2017-04

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相棒 その8:Season11-1感想「期待以上の見応えがうれしい!青くて尖った"坊っちゃん"相棒の誕生と、右京さんの不気味な企み」

前Seasonみたいにgdgdだったら観るのやめようと思っていた相棒 Season11
右京さん水谷豊さん)とは親子ほども年の差がある、成宮寛貴さんの新・相棒。
「倍ほどの年齢の相棒だなんて?!設定に無理がないか?苦し紛れ??」
悪い方に想像が膨らむ一方で、成宮さんは私と同い年で、ものすごく一方的ながら
同世代として頑張って欲しいと応援したい心境もあり、なんとも複雑な気持ちで
Season11初回放送を待っていたものです。

それが蓋をあけてみればかなりの好感触!2時間があっという間でした。
アクション要素もあって画的にも見応えがありました。
新・相棒、甲斐亨=略称カイト君の人物像もオープニング10分+αで
がっつり掴めて、きっちりインパクトが残り、次回に自ずと期待が湧きます。
投げ出さないで観て良かった!
・・・といって、前Seasonみたいに初回と最終回だけ面白くて後はgdgdとかだったら
さすがにキレちゃうかも。頼みますよ、次もその次も、バトンを繋いでください・・・

昨日の初回を観て感じたことを、大きく幾つかの要点にわけながら書いてみます。


☆新しい相棒はどんな奴?
今回一番に重きをおかれ、神戸君に比べてかなり丁寧に描かれていた最重要ポイント。
最初の10分くらいを観てると別のドラマを観てるようでしたが、甲斐亨=カイト君の
人となりが魅力も弱点もはっきり描かれて、入り込みやすく感じました。
神戸君の場合、こういったキャラ付けがはっきりしないために、脚本家さんによって
キャラがブレたり深く描きにくくなり、ドラマの登場人物としては支離滅裂になったり
空気になっちゃっていたりしたので、その点をカイトではクリアできた感じ。

・え?略すの?
「甲斐亨」略して「カイト」?しかも右京さんまで「カイト君」って呼ぶの?
イマドキの若者って表現なんですかね。
どっちかというと「かおる」「たける」に続いて「とおる」の縛りのほうが気になった
ものでしたが。しかもフルネームだと、「か」で始まり「る」で終わる。
そして段々短くなっている(亀山薫7字、神戸尊6字、甲斐亨5字)。次はもうない?
ヒマ課の皆さんやカイト父関係者みたいに「坊っちゃん」のほうが絶妙でいいような。
あ、これは今後イタミン達が陰で日向で蔑称として呼ぶのか(笑)

・年上と思しき彼女がいて、普段は料理を作ったり足裏マッサージをしたりと甲斐甲斐しく
尽くす一方、事件~隠蔽に巻き込まれてテンパったら「バーカ」と八つ当たりしたり。
なんか亀山と美和子みたい。でも残念なのは、現時点ではこの彼女に美和子級の魅力を
感じられなかったこと。キャラが薄いというか、可愛げが足りないというか。
正直あまり可愛くもないし・・・まぁ好みの問題ですかね。
私が個人的に鈴木砂羽さんを好きなだけなのか。
後はいきなり「事後」の姿で二人が登場したこと。友達カップルみたいだった亀山夫妻と違い
ここはちょっぴり性愛強めの姉さん女房カップルといったところか。

・父親は警察庁次長 警視監甲斐峯秋石坂浩二さん)で、親子仲はかなり冷え切って
父親の存在はカイトの重圧。「パパの七光り」は禁句!
ヒマカたちが揶揄したり、お父さん関係の方々(今回の事件の関係者達)が親しみを込めて
呼んでいた「坊っちゃん」は言わずもがなここから。
カイトは父親のコネに頼らず、自力で所轄の刑事になった、ところで急な特命行きに。
実家が坊っちゃんなのは亀山似で、モヤモヤ屈折して育ってそうなのは神戸似の印象。
なぜあんなに不仲なのか、カイトに警察を辞めて欲しがっているのはなぜなのか、
このお父さんとの関係は何だか訳ありげで、今後の展開が気になりますね。
それにしても、「おとといきやがれ!」って、カイトはまた随分古風な捨て台詞を・・・

