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【ドラマ】2015年1月期に観たドラマまとめ(再放送含む)【感想】

かなり久しぶりの更新。
2015年1月期に観た様々なドラマの感想をまとめてみる。
最終回が4月までずれ込むものがあったので遅くなった。


相棒 Season13
カイト・・・orz どうしてこんなことになったのか。
成宮君を相棒役よりサイコ犯罪者役で観たかったという希望は確かにあった、
でもそれをこういうかたちで叶えてほしかったわけじゃない。
シーズンを通して「何か怪しい」予兆をちらほら加えてくれたら、まだ納得できた、
これではあまりにも急ごしらえである。今までのカイトの話がただ台無しになった。
各話はそんなに悪くなかった。最終話との繋ぎを何とかしてくれれば、それだけで・・・
S14までしばらく休むのだろうか。なんだか、水谷さんと相棒スタッフによる他企画ばかり
盛り上がっている印象があるので、マンネリしているぐらいなら一旦休んでほしい。

・流星ワゴン
初回から数話にかけての躍動感がすごく、「これは間違いなくヒットドラマだ!」と
確信して、ワクワクしながら観ていた。
西島秀俊さんと香川照之さんが主演しているドラマが外れるわけはない、と。
しかし、回を追うごとに、何かイライラする、モヤモヤする、何故か、私がおかしいのか?
ネットで調べてみると、このドラマが滑りまくっていることが明らかになった。
「もう嫌だ!」が限界に達した頃、ドラマは終わった。最終回はすっきりしていた。
映画や2時間スペシャルにすればgdgdせず、躍動感を保ったまま終われたのではないか。

・ダウントン・アビー Season2~3
Season2の途中、第一次世界大戦後から観始めた。
それ以前、映画「レ・ミゼラブル」のボーナスDVDで、Season1初回を観ている。
初回を観たときは、なんだか暗くて粘着質なドラマだな、と嫌な印象を持ったが
大戦を経て、少しスッキリして観やすくなったように感じ、今も観続けることができている。
こんなにたくさんの登場人物を覚えられるわけないだろ!と思っていたが、
dボタンの登場人物解説がわかりやすいのも助かり、すっかり全員覚えられて楽しい。
時代が経つにつれ、流れが傾いている気がするが、これからどうなる?
そしてSeason4はNHKで放映してくれるのだろうか・・・。

・PAN/AM パンナム
舞台は1963年、実在した航空会社「パンナム」のスチュワーデス4人と
機長、副操縦士の2人がメインに、モヤモヤした恋愛やドタバタ機内模様が展開する。
たった14話で打ち切られてしまったのは、アメリカで視聴率を獲得できなかったため。
ハイチで人命を左右する飛行中の事件があって、gdgdの中でいいメリハリになったが、
この回がもっと早くあれば視聴者は離れなかったのでは・・・
毎度毎度のgdgdとはいえ、それが楽しみになっていた頃、プッツリ切られてしまった。
まだ続きが観たかったのだが、打ち切りになるのもわかる。複雑。

・怪奇恋愛作戦
ケラリーノ・サンドロヴィッチがドラマをやるというので観てみた深夜ドラマ。
ハチャメチャな演出が奇をてらいすぎているように感じたり、くだらないと思ったりしたが
主役級ヒロインの夏美とその幼なじみの三階堂との「中学生の恋愛」が微笑ましく、
それを頼りに観続けた。そこら中でちょいちょい展開する淡い恋愛が可愛らしい。
物語そのものは荒唐無稽で忍耐を必要としたが、最終回がなかなか不気味でよかった。
続きできるんじゃない?と思っていた矢先、バッドエンドのようなものがどろり。

・太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~
テレ東が始めた「指南型ドラマ」。これってドラマっていえるのか?
周りの人たちを類型化してほめるけど、そんなに単純に分けられる、通じるものなのか?
ワンパターンでは?・・・と、疑問不満は積もったが、最後の数分だけあるドラマ部分が
どうしても気になって、最後まで観続けた。
するとその「ちょっとだけ」のはずのドラマ部分が最終回につながった。
パターン化されたほめ方レクチャーが少し壊れ、人間ドラマが見えた。ちょっと感動。
ただ、4月期から始まった新しい指南型ドラマは観ていない。

・山田孝之の東京都北区赤羽(第1~3話、最終話)
「ドキュメンタリードラマ」という、テレ東のまたしても新しい試み。
しかし、山田君の傲慢さや気まぐれ、わがままが目について、嫌になってしまい、
同じ時間帯に他局で映画の録画がかぶることもあって、観なくなった。
しかし、最終話だけまた観てみた。そうしたら悪くなかった。
最終話に近づくにつれ、山田君が変化したのかもしれない。
これなら観てもよかったかも、と少し後悔。でもまあ、仕方ない。

・名古屋行き最終列車
全5話だけ、六角精児さん演じる駅員さん以外繋がりのない深夜ドラマ。
名古屋行き最終列車を舞台に繰り広げられる、時にコミカルで時にシリアスな
温かい結末を迎えるものが多い物語。
当たり回もあれば外れ回もあったが、3回目からは全部当たり回だったと思う。
六角さんの駅員さんが主人公の4話は哀れな恋愛ブルース、これが一番好き。
初めは観るのやめようと考えたが観ているうちに当たってきて、終わるのが惜しく。

・シャーロックホームズ
山ちゃんこと山寺宏一さんの声のマジックを堪能できる、驚きの人形劇。
ホームズとワトソンが高校生になって、学園探偵ものになったシャーロックホームズ。
初め、ホームズが山ちゃんだと思いもしなかった。どうして高校生の声が出るのか?
物語もわかりやすくキャッチー、登場人物や事件もどこか微笑ましく、推理も楽しい。
人形は少しの間グロテスクに見えたのだが、だんだん慣れた。綺麗な色使い。
ホームズが退学して、最終回を迎えたが、続編が作られるという噂も。本当なら歓迎!

・キテレツ大百科(再)(アニメ)
長い放映期間の中のほんの数ヶ月分を視聴。全体では後半にあたる部分。
途中で打ち切られてしまったので、DVDを借りてきて、
初回数話、そして最終回含む数話を視聴。
基本的にドラえもんと似ているのだが違いがいくつかあって、そこが個性。
ドラえもんとのび太が逆というか、キテレツは出来杉君かセワシ君の役回り?
コロ助がのび太、というより作中でも言及されているように「小さな子」。
ブタゴリラが言い間違いが多かったりしてボケの面があり、いじめっこでありながら
いじられ役でもあって、ブタゴリラ一家の出番も多く、ジャイアンよりいいやつ。
トンガリ役の三ツ矢雄二さんの甲高い声が強烈!
初回数話はドラえもんの延長にある印象を受けたが、だんだんキテレツが落ち着いて
後半の放映で観たような物語、キャラクターになった模様。
最終回でコロ助が立派な決断をする。大団円、でもなんか唐突な印象もある。

・真夜中のパン屋さん(再)
4月から連続テレビ小説「まれ」の主人公を演じている土屋太凰ちゃんが出ていた。
深夜から早朝にかけてあいているパン屋を舞台に繰り広げられるまったり人間ドラマ。
癒される~となるべきだったのだろうがなぜかイライラしてしまった。
早く起きすぎた朝、観たことがあったが、それが一番ちょうどよかったし、お腹も減った。
要は何も考えずぼーっと観るのがいいということのようだ。まあ、自分には合わなかった。

・高校教師(再)
古いドラマのせいか、どうにも薄暗い、薄汚い、不快感が漂っていたように感じられた。
登場人物も大袈裟だったり狂っていたりと、視聴が苦痛になっているなかのオアシスが
赤井英和さん演じる新庄先生だった。この先生がいたから最後まで観られた。
何かもっとインモラルな作品というイメージがあったのだが、現代に観たせいか、
そうでもなくて、どちらかというと変態的。傑作を予想していたが自分には合わなかった。

・僕の生きる道(再)
これも、傑作を予想していたが残念ながら自分には合わなかった作品。
闘病ものが今じゃ出尽くしている中、先駆けにあたる本作は古かっただろうか。
求めている方向にとことん進まない。何だか思い通りにいかないという感想。
感動するつもりで観たのだけれど・・・

・僕と彼女と彼女の生きる道(再)
「僕の生きる道」のチームが手がけたドラマ。
このチームとはとことん気が合わないのかもしれない。
まあ、そんなこともある。


なぜか深夜ドラマや再放送ばかり観ていて王道をあまり観ていない、
イライラしたり気が合わないと感じながら最後までやめられない、など
自分のクセ、傾向が明らかになった。
他の人とは共有しにくい脇道寄りのドラマライフだったかもしれないが
これはこれで楽しかった。不満や反省は4月期からに活かせばいい。
さあ、4月から、また新しいドラマライフが始まる!


