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年末年始SP!ざっくり音楽映画ライフ:その1 ローリング・ストーンズ(ギミー・シェルター、ワン・プラス・ワン、ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男)
ストーンズ→ビートルズ→ジョン・レノン の順に、深夜に音楽映画を放送して
くれちゃいまして、もうすっかりHDがいっぱいです。
そこで、今回観た作品に以前観た作品の記憶も加えて、感想を交えながら
それぞれの映画をざっくり紹介してみようと思い立ち、ざっくりライフ化に。
年末年始の時間を利用して、ざくざくいきます!
SP第一弾はローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)です。
①ギミー・シェルター
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輸入盤ではこのようなジャケもあるらしい。かっこいい。
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1969年12月6日、米カリフォルニア州のオルタモント・スピードウェイで
ローリング・ストーンズをメインとするフリー・コンサートが行われる。
同年にはウッドストックも開催されており、「愛と平和」やヒッピー文化が広まって
ロック音楽やロックバンドは大きな理想や幻想を担うようになっていた。
ストーンズの米ツアーのハイライトに位置していたコンサート。他の会場でのライヴも
収録しつつ、フェス関係者の様子なども盛り込み、時間は確実にオルタモントへと流れる。
会場選びを巡るドタバタがあり、会場がオルタモントに決まったのは開催数日前。
警察が警備に対応できないなど明らかな準備不足が目立つ中、ストーンズ側は
警備にヘルス・エンジェルスという暴走族を雇って開催にこぎつけた。
ヘルス・エンジェルスは、罪のない客に暴力を振るったり、それをたしなめようとした
ジェファーソン・エアプレインのヴォーカリストを殴ってコンサートが一時中断したり。
客も暴力的になっており、ストーンズが会場に到着するや、ミックが客に殴られる。
ステージが始まっても、客同士の殴り合いが繰り返され、ミックやキースは怒りを露わに。
何とかステージを終えて会場を後にし、ロンドンの編集室で映像を見直すミックやチャーリー
の姿が挿入されるが、その時に彼らは会場で殺人が行われていたことを知る。
「アンダー・マイ・サム」の演奏中、拳銃を持って暴れる男を、ヘルス・エンジェルスの
メンバーがナイフで背中を刺し、袋叩きにしていたのだ。
事故死含め死者4人を出す、「愛と平和」どころか暴力にまみれた、最悪の結果に。
「愛と平和」の時代があったことは知っていたけれど、それはあまりに理想主義的で
脆さを感じており、本当にこんなものが長続きするものなのかと猜疑心を抱いていた。
しかしその終焉は予想の斜め上の呆気なさと残酷さ。
やるせない後味が残るが、この時代を知るうえでは観るべき映画だと思う。
人の業の深さ、気まぐれさを考えるためにも・・・
愛だけでは平和は訪れない。あまりに辛い、ストーンズ、そしてロックの挫折。
②ワン・プラス・ワン/悪魔を憐れむ歌
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あのジャン=リュック・ゴダール監督が撮影した、名曲「悪魔を憐れむ歌」
(Sympathy for the Devil)のセッション、そして社会運動にかかわる
ドキュメンタリーめいたフィクション部分。このふたつが交錯する映画。
社会運動にかかわる部分はシュールで、一つ一つのエピソードがどうも断片的で、
流れが正直よくわからない(苦笑)。なぜストーンズのセッションと絡めたのかも
その必然性などもどうもわからない。
一方、「悪魔を憐れむ歌」のセッションでは、ミックが主導権を握って、
キースがベースを弾いてアイデア出しをリードし(そのためにビルが手ぶらになり
パーカッションをやる羽目になる)、と、ミック&キースがバンドの主体になって
バンド結成時の中心人物だったブライアンの存在感が大変希薄になっている様子が
手に取るようにわかる。何をしているのか、ちゃんと起きているか?
