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年末年始SP!ざっくり音楽映画ライフ:その3 ジョン・レノン(イマジン、アメリカVSジョン・レノン、ジョン・レノン,ニューヨーク)

ざっくり音楽映画ライフSPのラストを締めくくるのは、ジョン・レノンJohn Lennon)。
妻のオノ・ヨーコが日本人というのもいくらか手伝ってか、日本では偉人のように
教科書にも載ってるお方ではあるのですが、本当のジョンには色々あってね・・・
そしてさすがカリスマ、知れば知るほどその「色々」の多いこと多いこと。
「もうそろそろ新しい話なんてないだろうよ」と思っていた矢先に、初耳の話が
さらっと出てくるんだからとんでもない。
動乱すぎる40年の生涯を綴ったドキュメンタリーの数々と、それにまつわる思い出話を
ざっくり身勝手にお届けします。


イマジン

イマジン/ジョン・レノン 特別版 [DVD]イマジン/ジョン・レノン 特別版 [DVD]
(2010/04/21)
ジョン・レノン、ヨーコ・オノ 他

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ここに載っているのは新しめのエディションだけど、実際に本作が作られたのは1988年。
ジョンが銃殺されたのが80年12月だから、「たった8年後」のドキュメンタリー制作に
今となってはちょっと驚き・・・でもないか?なにせ死に方が死に方だったから・・・

私が初めて観たジョン・レノン関連のドキュメンタリーで、ビートルズ関連の作品に
ふれるよりも先だったはず。なんというか、ジョン・レノンという個人の存在は、
ビートルズというバンドの存在とはまた別物という気が当時していたから。
それほどまでに、ビートルズのロックスターとソロ時のシンガーソングライターは
洋楽にそれほど詳しくない当時の私にとってはかけ離れたもののように感じられた。

内容はきっと多くの人が知っている通り。ジョン・レノンの最初から最後まで
オノ・ヨーコ中心に、彼に関わった多くの人のインタビューや、映像で綴り、
ジョン自身が受けた数々のインタビューがナレーションに用いられている。
とりたてて突飛な工夫やサプライズがあるわけではない、ごく普通の
ドキュメンタリーではあるが、本作に詰まっている史実がジョンの基本のき。

のちに公開されていく、「違った側面からの」ドキュメンタリーを十分に愉しむ
ためにも、まずは本作で基本を押さえたいところ。


PEACE BED アメリカVSジョン・レノン

PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン【通常版】 [DVD]PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン【通常版】 [DVD]
(2008/12/08)
オノ・ヨーコ

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当時の恋人と一緒に、映画館に足を運んだ作品。
この「当時の恋人」がジョンのガチファン、いやあれは信者だな・・・で、
ラストでぐずぐずと泣き出してしまうし(周りもそんな感じではあったが)、
映画を観終わって、二人でカフェに行っても、暫くメソメソとしていて
慰めるのがとても大変だったものだ。
更に「毎年12月の、ジョンの命日には、いつも悲しくなってしまう」と言って
本当に12月8日、マジで泣きそうになっているのには恐れ入った。
まったくおまえはどこの世代の人間かと当時びっくりしたものだ。
ま、音楽的頭の中が70年代~90年代を行き来してる今の私が言えたものじゃないが。
レノンがフルシアンテに変わったら、同じようになる自信がある意味、ある。

この映画では「活動家」「反戦運動家」としてのジョン(とヨーコ)を
フィーチャーしている。・・・とはいうが、ある程度普通にジョンの人生全体を
なぞってもいるのだが。
本作で知って驚くことが沢山あった。ニクソン政権、FBIとかなりギリギリの
命がけのバトルをジョンとヨーコが繰り広げてきたこと。
二人をアメリカにいられなくするためなら盗聴なんて朝飯前。
在住権を勝ち取るために、何遍も何遍も裁判に出廷し、国外退出通告を何度となく受け・・・。
本作の特徴として、「ジョンが自分の死を予知していた」「ジョンの死後、
次に狙われるのは私達だと、ヨーコは恐れ、孤独と恐怖に苛まれながら
ショーンを育てた」といったくだりがある。

つまりFBIの監視の目は80年になってもふたり(もう3人か)から離れることはなく、
ことによってはあのチャップマンがFBIの差し金かも?という含ませさえ感じさせる。
また、ジョンとヨーコの出会いの時期も描かれていて、ジョンはヨーコに出会ったから
活動家になったのではなく、映画「僕の戦争」への出演などをきっかけに
ジョンの胸には既に反戦、平和への志や前衛芸術への興味が芽生えていたことが
とてもよくわかった。
なのに未だに「ジョンがああなったのはヨーコのせい」という輩がしぶとく存在する。
映像に映る、若くけなげなヨーコに自分は心を打たれ、銃殺によってひとりぼっちに
なった彼女の悲しみ、心細さに、ラストシーンでは私も涙を浮かべていたのは秘密だ。