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【TVドラマ】2014年4月期に観たドラマ感想まとめ

現時点(2014年6月29日夕方)で、まだ最終回を迎えていない作品が2つほどあって
そのあたりは観たところまでの感想になりますが、
恒例の四半期ドラマ感想まとめです。1月期は結局さぼってしまった・・・
★=1点、☆=0.5点の採点もつけましょう。


軍師官兵衛(先週の放送まで):★★★
★☆(官兵衛幽閉前まで)→★★★★(官兵衛幽閉以後)の結果。
官兵衛幽閉前は、もう耐えられず、視聴いつ切ろうかいつ切ろうかと本気で悩んでいた。
どうして切れないんだろうと自分にヤキモキしていた頃、官兵衛が幽閉されて、
ようやく物語に弾みが出て、その後は順調に話が盛り上がっていると思う。
しかしなんかなあ、皆の感情の流れが平面的で、年表を見てるかのようなんだよな・・・
こういう所は「八重の桜」に似ていて、負ける人間(荒木村重とか)をじっくり描くあたりが
「平清盛」のよう。キャストも結構清盛とかぶっているし、白いオウムが出てくるし。
柴田恭兵さんがダンディすぎる。官兵衛がいない期間は中谷美紀さんと夫婦みたいだった。
寧ろその方がこの時代の夫婦っぽくていいような。岡田くんと夫婦にはやっぱり見えない。
岡田くんは桐谷美玲ちゃん(村重の妻・だし)と妙に似合っていて、浮気感出まくりの一方
「死神くん」を観ているせいで、いつ岡田くんが「カス!」と怒鳴られるかヒヤヒヤした(笑)。
村重役の田中哲司さん、いい仕事。さて、そろそろ明智がアップを始めたようですが・・・

俺のダンディズム(先週の放送まで):★★★★
プロモーション含めると満点、内容だけだと★★★☆の結果。
滝藤賢一さん演ずる主人公・段田一郎のブログがアメブロにあって、読者登録しているが
このブログ、ただのプロモーションかと思いきや、最終回で直接物語に絡みそう!
だからブログは物語の一部ということもできる。
斉藤和義×中村達也のユニット「MANNISH BOYS」とがっつりコラボしたエンディングは
あまりに豪華すぎるし、段田さんの通う店「マダムM」が百貨店に登場したりもするらしく
とにかく攻めまくってるメディア・ミックスなプロモーションが凄すぎる。
ただ、話は観る人を選びすぎ。
段田さんくらい(年収700万)の稼ぎがないと、今の時代、到底別世界、別次元でしかない。
滝藤さんのオーバーな顔芸やら妄想やらを面白がって観ていたけれども(苦笑)。
後半に行くほどふざけすぎて、とっちらかって見えるのも、お約束だけど残念な感じ。
まあ深夜ドラマのブログがここまで盛り上がるのも異例だろうし、果敢に挑んだ作品ではある。

死神くん:★★★★
誰もが「また大野くんが『●●くん』をやるのか」と思ったであろう本作、そもそも原作の漫画が
「怪物くん」テイストだからこういう配役になったという噂。
ドラマの雰囲気もストーリーも当然ながら何となく似ている。
しかし、これは夜11時15分からのドラマ。そういう時間帯に、子ども向けのような勧善懲悪が
根っこにある話をやっても・・・という感想がどうしても生まれる。
違うのは、死生観を色々考えさせられる設定やストーリー、
同じ「笑いあり涙あり」でもその笑いが結構ブラックであること。
「官兵衛」で書いたが美玲ちゃん演ずる監死官がひどいw「カス!」と死神くんを罵ったあげく
腹にパンチを喰らわせたりw 
そしてまさかの松重さんが美玲ちゃんにセクハラ(パワハラ)w まっしげさんさいてえwww
とどめは、大野くんが自ら「僕、ジャニーズ系っぽくないですか~」みたいなことを言ったwww
ジャニーズ事務所の力すら恐れないここの枠のスタッフは、何も怖い物ないだろうwwwww

ピンポン THE ANIMATION:★★★★★
その名の通りアニメだが一緒に入れてみる。これも実は最終回待ち、丁度今夜の深夜に。
いやー一回たりとも飽きた回がなかった。もうずっと見入りっぱなし。
原作の漫画が神だと言われていたがそりゃそうだわ。次は原作読もう。
窪塚洋介氏と井浦新(当時はARATA)氏で映画化されたけどそれとかなり印象が違う。
一人一人の事情や心情にじっくりフォーカスして、登場人物皆に感情移入できる。
中でも特に描かれ方が違ったのがドラゴン(映画で中村獅童氏がボーズで演じた役)。
映画ではただ怖いだけのヒールだったが、アニメでは沢山のものを背負っている男。
主人公のペコや親友のスマイルも、絶対的な勝者としては描かれない。
誰もが完全無欠ではなくて、誰もが完全な悪でもない、リアルでほろ苦いアニメ。
苦いけれど、いつも一抹の希望を全ての登場人物に与えてもいるのが、実に深い。
絵の使い回しがちょっと目立つシーンが軒並みあったのがマイナスだが、
難点はそのくらい。オープニング曲の爆弾ジョニーも勢いがあってよかったな。

悪夢ちゃん(再放送):★★★★☆
映画化されるので再放送されたと思われる。W杯に邪魔されていたけど・・・
子ども向けの枠のドラマだが大人もバカにできない人間ドラマに仕上がっている。
きちきちっと話がまとまっていて、安定感が半端ない。ドラマのお手本のようなドラマ。
こちらでは北川景子さんが腹黒教師になっちゃった。今まで彼女は苦手だったのだが
本作を観てちょっと好きになった。悪夢ちゃん、舌足らずでかわいいよ。
白髪頭(フサフサ)のコヒさんも妙にいい味出してる。優香が色々とズレた保健の先生w
で、実質相手役のGACKTが何だか浮いているんだよなあ。実は演技そんな上手くない?
最終回は笑いを混ぜながら、驚き、そして納得、ハッピーエンドへと難なく着地。
脚本家の人(大森寿美男さん)、素晴らしいお仕事です。

※途中で視聴放棄したドラマ
・新解釈日本史:☆
いくら何でもちょっとふざけすぎ。賑やかしでわちゃわちゃはしゃいで騒いでいるだけの
ようにしか見えなかった。ドラマ視聴を投げ出すなんて(しかも2話で)初めてのこと。

※ちょっと「観ればよかった」と後悔しているドラマ
・MOZU
西島さんと香川さんがいる時点でまごついていないでとっとと観ればよかったのだが、
いかんせん、あらすじを雑誌で見て「難しそう」と感じたのと、真木よう子が苦手で
敬遠してしまった・・・・・・話題になっているのを見聞きして思いっきり後悔・・・・・・


そしてもうすぐ始まる7月期も楽しみ!
7月期に観る予定のドラマは、ほぼ以前あったものの続き物。

・孤独のグルメ Season 4
前回(Season 3)から大分豪華になってきたなあと思っていたが、大人気御礼と
いったところか、更に豪華になるらしい!ロケも増えて、あちこち巡るという。
名所巡り、穴場ハンター的な楽しみ方ができそうで、ますます楽しみ。
さあ、また、一人ぶつぶつ頭の中で喋りながら食いまくるまっしげさんの季節だ・・・

・信長のシェフ
恐れていたことが現実になってしまった!ゴールデン枠に昇格してしまったのだ!
ミッチーのあのふざけきった信長は、4月期の「死神くん」枠だったからこそ
受け入れられたのであって、ゴールデン枠じゃチンケなまがい物にしかならない。
やりたい放題やっていたからこそ面白かったのに・・・
しかも今年は大河ドラマが大真面目に全力で信長をつくっていて、これ信長や秀吉の
大河じゃないのというくらいなので、それと比較するときついのではないだろうか・・・
あーあ、としか言いようがないが、何とか乗り切れることを切望して、観てみるつもり。

更に再来年の大河に吉報キター!
三谷幸喜さんが脚本!そして堺雅人さんが主演!
「新選組!」で大好評だった山南さんが主演で大河に戻ってくる。これはいけるのでは。
いま「官兵衛」が、低迷していた大河の視聴率を地味に回復させているので、
来年もこのくらいを維持し、再来年に一気に大河復活なるか?!
ただし心配なこともある。題材が「真田幸村」なのだ。
堺さんにそういうイメージが全くないし、三谷さんも微妙。どうなるの?
でも「清洲会議」みたいな作品を三谷さんが書くことだって、読めた人は
そんなにいないだろう。だから何とかしてくれる・・・のか?


だいぶ先の未来まで先取りして書いてしまいましたが、
ドラマライフはしばらく飽きずにいられそうです。
「あまちゃん」「半沢」といった社会現象級のメガヒットはなさそうですが、
このぐらいが、日常生活を浸食しない程度に面白くて、私には丁度良いかと。
いろいろ期待して観るので、期待に応えてくれよ、各ドラマ!


