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ざっくりテレビライフ:その4 週末の夜、少し話そうよ(A-Studio、心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU、アシタスイッチ~MY TIME TO SHINE~)

花の金曜夜、お気楽の土曜夜、どんよりの日曜夜・・・週末夜でも随分違いますが
日付が変わる少し前の30分、まったりしたいい話を聞いて、ちょっと楽しい気持ちに
なれそうな番組の話をしてみましょう。


A-Studio(金曜夜23:00 - 23:30、TBS)
笑福亭鶴瓶さんとゲストがトーク。「つるべスタジオ」でもいいんじゃ?と思いきや、
「今、旬や注目の人物「Actor(俳優)」、「Actress(女優)」、「Artist(芸術家・アーティスト)」、
「Athlete(運動選手・アスリート)」に笑福亭鶴瓶がゲストの素顔に迫る」というコンセプトから、
タイトルの“A”が取られているそうで。
放送開始時から軒並み高視聴率をキープしている番組だとか。
面白い理由は何と言っても、あれだけ忙しいはずの鶴瓶さんが自らゲストへの取材に赴き、
ゲストが知らないところでかなり親しい人物にまで直接インタビュー取材をしている
こと。
MCが直接足を運んだからこそ話せる突っ込んだ質問&ぶっちゃけたトークが軽妙です。
通常のトーク番組は、出演者への事前アンケートをかなり(20項目ほどの質問が書かれた
アンケート用紙を3、4枚書かされるなど)行うそうで、そこに疑問をもった鶴瓶さんが
「事前アンケートを行わないかわりに、時間がかかっても自ら取材する」と決めたため
番組内で出てくる質問も予想外。
「汗をかいている人が明確であること」とは、放送作家を務める鈴木おさむさんが
番組が成功した理由の1つを挙げた言葉ですが、この言葉通り、ゲストは毎回ヒヤヒヤ、ビックリ。
身近な人物に取材を行っていても、「ゲストが収録日を迎えるまで、
取材を受けた事を公言してはいけない」というルールがあり、ゲストは心底驚いてしまうわけです。

もう一つの見どころは番組最後。鶴瓶さんがゲストについて、1人締めのコメントを言い、
それをゲストがセット裏で聴いている場面が毎回登場します。
このコメントが絶妙で、例えば映画「モテキ」の宣伝で登場した森山未來くんに対して
「セカチューのブレイクで舞い上がらず、地に足を付けた活動を続けてきたから
現在がある」という言葉はまさに「そうか!」と納得。
寺脇康文さんに対しては「舞台の先輩は三宅裕司さんで、ドラマの先輩は水谷豊さん。
それぞれの分野で先輩に恵まれた」。丁度「相棒」交代劇の真相や、三宅さんの劇団を辞めて
岸谷五朗さんと二人で劇団を立ち上げた際のいざこざなど突っ込んだ話が繰り広げられて、
「いろいろ、あったんだなぁ」としみじみしていた時に来た締めがこの言葉。
真に迫る締めのコメントは、「鶴瓶さん自身が足で稼いだ生の情報とトーク」から。
わははと笑って、へぇぇと驚いて、最後に「うまい!」と合点の30分。


心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU(土曜夜23:00 - 23:30、日テレ)
2012年度の現在、加藤浩次さん&大東駿介くん&木南晴夏ちゃんの3人がMCを務め
様々なゲストとトーク、時に大東くんや木南ちゃんへの無茶ぶりやチャレンジを経て
後半はゲストと一緒に「一般人のちょっといい話」を聴いて・・・と、
「後半部分要らないのでは?」「コンセプトがよくわからん」と思いながら観ている番組。
そこで調べてみたところ、独自のコンセプトがあるようです。
「先輩ゲスト」を迎え、トークによりゲストの「骨太」な生き様を学ぶのが趣旨で、
「イイ大人って、相当アツイ。」という相当アツいキャッチコピーがついています。
前半部分のトークは「ゲストの心ゆさぶる物事について」というテーマがあり、
後半部分は「心ゆさぶるトゥルーストーリー」と題した、「骨太」人間にまつわる
ドキュメンタリーVTRの鑑賞。最後はビール(中身は空)で乾杯して「反省会」。
もともとは男性タレントのレギュラーが5~6人いたそうで、
「若者が、骨太な大人達のゲストトークやドキュメンタリー鑑賞を通して、生き方を学ぶ」
が本来の目的としてあるのだろうと。
でもこれは調べないとよくわからないような。「トークバラエティになぜかドキュメンタリーが
くっついて邪魔している」というふうにどうしても映るのでは。
正直「もっとゲストの話を聴きたいよ!」と不満が残ることもしばしば。トークとドキュメンタリー
別々の番組にしては?と思うけれど、そうしたらドキュメンタリーを観なくなる人が多そうだし・・・。
確かにドキュメンタリー部分も「いい話」「骨太な生き様」なんですけどね。