・絶対音感で銃声を聞き分けられたり、右京さんからの唐突な電話に混じった音声で
花の里を突き止めたり、鋭い観察眼をもっていたりと、何気にスペックが高い。
これもありあの右京さんが、「即席コンビ」結成で事件解決にあたった今回、即座に
カイトを相棒として認めた。でも、本当はお父さんの事(後述)が絡んでいるのでは?
一見、亀山的な種類の能力だけど、絶対音感は幼い頃ピアノを習わされた経験から
身についたものだったりして、天才に見える努力家。御曹司は大変ですな。

・犯人に頭突きをかまして大暴れ!右京さんが力ずくでナイスセーブ!するも、
「もうしない」とのフェイントで再びアタック!またも右京さんにセーブされて
小学生みたいに、ドアの外に立たされ、取調中に一人で立ちんぼする羽目に・・・
あれまあずいぶんと荒々しい御曹司。で、それを先生みたいに窘める右京さん。
なんか面白いもの見ました(笑)

・正義感が強くて、曲がったことが大嫌い。相手が上司でも先輩でも知り合いでも
お構いなしに噛みつき、問い詰め、ときに殴りかかる(上述)。
右京さんのような原理主義的正義とも、神戸君のような臨機応変的な正義とも違う。
亀山のそれに似ているような気がする。ただ、亀山はさすがにもう少し空気は読んだ
筈だったので、そこら辺がやっぱり坊っちゃんなのか、若さゆえか。
まあ、まだ確立していないというのが一番的確なのか。


☆警察庁とのパワーゲームの強力な切り札?
前述したように、カイトのお父さん・甲斐峯秋は警察庁次長 警視監。これは
「警察庁№2のポストで警視庁含む全国の警察組織を指揮監督する」ものだそうで。
そんなお父さんは、今回の事件で右京さんの敏腕ぶりを高くかって、突然の右京さんの
「あの子がほしい」ならぬ「貴方の子がほしい」のかごめかごめに乗っちゃった。
そこで思い出すのが、最後に大河内ラムネと右京さんとのサシ飲みの会話中のみ登場した
神戸君と、その傍にいるであろう長谷川のオッサンと、つかず離れずでいるであろう
雛子の存在。(但し雛子は、中の人=木村佳乃さんがママになり、クリーンなイメージを
つけたい印象を最近の出演作から受ける。雛子も軟化したり、卒業したりするのか・・・?)
思い返せばSeason tenの最終回で、長谷川は神戸という持ち札を右京さんから奪って
警察庁長官官房付」という長谷川に近いところに持ってきましたっけ。
そこで今度は右京さんが、警察庁No.2の持ち札を思いっきり奪ってやったように
カイトかごめかごめ劇の時に感じられたんですよね。
神戸が「腰を抜かして」驚いたのも、大河内がわざわざ右京さんを飲みに誘ったのも
その辺りに驚いたり、真意を探りたかったからなのだろうか、などとも。

最初は思いつきか、息子のような情からか、カイトに亀山の名残を見たのか、と
いうふうにも考えたんですけども。それらもありながらかもしれないけれども。
右京さん、たまきさんとの間に子どもいないようだったし。
ただ「相棒」シリーズが始まった当初の「奇人」の頃とは違って、昨今の右京さんは
ちょっとした演技や駆け引きなんて必要あらば辞さないですよね。
だから、カイトを思いつきで気に入ったように振る舞って、腹の中ではそういう
パワーゲームを有利にもっていこうという思惑で、カイトに対しても峯秋に対しても
華麗な演技をこなしてるようにちょっと思えて。
で、そうしているうちに右京さんの方に、カイトに対して本当の情が芽生える、
今までの亀山や神戸とは逆パターンで、というのはどうだろうと考えたんです。
どうでしょうか。これは深読みのしすぎ?みんなが思っている事?