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南国少年パプワくん:その1 PAPUWA(アニメDVD編)「トんでる原作を更に突き抜けた、コタローのためのクレイジーな成長物語」

このblogによく来てくださるかたの大半は、うっすらとでも「んばば!」「めらっさめらっさ」
「チャッピー 餌!」といった台詞や、ドラクエ勇者似の子ども、ぬいぐるみみたいなわんこ、
網タイツを穿いたオカマの鯛、雌雄同体でオカマのカタツムリなどを覚えている世代かと。
だから漫画の名前だけでもある程度話が通じそうな気がしたりしなかったりするのですが、
そんな漫画に続編があって、しかもアニメ化までされていたことを知って(覚えて)いる人は
果たしてどれだけいるでしょう?
そんなわけで、今回の題材と出逢うまでの長いプロローグから話をはじめます。

高校時代に学園祭の古本市で5巻だけ買って、それっきりだった漫画「南国少年パプワくん」。
年月の過ぎた00年代半ば、ふとしたことでコミックスを最初から手にとったのがきっかけでハマり、
以来数年にわたり、パプワくんをはじめとする柴田亜美先生の漫画に熱中しました。
00年代半ばとなると、もう続編「PAPUWA」の連載が進み、テレ東でアニメ化もされた「あと」
だったと記憶しています。
8巻くらいまでは漫画にもまだまだ勢いがあって面白い頃でしたが、個人的に一番面白くて
腹を抱えて笑い、キャラクターや絵柄の破綻も少なく、思い入れが強いのはやっぱり1~4巻で、
アニメ化もこの時期にされています。
だから、ずっとアニメを観てみたくって・・・でもあちこちレンタルDVD店をまわっても、中古店を
まわっても、あまりに見つからないから新品まで探してみても・・・ない。
当時Youtubeにアップされていたダイジェスト風の短い動画を何回も再生しては
「ああ、ハチャメチャだ、やっぱり全話観たい・・・!」との行き場のない想いを募らせました。
しかし、終盤にかけて展開等がどうも納得のいくものではなくなっていったため
結末は少年ガンガン立ち読みで知ったものの、コミックスはもう買い揃えなくなり、
柴田先生の作品を読むことがなくなり、山のように集めたコミックスは全て処分。
(お金に困るたびに、当時の手持ちの本や漫画を古本屋に売ってしまったので、現在では
00年代に収集・愛読していた本や漫画は一部を除きほとんど無くなってしまいました)

そして月日は流れて2013年。DVDの品揃えが良いTSUTAYAの店内をぶらぶら巡っていると
あれほど求めて彷徨った幻のアイテムが!
確か以前同じ店を探してもなかったので、誰かがリクエストしてくれたのかもしれません。

PAPUWA 第1巻 [DVD]PAPUWA 第1巻 [DVD]
(2004/03/21)
くまいもとこ、山口勝平 他

商品詳細を見る

amazonの画像ではぼやけてて見づらいですが、昔の「南国」時代を知っている人からすれば
かなりハイブリッドになったパプワくんとお馴染みのキャラクターたち。
それだけでも結構斬新です。

結構ヒットしていたその「南国少年パプワくん」の直接の続編が本作「PAPUWA」なので
漫画にしろアニメにしろ、前作を漫画ラストまで知らないとわかりづらい部分があります。
(一応、回想シーン等で振り返りはしているが、アニメの回想は、漫画ラストと微妙に違う。
多分新規の人に理解しやすくするためかと)
なので念のため、Wikipediaのリンクを置いておきますので参考までに。
PAPUWA
パプワの登場人物

ではではいつものように、元ネタに馴染みのない人に一切配慮しない感想がスタート!
但し感想の一部はストーリーを俯瞰したものであるため、一応、アニメのあらすじくらいは。

<アニメのあらすじ>
本作(少なくともアニメ化までの段階では)の主人公は、コタローという10歳の少年。
殺し屋集団・ガンマ団のマジック総帥の息子で、前作の主人公・シンタローの弟。
生まれつき善悪の区別がつかない上に、一族代々伝わる能力「秘石眼」は並外れて強大。
「危険だから」とマジックなどにより幽閉されて育ち、7歳の頃に解放されると
自分を幽閉したマジックを殺そうとしたり、パプワ島で力をコントロールできなくなって暴走し
島を壊し、パプワくんをはじめ島のみんなを追い出すことになる。
その後、長い眠りについていたが、突如目覚め、「第二のパプワ島」に漂流、記憶喪失に。
パプワくんチャッピー、そして島で「秘石の番人」を務める青年・リキッドに発見される。
4年前の暴走を恐れたリキッドや島のみんなは、コタローを「ロタロー」と新たに命名、
自称「アイドル」を豪語する生意気な坊っちゃんは、かくして仲良く共同生活へ。
島で暮らす、ほのぼの時々破壊力満点なナマモノのみんなとの交流時々攻撃、
前作でのシンタローよりイマドキ残酷度がUPしたリキッド(通称「家政夫」)虐め、
コタローをガンマ団に連れ戻そうとやってきたり、ひっさらおうとやってきたりした
(元)ガンマ団の面々(伊達衆、特戦部隊)や「心戦組」(由来は書くまでも・・・)らとの
しっちゃかめっちゃか、南国の自然いっぱいな環境で、人間らしい感情を身につけていく。
そして何よりも大切なのは、初めてできた同じ年頃の強くて優しい友達・パプワくん。
しかし、総帥となったシンタローが島に救出にやってきて、パプワ島との別れのときがくる。
そんなとき起きた島の危機。コタローは、シンタローにも助けられながら、昔壊した島を
今度は救うために、一族に伝わる技「眼魔砲」を初めて放つ。
昔の記憶を取り戻し、「僕がみんなに許されるはずないよね」と自分を責めるコタローだが
パプワくん、リキッド、島のみんなは温かく見送ってくれた。「今日からお前も友達だ!」


<一貫したコタロー(ロタロー)の物語として成立したPAPUWA>
原作の漫画では、コタローがパプワくん達に別れを告げて、シンタロー達の戦艦に戻ると
心戦組の別部隊(アニメには登場しない)に戦艦がやられて、シンタローが戦艦から島へ
突き落とされて、ガンマ団は今度は一族・団員総出でシンタロー捜索をする羽目になり
さっきまでのコタローの主人公ポジションがいつの間にかシンタローに戻っている。
前作で「虐げられた不憫な子ども」として描かれたコタローの救済を意図して、続編で
あえてコタローを主役にもってきて、救済&少年漫画らしさを描きたかったとおぼしき
この漫画は、気付けばコタローは脇に追いやられ、しまいには「家政夫」リキッドが
主人公になって過去の世界まで出張る体たらく、ファンが大勢離れる結果になった。
だから、DVDを全巻観終わって「ホントいいとこで終わったなぁアニメ」という感想を
まず抱いた。ホント、ここまでの展開は、グッとくる台詞やエピソード満載なんだもの。
アニメは奇しくも、原作が劣化する前に「勝ち逃げ」することができた。
コタロー(ロタロー)で始まりコタローで終わる。
しかも、前作のサービス叔父さん(後にコタローの師匠となる)とシンタローを入れ替えると
シンタローとコタローの、兄弟によるリフレインの物語にもなっていて感慨深い。
原作では成し得なかった、一貫性のある、コタローの物語がここにはある。
とはいえこのガキャ、ワガママだわ、お姫様ぶりっこ(!)だわで、共感は確かに
しづらいキャラ・・・。ストーリーを取るか、キャラを取るか、難しいところではある。
つまり原作ではキャラを取って、アニメではストーリーを取ったかたちになる。
どちらが良いとは簡単には言いがたい。

<原作でトんでたキャラが更にトんでます、アニメスタッフさん楽しそうですね>
ネット上で噂にはきいていたが「うわぁ・・・本当にやべぇ(引き笑い)」ってなるのが
シンタローの仲間達・伊達衆の一員ながら、友達がおらず、コウモリに名前をつけたり
シンタローを「心友」と呼んで過剰に敬ったりする、孤独な男・アラシヤマの奇態。
あきらかに壊れているのだが妙に楽しそうにも聞こえる。怖いよ、中の人怖いよ!
原作と同じ台詞や行動をしていてもアニメで観ると「ヤバい人」度が更にアップ!
そんなアラシヤマには師匠がいて、シンタローの叔父・ハーレム率いる特戦部隊の一員の
マーカーといって、前作の漫画終盤では師弟対決がみられてエキサイトしたのだが、
クールなはずのこの人がナマモノの技をマトリックスのパクリで避けてみたりしてしまう。
アニメの時期に出番が多かっただけあり、特戦部隊の皆さんは一人残らず愉快度が増して
いるけれど、オープニングでも隊長より目立ってるしスタッフお気に入りだったのかも。
そして笑いを通り越してポカーンレベルなのが心戦組にいる現役女子高生・原田ウマ子
原作でもそこらの男以上に漢でしかも腐女子という相当キてる描写は十分されているが
アニメの声優さんが、女性キャラなのに「男性」しかも実に猛々しい男声という衝撃・・・
「実在したほうの」新撰組の十番隊隊長・原田左之助を下敷きにしたキャラらしい。
原作ではあまり好きではなかったがアニメで観て可愛げを感じたナマモノもいて、それは
ドクツルタケのコモロ君。悪い事ばかりする猛毒キノコで、語尾に「にゃ~」をつけて
ヘニョヘニョ喋る、ロタローの天敵。モデルは小室哲哉さんで、かつて柴田先生が
小室さんをモデルに「TK Man」という漫画を描いていたことから派生したナマモノ。
多分誰も、アニメの喋りを見てモデルが小室さんだなんて気付かない。そのくらいの
ふにゃふにゃヴォイスを、ごっついハーレムと同じ人が演じてたりするのがまた笑える。
面白いキャラ、他にもいっぱい。作ってる人たちの嬉々とした表情が目に浮かぶ。

