山時代からでも神戸時代からでも、相棒を観ている人、観ていた人なら
一度はチェックしてソンはないと思いますよ!

3つのうちどれか1本だけといわれたら、やはり初回かなぁ。
でも、カッコ怖い浅倉と亀山&美和子との友情が切ない2回目も捨てがたい。


さて、もうすぐ相棒本放送ですね。最近はずっと隔週だ。
pre seasonの感想だけである程度長くなってしまったので
本来ここで書こうとしてた予想記事はまた次あたりにしますが、
pre seasonで亀山を観て余計に思ったのですが
どうにも神戸は、亀山みたいなヒーロー然とした綺麗な卒業の仕方は
できない気がする・・・
下手すると死にオチのような気さえしてしまいます。
なぜそう感じるのかは次の機会に書く相棒記事に譲りますが。
ちゃんと、最終回に間に合わせなきゃ(笑)

最終回はどんな話なのでしょうね。
私としては、初回の事件の裁判、あの面々はなかなかの曲者揃いだと思うので
そちらにケリをつけるかたちでの終幕を観てみたいんですけどねぇ。
全ては今日の本放送後の予告にかかっていますが・・・
どうなる?

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居酒屋もへじ「"杉下右京"から大きくかけ離れた水谷豊さんがここに。ちょっと渋いけど、ほっこりする下町人情ドラマ、是非シリーズ化を!」

昨年の秋ごろに放送していたTBSスペシャルドラマ「居酒屋もへじ」を
先日再放送していたので、満を持して観てみました。
私は「相棒」でしか水谷豊さんを知らない世代というか視聴者なので、
"杉下右京"でない水谷さんを一度観てみたいと前から思っていたところでした。
なんだかコミカルそうで、人情味ありそうで、番宣CMで気になっていたけれど
随分迷いながらも本放送で観なかったのは、躊躇う所がありまして・・・
やっぱ、なんといっても、このキャストが。

水谷 豊 松坂慶子 桂 文珍 角野卓造 川﨑麻世 松村雄基 六平直政
佐藤 輝 緒形幹太 北川弘美 高田 翔 諸星すみれ 土師野隆之介
奈良岡朋子 石坂浩二


・・・渋すぎ!「自分にはまだ・・・早いような気がする」と思って、
あともしかしたら重複する番組なんかがあってのことだったかもしれませんが、
結局本放送は観ず。しかし名残惜しさを感じていたころ、今回の再放送!
もうこれは何かの運命だと思って迷わず録画し、後から観てみました。
そしたら、期待を裏切らず、ちゃんとおもしろく、心にしみるいいドラマでした。
但し、プロデューサーが「渡鬼」の人(石井ふく子さん)だと観る前に知っていたら
再放送でもやっぱり観なかったかも・・・偏見で。
偏見や食わず嫌いはよくない、と改めて実感させられる出来事でもありました。


水谷豊さん演じる主人公「もへじ」は、本名を「米本平次」というのですが、
「ガキの頃から、へのへのもへじの絵描き歌の顔にそっくり!」という由来で
みんなから「もへじ」と呼ばれています。(水谷さんの顔立ちの悪口じゃないんだよね?)
口癖は「アイター!」。何か驚くような呆れるような出来事が起こった時に
思わずおでこを叩いて言ってしまう台詞です。ちょっと古臭い(笑)
困った人がいたら放っておけず、元常連客で老人ホームに入りたくなくて
もへじ宅に逃げ込んできた「じっちゃん」や、親のいない子どもたちと共に
端からみると血の繋がった家族のような、不思議な共同生活を送っています。

もへじが営む「居酒屋もへじ」は、常連さんだけの溜まり場で、一見さんお断り。
東京の下町の仲間たちが、毎日のように集まって、お酒片手におしゃべり。
もへじを含め、みんなが言いたいことを遠慮なく言い合う、気心知れた仲間です。
代金も「あるときでいい」と、千円くらいもらっただけで済ませちゃう。