曲の軽快さも手伝って何だか楽しげなセッションのうちに、バンド内の力関係が
はっきりと変化していくさまがよく見える、実は生々しいドキュメンタリー。
映像がとにかく綺麗でどことなくシュールなのは、流石ゴダール監督としか。
「悪魔を憐れむ歌」セッションを中心に、雰囲気で何となく観るのが良いのでは。
③ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男
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天才で狂人の元リーダー、ブライアン・ジョーンズの波乱の一生を辿る伝記ドラマ。
音楽性の相違やドラッグ中毒などによりメンバーの中で孤立したブライアンは、
田舎に移り住み、女たちと酒池肉林の日々を過ごしていた。
ある日、ブライアンの元をロード・マネージャーのトムが訪ねる。彼はブライアンの
監督役兼世話役として、建築業者のフランク・サラグッドを連れてきた。
初めは奔放で粗暴なブライアンの言動や退廃的な生活に辟易するフランクだったが、
次第にブライアン邸に通うことに快感を覚え、家にもなかなか帰らなくなっていく。
ドラッグも絡んで、ドロドロの人間関係。そこに足を踏み入れてしまったフランクは
いつしかブライアンに対し、ある思惑を抱くように。
そして運命の「あの日」が訪れる・・・
かなり史実をみっちりカバーしつつ、自殺説・事故死説・他殺説と複数ある死因に
他殺説をとり、サスペンスの風味も少しだけ加わった、史実と虚構の狭間の世界。
奔放で反抗的な十代の頃から、ミックやキースと出会ってストーンズを結成し
キースと二人で曲作りに励む様子、リーダーとしてストーンズを牽引する姿、
アルコールやドラッグに溺れてSMまがいのセックスや女性取っ替え引っ替えに
墜ち、恋人アニタがついていけなくなりキースを頼って離れていく一部始終など
史実と同等かそれ以上に生々しく「サイテー」なブライアンをあぶり出す。
アルコールやドラッグ、そして悪夢によってサイケに歪んだブライアンの暮らしに
巻き込まれていくフランクの姿もまたリアルで、抗えない強い磁力を感じる。
史実では17歳で学校を放校になった時点で2人の子どもがいたらしい。
その一方で、弱さや脆さを露わにし、フランクに甘えてすがるような面もある。
サイテーだけど放っておけない、けれど許してもおけない、魔性の男の生涯。
「何て奴だ!」と腹が立ちながらも、気がつけばフランクと一緒に
ブライアンの世界に引き込まれて、出られなくなってしまう。
ローリング・ストーンズの音楽はあんなに軽快なのに
ドキュメンタリー系を観てみるとなぜこんなに重たいんでしょう?
目が覚めるような希望や力強さに溢れていた「シャイン・ア・ライト」の記憶が嘘みたい。
ライヴしているストーンズと普段のストーンズにはかなりの表裏があるということ?
どこのバンドにだって表裏や重たい秘密はつきものだけど、
明るい音楽をやっているバンドほど、そのギャップが効いてくるのかもしれませんね。
ホント正に「転がる石」。
転がれば転がるほど、音楽も熟成されるってやつでしょうか。
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ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト「こんな風に歳をとるには今から何をすればいいのか、思わず逆算して考えてしまったライヴ!」
ミュージシャンを題材にした映画にも定評があるマーティン・スコセッシ監督が
あのローリング・ストーンズのライヴを映画にしちゃった!
大々的に宣伝されてたので、ご存じの方も多いと思いますが
ビートルズ好きながらストーンズも気になるこの頃、ようやっと観てみました、
「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」。
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ミック・ジャガーのこの堂々たる、余分な贅肉が全くない見事な体格に、大振りのポーズ。
本作の見所を、ジャケ一発で見事に表現してくれちゃってます。
「平均年齢63歳」(当時)のバンドとは思えない、実にイキイキしたライヴ。
観ていると元気が出てくるし、自分もこうしちゃおれないぞと
なんだか思わされてしまいます。
あぁ、こんなふうに格好良く歳をとりたい!