<もう少しいい声が良かった・・・その願望を追うなら、南国まで遡るのか?>
前作のアニメの頃は、アニメそのものがものすごいブームだったという。
南国少年パプワくん、セーラームーン、レイアース、スラムダンク・・・
南国アニメ当時は小学生だったが、これらの作品はクラスの皆が知っていた。
「バブルは弾けたらしいけど、あんまりそういう気がしない」という時勢、
南国アニメには相当お金かかっていたんだろうな。声優さん、有名な人ばかり。
だってシンタローが流川だったんでしょ・・・!
転じて02年、放送局はどういう都合か、テレ朝からテレ東へ。
大人になって趣味が違う方向へ行ったせいもあり、アニメや声優さんにとんと疎いが
有名な人があんまり出ていないんだろうというのは何となくわかる。
自分がわかるのはハーレムの声優さんがエヴァの青葉だということくらいで、
そのハーレムの声も個人的にはどうもピンとこなかった。強面<はっちゃけオヤジの
両面を備えたキャラクターとしては「強面」が前に出すぎていると感じて。
(って忘れてたが、何気にチャッピー・グンマが山口勝平さんだったか)
多分、小学生の頃、なんとなく南国アニメを観ていた当時の記憶があるのだろう。
パプワくんやシンタローくらいまでは声をうっすら思い出せるので、シンタローの違和感は
書くまでもないくらいのがっかりだ。
南国アニメまで遡ったら、「そうそう、やっぱこの声!」と納得がいったりするのか?
マジック役の声優さんは、キャラソン含めてかなりの怪演らしいのだが・・・

<漫画で面白いテンポとアニメで面白いテンポは違うらしい>
漫画を読んでいて大笑いしたくだりが、いざアニメで観てみると何か違う、笑えない、
といったことがかなりの頻度であった。普段アニメを見慣れないせいも大きいのだが、
原作の漫画のテンポで各エピソードがインプットされていすぎるのが最大の要因か。
「アニメの台詞だと、何か説明的」「そこはもっとゆっくり喋ってほしい」「もっと速く」
視聴者というのは我が儘で、色々な感想が浮かんでくる。
基本的に本作は原作の漫画に忠実につくられていて、殆どの台詞も原作通り。
同じエピソードで違う台詞まわしにいじくられていると、それはそれで原作ファンとしては
違和感を拭えないだろうが、きっかり忠実にしていても問題が生じるとは。
原作の漫画にあったテンポのよさ、スピード感が、損なわれているように感じられた。
逆に、シリアスなはずの場面がそこまで感傷的に響いてこない、という部分もあった。
柴田先生の漫画はクセが強く、一コマ当たりの情報量がとりわけ当時はかなり多かったし、
あの作画、構図、コマ割りがあってこそ成り立つ独自のリズムがあった。
そして、当時の私はその独自のリズムにこそ中毒性を覚えてハマってしまったクチなので
当時ネットで「原作は糞だけどアニメはネ申」ってよく見かけたが、正直そこまでか?と
個人的には思う。まぁ、あまりに時代が経ちすぎているのもあるが(03年のアニメ)。

<アニメオリジナルエピソードが、後から読み切り漫画になっている謎>
PAPUWAのアニメはDVDで全9巻。しかし原作のストーリーではたった4巻の段階でしかない。
諸々の事情により(瓢箪から駒で、結果、一番後味もキリもいいアニメラストになったが)
原作の話数が足りないのに見切り発車でアニメ化し、アニメオリジナルストーリーや
原作+オリジナルエピソードで水増ししなくてはならなくなった。
原作のペースで読み慣れている者としては多少の違和感を覚えなくはなかったが
これはこれで「ありそでなかった面白エピソード」。噂にはきいていたがやっぱ笑えるわ。
そして「ん・・・この話は!」と不意に気付く。原作が連載されていた雑誌「少年ガンガン」の
人気投票で上位に輝いた3人を主人公に読み切り漫画が描かれるという企画があり、
(1位シンタロー、2位アラシヤマ、3位ハーレム)
それらの読み切り漫画がコミックス巻末や関連書籍に掲載されていたのだった。
しかし、人気投票→漫画掲載→コミックス等掲載はアニメ放映時期と被っていたり、
過ぎていたりするので、時系列が「???」ということになる。
アニメオリジナルエピソードが読み切り漫画化ってことだったのか?それとも実はその逆?
考え出したら止まらない気もするが、今となっては情報源も減ってしまってわからないので、
パプワ島のナマモノたちの如く、謎は謎のままで。


「悲願」「長年の夢」を達成した総評としては・・・うーん、夢を見過ぎたか、
アニメを観るという行動そのものに慣れないから反応もしづらいのか、
それとも悲願が達成されるまで時間がかかりすぎたのか・・・・・・
楽しかったし、丁寧に思い入れをもってつくってあるのもよくわかる、
けれど「悲願」を捧げるほどの大傑作!保存版!ってほどでもない、
当時大きな人気や話題にならなかったのも何となくわかる・・・
達成感と、少しの肩透かし、といったところでしょうか。
いや、でも、悲願が達成されてとってもスッキリしました。
いつか、原作や「南国」のほうの原作・アニメの話をすることがあるかも・・・と考えて
タイトルには「その1」ってつけました。
「"いつか"なんて日はないんだ!」ってパプワくんに怒られちゃうかな?


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ざっくり映画ライフ:その10 スタジオジブリ2~ここ数年のジブリ映画(コクリコ坂から、借りぐらしのアリエッティ、崖の上のポニョ)

このところのスタジオジブリ映画は、当然ながら、昔のジブリ映画とはかなり
異なってきているのに加え、世代交代が確実に進んできていますよね。
そんな近年、転換期のジブリ映画をざっくりと取りあげます。

コクリコ坂から

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(2012/06/20)
不明

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実は「耳をすませば」を公開していた当時、そちらでなく本作が採用された可能性が
あったらしい。同じ少女漫画原作(但し本作は「なかよし」、「耳を~」は「りぼん」)
だから、繋がるものはある。「耳を~」のほうが王道の展開だが。
舞台は1960年代。船乗りの父は行方不明になったまま戻らず、母も仕事のため不在続き、
しかしは家事を一身に引き受けるなど家を切り盛りし、たくましく生活を送っている。
ひょんなことから海は、同じ学校の1学年上の少年・に出会い、ふたりは互いに恋心を
抱きはじめる。しかし、海が見せた「父の写真」は俊も持っているもので、もしかすると
兄妹かもしれない・・・けれど、想いを止めることができず、逡巡するふたり。
高校の文化部部室棟「カルチェラタン」を守るための奮闘劇とともに、ほろ苦い初恋を描く。
宮崎駿さんの息子さん、宮崎吾朗さんが2回目の監督、原案と脚本が駿さんによるもの。

ゲド戦記」でがっかりさせられたような、脈絡のわかりづらいストーリー、
平板な画面、無表情で無気力な主人公といった要素は改められ、良くも悪くも
いつものジブリ映画のヒロイン、物語になった。
それまでの(ハウルの動く城くらいまでの)作画やストーリーに比べ、かなり
あっさりして薄口なように感じた。「ゲド」も薄口(というか、詰めが甘い)な
映画だったあたり、吾朗さんの傾向?それともジブリ自体今後はこのような
あっさりめの作品が増えていくのか?
爽やかで、ラストの「兄妹かもしれない」の真相はこの時代ならでは。
まちの自然の美しさや人のずうずうしいようなあたたかさは原点回帰か。

急ぎですることがあったのもあり、「ながら観」してしまったが、そうやって観るのが
正直丁度良かった。
個人的には「ながら観」なんて出来ないような、濃い作品を期待しているのだが・・・
長澤まさみちゃんの声優ぶりはとても良かった、清涼感も元気もあってピッタリだった。
親友どうしを演じた岡田准一君と風間俊介君、随所で息がぴったり合って、これも爽快。

NHK総合で放送していた、この映画の撮影の裏側に密着したドキュメンタリー番組
「ふたり『コクリコ坂・父と子の300日戦争〜宮崎駿×宮崎吾朗〜」がDVDになっていた。

NHK ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗~ [DVD]NHK ふたり/コクリコ坂・父と子の300日戦争~宮崎 駿×宮崎吾朗~ [DVD]
(2012/05/16)
宮崎吾朗 宮崎駿

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父子の確執がピリピリ。本作では吾朗さんが監督、駿さんが脚本を手がけたが
駿さん、吾朗さんに駄目出ししまくり。実質、駿さんとの共作だったりして?
しかし「ゲド戦記」の頃の確執はこんなものではなかったらしい。親子は難しいな。
作業の最中に起きた3.11と、だからこそ作業を止めるな!と檄を飛ばす駿さんや
父親への尊敬とコンプレックスを苦々しく吐露する吾朗さんが印象的だった。
なんだかんだいって駿さんは吾朗さんを認めているようだ。かなりのツンデレでは(笑)


借りぐらしのアリエッティ

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(2011/06/17)
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これまで、作画スタッフとして活躍し、ジブリ上層部から高い期待をよせられた
米林宏昌さんが初めて監督を務めた。「ゲド戦記」の吾朗さん監督就任劇も含め、
ジブリのトップが全員高齢になったことを受けて、次世代育成を目的とした人選だった。
原作は1952年に出版されたメアリー・ノートンのファンタジー小説『床下の小人たち』。
「人間に見られてはいけない」という掟に従いながら、人間の家の床下で暮らし、
人間の生活品をときどき借りて暮らしている、小人一家の一人娘、アリエッティ
父と共にはじめての「借り」にいった日、心臓が弱い少年・が1週間だけ
療養のためにアリエッティ一家の住む床下の真上の屋敷にやって来て、
夜の「借り」の最中、アリエッティは翔に目撃されてしまう。
一家は近日中の引っ越しを余儀なくされ、父が引っ越し先を探しにいくなか、
翔はアリエッティに何かにつけ親切で、二人の間に淡い恋心が芽生えてしまう・・・