ジョン・レノン、ニューヨーク

ジョン・レノン, ニューヨーク [DVD]ジョン・レノン, ニューヨーク [DVD]
(2011/11/09)
ジョン・レノン、オノ・ヨーコ 他

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先日(首都圏あたりでは先々月くらい)にTV放映されていたものを観た。
普通にレンタルDVDで観ようともしていたが、最初に書いたように「もう
目新しいこと、残ってないでしょ?また焼き直しでしょ?」と思っていて
煮え切らず、TV放映が絶好の機会となった。

ところがどっこい、とてもフレッシュな切り口で全く飽きなかった。
秘密は、ジョンとヨーコが自由を求めてニューヨークに越してきてからの
紆余曲折を、当時発表していた音源や行ったライヴに関連づけて、
セッションやライヴを共にした仲間達の口から直接聞けること。
ビートルズのムック本やこれまでのドキュメンタリーで見聞きしてきた史実が
まるでついこの間起こったことのように、いきいきとした調子で語られる。

あぁこんな時は彼らも嬉しかったんだろうなぁ、あぁこんなことやらかして
いる時は本当にいい迷惑だったんだろうなぁ。その場に居合わせているみたい。

ニューヨーク、一時的にカリフォルニア、そしてまたニューヨーク。
音楽をつくり、ライヴを行い、政治的活動も行い、麻薬とアルコールに溺れ、
ヨーコともう一度出会い、ショーンのよき父としてゆったりと数年を過ごし、
そしてまた音楽をつくる。
「ダブル・ファンタジー」がジョンの魂の彷徨のゴールであり、皮肉にも
人生のゴール地点でもあるという演出がニクい。
音楽を中心に据えてくれたからか、感情移入がしやすかった。
活動家もいいが、やっぱりジョンは超一流のミュージシャンなのだ。
ジョンを取り囲む仲間達のあたたかさ、つかず離れずの距離もよい。
エルトン・ジョンのヘンテコな衣装も(笑)
本作は、家で一人で観て、ラスト、勝手に一人で泣いてしまった。



これでもう見尽くした感はあるのですが、関連作品にまだまだ
興味のある作品があるんですよね。例えばこんなの。

ジョン・レノンを撃った男 [DVD]ジョン・レノンを撃った男 [DVD]
(2008/06/06)
ジョナス・ボール、J・フランシス・カーリー 他

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同時期に公開していたので「当時の恋人」に「これも観てみたいかも」と
軽く話したところ、結構深刻な口調で拒否されてしまった(苦笑)。
ものごとを両側から把握したい私のようなひねくれ者(あるいは、野次馬根性
丸出しの奴)には、なかなか興味深い映画。

あとはこれとか。

ジョン・レノンの僕の戦争 [DVD]ジョン・レノンの僕の戦争 [DVD]
(2009/07/03)
ジョン・レノン、マイケル・クロフォード 他

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あのまんまるメガネの由来となった戦争映画。
どこかにあるかなぁ・・・探してみようかな?
うーん。まだまだ、きりがないようで。



エンタメの奥に人の生きざまを見て、人の生きざまの向こうにエンタメを観て。
古今東西ジャンルレスのエンタメを味わい尽くす一年がまた始まりました。
忙しいときもあると思いますが、一息ついたら、きっとすぐにエンタメが
欲しくなってしまうでしょう。何故なら、それが生き甲斐だから・・・
今年もいろいろと感想~レビューしていきます。どうぞ、よろしく!



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オノ・ヨーコ:グレープフルーツ・ジュース「世紀の名曲"イマジン"はこの本から生まれた。あなたの想像力はどこまで羽ばたくことができるか?」

1964年に500部限定で発売された、オノ・ヨーコの詩集「グレープフルーツ」。
70年に加筆された英語版が世界発売され、そして93年、訳者の南風椎氏が
ヨーコに企画を持ちかけ、丁寧に言葉を選び、日本を代表する写真家たちに
協力を依頼。かくして、詩と写真とのコラボレーションとして発売されたのが
今回紹介する「グレープフルーツ・ジュース」です。

グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)グレープフルーツ・ジュース (講談社文庫)
(1998/04/15)
オノ・ヨーコ

商品詳細を見る

この画像での帯にはなぜか「女の愛読書フェア」と銘打ってありますが、
むろん、性別を問わず楽しめる本です。

彼女の旦那・ジョン・レノンが、かの名曲「イマジン」を創る際に
インスパイア元として挙げていたのはあまりにも有名。
「イマジン」への繋がりももちろん論じますが、ここではまずひとつの詩集として
本作について考えていきたいと思います。

常に「●●しなさい」と命令形で綴られ、
命令の中身は身近ですぐにでも出来そうなものから、ナンセンスなものまで様々。
ヨーコの著書「ただの私(あたし)」によると、彼女は感情のままに作品を創るそうで
本作においても、言葉の響きの美しさ、思いつきのユニークさが魅力となっています。

本作の作風は幾つかに分類されますが、分類がてら、私が特に惹かれた詩や、
イマジンの素」と思われる詩を紹介します。
以降、「続きを読む」に続きます。クリックすると続きが開きます。

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