実に、杉下右京さんからは想像もできない役柄や世界です。
プロデューサーの石井さんは、本作の脚本を書いて長いこと、
「犯人を捕まえるのに忙しくて」スケジュールが空けられない水谷さんを待って
いたそうです。石井さんと水谷さんは私的には長い交友関係を続けながら、
お仕事としては23年ぶりのタッグとなったのだそう。そこで、あえて、
水谷さんがこれまであまりやったことのない役柄」を用意したのだとか。
しかし、犯人を捕まえるのに忙しすぎたせいか、時々右京さんが顔を出したり、
「あれ?水谷さんってこんな棒演技だったっけ・・・?」と感じられる部分が多少。
ギアチェンジがあまりに大変だったのでしょうか。
実力派ベテラン俳優さん揃い踏みの布陣なので、尚更、アラが少しでもあると
目立ちやすいのかも。
でも、おひとよしで生活感たっぷりな水谷さんを観るのはなかなか楽しく、
かすかな表情の演技などは絶妙だったので、話し方の面でしょうか、気になったのは。
それ以上に、この記事を書くために公式HPを見て初めて気づいたのですが
もへじは何と「44歳」で、川﨑麻世さんたちと同期という設定!
実際の水谷さんはもう還暦間近。い、いろいろチャレンジャーな・・・
そして、水谷さんと同じくらい、川﨑さんの「下町ののんきなあんちゃん」振りにも
びっくりしました。えっこんな役もやるの?!って。サプライズが多いですね。


さて、常連だらけの気兼ねない「居酒屋もへじ」も20周年。祝い酒を始めるところで
突然、松坂慶子さん演じる酔っぱらいの女性、陽子が乱入。
(「たいようの陽子」と言っていました。どこかで聞いたことがありますね。笑)
もへじは「一見さんお断り」のルールを説明しますが、陽子は聞く耳を持ちません。
笑い上戸に泣き上戸、絡み酒、歌って踊って、トイレに駆け込んで、しまいには
もへじの部屋で酔いつぶれて眠りこけてしまいます。酔っぱらいのフルコースです。
美しい女性の出現で鼻の下を伸ばしてちやほやしていた仲間たちも、これには顰蹙。
しかも翌日、陽子がお詫びの品を持って居酒屋もへじに来店、もへじが贈り物を
断ると、「ここで働かせてほしい、ただでもいい」と・・・!
陽子の出現で、もへじとその仲間たちには波紋が広がり、話が進んでいきます。
松坂さんが上手いんだなぁ。歌い踊る姿と、苦悶する姿とで、180度違って、
まさにヒロインです。
そのうえなんと、水谷さんとは歳も生まれた月も同じだったりするそうです!

以降は、公式HPに掲載されていないネタバレなので、知りたくない方はブラウザバックで。









陽子にどうやら哀しい過去があるようだと知った、もへじと仲間たち。
もへじは、陽子とどう接したらよいのかわからず、いつもの喫茶店で
店主の「ねえちゃん」(実の姉ではない)こと由亀さんに相談。
その過程で、もへじにも陽子とよく似た哀しい過去が10年前にあって、
当時のもへじは、今の陽子のような振る舞いだったことが明らかになります。

もへじには18歳の「息子」明がいるのですが、陽子は明を見るなり
部屋を飛び出して、泣き出してしまいます。
陽子は旦那と息子を不慮の事故で亡くしていて、その息子さんが
明と同じ18歳だったからです。
一方のもへじは、10年前、愛する妻を突然の病気で亡くしてしまいました。
二人には子どもができず、当時から明を育てていたので、もへじと明は
父子家庭に。喪失感と苦労の絶えないもへじを支えたのは、明の存在でした。
だから、ねえちゃんは、陽子と「一緒にいてあげる」ことを助言します。

陽子は物憂げな顔でもへじに「何もかもどうでもいい、死んでしまいたい、と
思ったことはあるか」
と尋ねます。
そこで、もへじは自らの体験を陽子に話します。
もへじも、妻を亡くしたとき、毎日のように酔いつぶれて、
ねえちゃんの前でやたらと明るく振る舞いながら、死を考えていました。
そんなときラジオで「自分の為には生きられないけど、他人の為になら生きられる
という言葉を耳にして、以来、その言葉を救いにしてきたのです。
だから、じっちゃんや、下の子ども達も引き取ったのです。
似たもの同士の二人。淡い恋心を抱き始める、もへじと陽子・・・。


その一方で、じっちゃんや明にも、それぞれ問題が起こります。
というか、じっちゃんの場合は、恐るべきやんちゃ振りなのですが。

桂文珍さん演じるじっちゃんが倒れた!という報せを受けて
ある家に向かうもへじと陽子。
じっちゃんは前の年、心臓発作を起こしているので、不安が募ります。
しかし行ってみると、娘か孫かというような若い「ガールフレンド」の家で、
ハッスルしすぎてしまったとのこと。しかも彼女は、じっちゃんが
心臓発作で入院したときの担当看護師さんといういわくつき。
じっちゃんの性欲はとどまることを知らず、居候先のもへじの家にまで
ガールフレンドを連れ込むほど。痛快すぎて笑えます。
しかも、じっちゃんはもへじにしょっちゅう、こづかいをねだるのです。
「居酒屋もへじ」の経営を考えると、明らかに厳しすぎる、多額のこづかいを!
もへじにとってじっちゃんは「目の上のたんこぶ」で、もへじ、しょっちゅうため息。