こちらもまた淡い作品。悪く言うと少々地味かもしれない。
でも、地味ながらもなかなかに各キャラが立っており、それなりに面白い。
樹木希林さんが声をあてている、翔の屋敷で働く卑しい家政婦のおばあちゃんが
憎たらしいけどかわいらしい。希林さんの声がキャラクターをより引き立てる。
藤原竜也さんが声をあてている、野性的で無頼な小人のこどもも可愛い。
アリエッティに仄かな好意を抱き始めてしどろもどろになっちゃう所など。
引っ越しの後、アリエッティはこの子と夫婦になったのかもしれない。
そして翔の声は神木龍之介君があてているのだが、実は声のみならず、
翔のキャラクターデザイン自体、神木君をベースにつくられたらしい。そりゃハマるよね。
初めは病気や生に消極的だったが、アリエッティとの交流で前向きに成長して、
2日後の手術を「頑張る」と言えるように。儚いが、芯の強い少年で、とても魅力的。
大当たりでもないが大失敗もしない、標準値的なジブリの映画。
淡くて優しい、柔らかなタッチが心地良い。


というか、ぶっちゃけこの映画の主人公は、テーマ曲だと思う(笑)

Kari-gurashi~借りぐらし~(借りぐらしのアリエッティ・イメージ歌集アルバム)Kari-gurashi~借りぐらし~(借りぐらしのアリエッティ・イメージ歌集アルバム)
(2010/04/07)
セシル・コルベル

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スペースが無いのともう少しじっくり書きたいので詳細は次回以降に譲るが、
涙腺をもれなく刺激される、美しい歌声とサウンド。
歌い手のセシル・コルベルさんはジブリ映画のファンで、手紙とCDをスタジオジブリに
送付したことから、本作の音楽を担当することになった。
一発屋のようなブレイク~フェイドアウトになってしまったのが惜しまれる。


崖の上のポニョ

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(2009/07/03)
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言わずと知れたメガヒット。宮崎駿監督が原作・脚本・監督のすべてを担当。
本作の公開が2008年だから駿さんはもう4~5年近く監督のポジションにいないことになる。
「人魚姫」をモチーフに据え、「新しく生まれてくる子供たち」に向けた作品になった。
本作のキャラクターのモデルは、スタジオ内のスタッフやその子供たちで、
その子育てを見ながら制作した映画なのだそうだ。
そのため「新しく生まれてくる子供たちに向けた作品」が出来たが、予想に反して
「子育てっていいかも」等、親世代・親を務めることについての反響が大きかった。
もと人間のフジモトと、海全体の女神のような存在・グランマンマーレの子どもの
さかなの子・ポニョは人間の世界に興味津々で、家に閉じ込められるのが気に入らず
ママ譲りの魔法を使って外界に出てしまう。そのときに、崖の上の家に住む5歳の少年・
宗介に出会い、ポニョはすぐに宗介を好きになるが、フジモトに海に連れ戻される。
その後。ちいさな妹達にも助けられ、ポニョが人間の姿になって宗介のもとに現れた!

この映画を観て、泣かずにいることが出来た試しがない。
愛娘が心配で仕方ない、人間嫌いでママに頭が上がらないお父さん、フジモト。
いつも気丈に振る舞っているけれど本当は不安を堪えている宗介のママ、リサ
ひねくれたことばかり口にしてしまうけど本当は誰より温かく優しい心の持ち主の
不器用なトキおばあちゃん。
ポニョのことが大好きで、まっすぐで健気な男の子らしい男の子、宗介・・・
キャラクターひとりひとりのエピソードが胸に迫ってきて、いつも涙が浮かんでしまう。
この映画には、掛け値なしの愛情がいっぱい、いっぱい、いっぱい詰まっている。
それぞれのキャラクターが画面のなかで実際に生きていて、彼らが心から願ったこと、
思ったことが、気持ちのままに溢れ出しているように感じる。

監督がこだわり抜いた「海の描写」も凄い。この「海の描写」に大きく貢献したのが
さきほどの「アリエッティ」の監督を務めた米林宏昌さんなのだそうだ。
理屈抜きに、胸にまっすぐ響いてくる映画。



さて、ポニョ以来の、宮崎駿さんが長編アニメーション映画の監督を務める映画が
今年の夏に公開予定らしいです。
駿さん自身の漫画を原作にしたもので、タイトルが「風立ちぬ」。
実在の人物である堀越二郎をモデルに、その半生を描いた作品で、
更には高畑勲さんが監督したスタジオジブリの「かぐや姫の物語」も、
同日公開の予定(同時上映ではなく個別に上映)だというから、
スタジオジブリ、にわかに慌ただしいことになっています。
どうなるんでしょうね?
「観ごたえのある作品が観たい!!」願うことはただひたすらそれだけです。

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ざっくり映画ライフ:その2 各局のディズニー・ピクサー祭りに便乗して(トイ・ストーリー1~3、Mr.インクレディブル、WALL・E)

先週までTBSとテレ朝をまたいで開催されていた「トイ・ストーリー祭り」を利用して
トイ・ストーリー」を1~3と楽々コンプリートすることに成功しました。
そして今週の水曜に放映していた「Mr.インクレディブル」も観て、
やたらとディズニー・ピクサー祭りやってるなぁと思ったら、新作が公開されるんですね。
メリダとおそろしの森」、主演の王女さまの声をAKB48大島優子ちゃんが担当するとか。
さてさて、それではまたまた、ざっくり感想いきましょう!


トイ・ストーリー
1だけ以前も観たことがあって、2と3は初見。3は初めから「大人が泣いた映画」って
余計な触れ込みがされていたものだから、なんだか泣き損ねてしまった。
「銃を捨てろ!手ぇあげな」でお馴染みのカウボーイ人形のウッディ
「無限の彼方へ さあ行くぞ!」でお馴染みのスペース・レンジャーのバズの友情、
そして周りのオモチャたち(よそのオモチャも含む)との不思議な連帯感、
ウッディたちの持ち主のアンディなど子どもとの主従関係に似た愛情・・・。
可愛らしいオモチャ、いかついオモチャ、実在するオモチャ、あったら面白そうなオモチャ・・・
個性豊かなオモチャがいっぱい。オモチャだから善良な性格だとは限らないのも面白い。
ビビリのオモチャ、嫌みたらしいオモチャ、お堅いオモチャなど、人間のように多様だ。
まさかオモチャがオモチャを手玉にとったり、罠にはめようとするとは誰が想像するだろうか?
ディズニー・ピクサーとスタジオ・ジブリがお友達ということで、3にはトトロも登場!
本シリーズで登場したオモチャはディズニーストアなどで実際に買える。

子どもの頃、「世界は物語で、私に知られないように家族もTVの中もみんな、シナリオで
演じているのではないか」というちょっと怖い想像を頻繁にしていたものだけれど、
大人になったらいつの間にかそんなことはしなくなったし出来なくなっていった。
しかしそんな「童心」を大人になっても全く無くさないままなのが、
ディズニー・ピクサーの制作陣なのだろう。
「オモチャたちが心を持っているかもしれない」までは想像したことがある人も多いだろうが
「自分のことをオモチャだと分かってオモチャを演じているオモチャもいれば、
オモチャが自分のことをオモチャだと疑わず、本物だと思いこんでいるものもいる」なんて
どれだけの子どもが想像するだろう?
そして、自分がオモチャから離れたとき、そのオモチャが「淋しがるかもしれない」なんて
想像した子どもはどのくらいいただろうか?
もしそう考えたら・・・
「オモチャと一緒に映った写真を17歳になっても大事にとってあるアンディは、友だちから
からかわれているのじゃないだろうか?こんな子どもはいないのでは?」と、大人の目線から
突っ込みを入れる自分が少し哀しい。何の未練もなくオモチャ離れした子どもも描かれていたが。
オモチャからはもう離れるけれど、愛情や感謝を忘れず、「僕の大切な宝物」と言って
オモチャたちの役割を次の子どもへと引き継ぐアンディの姿は、ディズニー・ピクサーの
制作陣の姿だったり、理想だったりするのだろう。
そういえばあの日飽きてもう遊ばなくなったオモチャ達はどうしているだろう?
遊ばれなくなったとき、しまい込まれたとき、処分されたとき、淋しがったのだろうか?
今まで気にもかけなかった、幼き日々とそこを通過していく日々に一緒に居たものたちを、
ふと振り返ってしまうシリーズ。

唐沢寿明さんと所ジョージさんの日本語吹き替えが絶妙。でも、お蔵入りになったという
山寺宏一さんと玄田哲章さんのヴァージョンや、トム・ハンクスのウッディも聞いてみたい。


Mr.インクレディブル
TV欄で、三浦友和さんが声優を担当しているとか、スーパーヒーロー制度が廃止されて・・・
といったあらすじといったものを目にして、初めて知って興味をもって、録画してみた。
日本語吹き替えの声優さんが豪華で、黒木瞳さん、綾瀬はるかちゃん、宮迫博之さん、
オヅ・・・じゃなかった小倉智昭さんなど、聞いていても楽しい。
しかし宮迫さんは演技もうまいが声優もうまい。悪役がぴったりハマっていた。
小倉さんも予想外に声優さんになっていた。綾瀬ちゃんはもう少し上手かと思っていたけれど・・・