映画の始まりは、いわゆるメイキング。
このような大プロジェクトを遂行するのは、やはりとっても大変そうです。
エンドロールを見ると、撮影スタッフの多さに驚いてしまいますが
大がかりなセットを作るにも、演出を考えるにも、撮影ショットを探すにも
一筋縄ではいきません。
その上、当のストーンズはツアー中でなかなか連絡が取れないし、
ミックはいつまでたってもセットリストをくれないし(ぎりぎりまで悩んでます)、
「カメラがグルグル回って撮影していると、観客も自分達も集中できない」と
撮影に差し支えそうな苦言をミックに呈されてしまうし(結局は説得した?)で、
スコセッシ監督はずーっと右往左往、しまいにはクタクタ・・・。
ストーンズファンは偉い人でも普通の人でもみんなおんなじ。
何と、クリントン元大統領がヒラリー夫人を連れてやってきました!
60歳代の友達大勢にも、席を手配してくれないかと泣きつかれたとのこと。
「カメラに写ってしまうかもしれないが、大丈夫か」と懸念するミックでしたが
多分オーライ。ライヴの前にいっちょ、記念写真の撮影です。
こういったゲストが、他にも大勢いて、スコセッシ監督のヒヤヒヤは更に募るばかり。
いやはや、こりゃとんでもない大仕事です。
「いつまでこれが続くの?まぁ面白いけど」と思っているところで
セットリストが届き、1曲目が始まった所で、スタッフサイドの物語は完全ストップ。
ストーンズのライヴにぐっと焦点が絞られます。
往年のヒット曲から、近年の楽曲まで、幅広く盛り込んだセットリスト。
メンバー&ファンの年齢相応の、ミディアム~スローな楽曲も多めですが
よく知られている通り、往年のヒット曲は元気いっぱいなもの。
しかし、前述したように、ミックのパフォーマンスは衰えを知らず!
60~70年代のいわゆる全盛期にもひけをとらない、いやもっと力強くなった歌に、
全身を駆使して繰り広げられるミックダンス、手足がビシッと伸びた素晴らしいポーズ。
シンプル・イズ・ベストのクールな衣装も、そんなストイックなミックにぴったり。
最初から最後まで一切のダラケなしで高速完走。「サー」の称号は当然でしょう。
至って個人的な感想ですが、ミックは現在の方が格好良い気がします。
全盛期はカワイイ系というか、変わった顔系というか、飛び道具系というのか
不思議ちゃんカテゴリの印象がありましたが、現在は正に「格好良い」輝くシニア。
そして、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウを演じる際に
ジョニー・デップが大いに参考にしたという、おまけに最近じゃ出演もしている、
ミックと双璧の人気を博すストーンズのヒーロー、キース・リチャーズ。
ミックとは対照的に、クタッとした枯れた味わいの爺様ですが、全盛期と変わらぬ
ファッションアイコン振りで、ぐるぐる巻きの髪にはちょこちょこヘアアクセが。
その髪型と、目の下の黒いラインで、スパロウを想起するのは容易で(笑)。
ところで、キースは結構他のメンバー(サポートメンバー含む)と向き合って演奏する
場面が多く、とりわけそれが多い相手がドラムのチャーリー・ワッツ。
ストーンズ初心者~初級者の私は、「うまく言葉にできないんだけど、ストーンズって
な~んか独特のノリがあるような感じがするんだけど・・・?」と思っていたんですが
この一連のパフォーマンス+記事を書くための下調べで、その謎が解けました。
一般的なバンドは、ドラム&ベースの「リズム隊」がリズムを担いますが
ストーンズは、チャーリーのドラムとキースのリズムギターがぴったり合わさって
リズムを構成しているため、他のバンドにはない「独特のノリ」が出ているとのこと。
キースはチャーリーに全幅の信頼を寄せていて、
「チャーリーなしではストーンズサウンドはない」と言うほど。
なるほど、なるほど・・・。ストーンズ入門の良い教科書にもなるライヴです。
パフォーマンスと巧みなトークで観客を魅了する「エンターテイナー」ミックと、
ギタリスト、ミュージシャンに徹し、メンバー全員への目配りを心がけるキース。
同じ一つのライヴをとっても、二人のアプローチは実に対照的です。
観ていてもう一つ印象に残ったのは、サポートメンバーがほぼ徹底して黒人系であること。
ゲスト3人の中にも、迫真の大物プレイヤー、バディ・ガイがいるし(後述)。
色んな音楽を吸収していったビートルズと違い、ストーンズの音楽はブルースが常に
根底にあるのが特徴。そんな姿勢を、ステージを一見するだけでも感じさせるのは
実に徹底していて、そして巧みな演出だなぁと。
こんな具合に、ストーンズとそのライヴの様々な側面に気づくことができたのは
あらゆる角度から忍び込むカメラワークに依るところがやはり大きいです。
スコセッシ監督、多くのスタッフさん、ありがとう!