高田翔くん演じるは高校3年生と、難しい年頃で
もへじとあまり口をきかず、予備校もサボりがち。
そしてある日、顔にひどく殴られたようなアザを作って帰ってきます。
「いじめられてるのか?相手は一人二人じゃないんだろう?」と憤るもへじに対し、
明はクールに「自分の問題だから、自分で何とかする」と突っぱねます。
しかし、警察からもへじに連絡が入って、もへじと陽子が向かいます。
ボロボロの傷を負った明。なにやら大喧嘩をしてしまったそうです。
もへじは、いじめられた相手達にやり返した結果だと見抜き、なぜ喧嘩をしたのか
明に尋ねます。すると明は「おとうの悪口は絶対に許せなかった」と・・・
悄然とするもへじ。
実は、明のお父さんともへじは友達だったのですが、明のお父さんの家が
経済的に困窮していたため、お金を得る手っ取り早い手段として、お父さんは
暴力団方面に手を出して、道を踏み外し、現在服役中の身なのです。
明は母親の顔を知りません。明を産んですぐに浮気し、行方をくらませたからです。
亡くした息子は18歳。話を聞いて、陽子の中で、息子と明の存在がリンクします。
母親のように明を抱きしめる陽子。その胸の中で、今まで封じ込めていた苦しみが
溢れ出してしまった明は、思わず号泣。だけど、こらえるように泣く
のです。
とても胸を打たれる演技、そしてエピソードでした。
膿を出して心機一転した明は、次の日から晴れやかな表情で、家を出るように。


このままずっと「居酒屋もへじ」で働き続け、いずれはもへじと・・・と
みんなが思っていた矢先、陽子がみんなとの別れを宣言します。
前々から田舎の母親に「帰ってこないか」と言われていたのに、長いこと帰らずに
いたので、この際だから母親の顔を見てくると決心した、と。
陽子には理由があるのですが、みんなからすると、出会いも突然、別れも突然。
特にもへじには・・・。
旅立ちを明日に控え、店の片付けを終えた、帰り際の陽子は、
不意に後ろからもへじをギュッと抱きしめちゃいました。
戸惑いながら、もへじもその両手をそっとつかまえて。
だけどそれ以上進展することはなく、逃げ帰るように去る陽子と、
陽子の感触の余韻を、一人引きずるもへじ。
本当、似たもの同士。いい歳して、ちょっと不器用な二人です。

別れの日。手作りのおいしそうなお弁当を土産に、もへじは陽子をお見送り。
不器用な二人は、後腐れのないようにあっさり別れようとします。
「いちにのさん、で、振り返らずに歩こう」と。
しかし!いつからいたのか、じっちゃん登場。いいおせっかいを焼いてくれます。
「戻ってきたら俺と一緒に、みたいなことを言えないのか」なんて言って。
当然、意地っ張りで恥ずかしがり屋なもへじは大否定して、じたばたじたばた。
陽子もクスッと笑ってしまった所で、お話はおしまいです。



笑いあり、人情あり、いきいきした下町の日常あり、恋のロマンスあり。
水谷さん曰く、以前はこんなドラマや、こんな人々が沢山あった・いたんだとか。
他のキャストの方々も、「居酒屋もへじ」みたいな行きつけのお店の想い出や、
3.11で「人と人との繋がりの重要性」を改めて実感させられた今こそ
求められるドラマであると、インタビューで語っています。
石井プロデューサーにしてもその想いは同じ。
名役者が揃い、かつ、ドラマに懸ける想いもみんなひとつだったから
こんな素敵な作品が出来上がったに違いありません。



続きが気になりますね。もへじと陽子はあれからどうなった?あれっきり?
また新しい、訳ありなお客さんが来たり去ったりしているのかな?
もへじと陽子の続きものでもいいし、一話完結で色んな人が来るのでもいいので
(個人的には、もへじと陽子がくっついて欲しいなぁ)
ぜひとも続編を観てみたいところです。
水谷さん、犯人を捕まえる合間に、また居酒屋開いてくれないですかねぇ?