この夏に来たばかりの峯秋が今のような背景を知っているかは何ともいえませんが
神戸、大河内、そして長谷川、その辺りは知らないはずもなく。
長谷川が黙っているとは思えません。きっとまた何か仕掛けてくるはず。
長谷川、いつ出るか?そこに神戸(や雛子)もいるのか?
右京さんと長谷川のチェスはまだまだこれから。ゾクゾクしますね。
ただ当のカイトは知るよしもなく、じきに右京VS長谷川の構図をカイトが知ったら
右京さんの真意とは関係なく、カイトは右京さんの意図を、今書いた推論のような
解釈や推察をしてしまいそう。
そのときにどんなぶつかり合いが繰り広げられ、そしてどうやって関係を修復するか
ここも個人的に今後のみどころとして楽しみです。


☆今回の事件
舞台は香港の日本領事館。何かあったら日本も中国も手を出せない。
事実上の「独立国」のような存在で、総領事はいわば絶対君主。
カイトにとっての兄貴分、根津に誘われて、カイトが独立国に足を踏み入れると、
銃の暴発とみられる死亡事故が。しかし、国の誰もがその事実を隠蔽しようとし、
死亡証明書に偽りを書き、根津は膝をついてカイトに隠蔽を頼み込む。
そのことで悶々としているところで右京さんと「運命の出会い」を果たす。
カイトにやたらと話しかける「野次馬根性丸出しの変な奴」、右京さんは
事件が「病死」と扱われていることに納得がいかないカイトの話を聞いて
唐突に、一緒に香港へ行かないかと誘いをかけ、思わぬ事実が白日に曝される・・・

カイトの兄貴分・根津がブラック化していたのはとても面白く、
総領事・小日向や、暴発事故で亡くなった女の夫である三井などとの
ドロドロ権力闘争で最後までやりきったほうが良かったのでは。
「小日向の奥さんと根津がデキてました」と言われた途端に、なんかちょっと
安っぽくなっちゃったような。
右京さんとカイトである種の意気投合をし、真実を、犯人を追いかける過程が
とてもスリリングでスピード感があっただけに、最後に一気に減速・・・
まぁでも、この手の事件だと「警察には手を出せません、警察は手を出しては
いけません」「どうして!法の無力と矛盾!」という結末になりやすいなかで
ちゃんと犯人が捕まってくれてスッキリとホッ。

信用していた「身内」がすっかり汚れてしまっていたことを知ったカイト。
彼の正義や倫理観にはどんな影響があるのでしょう。
お父さんとの関係がああな辺り、今更さしてショックでもないのでしょうか。
でも基本、挫折知らずの「坊っちゃん」だから、現時点で無鉄砲な性格のような。
亀山のように、時に彼女に甘えながら、概ねまっすぐ受け止めて進んでいくのか。
神戸のように、素知らぬ振りして、陰でダメージを堪えきれず煩悶するのか。
カイトは刑事としてはひよっ子で、人としてもまだまだ若く、真っ白な画用紙の状態。
人として刑事として、カイトは特命でどんなふうに育っていくんでしょうね。

ところで今回、右京さんが大の問題発言をしましたね。
「被疑者を問い詰めて、いたぶるのが好き」という趣旨の!
まさかの右京さんS宣言です。
みんな、「変人」「しつこい」とは常識レベルで分かっているけれど
それがサディズムだったとは・・・?!
まぁよくよく思い返してみれば右京さんの言動はMの人ではまずあり得ない
理屈攻撃と神経攻撃の繰り返しですから、言われてみれば「ああなるほど」なんですが
なんか事件より重篤な「事件」が起きちゃったような(笑)


☆いつもの皆さん
・カイトが来るまで、ヒマカことみんなの角田課長が、事実上の相棒というか
お手伝いをさせられていた様子で、それを大木・小松が右京さんに抗議する。
・角田課長と大小の3人で、特命に来るカイトについてコソコソ(このときに
「あいつを何と呼ぶか」「そりゃ、おめえ、坊っちゃんだろ」というやりとりが)。
大小が大活躍!大小づてに聞くヒマカの姿というものも面白い。
それだけいいように言っておいて、いざカイトが来たら、途端にカタコトに。
この小物っぷりが庶民にとってはたいへん愛おしいのです。

