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IPPONグランプリ感想(2012/4/7)優勝:千原ジュニア、準優勝:バカリズム「質の高いサバイバルレース、正面切ったバトルに燃えた!」

お台場で開催される華麗なる大喜利の宴、IPPONグランプリ今年もキターーーッ!
今回もリアルタイムでフル視聴です。
でも、今までの単純な法則では、バカリズムが勝つ→別の奴が勝つ、の繰り返しだったので
じゃあ今回はまたバカリズムか、4勝をきっかけに殿堂入りしてそろそろ松っちゃんの
立ち位置を継承したほうがいいんじゃないか、とかなんとか思ってもいて、
勝ってほしい設楽や若林はいないし、TV欄の面子は何だか地味だしどうしよう、
とか迷いながら結局2時間強がっつり観たんですが、

蓋を開けてみれば前例のないほどの大接戦
Aブロックはジュニア有吉でサドンデスにもつれ込み、
Bブロックは又吉がバカリズムにギリギリの所まで肉薄。
決勝に至っては、バカリズム2勝、ジュニア2勝、そして最後の最後に決まった優勝。
「前回のようにとっちらかったり、前々回のようにバカリズム無双だったらもう
観るのやめようかな」なんて考えていたのがいい意味で裏切られました。
ジュニアや有吉には何となく無冠の帝王でいてほしかったんですが
バカリズムマンネリになるのも・・・だったし、ジュニアの勝利は納得でした。
場の勢いを掴んでいたし。
そういや、有吉ってバカリズムやホリケンは散々プロレスモードで煽るのに、
ジュニアのことはこき下ろさないのな。そこがちょっとばかし不気味でした。

又吉が強くなりましたね。
そろそろ、チャンピオン候補に入ってきていい頃合いになったんじゃないでしょうか。
あんまり若手が勝っても違和感があるかな?という印象も観る前はあったんですけど、
「世界は言葉でできている」なんかを思い出しても、若林、そして又吉は
そう遠くないうちに勝っちゃっても悪くないんじゃないかなぁと感じました。
一方、チャンプ経験者の小木に期待していたんですが、今回はそこそこ止まり。
初めに招待状が来た時に出る予定だった矢作と、いよいよバトンタッチしてみて欲しいような。
そして、「地味」だと思ってた面子が予想の他やりおる。
Aブロック、ジュニアや有吉を破ってずん飯尾が決勝に行っちゃうんじゃないかって
いうくらいの、三つ巴の接戦になったりしていたし、全員がそれなりに得点を重ねていたし。

ノブコブ吉村は期待を裏切らずうるせえ、そしてできない子(笑)
松っちゃんに「マネージャーさん、彼に睡眠導入剤を」とまで言われちゃった。
以前のハリセン春菜状態でしたね。あれは可哀想になってきたというか、
どうしてはるかじゃなく春菜なのか、色々不可思議でもあった。
でもこういうムードメーカー役もTV番組的には必要ですかね。
日村も一応ムードメーカー扱いだったと思うけれど、実はちゃんとできるところが
前回のアンガ田中と被って見えました。
南海山ちゃんは「そこそこやるだろうが、そこそこ以上は行かないだろう」と
予想させ、結果もやっぱりそこそこ以上でも以下でもない感じが、前回の徳井ポジションか。

問題もいろいろ出てきましたね、ガガ様とか。
一緒に考えたり、さんざん大笑いさせてもらったんですが、なかでも強烈だったのが
「放送コードギリギリの芸名を考えろ」というもの。
実際に「玉袋筋太郎」という放送コードギリギリの芸人さんが居ますもんねぇ、
私はそれ以上にインパクトあるギリギリの芸名なんか思い付きませんでした。
Bブロックはそこでバカリズムと又吉の差が決定的になったんですが、
下ネタの加減がわからず「やっぱりね」な又吉に対し、バカリズムはぽんぽん出してくる、
「つんこ♂」だの(笑)
以前、バカリズムのコントライヴDVDを観た時、「エロビデオを家で観て、ついつい
イチモツをビデオの入り口に挿入したら、抜けなくなっちゃって、電気店に
相談の電話をかける」というしょうもないコントがあって、その時は驚いたんですが
このような側面もあるのだなぁという耐性はそこで付きました。
でも又吉が放送できないところまで言っちゃうのは耐性がまったくなくて、衝撃でした。
両隣で小木や山ちゃんが放送不能なゲスいネタを言うのは全然違和感ないんだけど(笑)
前々日に観た「アメトーーク!」の「女の子苦手芸人」の会が生々しくリフレインしました。
バカリズムといい、又吉といい、「性欲の塊」ってみんなで言っていたんですが、
「うわぁ・・・本当だ」とこれでもかというほど実感させられました。
とりあえず、放送禁止ネタを発した3人が実際何と言っていたか気になります(笑)

今まで深く考えたことがない部分だったんですが、なぜIPPON「グランプリ」なのか
今回の放送を観ていたらすごく合点がいってしまいました。
単にM-1になぞらえたんだろうと思っていたけれど、よく見たら「GRAND-PRIX」って
書いてあって、これはF1中継と同じ演出だったので「もしや!」と気づくきっかけに。
F1グランプリを放映している局、エンターテイメント性の高い賞レース、
しかも進行役のアミーゴはF1中継経験者。あの煽り方やテンポは、正にF1中継のそれです。
エンケンさんがオープニングの最後に「IPPONグランプリ」とナレーションするのは、
F1中継のオープニングの最後にいつも入る「F1 GRAND-PRIX!」というナレーションに
なぞらえているのでは。
そしてどちらも、テクニックの巧拙に加えて、駆け引き、勢い、勝負強さがとても大事。
接戦のバトルはサイドバイサイド、IPPONは鮮やかなオーバーテイク。
今回が大接戦で、固唾を呑んで見入ってしまうだけのスピード感があったので
余計にそういうことを感じたのですが、
「そうか、これはレースなんだな」と、今更ながら妙に納得して一人頷いていました。
宿命のライバルによる熾烈なタイトル争い。
アミーゴがF1中継していた時代のF1ドライバーで例えるなら、
まるで00年のミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハーのようでした。
バカリズムはさながらハッキネン(連勝してんだしそろそろいいだろ、いい奴そうだけど)、
ジュニアはシューマッハー(実力は分かるけど、ダーティなイメージで好き嫌いが割れる)。
スポーツ選手に「勉強になった、負けずに頑張ろうと思う」なんて言わせてしまうあたり
やっぱりスポーツに通じるものがあるんだろうと。

F1例えはここらで置いておくとしても、本当に
ものすごく質の高いサバイバルレース、正面切ったバトルを堪能することができました
このところダラけかけていたムードを一気に変えてくれる、当たり回でした。
無冠の帝王ジュニアが遂に初戴冠、バカリズム無双神話の崩壊、実力派の活躍、若手の成長。
ここに来ていよいよもって、先が読めない、次がますます楽しみなレースになるとは。
エキサイティングな言葉のバトル、次回の開催が今から待ち遠しいです。


<2012/11/6追記>
本記事をIPPONグランプリ様にリンクして頂きました。
IPPONグランプリ感想文集-ブログアンソロジー-」という項で紹介されています。
稚拙な文章ですが、管理人様、読んでくださった全ての方に感謝を申し上げます。
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