本作でも制作陣の想像力の豊かさに驚かされた。
スーパーヒーロー達は国の政策で守られたり廃止されたりするとか、
「助けを求めていないのに救われた、しかもその過程で怪我をさせられた」と訴えられるとか、
どこのヒーロー物のアニメ・映画マニアが想像するだろうか?
引退後は能力を隠して身分がバレないようにするなんて、まるでヴァンパイアか芸能人だ。
能力を隠すあまり内気になってしまった長女、スポーツが出来ないとゴネるわんぱくな長男、
会社や上司への鬱憤が溜まったあまり能力を発揮して壁を何枚も突き破って上司をボコリして
会社をクビになってしまう父親、そんな3人(+赤ちゃん)にてんやわんやになる母親。
やたらと人間臭いのがユーモラス。すれ違う家族の言動や気持ちはそっくりそのまま一般家庭だ。
しかも敵役は、かつて父親(Mr.インクレディブル)のファンで相棒になろうと近寄るも
インクレディブルに受け入れられなかったために、逆恨みした普通の人間(当時は子ども)。
いざスーパーヒーローの力を発揮して戦う場面になると、自信がなくて力を出せない長女、
水を得た魚のようにはしゃぎまわる長男と、真逆の反応をするのが印象に残る。
特に内気な長女が、最初母親に「バリアーを張りなさい!」と言われて全く出来ないのが
戦闘が進むにつれだんだん怖がらなくなって強いバリアーを張れるようになるのに加え、
顔を覆うような陰気なヘアスタイルから、髪を耳にかけて明るくチェンジするなど、
内面の成長をはっきり見せてくれる姿にかなり感情移入した。
スーパーヒーローだって中身は人間、私たち一般人と何も変わらないアップダウン。
ヒーローものにもこの手の設定はよくあるが、アニメーションでこれをやったために
なぜか新鮮で、しかも心に響く。人間らしいヒーロー一家の活躍を心から応援したくなる。

様々なスーパーヒーロー達が元ネタに使われているなど、小ネタが多いのも
ディズニー・ピクサーのお約束で、こんな遊び心もいい。元ネタが分からないのが悔しい。


WALL・E(ウォーリー)
昔観て記憶がちょっと薄かった「トイ・ストーリー」を除くと、私が能動的に観た
初めてのディズニー・ピクサー作品になる。これも今年のTV放映にて。
「泣けるアニメ」として公開当時頻繁にCMなどで見かけたが、実際に本作は、
理由のよくわからない涙が零れてしまって困った。
個人的に、メタリックな質感を感じられる画が大好きなので、映像としても公開当初から
興味があり、観てみたら期待通りのメタリックでスタイリッシュな映像で安心。
他の作品でもそうだが、本作を観てまず面白いと感じたのは、
作中に映像として登場する英字名称や英文(看板など)で、字幕で横に訳を表示する
一般的な手法を用いず、その部分の映像自体がその吹き替え言語にあわせたものに
差し替えられているところ。このこだわりによって、作品が何倍も楽しくなる。
ジブリ作品などもそうだが、細かいこだわりを思いついたスタッフや、それを理解して
継続してこだわりを実行する周りの人々の映画愛に感謝したい。
劇場パンフレットに「iPodがロボットになったような美しさ」とまで書かれるほどの
クールなデザインのイヴをはじめとした心躍るような未来型ロボット、
ウォーリーをはじめとするオールド・ファッションで味のある旧来型ロボット、
荒廃した地球とエッジの効いた宇宙船。
ストーリーもさることながら、視覚的にもとても楽しい。

ストーリーは大きく括ると「ウォーリーとイヴのラヴストーリー」。
ゴミを集めて積み上げるという仕事を700年間続けている地球最後のロボット、ウォーリー
巨大な宇宙船に乗ってやってきたロボット、イヴと出逢い、イヴがウォーリーの宝物の一つ、
「地球上の植物」を見つけて宇宙船に回収されると、ウォーリーは宇宙船にしがみつき、
宇宙船「アクシオム」を舞台にドタバタと純情の冒険を繰り広げる。
一方、宇宙船の人間達はといえば、丸々と肥え、自力で歩けない体たらく。
地球を捨てて宇宙でロボットに世話されながら、労働は全てロボット達に任せ、
いつでも食べたいときに食べ、休みたいときに休む、怠惰な暮らしを営んでいるせいだ。
艦長をはじめ、人間達は宇宙船アクシオムの自動操縦装置「オート」に支配されている。
艦長は、イヴが持ち帰った植物をきっかけに、「仕事」や「何かを成し遂げること」に価値を
見出だしてゆき、「故郷(地球)が問題を抱えている」として地球帰還を決意。
ついには自らの足で立ち、オートと戦って勝利を収めるまでに。
草刈正雄さんが声優を務める、このちょっと頼りない艦長の成長物語も、示唆に富んでいる。
寂しがり屋のウォーリーとクールで生真面目なイヴの、恋心、思いやり。
観ているうちにどんどん二体がいとおしくなってくる。
併せて、人間の怠惰さや、科学やテクノロジーの進化に対する警鐘が鳴り響く。



フルCGアニメーションなのに、人情味に溢れていて、どこかあたたかい。
緻密で、遊び心が随所に散りばめられていて、キャラクターひとつひとつが個性豊かで、
芯の通ったメッセージがあって、子どもはワクワクして、大人はホロリ涙が出る。
「人情のアピールだな」「泣きのアピールだな」そう分かっていても胸が熱くなってしまう。
この濃さがいいですね。
ディズニー・ピクサー作品はこれまで殆ど観ていなかったので、他の作品はこれから
少しずつチェックしていくことになりますが、今からちょっとワクワクします。
熱心なファンの人は作中に散りばめられた小ネタまで全部暗記しているんだろうなぁ。
アニメは「子ども向け」「オタク向け」と敬遠していましたが、もはやそのレッテルは
剥ぎ取った方が良さそうですね。

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ざっくり映画ライフ:その1 夏の夜長とジブリアニメ(千と千尋の神隠し・風の谷のナウシカ・紅の豚)「国民的老舗ブランドの変遷を追いながら」

昨夜録画した「千と千尋の神隠し」を今日の昼に観ながら、「そうだ、映画のための
新しい企画を作ろう」と思い付きました。
1記事全部使うほどは書かないけれど、印象に残ったのでざっくりと感想を述べたい用の。
その名も「ざっくり映画ライフ」。どんどん「ざっくり」が増えていきますが、
1記事1題材限定型だと題材の取りこぼしがどうしても増えちゃうんですよ。

記念すべき第一回はおなじみスタジオジブリ作品。言うまでもなく数多くありますが
今回は、今年放映された「紅の豚」「風の谷のナウシカ」そして昨日の「千と千尋の神隠し」
がややメインです。来週のトトロまで待つという手もありますが、トトロとラピュタは
内容ほとんど暗記しちゃっているからなぁ。
因みに、ジブリアニメをTVで観るということはそれすなわち加藤清四郎くんの「シネマボーイ」に
出くわすことと同義でありますが、普段「いらね」と感じるこの前フリ後フリも
ジブリアニメでだったらいいかなぁと。子ども(と大人)のためのアニメですからね。


まずは昨日の「千と千尋の神隠し」。もう10年も前ですか。

千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]千と千尋の神隠し (通常版) [DVD]
(2002/07/19)
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キャッチフレーズの「生きる力」とか懐かしい。そういやよくそんな事言われてましたね。
「前にも観たからいいかな」と思っていたけど、それが案外覚えていなくって。
千尋一家が例のトンネルをくぐるまでのオープニングや、大泉さんが声優やっていたとか
でかい赤ん坊いたとか、千尋がヒロインらしくない子だというのが凄く話題になったとか、
そこまでは覚えていたんですけど、肝心の話の筋なんかは全然覚えていなかった。

ある映画を「前に観た」という経験が一応あっても、いざ観てみると殆ど覚えていない、
断片的な記憶しかない、物語が何を伝えようとしていたのかまではわからない、といった
ぼんやりした「経験」でしかない、なんてことありませんか?

TVを地デジにして以来、地上波で少しでも興味のある映画は必ず録る習慣がつき、
去年の年末の映画までまだ残っているんですが(もう観ないのかも・・・)
「あぁ、コレ、こういう話だったかぁ」「あのシーンとあのシーンしか覚えてなかった」
というパターンがかなりありました。(「ボディガード」なんかもそのパターン)
今回はモロにそれ。これまで、映画や単発ドラマの記事は二度観してメモをとりながら
記事をつくってきたんですが、すぐ前のものですら取りこぼしてしまうのだから、
まして過去の淡い記憶が頼りにならない、新たな発見があるのは言うまでもなく。

ジブリものの主人公ってみんなお利口さんで、明るく元気で、素直で可愛くて、
こういったシチュエーションでもすぐ適応して・・・というのにウンザリがあったのは
ナウシカを再聴したときに再確認したのですが、千尋はキャラ造形からして可愛くない(笑)
でもすごくいまどきの子どもにいそうな顔や所作をしている
んですよね。
理想的な子どもから現実の子どもへのシフトは、昔の作品から辿ると余計にインパクト大。
それに、ややゆっくり成長していくから、感情移入が追いつきやすい
今までの主人公って既に完成されていて、「どうせ出来るんでしょ?」と予測がついちゃう。
でも千尋は実にどんくさくて、挨拶もできなくて、ぼんやりしているところからのスタート。
周りから怒られながらも、仕事をがんばって、褒められる体験をして、責任感がついて
どんどんたくましく、臆さない子に育っていく。
だからいわゆる「主人公補正」も、今までと比べて自然に観られてよかったです。
最後には正体のよくわからない感動が湧いてきて、涙ぐんでしまいました。