・開始50分、噂の男・イタミンが登場!相変わらず般若のような形相。
芹沢が小綺麗になった、これはあの彼女と結婚したフラグ?三浦さんは若返った?
そして、そこに米沢が加わり、やりとりは完全に「裏・相棒」然としたコント。
アッハッハッゆかいゆかい。
余談ですが、イタミン=伊丹のスピンオフ映画は、この「トリオ・ザ・捜一」で
作って欲しかった・・・田中圭君が嫌いな訳ではないんですが、イタミンの相棒は
三浦さんで、イタミンといえばトリオ・ザ・捜一であってほしいもので・・・
いや商業的に無理なのは重々分かっているんです。あの米沢でさえ、単独でなく
新しい相棒(相原=萩原聖人さん)が必要だったのだから。
さみしいけれど、何だかんだでスピンオフ映画「X DAY」も楽しみにしています。

内村刑事部長が上層部での話し合い(という名のたらい回し)に出ているために
またしても損な役回りを務める中園参事官
哀愁を誘うその腰巾着な仕事姿。でも、腰巾着だって続けていればいいことあるさ!
なんとなく前より、大勢の部下たちを率いる姿がキマってきた気がしましたよ?


オーケストラ調アレンジになったいつものテーマ曲をバックに、
手ぶらで豪雨に打たれるカイトと、傘をさして悠然と佇む右京さんの
ブルーを基調にしたオープニングは精悍でとっても決まっていますね。
この時点で、かなり「やった!」とガッツポーズものだったのですが、
2時間観て最後まで「いいぞいいぞ」が基本的に止まらないことに安堵しました。
期待半分懸念半分だっただけ、この新しいコンビが、思っていた以上に
絵になること、テンポも良いことに、安心するやら見入るやら。

半年つづくドラマは、作る側は当然ながら、観る側も結構骨が折れるんです。
そうまでして毎回のように時間通りにTVの前に鎮座するような、
昼間の再放送の録画まで使って全シリーズ制覇を目論むような、
ドラマにそこまで熱中したのは「相棒」シリーズがはじめて。
続くかぎりやっていただいて、その代わりいつでも質の良い作品を作る努力も
沢山していただいて・・・作り手の方々に願うのはそんなこと。
出逢えてありがとう」記事8つめにしてはじめて浮かんだ、あたりまえの言葉を
最後に綴って今回の記事をおしまいにします。
そのうち次に「相棒」の記事を書く時も、同じ気持ちを持てていたなら幸運です。
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テーマ:相棒 - ジャンル:テレビ・ラジオ

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小説の映画化:その1 絲山秋子『ばかもの』「素晴らしい物語と素晴らしい役者、演出との化学反応。絶望の果てで力強く煌めく希望」

今秋、幕を開ける「相棒 Season11」から、新・相棒役を務めることが決まった
成宮寛貴くんと、気づけばすっかり円熟した女優さんになった内田有紀さんの
W主演と二人の熱演で話題になった、映画「ばかもの」。

ばかもの [DVD]ばかもの [DVD]
(2011/06/03)
成宮寛貴、内田有紀 他

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既にDVD化され準新作扱いになっているので、観た人は多いと思いますが
この作品には同名の原作があるんです。

ばかもの (新潮文庫)ばかもの (新潮文庫)
(2010/09)
絲山 秋子

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私は本作の原作者で芥川賞作家の絲山秋子さんのファンなので、
どうしても原作を読んでからこの映画を観ることにしないと気が済まず、
結果、映画を観るのがちょっと遅れてしまい、ようやっといま感想を書けるわけです。

あらすじとしては、主人公の大学生「ヒデ」が年上で勝ち気な女性「額子」と出会って
激しく愛し合うも、2年後に額子が別の男性との結婚を理由に突然ヒデに別れを告げ、
ヒデは何とか大学を卒業し就職するも、重度のアルコール依存症に陥り、破滅へ。
リハビリ施設を出て、ひょんなことから額子と再会すると、額子は事故で左腕を失い
そのことをきっかけに離婚して、山中の静かな村でささやかな一人暮らしを営んでいた。
壊れた男と失った女は戦慄の再会を果たし、そしてやがてもう一度愛を育み、
ふたりなりのやり方で今度は永遠の未来に向かって歩き出す・・・といったものです。
(ネタバレですが、文庫本の裏表紙にこのくらいのことは書いてあるので)