ゲストが「教えてやるぜぇ~」というノリでやってくる理由は何となくわかりました(笑)。
以前GACKTさんが来た時、あのパーフェクトぶりは「負けず嫌い」「不器用」から来ていることは
「弟分に打ち明けてやるぜ」なのかもしれないし、
ベテランの役者さんが来た時は大東くんも木南ちゃんも役者というのもあって、より本格的な
レッスンの方法を伝授して、二人とも一生懸命トライしていたりしたし。
役者業にどれだけ参考になるかは分からないですが、この番組のナレーション担当TARAKOさん
などによる「ナレーションにチャレンジ!」はプロの業は凄いわ、二人はカミカミだわと。
このノリを更に突き詰めると「嵐にしやがれ」のアニキゲストになりそうですね。
観ている側はびっくり仰天、トライしている二人はいつも真剣勝負。
賑やかで、爽やかで、そしてアツくて骨太。フレッシュな30分ここにあり!



アシタスイッチ〜MY TIME TO SHINE〜(日曜夜23:30〜24:00、TBS)
実は前年度までやっていた、YOU&ARATA(現・井浦新)がMCの「ホンネ日和」の方が
まったりしていて何となく好きだったんですが、そろそろ現行のこちらにも慣れてきたので。
ファンケル一社提供だけあってオープニング映像からスタジオセットからとことん「キレイ系」。
ファンの方なら一目で分かるかと思いますがテーマソングは勿論Dreams Come TrueのCM曲
「MY TIME TO SHINE」と、結構直球。
「ゲストが二人でしっぽり対談」は「ホンネ日和」と同じですが、そこにプラスして、トーク後に
スタジオのMC+タレント2組で、「ゲストが話題にしていたテーマ」で感想や意見を言い合い
「明日に繋がるヒント」を探ろうとするのが特色。
ただまったりお喋りしているのをまったり観ているのではなく、「何か、そこから得るもの」を
はっきりさせようという狙いなのでしょう、少し緊張感があります。
毎回、著名人2組をゲストに迎えて「生きるためのヒント」「人生の本質」を探る
トークを展開する
という硬派なコンセプトで、NHK総合やEテレっぽいノリかも?

田辺誠一さんと中田有紀さんがMCで、セットがニュース風、二人もニュースキャスター風。
そして中田さんが左に座っていて・・・となると、無意識にビクビク、ソワソワしてくるのは
サラリーマンNEOを観てきた人をはじめ多くいるのでは。田辺さん、逃げてー!
しかし。実はこの「中田さん=Sキャラ」のイメージに、中田さん自身は少なからず困惑して
本来の普通の自分とのギャップに随分悩んできた
というエピソードが明らかに。
この「衝撃の告白(?)」は、及川光博さんと美輪明宏さんの対談で、及川さんが
「王子ミッチーと及川光博とのギャップ、違和感に苦しんだ」という経験を話したことがきっかけ。
考えてみれば誰にでも素の顔はあるし、公の場の極端な顔が素という人は殆どいないのでは。
中田さん、「ヤバイ!田辺さん、もれなく虐められるぞ!」って脊髄反射で思ってしまって
すみません・・・。但し田辺さんがNEOの生瀬勝久さん(=報道男さん)よりナヨっとしているから、
正直、そう思わないほうが難しいです(笑)
これがNEOの中だったら報さんなど問題にならないレベルで冷たくされるんだろうな・・・
おっと、また想像してしまった。失礼しました。
「情熱大陸」の後に続く30分は、明日からはじまるウィークデイを引き締まった気持ちで
前向きに迎えるための、トークを媒介とした自分磨きタイム。


気がつけば金、土、日、全ての週末の番組が出そろいました。当然これが全てではなくて
取りこぼしもありますが、少しずつノリが違うのは番組や局のカラーか曜日のせいか。
これらは毎回見続けているというわけではなく、興味のあるゲストが出ていたら
主に録画で、ほぼ欠かさず観ている番組という感じです。そして翌朝や夜の時間が空いた時に
再生して観る、と。番組の意図からは大きく外れてしまうのですが・・・
ゴールデンタイムにやっているバラエティは1時間2時間ダラダラと過ぎていってしまいそうで
ちょっと敬遠がちで、このくらいの短い番組を観ることが多いんですよね。
(好きなゲストが出ている時は「しゃべくり007」などを録画して観ることもある)
30分に、番組のカラーも、面白みも、ゲストの魅力も、楽しく前向きな気分も、
全部詰まっているのが、この手の番組が「丁度良くて」、また観たくなる理由
ですね。
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