最後に蛇足ながら。ハリセンボン春菜の「~じゃねーよ!」でしか知らなかった
角野卓造さんを初めてちゃんと観まして、こんなに上品な役者さんだということも
初めて知りました。春菜の延長みたいなキャラを予想していて、ごめんなさい(笑)

テーマ:ドラマ感想 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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相棒:その2「亀山に求められた役割、神戸に求められる役割。"相棒"の存在意義が希薄になる、スーパー右京体制をなんとかしてくれ」

ドラマ「相棒」の記事その1を書いたのは、もう昨年になるんですね。
弟が神戸というか及川氏をディスって、反論できなかった、って愚痴った回。
結局、あの記事は「今の相棒ちょっと不調。どうしたの?」という愚痴で終わり、
「亀山と神戸の比較」というか「弟への反論」はできずじまいでした。

それから、正月SPをはじめ、なかなか再放送してくれない過去のSPも
再放送で観られたり(相棒婚の回も!)、一人右京時代の再放送を
やってたので録画で観たりして、現行のシリーズも脱落せず毎週観てます。
前クールは「豪華ゲスト祭り」でしたが今クールは「懐かしのあの人祭り」ですね。
たまきさんの花の里も、ついてない女、月本幸子さんが引き継いで、
平和になったけど、右京さん的にはあれでいいんだろうか・・・笑
ともあれ、「まだまだ相棒は続くよ」と言ってもらえたような展開でひと安心です。

先日、友人2人(いずれも男性)とカラオケに行って、終盤はただダベっていたんですが
2人とも相棒オタであることが判明。S10が一番好きって言う奴もいたし、
弟のように「神戸相棒(及川氏)はあり得ん」と言う奴はいませんでした。
男性みんなが弟のような反応をするわけではないことを再認識できました(苦笑)


さて、過去の再放送を観たり、「かんぼうちょおおお!」をDVDで観たりするうちに、
「亀山と神戸のどっちが有益かを問うのは、ナンセンスではないか」という
見解に至りました。
なぜなら、2人に求められている(た)役割や、その時々の相棒は、全然別物だから。
今回は、亀山薫に求められた役割と、神戸尊に求められている役割の違い
比較して見ていきましょう。
そうしたら自ずと、ドラマ「相棒」の変遷を追うことにもなりましたが・・・(後述)。


個人的な見解かもしれませんが、2人がいた時期の相棒は、主にこんな感じ。
亀山時代の相棒:キャラクター消費、エンタメ消費
神戸時代の相棒:雰囲気消費、または謎解き消費(ブランド消費も?)



まずは亀山から。

○人物・・・漫画的キャラ。基本的に単純明快で、少年漫画の王道的主人公のよう。
シックスセンスや神の舌があるけど、大卒とは思えないような知識のなさで恥をかく。
正義感が強い。子ども好きで、懐かれやすい。肉体派で、大立ち回りもどんとこい。

○中の人の強み・・・三宅裕司さんの劇団で長いこと鍛えられてきた実力派
アクションがバリバリいけるのもその鍛錬の賜物。人気は相棒以降ついてきたか。
女性がキャーと騒ぐよりは、男性がうぉーかっこいいと惚れ込むタイプ。

○亀山と絡んで盛り上がる人物・・・伊丹(以下イタミン)、美和子、芹沢など
「特命係の亀山ァ!」で始まるイタミンとの子どもの喧嘩はデフォ、TPOを問わない(笑)。
肝心な所では必ず互いをかばったり、心配したりする、完全に「ツンデレ」なライバル関係。
・美和子が情報やアイデアをくれたり、諫めたり呆れたり面倒みたり、ちょっと離れたりも。
亀山と美和子の恋の進展も見所のひとつ。長い同棲期間を経て結婚、新天地にもついていく。
・元捜査一課のため、「後輩」の芹沢は結構素直に亀山をリスペクト、亀山も可愛がってる。
ただ、芹沢の軽口は右京さんや神戸など誰に対しても変わらず、毎回イタミンに殴られるw

○右京さんとの関係・・・互いを補い合う、友情のような信頼関係、あるいはパシリ?
頭脳担当の右京さんと肉体担当の亀山、という役割分担ができてましたね。
右京さんのことを、たまきさん以外で「右京さん」呼びする唯一の人物。
「右京レーダー」など、右京さんの奇特な言動も面白く捉える、よき理解者でもありました。