映画はかなり小説に忠実なストーリーで、あまり大きな違いはありませんが、
やはり「小説にしかできないこと」「映画にしかできないこと」があるわけで
小説の良い所を最大限活かしながら、映画ならではの魅力的な演出が加わって
感動的かつ感情移入しやすい名作
になっています。
小説と映画の相違点や名シーンをピックアップして、双方の魅力を見つめてみましょう。


<相違点>

映画は、ヒデ(と額子)の、1999年から2009年にかけた「10年の物語」だが
小説は特にそういった括りはない。もう少し長い

映画公式サイトによると、金子修介監督は成宮くんに「男の10年の演じ分けを5段階にしたい」と
説明したのだそう。映画を観ると、無垢な少年から自立した大人へ、見事な演じ分けを堪能できる。
映画より小説のほうが時間の経過が長いと分かるのは、最後の、ヒデと同級生のネユキの年齢が
登場する場面(後述)より。

冒頭は、額子が「やりゃーいーんだろー、やりゃー」と服を脱ぎはじめる(小説)、
小説にもヒデのモノローグで登場する、額子との不意の出逢いとデートと・・・(映画)

小説では「餃子」「オオスカシバ」などのキーフレーズが章を支配する文学的な流れ。
映画は出来事が順序通りに進んでゆく、わかりやすさ重視の流れ。
因みに、額子とヒデが映画を観るシーンでは、小説ではゴダールなのに対し、映画では
ポルノ映画で、どちらも違う意味でヒデが面食らう。

小説のみに登場する『想像上の人物』
これを映画化したら、CGになるの?と危惧していた場面だが、映画では登場しなかった。
実在しない、ヒデの妄想のような女性で、額子に性的悪戯をされてフられた哀れなヒデを
救い出したり、年月を経て額子と対峙するときに額子に重なって映る、小説での重要人物。
絲山作品に時々登場する幻想的なモチーフの典型(他には「海の仙人」の「神様」など)
だけど、ちょっと抽象的なエピソードだしややこしくなるので、映画には不要か。

ネユキこと山根ゆきは引きこもりではなく「元引きこもり」で普通にクラスメート
小説では大学に全然来なくて、自身を「眠り病」と呼んでいるネユキだが、
映画では普通にヒデの隣によく座っており、友人の加藤にひやかされている。
因みに、加藤のガールフレンド(後の妻)は、小説では合コンで出会った短大生だが、
映画では大学の同級生で、ヒデやネユキと一緒に4人で座っていたりする。

ネユキのイエス愛聴や作品を貫徹する「ラウンドアバウト」のモチーフはなくなり、代わりに
モー娘。、ポルノグラフィティ、島谷ひとみ、オバマ大統領など、時々の時事ネタが登場

残念だったが映画を観る層を考えれば仕方ない。現代の女子大生が「イエスしか聴かない」のは
小説でも少し無理を感じなくもなかった、イエス好きとしては嬉しいことこの上ない設定だったが。
ラウンドアバウト」の歌詞に出てくる「僕は迂回するだろう、僕は君を忘れないだろう」は
小説で大事なモチーフとして何度か出てくるので「いいのかな?」と思ったけれど
やはりこれも小説だからこそ活きる。映画にあると多分蛇足だっただろう。
絲山作品ではこのような古めの音楽ネタ(クリムゾンだったり、ストーンズだったり)が
よくモチーフとなり、そこも好きな理由なのだが、ちょっとマニアックすぎるのか。
時事ネタは、少し重たい物語が繰り広げられる映画を、キャッチーにしてくれたと感じた。
時間の経過(ヒデの10年の物語)も分かりやすくなるし。
なかでも、ヒデが働く家電量販店で、TVにテツandトモのビデオが流れていて笑った。