登場人物たちが古い言葉をしゃべっていたり、古代日本ふうの着物を着ていたりしていて
大河ドラマ「平清盛」を連想してしまったのは私だけ?
ああいう(というか、もっと深い)日本古来の神話や伝承を織り交ぜた
キャラ設定やストーリーが、国際的な評価を決定づけたそうですね。
グローバリゼーションが方々で叫ばれていたあの時期によく、こんなメッセージを
鳴らせたな、しかも受け入れさせてしまうとは
、と、今考えると驚きを隠せません。

デジタル技術を使うようになった影響などもあり、絵柄など雰囲気が従来(トトロとか
ラピュタとかの頃)と比べてかなり変わっていますね。
あの少し垢抜けない、青臭い「らしさ」が欠けたような印象も受けたのですが、
時代と並走するとはつまりそういうことなのかと。

あの頃の問題提起(無気力な子ども、若者)は、10年経った現在にも鋭く響くように
感じました。最近よく子どもや若者が農村に出て修行したりしている流れにも続くような。
つまり、あの当時の世相の問題は、解決の目を見ていないと。個人レベルでは活発な若者も
増えているように感じるけれど、その面でも「格差」がとんでもなく大きいのでは。
「10年前の流行」って「懐メロ」にもなれない一番厳しいタイミングかもしれませんが
今こそこの作品は観られるべきだと思います。特に未来に躓いている、若者に。



次に、これも割と最近放映していた「風の谷のナウシカ」。

風の谷のナウシカ [DVD]風の谷のナウシカ [DVD]
(2003/11/19)
島本須美、納谷悟郎 他

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はっきり言って苦手で、避け続けてきました。「グロ」なイメージが焼き付いていたから。
いつも食事をしながら映画の録画を観るので、ヘドロんちょが出てくるタイミングを運良く
華麗にスルーしながら視聴できましたが、ちょっと被った時はやっぱりしんどかった。
でも実はその辺は「千尋」の方がグロです。思い切りげぇぇってやってるし。
ナウシカは、その一瞬一瞬さえ避ければ大丈夫。「案外観られるな」と胸を撫で下ろしました。
今秋にエヴァンゲリオンの新作公開が控えている庵野秀明さんの名前を
クレジットで確認できて、それにも「おおっ」と。しかも「千尋」のクレジットにもGAINAXの名が。
庵野さんが描いたのは例の巨神兵ですが、勿論しっかり観ておきました。
エヴァを思い返すと確かに、随所にナウシカを想起させる描写があったかも。
今春くらいからEテレで30分くらいだけ放映されているアニメ「ふしぎの海のナディア」を
ずーっと欠かさずしぶとく観続けているんですが、それを称して「ナウシカ×エヴァ、
もしくはガンダム」と言っているくだりを雑誌で読んだのが何だか頷けるような。
(そこにプラス「ヤッターマン」じゃないの?グランディスさん達ってドロンボー一味の
パク・・・オマージュって感じがする)そしてその間の「トップをねらえ!」も気になります。

ナウシカは、とにかく自然が第一なんですね。良くいえば純粋な、悪く言えば原理主義的な。
自分のスキルや経験でなんでもできるから、自然自然と言って村人を率いることができる。
確かに勇ましいヒロインではあるけれど、それは愛情や環境に恵まれているから
成り立つ少女像
なのだと、ライバル役の姫君を観ていると懐疑的になってしまいました。
本作には原作の漫画があるそうで、そちらではその姫君が単なる「噛ませ犬」役でなく
成長を経てナウシカと対峙するキャラクターで、ナウシカと二分する人気があったとか。
だから観終わって寧ろ「是非とも今度は漫画のナウシカを読んでみたい」と思いました。
何巻何十巻と続けられる漫画と違い、映画は基本、2時間だから、描ききれない部分が
出ますよね。その「描ききれない部分」にこそ隠れた魅力が詰まった作品である気がして。

「ナディア」は、ナウシカにオマージュしながら、懐疑的な目線が混じっているところが
今(全体の半分も終わっていないけど・・・)観ていて、あるように感じます。
どんな過去があったのか殺生を絶対否定するナディア、しかし近代的な世界ではそれは
我が儘でしかない。ナウシカのような絶対的能力も権力もない。だから時々「みんな、
みんな大嫌い!」と言ってイジケて、孤立してしまう。「ナウシカの理屈は風の谷だから
通用するのであって、実際の世界では綺麗事でしかない」と言わんばかりに。

何度か脱線しましたがちゃんとナウシカに戻って、「千尋」でも千尋を救う少年の正体は
千尋が昔溺れたことがある、再開発で今はもう存在しなくなった川の神様だったりして、
ナウシカで提示された自然愛、自然保護の主張はブレないなぁとしみじみ。


最後に、あまりにもシブい豚が主人公の洋画風お気に入り作品「紅の豚」。

紅の豚 [DVD]紅の豚 [DVD]
(2002/03/08)
不明

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よく、宮崎アニメでは飛行機や飛行艇など、飛ぶアイテムが頻出すると言いますが
この作品はそれを思い切り極めたもの。なにせ空の男たちのお話ですから。
そして舞台は20世紀初頭のイタリア。いやもうね、豚が豚なのに人間よりもモテて、
哀愁があって・・・ストーンズやトム・ウェイツなんかがよく似合いそうな豚ですよ。
観てみると結構、わんぱくヒロインが話を掻き回したりして、正統派の物語の体裁を
していると意外な印象さえあったんですが、全体に漂うムードが完全に白黒映画。
「古きよき」という言葉がこれほど似合うアニメ映画はないと言いたい。
千尋もナウシカも大きなメッセージを背負った映画だったんですが、本作に関しては
何を読み取るというではなくて、ただ心地良い空気に身を委ねるのが一番の楽しみ方。
男も女も現在を楽しく生きていて、エピローグに出てくる年をとった皆さんも
おじいちゃん・おばあちゃんなりの楽しい生き方暮らし方で楽観的にやっているのが
僅かな描写でも伝わります。「楽観的にいまを生きようよ」それがメッセージかも。
豚の「正体」も、明かしているようでイマイチはっきりしない=結局どこか謎に
包まれたままなモノローグで、最後にどうなったのかも「ご想像にお任せ」で、
こんなに最後まで神秘的で種明かしをしない不親切な主人公も宮崎アニメらしくない。
映画を観ているのかと勘違いするような雰囲気が極上の、異端の隠れ名作
私としてはこっそり隠しておいて、一人だけのものとして秘かに楽しみたいくらい。
ジブリ作品の時点で「こっそり」「一人だけのもの」なんてあり得ないのですが(笑)


ジブリ作品ってエンディングもお話のひとつで、エンディング楽曲にも傑作が多くて
聞き惚れてしまいますね。今回の中では「紅の豚」の加藤登紀子さんにうっとりするばかり。
スタッフクレジットの横に描かれる背景画もエピローグになっていて
こういうこだわりと、それを尊重してくれる日テレさん、GJ!と思うことしきり。
CMを入れるタイミングや時間数までジブリ側に指定されると聞いたことがあるのですが
日テレサイドには面倒かもしれないけれど、観る側としてはその徹底ぶりがありがたい。

80年代のナウシカを代表とする「ジブリ全盛期」、90年代の紅の豚といった
変化球、まったりの時期」、そして00年代の千尋のような「改革期」と
ジブリアニメの3つの年代を概観するかたちに図らずもなりました。
10年代は、吾朗さんが監督を務めることが増えて「世代交代期」になるのか?
しかしこれだけひとつのブランドを長く維持しているのはやはり凄いことですね。


あーあ、「ざっくり」のつもりがまた長々としてしまった。
変にハードルを上げてしまったような、または短く書けないのを露わにしてしまったような。
まだまだたくさん「ざっくり」な切り口であっさりと感想を書きたい映画があるので
今後どんなふうにそれらを語ろうかと考えながら、今回の記事を終わらせていただきます。

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エヴァンゲリオン:その1「後からDVDでアニメ(本家)を観たら、漫画版をアニメ化したように感じてしまった」

高校生の頃、文化祭で、古本屋さんをやってたクラスで
「新世紀エヴァンゲリオン」の1巻と、「南国少年パプワくん」の確か5巻を
なぜかそれらだけ単巻で、買ったことがあります。
そんなふうに極めて中途半端に読んだものだから、無性にそれらの漫画が
気になって、でも当時は音楽のほうが夢中だったり、受験を控えていたりで
前後の巻を特に買うまでもなく、何年もその興味は放置されていました。

数年後、先に覚醒したのは「パプワくん」の方で、初巻から最終巻まで一気に揃えて
続編の「PAPUWA」や、柴田亜美先生の他の作品まで徹底的に集めるほど
ハマったものです。きっかけは全く覚えてません・・・
先日のTVドラマ「相棒」で高松という天才科学者が殺されて、「高松ラボ」と連呼され
そのたびにどうしてもパプワくんを連想してしまった(笑)
・・・と、これはまた別の機会に。


新世紀エヴァンゲリオン(以下エヴァ)の波が来たのは、それからしばらく経ってから。
特に深く考えず、アニメ~旧劇の話の大筋もあんまり知らないのに
たまたまTVでやってた「エヴァンゲリヲン 破」なんか観てしまったからです。
もちろん「序」も観てません。だから話はわかるようなわかんないような。
だけど興味の火が点いた。
そうして、1巻しか読んでない漫画版エヴァへの渇望が猛烈に沸いてきて、
現時点(H23年12月あたり)で出ていた限りのコミックス(12巻まで)を
すごい勢いで読破して、それでも余韻が抜けなくて何度も読み返したものです。
というか、12巻まで一気に読んで、完結してないことに気づいて相当絶望しました(笑)