○当時の右京さん・・・コミュニケーション能力に難あり、「私としたことが!」と見落としも。
右京さんが不躾な態度をとると亀山がフォロー、見落とした点に亀山が偶然気づいて解決。
ひとりでは未完成で、亀山のアシストがあってこそ真価を発揮できたのが当時の右京さん。

○当時の相棒のスタンス・・・刑事ものだけど、特異な設定(2人しかいない窓際部署)や、
キャラ立ちしまくりの脇役たち、キャラ同士のコミカルなやりとりや人間臭い関係性で
「エンターテイメント性、人間ドラマ性の高い刑事ドラマ」になっていた。
警察組織や社会情勢への、問題提示や批判を織り込んでくるのは、昔も今も基本変わらず。

亀山はコミカルで、わかりやすく爽快。更に、美和子との恋、イタミンとのツンデレ(笑)、
新たな道へ進むための卒業・・・と、亀山の成長物語として亀山相棒を楽しむことも可能
右京さんがだんだんコミュ力をつけたのも、亀山と仲良くなった影響が結構あるのでは。


続いて神戸。

○人物・・・実写的キャラ。矛盾した面やムラっ気がみられる。清濁併せ呑み、葛藤も多い。
元は右京さん以上の地位にいたエリートで、基本的にデキル奴だが、同時にプライドも高い。
クールに振る舞っているが、意外と感情的で、癇癪を起こしたり、暴走したりすることもある。

○中の人の強み・・・元はシンガーソングライターだが、演劇をやっていた経験もあることから、
独自の雰囲気と器用さがハマって、ドラマや映画にも印象的な役柄でしばしば登場するように。
和風のイケメンで女性ファンが多く、「クール」「セクシー」と評される。意外におちゃめ。

○神戸と絡んで盛り上がる人物・・・大河内(ラムネ)、陣川など
・ラムネバリバリの強面ピルイーターの、数少ない(唯一の?)友人(元上司と部下)。
大河内はホモエピソードがあったため、アッー疑惑が囁かれ、映画で無駄なサービスショット
(2人して裸でシャワー)が入っているように、制作側にもネタにされている。
・陣川は亀山にも絡んでいたが、先輩面して「ソンくん」と絡むわ、空回りに巻き込むわの
いつもの大暴れの被害を被るのは、神戸のほうが多い。
また花の里ができてしまったので、陣川の絡み酒がそろそろ見られるかもしれない・・・!
※ちなみに、ヒマ課長(角田課長)と鑑識(米沢さん)は、亀山と神戸であまり態度の差はない。
鑑識は右京さんリスペクトで、趣味も合う。ヒマカは、特命部屋でのんびりしたいんでしょ(笑)
内村&中園コンビも、反特命、反右京さんで、亀山や神戸はあまり眼中になさげ。

○右京さんとの関係・・・先生と生徒、上司と部下。嫌味の応酬がトレードマーク。
ある程度の敬意は互いに払いつつ、深く干渉し合うことはないドライな関係。
たまに対立することもあるが、「あいつはああいう姿勢なんだな」ぐらいでセーブ。

○当時の右京さん・・・亀山時代後期から、右京さんのいわゆる「スーパー右京」化が進み、
人格面のアラなどが少なくなってきた。今週なんて「良いカウンセラー」ですってよ?
一人で難なく事件を解決できるようになって、「相棒」の必要性が薄くなっている。
神戸が頭脳派で物わかりがよいこともあり、右京さんが事件を解決していくのを、
サポートしたり、説明したり、別方面からのアプローチで貢献したりという、いわゆる
セカンド的な活躍にとどまり、キャラ面での弱さもあって「空気」化が進んでいる。

○当時の相棒のスタンス・・・神戸時代では、スタイリッシュ感を前面に押し出している。
劇場版Ⅱの宣伝文句にも「スタイリッシュ」という言葉が出ていたので余計に実感した。
神戸加入後はほぼ一貫して、オープニングのBGMがジャズ調、映像もクール系。
オープニングを観ていると、右京さんも精悍に見えて、画的にかっこいい。
加えて、神戸のキャラの弱さ(亀山ほどの漫画的インパクトに欠ける)もあって、
謎解きそのものにフィルターが当たりやすい。トリックやストーリーの巧拙について
ファンの間では、以前より大きく議論が交わされるようになってきた。
更に、一定の視聴率を獲れるコンテンツへと成長したため、「相棒」ブランド
できあがりつつあり、関連グッズなどが多く登場し、番組内でも宣伝されている。