映画では、所々でヒデによるなんちゃって俳句が詠まれる
小説には当然ないエピソード。ちゃらけた雰囲気にしたかったのだろうが、蛇足のような。

翔子は小説では加藤の婚約者の「友人」で、映画では「高校の先輩」
「翔子」とあるとどうしてもしょこたんを思い浮かべてしまって小説では困った(笑)。
もちろん、その手の女性ではなく、慎ましいタイプ(小説も映画もこの像は同じ)。
ヒデが額子と別れた後、結婚を前提に2年ほど付き合った女性。ヒデのアル中が原因で破局。
小説では翔子が両親の元へヒデを紹介しに行っている(が、断られている)が、映画では
このシーンがなく、逆に翔子の机上に「ゼクシィ」系の雑誌が置いてあってヒデが困惑する。
小説ではその間にヒデにモテキが到来する(ヒデの方がその気になれず、長続きしない)が
映画ではそういった描写はなく、額子の次の彼女が翔子だと思われる。

「少し前に閉鎖された高崎競馬場」の変わり果てた街並みに「よそ者だ!」と憤る
幻想のようなシーンがない

ヒデの疎外感を象徴する、小説にあるエピソード。しかし気がつくと元の街並みに
戻っていて、映画と同じように酒を買ってベンチに横たわって酔っぱらって寝ている。
高崎競馬場の名残のある街並みは新興住宅街に取って代わられていて、人間くさい匂いがなく
「悩みのある人間はここにはいない。ここに不幸はない。ここに死はない」と
田舎にあった人間らしさの喪失と都会の無機質さをえぐり出した、ヒデの激しいモノローグ。
但し、映画はヒデと額子のラブストーリーがメインなので、このテーマまで盛り込むと
さすがにあっぷあっぷか。

小説で小出しになっていたエピソード「姉の結婚式で泥酔して、式を台無しにする」が
映画では大きめの出来事として取りあげられ、これが原因で父はヒデを勘当する

小説では、語り手のヒデが男性主人公ということもあって、家族関係は常に貶しがちで、
照れ隠しのように綴られる(但し、両親の大切さを良く分かってもいる)が、
映画ではどっしりとした演技のできる俳優さんを父母姉に起用して、家族関係、家族の絆を
密に描いている。後述するように、家族関係の映画オリジナルエピソードもある。
勘当自体は小説でもあるが、特定の事件がきっかけというより、日頃のアル中が原因と
推測される。

ネユキは宗教団体の幹部で捕まる側(小説)なのが、映画だと殺される側
ヒデが額子と再会して、通い愛生活を送っている、終盤に近いタイミングのエピソード。
この転換は結構大きいと思ったが、映画でネユキを演じている女優(中村ゆりさん)の
儚いイメージに近づけたのかもしれない。
ネユキの年齢が登場するのはこのシーン。事件がTVで報道されている。

ヒデは、リハビリ施設退院後に務めていたアルバイト先のラーメン屋の職を失うが、
小説では店の倒産が原因で解雇されるのが、映画では自ら退職する

この後、ヒデは額子と暮らすことを小説でも映画でも決意するのだが、
映画の設定(自発的な退職)の方が、ヒデの意志がより強く感じられる。
小説の設定は自然な展開ではあるが、失職しなかったら「額子と暮らす」という選択を
なかなかしないようにも思える。ヒデは仕事にやり甲斐を感じて働いていたので。

映画のみに登場する、ヒデが家族に直談判して額子との交際の許しを乞うシーン
父母姉は「もうあんな思いはしたくない」「あの女は悪魔」とまで言う。
つまり映画では、ヒデがアルコール依存症に陥った原因は額子との破局だと断定している、
少なくともヒデの家族は。しかし小説では再会後のヒデと額子の恋愛についてとりたてて
干渉する場面はなく、アルコール依存症に陥った原因は、額子とのこともあるけれど、
「行き場のない思い」に起因し、その「行き場のない思い」は現在でも消えないとヒデが
モノローグで述べている。小説は、ラブストーリーだけでなく、行き場のない若者世代、
喪失や絶望を経て社会のレールを外れた人間たちの、疎外感や不安、そして可能性の模索が、
裏テーマとしてあるように思う。


<出色のシーン、エピソード>

童貞の19歳から自立の29歳までの、ヒデの顕著な成長
前述したが、全部全然違うヒデがいる。見た目や口調まですっかり変わっている。
成宮くんの演技力にとにかく舌を巻く。