ミックをはじめ、メンバーはやりづらかったかもしれませんが・・・。
ライヴの合間合間に、デビュー前後から近年までのインタビュー映像などが
織り込まれ、ドキュメンタリーとしても楽しめる仕組み。
デビューしてそんなに経たないミックに「いつまで続けられそうか」と尋ねると
「あと1年はいけるかな?」なんて言っている映像の後で、元気な4人、
また、もっと経った時期、同じくミックに「60歳までロックしているか?」と
尋ねると「当然さ」と自信満々に答えた映像の後で、貫禄のアンコール、など
感慨深くなる盛り込み方です。さすがスコセッシ監督!
他にも面白かったのはいっぱい。
例えば、エレガントな白髪の紳士チャーリーの、60年代のインタビュー。
のほほ~んとしていて、質問に答えているんだかいないんだか(笑)。
顔つきものほほんとしてて、邦楽でいえばEvery Little Thingのいっくん系です!
今回のライヴでも、メンバー紹介時にミックがチャーリーに「みんなに挨拶を」と振って
チャーリーが挨拶すると、ミック「しゃべった!」って!
そりゃしゃべるだろ!完全にいじられキャラですね。
また、ブライアン~ミック(・テイラー)の後任で元フェイセズのギタリスト、
ロン・ウッドVSキースのインタビューがありました。
インタビュアーもどうしたいんだか、「二人は双子」と例えながらも、
「ロンとキース、どっちがギターが上手だと思う?」なんて問いを本人達へ。
ロンは「俺に決まってる」と即答。一方のキースは「そう言うと思ったよ」と
返しつつ、「二人とも下手だけど、二人揃ったら最高」という粋な回答を!
いいですねぇ。キースのソロコーナーなど、随所でこういうアイロニーを
ふりまいてくれるのが、キースのカリスマたる所以なんだろうなぁと感服。
ストーンズ初心者~初級者の私は、はじめロンとキースを本気で見間違えました。
だから「キース=くわえ煙草のギタリスト」と誤解しそうになりました(苦笑)
しかし大間違い、ヘビースモーカーはロンの方でした。いけない、いけない。
ロンの佇まいもかっこいい!バンドの中で目立たない立場の、渋いプレイヤーに
肩入れしやすい傾向がある私にはモロ、ドツボ。
これまで「ストーンズはブライアン急逝前後に限る」派で、以後に関心をもとうとせず
だから「ロン・ウッド?誰それ」とか「いつの間に4人に?」なんて思ってましたが
本作をきっかけに、そんな認識は大きく変わりそうです。
このライヴは、豪華ゲストでも話題になりましたよね。
最初に登場したのは、元(涙)ホワイト・ストライプスの凄腕ギター&ヴォーカル、
ジャック・ホワイト!
最近では、ジミー・ペイジやU2のジ・エッジとも映画で共演してましたね。
今回はミックと一緒にアコギを奏でながらの、とても楽しそうな共演です。
おっと、ジャック、涙ぐんでないか?なんて場面も。根っからのロック小僧ですねぇ。
ギターの名手として名高い彼、ギターソロ時には当然キースにも寄っていきます。
ドラムを叩くこともある縁か、終幕時にはチャーリーの側にもいますね。
・・・とりあえずジャック、ロックスターなんだし、もう少し痩せた方がいいんでないかい?