神戸は「庁内S」という異色の設定で相棒に登場。元々一定の人気を博していた人を
抜擢したことで、今まで相棒を観ていなかった層を取り込めたかも。
しかし、庁内Sの設定が切れたS9以後はキャラ付けが弱く、突っかかることも減って
スーパー右京化した現状では、セカンド的活躍とムードメーカーに徹している。
スタイリッシュな演出には実写的キャラの方がリアリティが出る。よって、
スタイリッシュ感とリアリティの体現が神戸の主な役割。
さて、そこに、S10初回の「15年前の偽証」はどう絡むのか・・・?
初めのうちは何となく引きずっている雰囲気だったけど(青トーンの画面でもないし)
最近は偽証のぎの字もない感じだし、画面もまた青いし、なかったことになるの?
最終回辺りでそこんとこちゃんと決着つけてくれることを期待します。・・・こんな風に、
「これからどうなっちゃうの?!」というハラハラを持ち込む役回りも重要か。


・・・と、このように、亀山の頃の相棒と、神戸の頃の相棒では、相当事情が違うので、
単純に「どちらが良い、どちらが悪い」と評価をつけづらいんですよね。
今の相棒に亀山タイプのキャラを持ってきたら「今更感」「二番煎じ感」は否めないし、
昔の相棒が神戸タイプのキャラだったら他のキャラと合わず、破綻してしまうでしょう。
(最近の相棒は昔のキャラが次々出て、昔のノリに近くなり、神戸だけ浮いている印象を
しばしば受けてしまう)
「亀山の方がよかった」という意見は、「亀山時代の相棒がよかった」と言っているようなもので
キャラクター消費型の展開がマンネリズム化したために、相棒役を交代して
スタイリッシュムード+謎解き重視消費に切り替えたともとれる(S6以降を観ていると)。
よって、「それぞれの良さがある」と同時に、相棒役への評価は、そのまま
「相棒」というドラマ自体の姿勢への評価にも繋がっている
、というのが私の結論です。

最近に関して要望をいうと、神戸というか、「相棒」がいる意義を感じられない
展開が多くてなぁ。亀山時代を再放送で観てから今シーズンを観ると、
そこがやはり物足りなく感じられるのは否めない。
だから、亀山時代のファンが神戸を否定するのも、分からなくもない。
捜一も内村中園も丸くなって、かんぼうちょおおもおらず、鑑識やヒマカはテンプレと化し、
右京さまを礼賛するための「相棒」になってる現状は、ちょっと物足りないなぁ。
また何か、ハラハラするようなスパイス設定・展開の投入を期待します。


blogを書くようになってから、2chをほとんど見なくなっているんですが、
以前は、「相棒」に限らず何か番組を観たらすぐ該当スレを見ていました。
色々な人の見解が見られたり、フリークな人から知識を得られるのはいいけれど、
「自分の意見は筋違いではないか」「人に言ったら物笑いになるのではないか」
他人の目線にどこか怯えていたように思います。
2chでは、弟のような「亀山相棒第一。神戸はこれだからつまらない」派が多く
「神戸って言われるほど悪いか・・・?」という自分の感想に自信を持てなくなっていました。
でも、ドラマぐらい、いや他のどんなエンタメだって、自分の感想で観て、聴いて
いいんじゃないんでしょうか?右ならえで同じような感想を持たなくたっていいでしょ?
好きなものを自分で選んで、好きなように感じて、何が悪い?

社会に属している以上、オンタイムでは自分勝手にしているわけにいかないんだから
好きなものに接している時ぐらいは、自由に観て、聴いていきたい。
今回の記事を書いて、blog開設時からの思いが改めて強くなりました。
自分の感じたこと、考えたこと、良いと思ったものを、これからも大事に取りあげていきます。

テーマ:相棒 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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相棒:その1「弟の誕生日を祝ったら神戸相棒を思いっきりディスられて、しかも何一つ反論できなかった」

今回は、私がしょっちゅう観ているTVドラマ「相棒」に関連して、
たいへん残念な出来事があったので、記事にします。

2011年12月某日、弟に「誕生日おめ」メールを送りました。
弟は相変わらず皮肉くさった返信しかしないので、「杉下右京さんみたい」って言ってやりました。
その後、Cメールしようとして間違って電話しちゃったので、弟から電話がかかってきました。
「そういやあんたの方が、先に相棒観てたよね。今も観てるの?」みたいに聞いてみたところ、
「観てない」
「何で?忙しいの?それとも亀山時代派なの?」
すると、弟はけがらわしいものでも触るような口調でこう言いました。