「結末が知りたい!」「アニメが本家なら、そっちを観なくちゃ!」
普通は順序が逆なはずですが、きっかけがそんな風ですから、後からアニメを
TV放映分7巻~旧劇~TV8巻~新劇序(+破)といった順番にコンプリートしていきました。
「破」のTV放映の熱狂冷めやらぬ時期でしたから、レンタルするのはちょっと苦労しましたっけ。
1巻があって2巻がなくて・・・とか、破があるのに序がない、とか(苦笑)。


漫画版エヴァは、アニメのTV放映分~旧劇までをカヴァーするそうで、新劇は反映しないとのこと。
アニメエヴァのキャラクターデザインをした貞本氏が、アニメとは少し違う視点から描いています。
漫画版にずっぽりハマった上で「本来の原作」であるアニメを旧劇まで観て、感じたことは

「エヴァ、アニメ化されたんだな。
庵野監督、ずいぶん暗い改変するんだなぁ」


なんていう変な違和感です。
どう考えたってそんなはずないんですけどw


漫画版のエヴァに入れ込みすぎたんですね。そして、そっちのテイストの方が好みだった。
アニメは今観るとどうしても画や演出などに古さを感じてしまいました。
しかも、漫画版との違い探しをしてしまう(笑)


アニメのエヴァを観ていると、シンジがあまりにも不安定で、甘えた子どものような言動が多く
トラウマへの固執もひどく、正直「見ていられないよ」という気分になってきてしまいました。
アスカの病み方も怖く、とりわけ旧劇での彼女は存在自体がグロテスクに感じられてしまう。
旧劇のラスト前あたりの演出や、TV放映分8巻の流れは、あまりにも病みすぎて薄気味悪い・・・
正視できないシーンが沢山ありました。巨大化したレイ、あれではホラーです。
基本のストーリーとキャラクターが魅力的なぶん、なんだかがっかりしてしまったというか。

アニメのエヴァが漫画版に比べて良いと感じた点は、ストーリーなら
ゲンドウがシンジへの愛着を不器用でもちゃんと台詞として示す所、トウジが死なない所など。
シーンなら例えば、ミサトとリツコ(と加持)のバーでトークも腐れ縁が見えていいですね。

コンテンツの違いからくる面白さとしては、まず声優さんの配役の妙が来るかと。
セーラームーンがアラサーおねいさんですよ?
普段ならばアスカあたりをやってきた人が、あの綾波ですよ?
セーラームーンといえば、クールなセーラーウラヌスが超ウジウジのシンジだし。
そして声の演技。シンジ役の緒方さん、凄いですよね。とりわけ絶叫、慟哭、が半端じゃない。
その声だけで何度心をつかまれて、涙をこらえきれなくなったかと。
加持のシンジへの「男の先輩」としての助言も、山寺さんだからこその説得力ですよね。
普段「おーはー!」とかやってるのにw
あと、名前を呼んでもらえませんが(笑)、青葉役の声優さんは今じゃ主演級もしているとか。


コンテンツの違いで見た漫画版の魅力は「画が綺麗」そして「エピソードを丁寧に掘り下げる」。
アニメや映画だと時間の関係上、どうしても駆け足になってしまいますから、これは嬉しい。
さて、漫画版の「少し違う視点」によって、ストーリーやキャラの変化、浮かび上がるものは?


ストーリーはアニメという原作に基本忠実で、多少のエピソードの改変、順序の前後があります。
最も顕著なのは、シンジが「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ・・・」を言わないことでしょう!
これはかなり大胆な改変だと、アニメを観てから漫画版を思い出して驚いたものです。

しかしそれ以上に大きいのは、シンジとゲンドウのキャラ付け(または演出)だと思います。

まずシンジ。
漫画版でのシンジは、トラウマを抱えて無気力になってはいますが、
アニメで目立つ「自分がない、流されやすい」印象が薄れ、
自我を抑圧してはいても、中にはちゃんと自分がある、少しだけ逞しい子になっています。
そこが大きいところでしょう。
「自分がない」のと「自分を抑えてる」のとでは、病み具合がかなり違います。
あくまでも私個人の感想ですが、「自分を抑えてる」方が、共感しやすく、入り込みやすかった。
漫画でもアニメでも映画などでも、脇役も大事ですが、
全体の世界観を決定づけるのは主人公です。
エヴァのキャラの中でシンジが一番好きな訳ではないですが、主人公に共感できるのは大前提。

そしてゲンドウ。
漫画版でのゲンドウは、シンジを愛すどころか、底知れぬ憎しみや嫉妬の念を抱いている。
漫画版を読んでからアニメを観たら、「なんだゲンドウ、ちゃんと優しいじゃん」とすら思った(笑)
アニメのゲンドウは「普段は酷いけどたまに優しくしてくれる」ので、変わる可能性を願えますが、
このゲンドウにはまったく救いがない。「どうしようもない酷い親」なのは誰の目にも明らか。

漫画版では、大きなテーマとして「シンジとゲンドウとの親子関係」があるんだそうです。
それでは、どちらがシンジにとって、表面上ではなく、本当の意味で救いがあるのでしょうか?


流れるままにアニメを観ていると、ゲンドウの無骨な優しさが輝き、「学園エヴァ」も微笑ましい。
しかし、シンジはいつまでも、ゲンドウが変わること、自分を受け入れてくれることを
期待し続けてしまう
のではないでしょうか。大人になっても、ずっとずっと・・・
周りも、「大人になればわかるはずだ」「闇雲に憎み続けるのはよくない、歩み寄るべき」と
いう目線や助言をかけてくるでしょう。そのように説教するミサトの姿が目に浮かぶようです。
アニメのシンジは自我の希薄な子ですから、自分で選択したり決定したりする力がなく、
そんな自分自身を変えようという意識も芽生えづらいでしょう。
周りが言うならそのようにしなくちゃ、と思いこみ、
「僕は父さんから愛をもらえるはず、父さんは僕に愛をあげるべきなんだ」
という強迫観念と、現実との間で苦しむことになる。
「こんなはずじゃないんだ」「僕を愛してよ、僕をかまってよ」という行き場のない痛みを
抱えたまま、シンジ自身がゲンドウのように歪んでしまう可能性も高いのではないでしょうか。

一方、誰から見ても「歪んでいる」漫画版のゲンドウのような親ならどうでしょうか。
「親がおかしいと子もおかしくなる」と諦めるのは簡単ですし、事実そうなる子も多いでしょう。
しかし、シンジは「父親から」愛情をほしがることを、放棄することができるし、
周りもさすがに止めないはず。
レイやアスカなど女の子との恋からもらってもいいし、トウジやケンスケなど親友との友情から
信頼関係を学ぶのもいいでしょう。
トウジとシンジとの絆は、トウジの死が前提にあるせいか、漫画版のほうがより密接に描かれ、
ふたりの別れ(しかもシンジの手によるもの)には、激しい痛みを感じずにはいられません。
また、ミサトママと加持パパから、疑似家族のような愛情をもらうこともできます。
加持は途中で亡くなってしまいますが、「疑似パパはもういないけど、愛をちゃんともらった」と
心の支えにすることならできます。
ゲンドウのこともユイのこともネルフのこともよく知っている、冬月に助言をもらうという手も。
漫画版のシンジには自我が(抑圧しつつですが)あるので、自分で選ぶ力、自分を変える意識を
身につけられるでしょう。
そして、周りからたくさん助けてもらったり、逆に助けたりして、父とは違う道を行けばいい。

どちらにしろ最後には世界のほぼ全てがLCLの海に呑み込まれて、未来などない、と思うと
私達読者が何を想像するのも解釈するのも、全ては無駄と化してしまうのですが・・・


家族の問題は難しいものです。親を選ぶことはできないですからね。
アニメではシンジやアスカの病み、ゲンドウの狂気、ミサトたち大人世代の歪みが
「90年代の暗い世相の反映」「庵野監督の当時の精神状態」と論じられることが多いようですが
彼らの病み、歪みの本質は「家族関係」にあるんだよ、とメッセージするがために
貞本氏はエヴァを「違う視点から」漫画にしたのかもしれませんね。
もしかすると、メッセージの対象には庵野監督も含まれているのかも。




「だれかれきゃわうぃ~ね!」「だれかれ萌え~!」で読まれることも多いこの漫画・アニメを
ここまで重苦しく書くことになろうとは・・・
そりゃ勿論、好きなキャラだっていますよ?誰かは秘密ですけど(笑)
脇役を含め一人一人キャラ立ちしているからこそ、ストーリーに惹きつけられるし、
あのキャラのあんなところが好き!というのもたーくさんあります。
まぁその辺りは、もう十分ほかの方々が優れた表現をされているかと。
ここで書いたような解釈だって、とっくに使い古されていそうですけどね・・・
次にエヴァで記事を書くときは、各キャラの自分的ツボどころをピックアップ!もアリかも。
でも新劇もなんだか気になるし、迷いどころです。

それにしても、この漫画は一体いつ完結するんですか・・・・・・
貞本さん、楽しみにしていますので、お願いですから忘れないできっちり完結してください!



どうも記事を書き出すと長くなります。
最後まで読んでくださったかた、本当にありがとうございます。

テーマ:新世紀エヴァンゲリオン - ジャンル:アニメ・コミック

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