次に登場したゲストは、バディ・ガイ。登場するなり迫力があるぞ!
ひと声、ひとギター、いちいち重みがズドーン!!って来るのです。
とにかく存在感がすごかった。
ミックは「バディ・ガイに手伝ってもらう」と紹介しましたが、むしろバディ・ガイに
喰われかけていたような?・・・いや、そんなことないか。
そして最後に出てきたゲストは、クリスティーナ・アギレラ。
私は基本的に洋楽はロックばかりなので、彼女のような路線はほぼノーマークなんですが
当然のごとく歌唱力があって、しかもそこにロックを感じずにはいられない
歌声とパフォーマンスに、すっかり魅了されちゃいました。
ブロンド美女(当時)とミックとの絡みはとっても妖艶。腰をくねらせ、ぴたりと寄り添い
まるで恋人や愛人のような佇まい。最高にキマってました。あまりにエロティックなので
「これ、ミックの奥さんが観ても大丈夫?」と無駄な心配をしてしまいました。
これまではストーンズといったら、60年代後半~70年代前半あたりの
「ポップでちょっとコケティッシュ」な感じがなんとなく好きでした。
(ストーンズ初心者~初級者だから、「Forty Licks」や「Rolled Gold +」などからの
感想になります。あとは色々あるドキュメンタリーDVDとか、ゴダールの映画とか)
しかし、スコセッシ監督が撮った今回のライヴは、デビューから40年もの月日を
正しく「転がる石」の如くロックし続けた結果培われた、
「凄みとしなやかさ」という熟練ならではの魅力が詰まっています。
音源で聴くなら昔、ライヴを観るなら今かな?と思えてしまうほど、
ストーンズのライヴは凄いものだし、また、それをここまで鮮明に描き出す、
スコセッシ監督の技量も素晴らしいと思います。
正直、自分がここまでストーンズに魅了されるとは予想していませんでした。
ストーンズ&スコセッシ監督にしてやられた気分です。
しかしながら、記事書きの為にメンバーの動向を調べていたら、ちょっと淋しいニュースが。
チャーリーが脱退する、またはレコーディングのみ参加してライヴは参加しない
といったものです。
10年頃からこの話はあったとのこと。
そして今は、メンバー間で話し合いをしている最中だ、とチャーリー。
00年代から既にライヴに乗り気でなく、
キースに必死に説得されて、何とか今までは参加していたそうで・・・。
チャーリーはもう70ですからねぇ。体力的にもキツイのかな?
家族とのんびりしたいとも言ってました。そりゃそうだよなぁ。
だけど、キースは「チャーリーなしではストーンズサウンドはない」とまで
言っている男で、代役で納得できるのか?
そりゃ、なかなか意見もまとまらないよなぁ・・・。
少し前にミックのソロが車のCMになっていましたが、そうか、そんな事情もあったか・・・
・・・そういった意味でも、本作は貴重な作品になりそうですね。皮肉にも。
この記事に辿り着いてくださった音楽玄人の皆さん、ストーンズ初級者の私に
「まず、このへんのアルバムから聴いとけ!」っていうオススメ入門盤を
何枚か教えて頂けるとありがたいです。
ストーンズの森は広大すぎて、どこから手を付けていいのか
途方に暮れてしまうのです。ベストを2つも聴いて、色々ドキュメンタリーを観ても。
おかげさまで当blogは着々とランクアップしてまして、一昨日なんかは
今まで見たことのないような順位にランクインしていて、たまげました。
また拍手もいただいて(「居酒屋もへじ」の記事)、感謝感激雨嵐です。
感謝の気持ちでいっぱいになると同時に、やる気もかき立てられます。
今後とも、どうぞご贔屓に!ぺこり。
恐らく今後も変わらず、何が出てくるかわからないびっくり箱ですがね(笑)
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