「及川光博はおもしろくない」

ヒドいよ!
「神戸」ですらありません!中の人、しかもフルネームとか・・・どんだけ嫌いなの?!
私は呆然とするも、こんなことで喧嘩するのも面倒なので、これといった反論もできず
すごすごと引き下がり、話題を弟の新しい職場での近況にすり替えました。

まあ確かに、寺脇さんと比べると、ミッチーは男性受けが悪そうなのはわかる。
更に弟は亀山相棒から入っているので、亀山相棒以外認めない派になっても強くは言えない。
相棒交代以来視聴率は上がったけど、あちこちで賛否両論ありますし。
正直、今期(現時点)の場合、本放送より再放送の方が面白いことがしばしばあって、
それで弟は観ないのかな?とも思い、あんまり神戸相棒を擁護できなかったのかも。

私はたまたまSeason9の再放送を観て相棒にハマったクチなので、神戸君は普通に有りですが、
観るまでは「相棒が凄い人気」「水谷&寺脇コンビ」「えっ相棒が交代?」くらいの知識しか
ありませんでした。
その昔、弟や従弟とカラオケに行って、弟が歌う曲に「何その渋い曲w」ってからかったら、
弟が呆れた顔して「相棒の曲だよ。水谷豊。おまえそんなのも知らないのか」と言われて、
その言葉で初めて「相棒」のブームが結構大きいことを知ったほどでした。
てか交代した相棒が誰かも知らないし、ミッチーがそんなに俳優業してたこと自体知らなかった。
ミッチロリンタン星から来て奇天烈な歌を作って歌う奇特歌手のイメージのままだったからw


そういう程度の認識で、毎日コツコツ再放送を録画して昔の「相棒」も観はじめたのですが、
亀山相棒にもすんなりハマってしまいました。
だから私は「それぞれの良さがある」くらいに観ています。


・・・しかし!今期の相棒は何かがおかしい!
このままじゃ、そちこちの噂通りに、神戸相棒終了か、「相棒」自体が終わってしまう!
視聴率が前シーズンと比べて振るわない、最初に暗い回が続きすぎて胃もたれ状態、
通常運行になっても、観ていて今までのシーズンになかった「停滞感」を感じてしまう・・・
さすがに現状のままでは、弟を論破することができそうにありません。

某ちゃんねるの相棒スレでは「映画化した後のシーズン(亀山時代ならSeason6)はダレてる」
「Season6あたりから右京さんがスーパー右京と化して、一人で何でもできるようになり、
”相棒”が空気になり、作品の軸(2人で解決するからこそ相棒)がブレた」
などとありました。
更に、メインの脚本家さんが神戸君を生み出しておきながら詳細なキャラ設定を他の人に丸投げ、
ゆえに脚本家ごとに(=回ごとに)キャラが大幅に変わって未だに定まらない、
既存のキャラは亀山ありきで生み出されていたので神戸では活きにくい(とりわけ伊丹など)、
亀山夫妻、官房長、たまきさんと主要キャストが出ていくばかりで新しく入ってこない、
後ろ盾となっていた官房長がいなくなり、特命係の存在の意義が希薄になったにも関わらず
特に存続の危機も起こらない・・・
などなど、取ってつけた相棒オタクの私には「ふううん、へえええ」な書き込みが多数。
やはり、マジオタには敵いませんなあ。

・・・ていうか、再放送を活用して取ってつけた相棒オタクのにわかで率直な感想として

・再放送しすぎなんじゃね?
・「どうせまた来年の今頃には再放送するだろ」って観ない層とかいないか?
・再放送しまくるから飽きられちゃうんじゃないのか?


というのは、いささか考えすぎでしょうかねえ。
細かいことが気になる、僕の悪いく(ry


今クールは他にクドカンドラマの「11人もいる!」を観ていただけに(面白かった~!)、
常識的な流れの斜め上をいく、超絶都合良い展開を予想(妄想?)するなら、

今シーズンは、震災とその復興が裏テーマなんだ!
絶望から希望へ、暗闇から光へと右肩上がりするのになぞらえて、
回を追うごとに、明るく楽しい展開へ進化していく仕組みなんだ!
年明けからは陣川も出てきて、コメディ路線が増えたりするんだ!
最終回くらいには神戸君も過去の偽証罪を乗り越えて、
新しい道を力強く切り開いて前に進むんだ!
世相を反映するのが相棒だから!相棒だから!