額子が可愛い
小説の額子は、口は悪いわ、ガサツだわで、はっきり言って可愛げがなかなか感じられない。
しかし内田さんが演じたことで、強気だけど可愛げもあり、ときに弱さもある女性として
とても魅力的な額子が誕生したように感じた。
数々のはすっぱな台詞をどうするのかとソワソワしていたが、全部ばっちり決まっていた。
再会したときの総白髪姿にはやはりはじめ驚かされたが、次第に自然に見えてきた。
小説にはないシーンだが、ヒデと口論になった末、額子が子どものように膝をかかえて
泣きじゃくってしまう場面がある。この落差も、思わず見入ってしまった。

美しい濡れ場
絲山作品を読んでいると、異性や性行為に抵抗や嫌悪感やトラウマでもあるのかと
感じてしまうほど、どうも性行為のシーンが汚いのが気に掛かる。悪い事でもしているような。
片想いやプラトニックな関係はあんなに美しいのに。
主役級の女性に、必要以上にガサツな言動(特に口調)が多いのも気になるのだが。
映画ではそこを克服している。美しく、思い切りエロティックだ。
小説に欠けているものを映画が補完しているので、小説だけ読んだ人も、是非、
この映画の方も観てほしいと思う。

家族の絆の強調
アルコールに溺れるヒデを横目に、お酒の瓶を片付けながら泣く母、
ヒデが交通事故を起こして事情聴取を受ける際、震える父、
額子とやり直したいとヒデから直談判を受けた時に泣きながら激怒する姉。
小説でもエピソードが軽く紹介されていたが、映画では家族の側の気持ちが、
映像になること、具体的な仕草になることで、はっきり現れており、
少しさめた印象のある小説と比べ、より多くの人の共感や感動を呼びそうな演出だ。

都会にはないもの・・・高崎、片品という桃源郷
原作者の絲山秋子さんは東京出身ながら、群馬県高崎市に引っ越したのだそうで、
本作の舞台が高崎なのはそれに起因する。
「景色がとても美しい」「山はどこからでも見えるし、山の向こうのことは考えなくても良い」
「人が気さくだがべたべたしていなくて、人間関係の距離感がちょうど良い」とは、絲山さんが
高崎について聞かれた時の回答。
片品については、「県の北東の端で、美しい場所。そこはある意味行き止まりであり、
行き止まりには楽園があるというニュアンスを込めた」とのこと。
更に「群馬の女性は喋りはきついが、情が厚く魅力的」なため、額子という
強烈なキャラクターを生み出すには群馬県が舞台であるのは必然だったそう。
小説でも、映画でも、高崎や片品の自然の美しさ、近すぎず遠すぎない人間関係、
都会すぎない環境、額子の母など情が厚い人間たちにたくさん出逢い、ふれることができる。
高崎が舞台だったから、ラストシーンが片品だったから、成立する作品。

壊れた男と失った女。絶望の果て、社会の片隅の男女の、可能性の物語
自分が読んだことがある絲山作品で、本作ほどハッピーエンドに着地した作品はなかったので
ラストには驚いてしまった。もちろん、嬉しい驚きだ。
拗ねた男や女が最初から最後まで拗ねたままという話が多かったこれまでの作品から
一歩抜け出したのだと感じた。
絲山さんと金子監督との間では「がんばって生きてみるのも悪くない、と心が強くなれる映画」
にしたいという方向性で最初から一致していたのだそう。
その想いはしっかり作品に結実しているように感じた。とりわけラストシーン。
小説でも、映画でも、台詞も映像も極上だ。


素晴らしい物語に素晴らしい役者さんや演出がかけ合わされ、化学反応が起きて
見応えある映画が出来た
ことが、原作ファンとして本当に嬉しいです。
漫画や小説の映画化にはガッカリさせられることが少なくないのに、「いい映画だった」と
満点に近い点数を付けられる作品に出逢えて良かったと思います。
そして、新企画「小説×映画」の記念すべき第一回を、このような傑作で始められたことは
もはや奇蹟に近いものを感じます。
いざ映画のDVDを観るまで、どっちに転ぶか、全くわからなかったから。



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Author:燃える朝やけ
・音楽、映画、漫画・・・雑多な題材をとりあげ、レビューのような感想のような、「好きなものの話」をしています。音楽寄りの題材が多めかも。
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