とか・・・・・・・・・・・・

このぐらいとまではいかないとしても、これに近い程度の上向き矢印が示されないと
視聴率低迷・行き詰まり感・「相棒飽きた」ムードを打開できないんじゃないか・・・と
何だか不安になってしまいます。

だからこその「ten=ピリオド」なのか。
再放送を観た日に本放送も観るせいか、水谷さんは以前よりやつれた印象を受けるし、
逆にミッチーは固太り?顔周りの筋肉が硬直しちゃってるように見える。
ストーリーやエピソードも、どこか既視感があったり。
ファンがこんなこと言うのも何ですが、みんな疲れているような現状、
いっそ、今シーズンが終わったら最低1年くらい、「相棒」はお休みにしては?
惰性でダラダラと続けて、キャストさんもスタッフさんもgdgdじゃ
観ているほうもやるせなくなってしまいます。

亀山時代の方が輝いて見えるのは、ある意味当然かもしれません。
なかなかヒットしない鬱憤こそあれど、
長く続いたことによる経年劣化、金属疲労、そういった苦しみは少なかった筈だから。

ちなみに亀山時代でいうとSeason6辺りが上述の状況に当たり、そのテコ入れとして
亀山卒業→神戸へと相棒交代、という措置がとられ、
庁内Sというスリリングな設定、ミッチー加入による女性ファン獲得などにより
話題性や視聴率が上がり、テコ入れが成功したわけですが、
3年経ってまた同じ、いやもっと深刻な、苦境に立たされているわけですな。

正直、これで「相棒交代でテコ入れ完了」だったら、
自分含め多くの人が「またか」って感想を持つでしょうし、
前回の相棒交代劇もふまえると、
相棒役は使い捨て?制作陣は、役者を何だと思っているの?
という不信感を、少なくとも私はこのドラマに対して抱くと思います。
でもミッチーは3年契約という噂を聞いたこともあります。
ていうか、この人の本業はシンガーソングライターだろうから、
ドラマに半年拘束が3年も4年も続くのは、きついのかも。
そんな自分は、俳優及川光博氏は結構好きですが、
歌い踊るミッチーは、大変申し訳ないんですが、生理的に無理・・・


・・・うーん。どうしたらいいんだろう。
別に「相棒」だけがドラマじゃないし、「相棒」がなきゃ死ぬわけでもないし。
けれど今まで好きだったものが廃れてしまうのは淋しいな、っていうやつです。

今回は基本、「今期の相棒」の話になりましたが、「今期が不調」なのは
「亀山こそ相棒、神戸はありえん」の反論とか「まあまあ」にはなりません。
次に書くときは、双方の面白いところを具体的に出して比較、とかになるかな?
それより先に、「絶望した!もはや相棒には絶望した!」という記事を
シーズン後に書く羽目になっちゃわないといいのですが・・・


ところで、再びスピンオフの噂がありますね。
相変わらず捜査一課の三馬鹿トリオや、暇課長、大小コンビ達が大好きですw
芹沢にやたら貫禄がついてきて、髪の分け方やイキり方がプチイタミン化してるのは
なんか意味あるのかな?三浦さんがそろそろ定年で、穴を埋めるべく気合入ってるの?
このところ捜一が特命化、イタミンが右京さん化する傾向も気になります。
なかなか出ないですが陣川や、元旦まで出ませんが大河内ラムネ監察官も好き。
(鑑識さんはスピンオフ済みだから除いた。前回、2徹させられるのは引き笑いした・・・
そして捜一は、イタミンの中の人=川原さんがスピンオフの誘いを蹴り続けてるとか。
まさか芹沢でスピンオフ?!)
特命の2人にちょっとガッカリ気味の昨今ですが、この人達はまだ観たい。

個人的な希望を言うなら、
暇課長と大小たちの暇な毎日、時々奥さんや息子さんに手を焼き、
たまに大活躍、そしてまたひまカップなゆるい日々をゆる~いタッチで観たい

けど映画化するようなノリじゃない気が激しくする(笑)
深夜枠ドラマで激しく観たい!
現実にありそうで、画にもなるのはやはり大河内監察官でしょうか。


ともかくも。
元旦からは、頼みますよ~「やっぱ面白い!」って胸張って言える相棒を!
そうしたら今度こそ、弟と大喧嘩してやるんだ・・・!
亀山とイタミンみたいに「うっせばーか、うっせばーか、チッ、チッ」ってwww

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プロフィール

燃える朝やけ

Author:燃える朝やけ
・音楽、映画、漫画・・・雑多な題材をとりあげ、レビューのような感想のような、「好きなものの話」をしています。音楽寄りの題材が多めかも。
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